校長日誌

校長日誌

校長日誌 理科教育研究発表会(高等学校の部)

2月9日(月)

 土曜日2月7日の夜から雪が降り始め、昨日2月8日の昼頃止みました。1月2日以来の降雪となり、とても寒い週末でした。今朝も6時頃自宅を車で出て、途中吉見町や川島町の田んぼの中の道路を走行してくるのですが、周囲が雪原のような状態で、車外気温計は-7℃を表示していました。国道254号線に出て川越市内に入ったころには、-3℃になりましたが、それでも肌寒く、学校について敷地内を見て回りましたが、グラウンドの周辺と近隣の畑に雪があるだけで、大きな被害もなく一安心でした。

 また、2月7日(土)は埼玉大学を会場に理科教育研究発表会を開催しました。午前中はポスターセッションを行い、午後はパワーポイント等を使っての口頭発表を行いました。ポスターセッションでは、物理分野20件、化学分野28件、生物(動物)分野30件、生物(植物)分野10件、地学分野27件の計115件の発表がありました。口頭発表では、物理分野13件、化学分野13件、生物(動物)分野10件、生物(植物)分野2件、地学分野6件の計44件の発表がありました。全体で400名以上の高校生が参加して、高等学校の教員、埼玉大学からの各分野の指導者の先生方、そして、埼玉大学の大学院生が参加して、研究発表する高校生の説明を聞いて、多くの質問などを投げかけていました。

 私は、高等学校理化研究会の会長をさせていただいていますので、開会式に挨拶をさせていただきました。

 また、閉会式では参加生徒への表彰と来年度埼玉県代表として秋田県で開催される第50回全国高等学校総合文化祭へ出展する5組の高校生への表彰も行いました。

 私の開会式でのあいさつの概要は以下のとおりです。

 皆さん、おはようございます。只今ご紹介にあずかりました埼玉県高等学校理化研究会の会長をしております埼玉県立川越南高等学校校長の石川です。

 本日は「埼玉県高等学校理科教育研究発表会」に参加いただき、ありがとうございます。始めに今年度も会場をお貸しいただきました埼玉大学の皆様に感謝するとともに、お忙しい中、参加いただきました坂井学長様、そして、各分野で指導講評をしていただける先生方、そしてTAとして参加していただける埼玉大学の大学院生の皆様に改めて感謝いたしたいと思います。

 会場にいる大勢の高校生の皆さんの表情から、今日の発表に向けた期待と緊張、そして科学へのまっすぐな好奇心が伝わってきます。まず、この日のために探究を続けてきた皆さん、そして支えてこられた先生方や関係者の皆さまに、心より敬意を表します。

 さて、世界中の科学者の努力が結実した2025年のノーベル賞が発表され、日本からは、大阪大学特任教授の坂口志文氏がノーベル生理学・医学賞を、京都大学特別教授の北川進氏がノーベル化学賞をそれぞれ受賞しました。日本人研究者の同年ダブル受賞は2015年以来10年ぶりです。坂口志文氏は、免疫応答を抑制する仕組みの発見、特に制御性T細胞の発見と機能解明が評価されました。北川進氏は、気体を自由に出し入れできる金属有機構造体(MOF)の開発が評価されました。

 北川先生は、金属イオンと有機分子を組み合わせ、ナノレベルの微細な孔を自在に設計できる新しい材料を世界に先駆けて開発しました 。このMOFは、気体の吸着・貯蔵・分離、さらには環境問題の解決にもつながる応用が期待され、今では世界中で10万種類以上が研究される巨大分野へと成長しています。

 しかし、北川先生の道のりは決して順風満帆ではありませんでした。若い頃、先生が注目したのは「ありふれた銅の性質」でした。そこから、常識では「存在しない」と考えられていた新しい化合物の可能性を見いだし、半世紀にわたる挑戦の末にMOFの開発へとつながったのです 。当時の学説に反する研究は批判も多く、実験は失敗の連続。しかし先生は、自然が示すわずかな“違和感”を見逃さず、仮説と検証を積み重ね続けました。

 北川先生が大切にしてきた言葉に、「運・鈍・根(うん・どん・こん)」があります。

  “運”──偶然の兆しをつかむ力

  “鈍”──常識や批判に流されない粘り強さ

  “根”──あきらめずに続ける根気

この三つが、世界を変える発見を生むと先生は語っています。さらに、北川先生は、教え子が教授になる際、信楽焼のフクロウに「運鈍根」を記して渡すそうです

 さらに、北川先生は若い世代に向けて「チャンスは祈るものではなく、周りの人と協働しながら作り上げていくもの」と語っています。科学は一人で完結するものではなく、仲間や指導者、環境との相互作用の中で育まれるというメッセージです。

 今日ここにいる皆さんも、探究活動の中で、思い通りにいかない実験や、予想外の結果に悩んだ経験があると思います。しかし、それこそが科学の本質です。北川先生の研究も、失敗の積み重ねの中から生まれました。失敗は、挑戦している証であり、次の発見への入口です。

 また、北川先生がMOFの研究を始めた当時、その材料が将来どれほど社会に役立つかは誰にも分かりませんでした。しかし先生は、自分が「面白い」と感じた現象を追い続けました。その好奇心こそが、世界を変える研究へとつながったのです。皆さんも、どうか自分の興味を大切にしてください。「役に立つかどうか」よりも、「知りたい」「面白い」という気持ちが、皆さんを未来の発見へと導きます。

 こうして、皆さんの前で話をするのも最後だともいますので、自分の経験も少しだけ、話させてもらいます。皆さんは米国のNASAが2011年まで運用していたスペースシャトルのことは知らないかもしれませんね。

 まだ、私が高校で化学を教えていたころ、平成15年(2003年)に現在のJAXAですが、当時はNASDAと言っていました。そこで、高校生に対してスペースシャトル内で約14日間の低重力下において、STS-107タンパク質結晶成長実験として「蒸気拡散法による微小重力実験最適化条件の検証」という実験テーマが示されて、全国の高校生が応募参加をしました。当時、浦和第一女子高校で、化学部の顧問3人と生徒13人で参加して、最初に全国で6校に選ばれて、スペースシャトルの中で検証する実験条件を2つ提出しました。そして、スペースシャトル「コロンビア号」内の実験モジュールで操作をしてもらい、地球へ帰還後の結果を検証したうえで、最終順位が決まるというものでした。しかし、「コロンビア号」が地球に帰還するために、大気圏に再突入した2003年2月1日午後11時頃、コロンビア号が爆発四散してしまうという大事故が発生してしまいました。そのために、最終順位は出されず、再度、全国の高校に「タンパク質結晶成長実験」についての募集があり、数か月かけて応募をして、全国で1位になったということがありました。

