ワンダーフォーゲル
ワンゲル部 月例山(?)行 三浦海岸・岩礁のみち~三崎港 10/21(土)
コース概略: 京急三浦海岸駅-バス→松輪→剣崎灯台→江崎湾→毘沙門洞窟→盗人狩→宮川町-バス→三崎港-バス→三崎口駅 [参加:2年2名,1年2名,顧問2名 計6名]
定期考査直後の今回は趣向を変えて,神奈川県・三浦海岸のシーサイドハイクです。松輪バス停から宮川町バス停まで,いくつかの漁港,岩畳,奇岩,砂浜を巡る道は,道標も整備されています。剣崎灯台に上がると,房総の山々や,伊豆大島,伊豆半島の山々が意外な近さで望むことができました。潮位が高く,一部迂回路をとりましたが,普段は見ることのない海の景観を楽しみながら歩きました。特に盗人狩(ぬすっとがり)の岩場は迫力がありました。最後は三崎港へ出て,名物マグロの海鮮丼を堪能するオマケ付き,天候にも恵まれて,楽しい一日でした。
↑剣崎付近で ↓岩礁のみち ↑剣崎灯台 ↓盗人狩
ワンゲル部 月例山行 日和田山~天覧山~多峯主山 9/23(土)
コース概略: 高麗駅→日和田山→巾着田→高麗峠→天覧山→多峯主山→吾妻峡→飯能駅
[参加:2年2名,1年2名,顧問2名 計6名]
ようやく猛暑が去りましたが,秋雨前線で,湿気の多い曇り空の日となりました。日高の名山・日和田山(305m),飯能の名山・天覧山(195m),多峯主山(とうのすやま271m)と低山ですが,三山をつなげて充実した1日になりました。途中の巾着田では「曼珠沙華まつり」(入場¥500)が開催されており,いっぱいの彼岸花と屋台のグルメを楽しみました。高麗峠を越えた,ほほえみの丘で昼食,皆でつくったインスタントラーメンも,外で食べるとよりおいしく感じました。最後は吾妻峡(入間川)へ出て飯能駅へ。いろいろな楽しみの多い山行でした。
↑ 日和田山 山頂で ↑ 巾着田で
↑ 曼珠沙華 ↑ 吾妻峡に下る
ワンゲル部 夏山合宿 日光白根山(2578m) 8/2(水)~4(金)
コース概略:8/2 大宮⇒東武日光=(バス)⇒湯元温泉→湯元キャンプ場
8/3 湯元キャンプ場→前白根山→日光白根山→五色沼→五色山→湯元キャンプ場
8/4 (往路を戻る) [参加 部員7(2年2,1年5) 顧問2 計9名]
今年の夏は,2泊3日で深田久弥の『日本百名山』のひとつ,日光白根山(2578m)を目指しました。通勤時間をずらして大宮駅集合,「まるごと日光東武フリーパス」は湯元温泉までのバス代も含まれているのでお得です。初日は,湯元キャンプ場まで,冬はスキー場になる開けた草原の気持ちのよいキャンプ場です。トイレが少し離れていますが,炊事場は屋根付きでしっかりしています。
2日目は朝5時半スタートで日光白根山へ。スキー場を抜けると標高差500mの急登です。尾根に上がると緩やかになり,前白根山(2373m)で森林限界です。展望も開けて後方に中禅寺湖と男体山,前方には五色沼の上に堂々と日光白根山(2578m)がそびえています。足元には所々,高山植物の女王と呼ばれるコマクサが咲いていました。避難小屋まで少し下って最後の急登で頂上へ,群馬側からの登山者でにぎわっています。少し雲が出てきましたが,尾瀬から日光の山々の展望を楽しみました。下山は弥陀ヶ池を経て五色沼へ,ここから五色山に登り返します。五色山を越えるあたりから雨が降り出して,次第に猛烈な雨となって雷も鳴り出してしまいました。早く標高を下げようと,豪雨の中を慎重に歩きますが,登山道を濁流が流れている箇所もあって苦労しました。雨は一時間程でやみましたが,ぬかるんだ登山道と濡れた木の根は滑りやすく,疲労もあって午後4時近くにキャンプ場に着きました。