 この時、研究にかかった期間も長かったですが、それぞれの結果を提出する締切の2~3週間前のデータの取りまとめや結果の考察がとても大変であったという記憶があります。都合、3回そうした取り組みを行い、時間がいくらあっても足りないと感じたことがありました。しかし、中心になって取り組んでいた10人の生徒が決してあきらめることなく取り組んでいましたので、そうした結果が得られたのではないかなと思っています。

 本日の発表会では、皆さんが自らの問いに向き合い、試行錯誤しながら得た成果が披露されます。発表する人も、聞く人も、互いの研究から刺激を受け、新しい視点を得る機会になるはずです。科学は対話と協働の中で発展します。ぜひ積極的に質問し、議論し、学び合ってください。

 最後に、皆さんに一つだけ伝えたいことがあります。それは、「挑戦を楽しんでほしい」ということです。北川先生も、研究人生を振り返りながら「挑戦を楽しめ」と語っています 。挑戦の先に、皆さん自身の未来が広がっています。本日の発表会が、皆さんの探究心をさらに深め、科学の面白さを実感する一日となることを願っています。どうぞ最後まで楽しんでください。本日は、よろしくお願いします。

校長日誌 近畿大学「ノドグロ」完全養殖に成功

2月6日(金)

 本日も昨日に引き続き3月並みの気温が見込まれ、隣接するさいたま市で最高気温16℃、最低気温-1℃の予報が出されています。しかし、今晩から上空に寒気が流れこむ関係で急速に気温も下がり、週末は最高気温6℃前後になる予報が出されていますので、体調の変化には十分注意をしてください。

 また、本日、ミラノ・コルティナ冬季五輪の開会式が行われ、各競技が本格化していきます。日本代表の選手たちの活躍を祈りたいと思います。

 昨日2月5日14時に近畿大学が「世界初!近畿大学がノドグロの完全養殖に成功 養殖用種苗生産技術の確立と実用化をめざす」といった情報発信をしました。近畿大学で養殖と言えば、「近大マグロ」を思い浮かべる人も多いかと思います。以前から、JR有楽町駅近くの首都高速道路の下に近畿大学水産研究所銀座店があり、最近はJR東京駅内に近畿大学水産研究所はなれ(養殖魚専門料理店)がありますので、この両店舗には以前行かせてもらったことがあります。さらに、大阪の梅田にもあるようです。

 近畿大学のHPによると、近畿大学水産研究所(本部:和歌山県白浜町)は、富山実験場(富山県射水市)において、ノドグロ(標準和名:アカムツ)の人工種苗より養成した親魚から仔魚を得ることに成功し、完全養殖を達成しました。ノドグロの完全養殖達成は世界初の成果であり、令和8年2月5日現在、稚魚の飼育期間は122日となっています。今後は、飼育方法や飼育環境、飼料や給餌方法、病気対策など飼育技術全般の開発とその安定化を図り、品種改良による養殖に適した種苗(稚魚)の生産をめざして研究を続けます。

 近畿大学水産研究所富山実験場では、平成27年にノドグロの飼育研究を開始し、平成28年10月に人工ふ化に成功しました。そこから完全養殖を目標に人工ふ化稚魚の量産化をめざして飼育方法の改善に取り組み、令和4年には約10,000尾の種苗生産に成功、令和5年には30,000尾以上の種苗生産に成功しました。令和6年の能登半島地震の影響で、液状化現象などにより富山実験場の水槽や配管が破損してノドグロの一部が死亡してしまいましたが、生き残った稚魚約8,000尾を新潟県立海洋高等学校(新潟県糸魚川市)との高大連携の一環として新潟県糸魚川市筒石沖に初めて放流し、令和7年3月にも約37,000尾を放流しました。

 令和4年9月に新潟県上越沖で採取した卵から人工ふ化したノドグロ飼育群が3歳魚となったため、これらを親魚として、令和7年8月から自然成熟と催熟の両面から採卵を試みました。その結果、産卵は確認されましたが、受精には至りませんでした。そこで、人工授精を前提とした採卵を実施したところ、ホルモン投与によって産卵を促した雌6尾から計8回、約36万個の卵が得られ、これらの卵に対して人工授精を行い、人工ふ化に成功し、完全養殖を達成しました。今後3年程度で成魚となり、次の完全養殖ノドグロを産む親魚に成長する見込みだというので、今後の成果が期待されます。

 これも古い話になってしまいますが、プロテニスプレイヤーの錦織圭選手が若かりし頃のインタビューで、「ノドグロ」料理がおいしいという話をされて、自分は「ノドグロ」という魚がいることを再認識したという恥ずかしい話もあります。「ノドグロ」はとても高価になっていて、以前は1kgあたり、5,000円位で取引されていたようですが、最近は1kgあたり1万円以上で取引されているそうです。 

校長日誌 400℃の法則

2月5日(木)

 今日は最高気温14℃の予報が出ていて、昨日の11.4℃を大きく上回り3月並みの陽気になるようです。一昨日が6.1℃でしたので気温の乱高下が激しく、体調変化に十分気をつけて欲しいと思います。また、1月2日以来降雪降雨がありませんので、空気が乾燥して、インフルエンザウイルスなどがさらに活発化してしまうことが恐ろしいです。明日になると急速に発達する低気圧の影響で、北海道などでは大荒れとなりそうだということです。さらに、週末は強い寒気が流れ込むため、日本海側の広い範囲で大雪となるおそれがあり、関東地方でも降雪の可能性があるということです。

 昔ながらの知恵の一つとして「スギ花粉400℃の法則」というのがあります。これは「元日(1月1日)からの毎日の最高気温を合計し、その積算温度が400℃に達すると、スギ花粉の本格的な飛散が始まる」という経験則です。現在のようにコンピューターによる複雑なシミュレーションができなかった時代に、先人たちが「なんとかして花粉の飛散タイミングを知りたい」という思いから生み出した、気象の知恵とも言える法則のことです。

 熊谷気象台のデータを見てみると、1月1日から昨日2月4日までの熊谷市の最高気温の合計が376.5℃で、川越市に一番近いアメダス設置点のさいたま市の最高気温の合計が362.3℃になっています。合計の多い熊谷市で見ると、今日の最高気温を14℃として加えると、390.5℃ですので明日には合計400℃に達するようです。さいたま市でも今週末には400℃に達するようです。

 私も今週末の2月7日に埼玉大学を会場に理科教育研究発表会があるために、急遽昨日の夕方、自宅近くのかかりつけ医に行き、花粉症関係の薬を処方してもらってきました。市販薬より、効果もあると思いますし、保健が使えるので費用も抑えられると思っています。ただ、例年と同じクラリチンという薬でいいかなと思っていたところ、新しいデザレックスという薬が出ていて、クラリチンの進化版で、光学異性体のD体とL体が混ざっていたものが、新薬は有効成分である一方のみで構成されているため、以前の薬の半分の5mgになっているので、ジュネリック薬品は出ていないが、効果も高くなっていると聞き、そちらを処方してもらうことにしました。

校長日誌 二十四節気「立春」

2月4日(水)

 本日は二十四節気「立春(りっしゅん)」です。期間でいうと今年は2月4日(水)から2月18日(水)です。

 「立春」は二十四節気の1番目です。冬が終わり春の訪れを示します。旧暦では「立春」の頃に元日がめぐってきたので、「立春」は新しい年の始まりを意味していました。「立春」の前日は季節の境目である「節分」で、豆まきなどをして邪気を祓い、新年を迎えていたのです。

 二十四節気は古来より使われてきた季節の指標で、1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを約15日間ごとに6つに分けて24に季節を区分しています。そのため、春の二十四節気は、立春(2月4日)、雨水(2月19日)、啓蟄(3月5日)、春分(3月20日)、清明(4月5日)、穀雨(4月20日)の6つになります。

 また、昨日の校長日誌でも触れましたが、インフルエンザの感染者が急増していて、本日から、さらに1年生の学級閉鎖を追加することになったため、埼玉県の規定に則り、本日から3日間1年生を学年閉鎖としました。インフルエンザ等に感染していない生徒に関しては、リモートで授業を実施させていただきます。次に学校へ登校するのは週明けの月曜日になりますので、インフルエンザの感染の連鎖を断ち切ってもらいたいと思います。

校長日誌 節分

2月3日(火)

 インフルエンザ感染者の増加が止まらない状況です。現在、3年生は大学受験に向けて家庭研修に入っていますが、先週末には1年生が2クラス学級閉鎖になりましたが、解除になりました。しかし、週明けの今週に入って、新たに1年生3クラスと2年生1クラスが学級閉鎖になってしまいました。その関係で、生徒・保護者の皆様には連絡済みですが、残念ながら明日の長距離走大会は中止とさせていただきました。

 本日は「節分(せつぶん)」です。「節分」は雑節の一つで、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことで、「季節を分ける」ことも意味しています。江戸時代以降は特に「立春」の前日を指す場合が定着してきたようです。

 「節分」は、一般的に邪気を払い、無病息災を願う行事といわれています。いにしえより「季節の変わり目は邪気が入りやすい」と考えられ、また「この時期(2月上旬)はまだ寒く体調を崩しやすい」ことから、新年を迎えるにあたって邪気を祓い清め、一年間の無病息災を祈る行事として「追儺(ついな)」という行事が行われてきました。大陸文化が広く取り入れられた平安時代に、大晦日に宮中行事として「追儺」が行われるようになったと言われていて、これは疫鬼などを追い払うもので、大晦日に陰陽師がきて厄や災難を祓い清める儀式であったようです。しかし、宮中行事としての「追儺」は徐々に衰退し、江戸時代には行われなくなったといわれています。

 古来より日本人は、言霊の存在を信じ、言葉と霊力に意味を与え、それを生活のなかに取り入れてきた。豆をまくようになったのは、室町時代とされているが、豆=魔目(鬼の目)を滅ぼすということに由来されているという説があり、豆をまいて鬼を追い払い無病息災を願う「節分」という行事として庶民の間に広まり、定着したようです。

 写真は、今年の正月にさいたま市大宮区にある武蔵一宮氷川神社で授かってきた福豆です。

 袋の裏側を見ると、氷川神社では「福は内、福は内、鬼は外」の掛け声とともに福豆を撒くそうです。

校長日誌 2月に入りました

2月2日(月)

 ついに2月に入りました。2月の和名は「如月(きさらぎ)」です。如月以外にも、「仲春(ちゅうしゅん)」や「雪解月(ゆきげづき)」など、春の訪れを感じさせるような様々な異称があります。「如月」は「衣更着(きさらぎ)」が転じたものとされており、まだ寒さが残る時期に衣を重ねて着ることから名付けられたと言われているそうです。

 また、本日の読売新聞の1面に「探査船『ちきゅう』レアアース含む泥の試掘成功」という記事がありました。

 南鳥島(東京都)沖の水深約5,700mの深海底から「レアアース」(希土類)を含んだ泥の試掘に成功したことが1日、政府関係者への取材で分かったという記事です。世界の生産量の大半を握る中国がレアアースを外交カードとして利用する姿勢を強める中、今回の成功は国産化に向けた大きな一歩となるという期待が感じられます。

 今回実施された試掘は、内閣府の大型研究プロジェクト「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の一環で、東京から約1,900km離れた南鳥島の排他的経済水域(EEZ)で行われました。「ちきゅう」からパイプを延ばし、無人潜水船で水流を調整しながら、船から注入した海水の圧力で海底の泥を船上に押し上げて回収したもので、海底油田や天然ガス田の掘削方式に独自の工夫を加えた世界初の試みだということです。

 今回の成功を受けて、2027年2月には1日最大350tの泥を引き揚げる本格的な試掘を行う計画で、2028年3月までに採鉱コストを踏まえた採算性を報告書にまとめるということです。

 この海域では東京大学の研究者らが2013年、レアアースが高濃度に含まれている泥を発見し、少なくとも1,600万tのレアアースがあるという試算があり、もしそれが事実なら、国別埋蔵量で世界3位に匹敵する量になるということです。レアアースは世界中に幅広く分布しているが、採掘量の約7割、精錬量の約9割を中国が握っています。それは、レアアースを生成する際に放射性廃棄物などが出るために、他の国では環境規制が厳しく簡単にできないため、中国で多くのレアアースが生成されているためであり、中国は、レアアースの輸出規制強化を他国に外交的・政治的な圧力をかけるカードとして多用していることに繋がっているのです。また、今回採取した泥には放射性廃棄物が含まれていないという報告もあるようですので、日本国内で安全に生成できるのではないかという期待も込められています。

 レアアースは、ネオジムやジスプロシウムなど17種の元素の総称で、電気自動車のモーター用の強力磁石や発光ダイオードなどに使われており、現代の産業に不可欠な素材です。日本は輸入量の約7割を中国に頼っています。それでも、以前は約9割を依存しており、ここまで改善してきたという現状もあります。

  様々な業界でレアアースがなくても使えるような技術開発をしていることが報道などでも広く伝えられています。しかし、わずかな量で多くの効果が期待できるレアアースの魅力も当然ありますので、今回の取組がうまくいくことを期待したいと思います。

校長日誌 吹奏楽部ウインターコンサート

1月30日(金)

 本日17時から川越市やまぶき会館を会場に、本校吹奏楽部定期演奏会(ウインターコンサート)を開催しました。

 この定期演奏会は、当初12月25日(木)に実施する予定でしたが、その当時インフルエンザが流行したため、学級閉鎖などが相次いでしまいました。そのため、本日の実施となりました。