2000m越えの登山が初めての1年生は生きた心地がしなかったようですが,よく頑張って,事故・ケガなく無事に下山することができました。一休みして温泉へ,厳しい地獄のような下山だっただけに,白濁した気持ちのよい温泉は天国のようでした。夕食はキャンプ定番のカレー,デザートのフルーツポンチもおいしくいただきました。自然の猛威と恩恵を体験する夏山合宿でした。
前白根から日光白根へ 日光白根山への登り 後方は中禅寺湖
コマクサ 五色沼で日光白根山をバックに
湯元キャンプ場 デザートのフルーツポンチ
ワンゲル部 月例山行 伊豆ヶ岳~子ノ権現 7/22(土)
コース概略:西武線・正丸駅→正丸峠→伊豆ヶ岳→天目指峠→子ノ権現→吾野駅
1・2年部員7名,顧問2名で実施,夏休み初日,関東では梅雨明け初日となりました。木陰の山道は快適でしたが,前の晩に雨が降ったようで,濡れた木の根や岩が滑りやすく,神経を使います。伊豆ヶ岳,古御岳と快調に進み,高畑山で昼食。デザートには,皆で持ち寄ったフルーツ缶でつくったフルーツポンチをおいしくいただき,後半へのパワーを充電しました。山行2回目の1年生には,天目指峠から子ノ権現へのアップダウンがきつかったようですが,頑張って歩いて,無事に吾野駅に到着,ちょうどやってきた電車に乗って帰宅しました。8月の夏山合宿に向けて,よいトレーニングになりました。
伊豆ヶ岳(851m) 高畑山頂上でフルーツポンチ
子ノ権現へ 子ノ権現・大ワラジ前で
4月・新入生歓迎山行 長瀞アルプス~宝登山 4/29(土)
コース概略:秩父鉄道・野上駅→長瀞アルプス→宝登山→県立自然の博物館→岩畳→長瀞駅
2023年度,第1回の登山は,1年生5名を迎え,秩父の宝登山(497m)に登りました。すでに新緑を過ぎ,青葉が濃くなりつつある長瀞アルプスを,部員15,顧問2の総勢17名が長い列をつくって進みます。宝登山の頂上では,2,3年生が具材を持ち寄り,文字通りの「寄せ鍋」を新入生にご馳走しました。奥宮参道を下山,県立自然の博物館に立ち寄って,「自然を学ぶ」のもワンゲル部です。帰りは岩畳で水遊びの後,長瀞駅に向かいました。天候に恵まれ,登山だけでなく,いろいろな+αの楽しみがある新入生歓迎登山でした。
長瀞アルプスを行く 宝登山山頂で 497m
寄せ鍋 長瀞・岩畳で
2月山行 奥多摩・高水三山 2/4(土)
コース概略:軍畑駅→高水山(759m)→岩茸石山(793m)[昼食]→惣岳山(756m)→御嶽駅
2年5名,1年4名の部員が参加,奥多摩・縦走入門コースの高水三山に登りました。今日は立春,天候良く日向はポカポカ,でも日陰で吹く風は冷たく,場所により気温差がありました。1年間,山行とトレーニングを重ねてきた成果で,体力にも時間にも余裕をもって早春の山を楽しむことができました。岩茸石山では炊事練習を兼ねて食材・用具を持ち上げ,“豚汁”を作りました。これまでに登ってきた山々を眺めながらの豚汁の味は格別です。今回は1年生が先頭を勤めてパーティー全体をリード,次回そして来年度へ向けて,さらにレベルアップしていきたいと思います。
高水山・常福院にお参り 岩茸石山(793m)を目指して
“豚汁”作成中 高水三山最高峰・岩茸石山(793m)で
1月山行 鐘撞堂山(329m)~陣見山(531m) 1/15(日)
コース概略:寄居駅-(桜沢経由)→鐘撞堂山→円良田湖→波久礼駅→→樋口駅
2年3名,1年4名の部員が参加,今回はちょっと渋めの寄居町~長瀞町の低山歩きでした。