 吹奏楽部も3年生が引退し、2年生20名と1年生25名の総勢45名の新体制で活動を行い、本演奏会に向けて毎日練習を積み重ねてきました。今回は新体制で取組む大きなイベントです。

 本日の演奏会は3部構成になっていて、第1部では吹奏楽曲やクラッシクなど定番の演奏を行い、その後、第2部では「注文の多い料理店~音楽と語りのための~」で、毎年恒例となっている放送部による語りと演奏のコラボレーションを行いました。そして、第3部では生徒が主体となって企画演出したテーマ「トナカイのストライキ」を行いました。2頭立てのそりを引くトナカイの一方がストライキを起こしてしまいます。代わりに来たのは何と牛でした。でも、トナカイはクリスマスのプレゼントを待っている子どもたちの気持ちを知り、戻っていくというお話に合わせて、6曲のクリスマスにかかわるような曲が演奏されました。

 最後のリクエストでは、特別ゲストとして英語科の阿部先生がドラムとして参加して演奏に加わりました。ドラムソロも見せてくれ、ラストソングはSING-SING-SINGで大きく盛り上がりました。ありがとうございました。

校長日誌 水不足とインフルエンザの流行

1月29日(木)

 1月に入ってから、埼玉県では1月2日の降雪以来、降水量が記録されていません。本日まで27日間、雨が降っていないことになります。天気予報では、明日以降、新たに寒気が日本列島上空に流入してくるため、日本海では強い雪雲の帯(JPCZ)が形成され、若狭湾付近に流れ込んでくるため、高い山地のない琵琶湖上空を通り、岐阜県の大垣や関ヶ原を通って、名古屋付近での降雪も予想されています。今夜には、関東地方でも、箱根や神奈川県の一部での降雪の可能性もあるようです。

 また、1月に入ってから神奈川県や埼玉県では秩父市、また、先日まで群馬県の藤岡市で山火事が発生するなどしていました。関東全域で乾燥注意報も出され、由々しき状況になっているように思います。埼玉県の水源は主に利根川水系と荒川水系になります。利根川水系は、矢木沢ダム、奈良俣ダム、藤原ダム 、相俣ダム、薗原ダム 、八ッ場ダム、下久保ダム、草木ダムの8つのダムと渡良瀬貯水池によって形成されていて、現在の貯水率は45%になっています。荒川水系は、二瀬ダム、滝沢ダム、浦山ダムの3つのダムと荒川貯水池によって形成されていて、現在の貯水率は39%になっています。冬ですが、水不足が心配される状況になっています。

 日本海側に比べて、関東地方はほとんど降水量がなく、異常な状況が続いています。気温が低く、乾燥していますので、インフルエンザウイルスなどは非常に活発になり、感染しやすい状況になっているのではないでしょうか。本校では、1年生で流行が広まっていて、本日から1クラス学級閉鎖となっています。一人ひとりが、外出後の手洗いうがいや、人混みでのマスクの着用など、できる感染予防を徹底して、自己防衛していくしかないと思います。気をつけていきましょう。

 

 

校長日誌 模擬試験の活用

1月27日(火)

 本日は多少雲はありますが、朝から晴天が広がる穏やかな日となり、最高気温10℃、最低気温0℃の予報が出ています。低気圧が東北地方付近を通過したあと、次第に冬型の気圧配置に変わる見込みです。今夜は上空の寒気の流れ込みが再び強まり、今週後半にかけては上空1500m付近で―9℃以下の寒気が本州を覆う予想がでています。21日(水)から日本列島を覆っていた最長最強の寒波に比べると影響を受ける期間は短いようですが、寒気のレベルは同程度かそれ以上に強い所もある見込みです。日本海側だけでなく、太平洋側も山沿いを中心に雪雲が流れ込みそうで、29日(木)は東海地方や関東地方の平野部でも雪の降る可能性がありようです。

 また、本日は、1年生は進研模試、2年生は共テ模試を実施しています。各高校で、模擬試験をどのように活用するのかは、それぞれの考えがあると思います。本校では進路指導部が「長期記憶化」「7時間睡眠」「全教科学習」という三つの柱を掲げていますので、「長期記憶化」に向けて模擬試験の活用が大きな意味を持ってきています。3学期制の本校の定期考査は、出題範囲が1ヶ月半くらいの内容ですから、短期記憶に近いものです。ですから、短期集中で詰め込めば何とかなるかもしれません。しかし模擬試験の範囲は、半年分や1年分等の広範囲になるものも多いので、学習内容を長期記憶化してなくてはなりません。だからこそ、模擬試験について、事前に目標点数を立てたり、実施後に振り返り、内容の定着を図ることなどは意味があることであると思います。

 20年くらい前になりますが、京都市立堀川高校で11月に開催される教育研究大会に同じ高校の教員4名で参加したことがあります。その際、「堀川の奇跡」などと言われた堀川高校の進路指導の内容について、説明してもらったことがありました。

 当時、堀川高校は2学期制でしたので定期考査は4回です。1・2年生は、様々な業者の模擬試験を年間8回行っていました。つまり、定期考査のない月には、模擬試験があったようです。そして、各試験の成績分布などもデータ化して、常に経年変化を比較して、成績の違いなども注意深くチェックしていたそうです。さらに、各教科の分析結果をもとに、現在の生徒の得意分野と苦手分野なども分析をして、授業でどのようにフィードバックしていくかなどを教科ごとに明示して、取り組んでいたそうです。1・2年生ですので、英数国の3教科が中心ですが、細かく分析しながら取り組んでいたそうです。現在も、超トップレベルの進学実績を収めていますが、当時、探究科4クラス160名で、京都大学60名以上、東京大学10名以上などというとんでもない実績を残したこともあったと記憶しています。また、授業についても、様々な工夫がされていて、生徒が主体的に取り組み、発表できるようなところが、随所にちりばめられていました。とても参考になりました。その数年後に、伺った際には、貴重な進路に関する資料もいただくことができ、大切に活用させていただきました。

 本校では、そこまで多くの模擬試験は実施していませんが、定期的に実施している模擬試験や基礎学力をチェックしているスタディサポートなどを、やりっぱなしにせずに必ず、生徒・教員の両面でフィードバックしていますので、生徒の皆さんには、高い意識を持って欲しいと思います。

 

校長日誌 第3回PTA後援会理事会等を実施しました

1月26日(月)

 本日は朝から晴天が広がっていますが、午後以降雲が広がるようです。最高気温8℃、最低気温-2℃の予報が出されています。

 1月24日(土)には、第3回PTA後援会の理事会等を開催しました。11時30分から、関係者で事務打ち合わせを行い、13時から会議室で常任委員会を開催しました。その後、14時から視聴覚室で理事会を開催しました。理事会には63人の方に参加していただきました。

 理事会では、議案として、来年度のPTA行事について本部役員等から説明をしていただきました。

 (1)令和8年度PTA・後援会行事予定について

 (2)令和8年度 役員改選について

 (3)令和8年度PTA・後援会活動説明会について(入学許可候補者説明会)

 (4)その他

 次に、報告連絡事項として、以下のことについて報告がありました。

 (1)高P連関係

  ① 川越市内高校親善スポーツ大会について(10月4日(土)ボーリング大会)

  ② 西部支部役員等研修会(10月14日(火)ウェスタ川越)

  ③ PTA研究発表会 生徒指導(11月5日(水)埼玉会館)

  ④ PTA研究発表会 高校教育とPTA(11月10日(月)埼玉会館)

  ⑤ PTA研究発表会 進路指導(11月10日(月)埼玉会館)

  ⑥ PTA研究発表会 家庭教育(11月5日(水)埼玉会館)

  ⑦ その他

 (2)各委員会より

  ① 研修委員会  ② 保険委員会  ③ 生徒指導委員会  ④ 進路指導委員会

  ⑤ 広報委員会  ⑥ 卒業対策委員会  

 (3)学校より

  ① PTA・後援会交通費(理事会等)の支給について

  ② 各委員会の活動費の清算について

  ③ 卒業式について

 (4)その他

    令和8年度 新旧合同理事会 4月25日(土)予定 

 

 理事会終了後は、各委員会で今後の活動等についての打合わせを行いました。

校長日誌 第2回学校評価講話会等を開催しました

1月23日(土)

 本日は、1・2年生は平常授業、3年生は①②定期考査Ⅴ(学年末考査)、③学年集会、④LHRとなっています。また、3年生は月曜日から家庭研修となります。

 本日15時から、応接室で学校評議委員会を開催しました。主に学校自己評価システムシートについて説明をして、御意見をいただきました。

 その後、15時50分から、第2回学校評価懇話会を会議室で開催しました。学校評価懇話会には学校評議員の皆様に加えて、PTA副会長、生徒代表として、生徒会から髙橋会長、穴田副会長と遠藤副会長に加わってもらいました。さらに、オブザーバーとして各分掌主任の先生方にも参加してもらいました。

 質疑応答・意見交換の際には、生徒代表に対する質問が多く出て、生徒も一人ひとりが丁寧に自分の考えを語ってくれました。質問としては「平日2時間以上、休日4時間以上の勉強はできますか」問う質問に対しては、3人とも時間のやりくりを工夫して実施しているということでした。中には、隙間時間も有効に使って、毎日やるべきことを考えて取組んでいるという意見もありました。

 

 

校長日誌 探究活動

1月22日(木)

 本日は朝から雲が多く、寒い一日となっています。最高気温6.5℃(13:51)、-2.6℃(6:50)でしたが、最低気温ははさらに下がるようです。

 1・2年生は6時間平常授業、3年生は午前4時間の特編授業、午後希望者対象の進学補講になっています。

 1・2年生は6時間目のLHRの時間を活用して、「総合的な探究の時間」に取組んできた探究活動を行っています。

 1年生は、各HR教室で、SDGsに係る地域の課題について、グループ発表を行っていました。自分たちが住んでいる市町村の課題について取り上げて、どのような解決策があるか高校生の目線から考えたものを発表していました。他には、観光都市でもある川越市について、さらに、発展させるためにはどのような工夫ができるのかなどを発表していました。

 2年生は、11月に行った沖縄修学旅行で、民泊先を含めて調べてきた様々な結果を含めて、沖縄の歴史や沖縄の観光、沖縄の文化、様々な戦後課題などジャンルごとに集まって、発表準備をしていました。今後の発表会で、良い発表ができることを期待しています。

 

校長日誌 「これからの大学入試について」(後半)

1月21日(水)

 昨晩から日本列島上空に今季最強最長と言われる寒気が流れこみ、とても寒さが厳しい状況になっています。冬型の気圧配置が続き、上空の寒気の流れ込みが強まり、日本海で風がぶつかることで、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)と呼ばれる発達した雪雲がライン上に形成されます。そのため、日本海に面した山陰から北陸を中心に雪の量が多くなるという予報が出ています。そのため、川越市に隣接するさいたま市では、晴れ時々曇り、最高気温7℃、最低気温-1℃の予報が出されています。

 昨日ふれた「これからの大学入試について」の後半で、総合型入試への推移について発表したことを少し説明します。18歳人口が減少する中で、国公立大学においても、優秀な人材を確保するために様々な取組を実施しようとしている大学が多くあります。その中で、東北大学は昨年度、「国際卓越研究大学」に認定されました。「国際卓越研究大学」は、世界トップレベルの研究力を持つ大学を国が認定し、大学ファンドから助成を行う制度のことです。2024年12月に東北大学が初の国際卓越研究大学として認定され、2025年12月には東京科学大学が2校目として選定されました。この認定によって、1校あたり年間数百億円の助成を最長25年間受けることができるのです。 

 そのような東北大学が、2050年までにすべての入試を総合型選抜にするとコメントしました。東北大学は2000年に他の国立大学よりも早く総合型選抜(AO入試)を始め、2024年には募集人員の31.4%を総合型選抜が占めています。このニュースに対して第三者が「偏差値で競う時代から、“語る力”“動機”で戦う時代へ」などと投稿したため、注目を集めています。

 東北大学の総合型選抜は学力重視です。研究には基礎学力が必要でそれを大学が求めないわけはありません。東北大学の入試関連サイトを見ると、AO入試とは,詳細な書類審査と丁寧な面接等を組み合わせることによって,入学志願者の能力・適性や学習に対する意欲,目的意識等を総合的に判定する入試制度です。東北大学の「AO入試」は,上記の制度に基づき,第Ⅱ期及び第Ⅲ期の2種類の入試方法があり,いずれも志望する学部の専門分野に強い関心を持ち, 東北大学を第一志望とする人を求めています。 また「優れた学力」を重視し,幅広い基礎学力と豊かな人間性を兼ね備えた人を評価します。

 東北大学の令和8年度募集要項から、「AO入試Ⅱ期【大学入学共通テストを課さない】」は、出願条件として「調査書の学習成績概評がA段階(4.3以上)」があり、さらに、一次試験として筆記試験、二次試験として面接試験があります。「AO入試Ⅲ期(全学部)【大学入学共通テストを課す】」では、大学入学共通テストで指定された科目を受験したうえで、「二次試験として、面接試験、(筆記試験:一部学部のみ)」があります。

 今後は推薦入試でも面接や小論文と組み合わせれば学科試験を課してもよくなるので、しっかりと学科試験を出す大学が増えてくるでしょう。「偏差値で競う時代から、“語る力”“動機”で戦う時代へ」ならば、文部科学省もいまさら、学科試験を出すことを許可しないと思います。文科省は「多面的に学力を測る入試」を推奨し、その多面的なもののひとつとして小論文や調査書(評定平均値)、そして、学科試験があるのではなでしょうか。