寄居駅より鐘撞堂山へ,通常は大正池経由のようですが,桜沢経由で早めに尾根に上がりました。午後から雨の予報の曇天でしたが,頂上からは榛名山や雪を頂いた草津方面の山々を望むことができ,蝋梅も見られました。
波久礼駅に下るころから小雨となり,駅の待合室で早めの昼食を兼ねて様子見。小止みになったので陣見山に向かいました。細かいアップダウンが多く,冬休み明けの鈍った身体にはきつく感じる行程でした。陣見山山頂はテレビアンテナの建物があり,樹林に囲まれて展望はありません。小休止して樋口駅に下山しました。
当初は,さらに雨乞山を越えて,出牛峠から野上駅の予定でしたが,雨と意外に時間がかかったことから途中下山としました。体力向上とコンディション作りをしっかり行って,次回の山行に備えたいと思います。
鐘撞堂山で鐘を撞く
榛名山を望む
蝋梅
陣見山の頂上で
12月山行 官ノ倉山(344m) 12/17(土)
コース概略:東武竹沢駅→金勝山南登山口→吉田家住宅→官ノ倉山→石尊山→八幡神社→小川町駅
2年5名,1年5名の全部員が参加し,小川町の低山歩きを楽しんできました。
当初予定していた金勝山は,工事で3月末まで入山禁止となっていたため割愛し,直接,吉田家住宅を訪れました。享保6(1721)年建築の吉田家住宅は,県内最古の民家で,国の重要文化財になっています。内部は売店や喫茶室になっていました。囲炉裏の火を囲んで,ご主人の田舎暮らしや環境保全の大切さのお話を伺いながら,自分で焼く醤油団子と暖かいお茶をいただきました。
その後,官ノ倉山から石尊山に登って昼食を取り,小川町駅までは山里の風景を楽しみながら,のんびりと歩くことができました。登山としては物足りない面もありましたが,+αの楽しみがある山行でした。
吉田家住宅
囲炉裏を囲んで,ご主人からのお話を伺う 自分で焼く醤油団子
官ノ倉山(344m)山頂で
11月山行 高尾山・小仏城山 11/12(土)
コース概略:(京王線)高尾山口駅⇒(稲荷山コース)⇒高尾山⇒一丁平⇒小仏城山⇒高尾山⇒(1号路)⇒
金毘羅台⇒高尾山口駅
2年4名,1年3名の部員が参加し,高尾山(599m)・小仏城山(670m)に行ってきました。日没後の下山を計画し,ヘッドランプ行動の練習を兼ねる山行としました。
JRトラブルでの遅れ,高尾山の大混雑等のマイナス要素もありましたが,時間に余裕があり,紅葉を愛でながら歩くことができました。高尾山頂で富士山を眺めながらの日の入,下山途中の金毘羅台での夜景も楽みました。穏やかな晴天に恵まれて,夜間歩行の練習もでき,テント泊山行に向けての良い訓練になりました。
一丁平 紅葉の下で昼食休憩
高尾山頂 夕焼けの富士山 金毘羅平からの夜景
10月山行 武甲山(1304m)10/2(日)
コース概略:(秩父鉄道)浦山口駅⇒(橋立ルート)⇒長者屋敷頭⇒武甲山⇒(表参道)⇒横瀬駅
10月山行は,2年5名,1年6名の全部員が参加し,秩父の名山・武甲山1304mを目指しました。下界は真夏日の予報でしたが,山では日向は暑いものの,空気が乾き,木陰は爽やかでした。
登路の橋立からの道では,秩父らしい渓谷美やカラマツの自然林を楽しみ,下山の表参道は杉林の歩きやすい道で歴史を感じました。最後の車道歩きが長かったですが,北面の石灰岩採掘で削られた山肌を見ながら横瀬駅に向かいました。1年生も山行経験を重ね,余裕をもって初秋の山を楽しむことができました。
山頂で
長者屋敷登り口で秩父の渓谷美を楽しむ
武甲山北面を望みながら横瀬駅へ