 これからの大学入試は、益々受験生が減少していきます。どの大学へ入学して何を学ぶのか、何を求めるのかで、目指す大学も変わってくると思います。また、その準備も大きく変わってくると思います。そうした時代だからこそ、確かな学力は必要だと思います。大学へ入学しても単位が取れずに進級、卒業ができないのでは話になりません。そんなことはないと思いますが、勉強をしなくても進級、卒業できるような大学はないでしょうし、それで大学を卒業しても、社会に出てから何もできないのではないでしょうか。今後は、総合型選抜も大きく二極化することが予想されます。そういう状況の中で、どのような準備をしていくのかも、一人ひとりが考える必要があるということです。

 また、大学を卒業して、大学院に進み、さらに高度な学問や研究にチャレンジする人材も我が国を支えるためにも必要です。学問に王道はないとも言います。一人ひとりが、自らの将来を考える必要があります。同世代の人間は世界中には数多くいるのです。現在のグローバル社会においては、国内で人材不足が生じれば、海外に優秀な人材を求めることになるのです。皆さんは、自分の将来を考えて、自らを高めるためにやるべきことを見つけて欲しいと思います。

 

校長日誌 二十四節気「大寒」です

1月20日(火)

 本日から日本列島上空に今季最強最長と言われる寒気が入ってきています。そのため、今朝は雲が広がり、最高気温9℃、最低気温0℃の予報が出ています。自分が家を出た6時頃は車の車外温度計では7℃を示していましたので、今晩冷え込んでくると思います。

 また、本日は二十四節気の「大寒(だいかん)」です。期間でいうと、今年は1月20日(火)から2月3日(火)までとなっています。「大寒」とは、一年でいちばん寒さが厳しくなるころです。冬の最後の二十四節気です。二十四節気は「立春」で始まり、最後の24番目が「大寒」になります。今年は、暦どおりの気候になっている感じがします。このあと1週間くらいはかなり寒くなる予報が出ていますので、特に3年生は体調管理にも気を付けていきましょう。

  先週金曜日に行われた埼玉県高等学校長協会研究協議会 全体発表会で、私が担当した進路指導部会 進学指導班「高大接続改革におけるこれからの大学入試の在り方~学習指導要領改訂後の大学入試の変化を踏まえて~」の中で、「大学入学共通テストについて」と「これからの大学入試について」についての調査検討であったので、今回は後半部分を簡潔に説明をした後、年末に実施した「校長協会と埼玉大学との高大対話」の中で使われた文部科学省の「大学進学者数等の将来推計について」というグラフに触れました。そのグラフを見ると、18歳人口のピークは1992年の205万人です。この年の大学進学者は54万人で、大学進学率は約26.3%でした。大学進学者のピークは2017年で、18歳人口120万人に対して大学進学者が63万人で、大学進学率は52.6%でした。その後は、18歳人口の減少は進みますが、大学進学者数は少し減る程度で、2040年の予想では18歳人口が88万人に対して、大学進学者が51万人程度、大学進学率は57.4%まで上昇するであろうという予測が出ているのです。ちなみに2024年の新生児は68万人でしたから、その子たちが18歳になる2042年の18歳人口は68万人になるということですね。

 実際、大学設置条件が緩和され、かつて、短期大学や専門学校であったものが大学へ変わりました。そうした影響もあってか、近年の私立大学では約6割が定員割れを起こしている現状があります。さらに、経営が破綻仕掛け、自治体に身売りをして新しい公立大学が増えているという状況も見られるのです。すると、経営を維持するために少しでも多くの受験生を集めて、1人でも多くの人に入学してもらわないと経営が立ち行かなくなってしまうのです。こうした背景の中で、定員の決まっている一般受験の割合を多くすると競争率に合わせて、学力の伴わない大学生が大量に発生することになるのです。そのため、年内入試という言葉を巧みに使い、総合型選抜や学校推薦型選抜の割合を多くしてきているのです。日本大学や東海大学、帝京大学のようなマンモス大学では一般受験は3割程度だというのです。

 総合型選抜というのは旧AO入試のことで、先進国のアメリカなどではSATなどという民間会社の学力試験を受けて得られたスコアによって受験できる大学が決まってきます。その上で、大学独自の試験や面接試験を行って決まってくるものでした。しかし、日本にはSATのような試験はありませんので、大学が独自に取り組むしかなかったのです。そのため、難しい試験を課せば受験者が増えず、手間もかかりますので、面接やプレゼンテーションのようなことで選抜していました。学校推薦型選抜も評定平均で何点以上という基準は設けますが、学校間の格差が大きすぎて、とても外形基準的な学力とは言えませんでした。

 昨年度の大学入試で話題になった東洋大学の学校推薦型入試における基礎学力検査の実施については、基礎学力テストと称して2科目の学力検査を取り入れました。9月に開催された全国高等学校長協会・大学入試研究協議会において、文部科学省の大学入試室長の講演の中で、定員500名程度のところ、約2万人が受験をして、約4千数百名が合格し、受験料で約2億円、入学手続等で約8億円の計約10億円の収入があったらしいということでした。ただ、その会議の中での全国の各都道府県の校長先生たちとのグループワークの中で、関西圏の先生方からは、関西圏では昔からAO入試や推薦入試の中で数科目の学力検査をしていて、試験があれば生徒も勉強するので、無いよりはいいかなと感じていた。関東圏では何で今更そんなことを言っているのかという感じだと言われ、全国的な様子がよくわかりました。

 以前、教育局にいた頃、文科省のある会議を傍聴した際に、ある私立大学の学長が、AO入試の面接の際には、本当にやる気が合って将来有望だろうと思っていたが、入学してみるとそんな気配は微塵もなく困っている。やはり、基礎学力等の外形基準になるような試験を実施した上で、選抜したいものだという意見を聞いたことがありました。大学に入学しても単位が取れないのでは卒業もままなりません。そうしたことを招かないように、全国的にも広がっていくのではないかと思うのです。

 昨年度のことを受けて、文部科学省から新たな通知等が出されて、学校推薦型選抜ではなくなるのかと思っていたところ、今年度は、東洋大学等では総合型選抜の中で、極端に学力検査に比重をおいた選抜がなされるようになってしまいました。基準も変わり、面接や小論文など丁寧な対応をする中で、学力を問うような試験も可能になったということがありましたので、今後も各大学の動向に注意が必要であると感じています。

校長日誌 大学入学共通テストを終えて

1月19日(月)

 本日は朝から雲が広がり昨日までとは少し違っています。最高気温12℃、最低気温3℃の予報が出ていますが、明日以降は日本列島上空に今季最強最長の寒波が入ってくるようで1週間以上最高気温が一桁台の予報が出ています。

 17日(土)と18日(日)の2日間に渡って、大学入学共通テストが実施されました。大きな公共交通機関の遅れなどもなく、無事に終わったことと思います。その関係で、3年生の1時間目は共通テストのデータリサーチの時間となっています。本日の1・2年生は平常授業、3年生は①共テリサーチ②③④特編授業となり、午後は希望者対象の進学補習となっています。

 大学入学共通テストは、その前は、大学入試センター試験、さらにその前は、共通一次試験でした。私が高校生であった頃は、共通一次試験で、受験生全員が5教科7科目を受験していました。また、社会と理科は2時間連続でその中で自由に2科目を選択して、終了後に解答用紙を提出する形式でした。そのため、時間の使い方は受験生の自由になっていました。私は理系でしたので、理科は「物理」と「化学」を選択していました。どちらかというと化学の方が得意でしたので、最初の30分間で化学を終わらせて、残り90分間で物理を解いていた記憶があります。物理は満点でしたが、化学はケアレスミスがあって、数問間違うという何とも言えない結果が残ったことを未だに覚えています。現在の大学入学共通テストでは、決まった時間で行われ、地歴公民と理科においては、確か最初の60分で解答用紙を回収される第一選択科目と第二選択科目が区別されるものになっていたと思います。問題用紙は共通なので、先に短時間で終わらせてしまえば、もう一教科に時間をかけられますので、その後の二次試験に使う教科については、60分以内で解答している第一選択科目の得点を利用するというように決まっていたかと思います。

 データリサーチでは、各自が自己採点で提出した結果について、各予備校等が過去のデータなども参考にしながら、志望校ごとにAからEまでの判定が出されました。例えば、A判定なら合格可能性80%以上とか、B判定なら合格可能性60%以上などというものであったと思います。私が最後に担任をしたのは20年以上前になりますが、ネット上で各予備校のデータシステムがつかえたので、それを利用して独自に進路指導をしていました。例えば、E判定やD判定であっても、B判定までとの点数差を出して、1次試験と2次試験の配点比率を基に、仮にB判定で2次試験で60%で合格としたとき、現在の点数差で何%くらい2次試験ができれば合格の可能性があるかなどを求めて、生徒に示していました。その結果、志望校にチャレンジをして見事合格できた生徒もいましたが、力及ばなかった生徒もいたことを覚えています。既に終わった試験ですから、その結果をどのように前向きにとらえて、この後の試験に取り組めばいいのか考えて欲しいと思います。

 

校長日誌 大学入学共通テスト前日

1月16日(金)

 本日は、朝から晴天、最高気温18.1℃、最低気温ー2.1℃と3月中旬の気候でした。1・2年生は平常授業、3年生は午前4時間の特変授業になっています。

 また、明日から2日間大学入学共通テストが実施されます。川南生も多くの3年生が受験します。大学入試センター試験の当初は、学校ごとに受験会場が決められていたため、現役生は同じ会場内で受験していました。しかし、1つ前の学習指導要領のころから、地歴公民や理科に2単位科目が設定されるようになり、1科目当たりの時間や配点が半分になるなどしたため、受験科目を事前登録して、選択科目に応じて現役生も違った受験会場が指定されるようになりました。

 本日は、朝からJR山手線やJR京浜東北線の一部が停電の影響で運転見合わせになるなどの混乱がありましたが、明日以降は平常であることを祈るばかりです。

 私は午後から埼玉県高等学校長協会研究協議会 全体発表会があり、その中で発表される3点の研究発表をするため、埼玉県庁に移動して発表を行ってきました。研究発表では、生徒指導部会から「高等学校におけるカスタマーハラスメントへの対応~高校現場の特性と校長のリーダーシップ~」、進路指導部会 就職指導班から「複数応募制度における進路指導の課題と進路実現の指導の在り方~先進県の事例研究と本県の実態について~」があり、最後に私が担当した進路指導部会 進学指導班「高大接続改革におけるこれからの大学入試の在り方~学習指導要領改訂後の大学入試の変化を踏まえて~」の概要を約20分間で発表してきました。

 今回の発表では、全国高等学校長協会が47都道府県から10校ずつ470件のデータとアンケートに協力していただいた本県の県立高校98校のデータの比較を行いました。時間の関係で、「大学入学共通テストについて」と「これからの大学入試について」のうち、後者に絞って発表させていただき、10月に実施した進学指導部会 進学指導班の研究発表会で発表した内容に最近話題になっている東洋大学や東北大学の入試に関することを加えさせてもらいました。

 最近の私立大学入試などでも実用英語検定のスコアなどが使われて、英語の試験が免除されているものなどについても、様々な検定試験があるため、検定間の難易度の違いなどから、公平性公正性などが心配されているケースなどもあります。また、国公立大学の一部理系大学で昨年度くらいから始まった女子枠などの利用などについても、いろいろな考えがあることも見えてきました。今後、時間が許す範囲で他のことにも触れられればと考えています。

 校長は受験生の皆さんに対して何もしてあげられません。ただ、応援することはできます。その気持ちは、川越南高校に赴任した3年前から初詣に行って、お札を授かってきたものを学年に渡すくらいしかできませんでしたが、生徒一人ひとりに届くことを信じています。明日からの大学入学共通テストを受験する3年生の皆さんは、時間に余裕をもって会場に向かってください。検討を祈っています。

校長日誌 勝っても負けても探究心

1月15日(木)

 本日は、高気圧に覆われている影響もあり、最高気温12℃、最低気温-2℃となっていて、穏やかな日となっています。1・2年生は平常授業、3年生は午前4時間の特編授業、午後希望者対象の共通テスト対策講座になっています。

 1月7日の読売新聞に「[教育の未来図]<2>勝っても負けても探究心…東京科学大学副学長 室伏広治さん」という記事がありました。室伏広治さんは、陸上競技のハンマー投げで、アテネ五輪金メダリストであり、体育学の博士号を取得し、自ら解明した理論を競技に生かした科学者でもあります。昨年10月に東京科学大学(旧東京医科歯科大学と旧東京工業大学の合併した新大学)の副学長に就任した室伏さんに「探究のススメ」を尋ねた記事です。

 「同じハンマー投げの選手だった父がスランプになった時、1日12時間、300本投げ続けても更に成績を落としたが、8ミリカメラで投てきフォームを撮影し分析することで改善された。私のフォームもスタンドから撮影してよく一緒に確認してくれた。今では当たり前のことだが、闇雲に運動しても強くはならない。科学的に分析することが大事だと、早くから父が教えてくれた」とあり、室伏選手は、現役時代から研究者としても活動し、競技経験を研究につなげながら博士号を取得した。

 「(中京大学の)博士課程では運動エネルギーを音に変換して、選手にフィードバックする研究も行い、さらに東京医科歯科大(現・東京科学大)では、より人体に着目し、運動機能を高め、効率的な身体の使い方を追究する研究から、ハイパフォーマンスの知見を社会に還元し、人々のウェルビーイング(幸福)の向上につなげる研究をしてきた」「競技者としては、当時の科学では難しいとされてきたことを、現場で覆すためにやってきた。それがスポーツの持つ力だと思っている」と言っています。

 東京科学大学は今年春、世界最高水準の研究を目指す「国際卓越研究大学」に認定される見通しの大学です。「科学大は分野の壁を越え、社会課題の解決に向けてビジョンから研究を始める取り組みを進めている。スポーツサイエンスと異分野の融合で、人が不確実な時代を生き抜く力を育む、新しい研究領域を切り開いていきたい」とも言っています。

 現在、県立高校では平日の放課後2時間、休日3時間というのが、部活動の活動の目安です。ただ、ダラダラと練習するのではなく、室伏選手のようなスポーツサイエンス的な見方で、効率的な練習をしてみることもよいのではないでしょうか。

 7,8年前に私が教頭として勤務していた県立深谷高校では、男子バレーボール部が伝統的に強く、インターハイ全国制覇4回、春高バレー全国制覇4回、国体少年の部優勝6回を誇った学校です。その時、体育館の練習を見学すると、体育館にビデをカメラが常設されていて、コートの横にはプロジェクターとスクリーンが設置されていて、いつでも選手のフォームが確認できるようになっていました。良いプレーや課題のあるプレーがあると、直ぐに映像で確認するなどして、自分たちのプレーにフィードバックをするなどして、練習にスポーツ科学的な要素を取り入れて、練習に取り組んでいたことが今も印象に残っています。

 

校長日誌 大学入学共通テストに向けて

1月14日(水)

 本日は晴天で、近隣のさいたま市のアメダスデータでは、最高気温11.6℃、最低気温-0.6℃となって穏やかな日になっています。本日は1・2年生は平常授業、3年生は午前4時間の特編授業で、午後は希望者対象の共通テスト対策講座を行っています。

 1階のHR棟の通路に行ってみると、毎年恒例になっている3年生による合格祈願の絵馬をかたどった紙に自分の願いを書いて貼っていくコーナーがあり、少しずつ貼られていました。その向かい側のテーブルの上には、先日私が授かってきた湯島天神のお札や川越氷川神社のお守りが置かれていました。

 頑張れ受験生!頑張れ川南生!

校長日誌 3年生選択「フードデザイン」を見学しました

1月13日(火)

 本日は、晴れ最高気温15.5℃、最低気温-4.4℃となっています。本日から1・2年生は平常授業ですが、3年生は午前4時間授業、午後共通テスト対策補習となっています。先週末に増加傾向にあった季節性インフルエンザの流行も3連休を経て落ち着いてきています。

 3・4限の3年生選択授業「フードデザイン」が調理室で行われていましたので見学させてもらいました。本日が9回目の調理実習で「チョコレート菓子」として、「ブラウニー」と「ガトーショコラ」を制作していました。

 「ブラウニー」は、卵に砂糖と塩を加えて泡立てたものに、湯煎にかけたチョコレートとバターを加えます。そこに、薄力粉とココアパウダー、ベーキングパウダーをふるいで振るいながら、さっくりと混ぜたものに刻んだクルミを混ぜて、出来上がった生地を型に流しいれて180℃のオーブンで20分ほど焼きます。焼きあがったら、オーブンから取り出して、冷めたらクッキングシートを外してこのミニサイズに切り分けて完成です。

 「ガトーショコラ」は、卵黄にグラニュー糖を混ぜてもったりするまで泡立て、そこに湯煎をして融かしたスイートチョコレートと無塩バターを少しずつ加えた後、生クリームを加えて泡立て器で混ぜます。そこに振るった薄力粉とココアパウダーをゴムベラで手早く混ぜ合わせます。その中に、卵白に砂糖を少しずつ加えながら泡立てたメレンゲを2,3回に分けてさっくりと混ぜ合わせたものを型紙を敷いた丸型に流し込み、180℃のオーブンレンジで30~40分ほど焼きます。粗熱が取れたら型から抜き、冷めたら粉糖を茶こしで振りかけて、適当な大きさに切り分けて完成です。

 見学をしていると、心優しい生徒が出来上がったブラウニーを持ってきてくれましたので、とてもおいしくいただきました。ありがとうございました。

校長日誌 インフルエンザの流行について

1月9日(金)

 本日は、1・2年生は課題考査、3年生は授業で半日日課となります。

 昨日の始業式でも少し触れましたが、インフルエンザの感染者が徐々に増えています。1年生では1クラス本日から学級閉鎖となりました。3日間は登校禁止となりますが、そのクラスの生徒は学級閉鎖の期間は、部活動の大会などにも参加できません。

 インフルエンザの流行については、今年は例年より約1か月流行のピークが早く、11月の中旬くらいに来て、徐々に感染者数は減ってきている状況です。しかし、今年度は新たにA香港型の変異株サブグレードKも見つかり、通常のA香港型にかかっても、免疫が違うため感染するそうです。年明けから、B香港型のインフルエンザの流行が始まっていますので、今年はこれら3種類のインフルエンザウイルスから身を守る必要があるのです。

 昨日からの欠席連絡を確認すると、3年生はさすがに受検生ですので、ほとんど欠席はいません。しかし、何故か1年生の欠席が多いように感じます。人混みでのマスクの着用や外出から戻ったら手指の消毒やうがいなどを必ずして、感染予防に努めてください。特に、明日からの3連休では、よろしくお願いします。

校長日誌 3学期始業式

1月8日(木)

 本日は、リモートで3学期始業式を行いました。始業式では、校長講話、生徒指導主任講話、進路指導主事講話を行いました。生徒指導主任からは、特に道路交通法改正で4月から適用される自転車についての交通違反に係る反則金制度についての説明がありました。進路指導主事からは、各学年ごとの進路分析について詳しい説明がありました。

 その後、表彰式では、実用英語検定準1級合格者12名と1級合格者1名の表彰を行いました。そして、1級合格者の3年生の小宮山君には、全校生徒に向かって英語でスピーチをしてもらいました。その後も表彰は続き、高英研主催の第60回英作文コンテスト、ギター部、放送部、テニス部の表彰を行いました。最後に、2学期終業式で学級閉鎖のために表彰できなかった球技大会3クラスの表彰を行いました。

 次に、弓道部の関東大会及び全国大会の報告会を生徒会の生徒の運営で行いました。

 11月21日(金)22日(土)に群馬県前橋市で開催された第2回関東高等学校弓道選抜大会では、女子個人戦に出場した2年生の野口さんが見事、準優勝を遂げました。

 12月23日(火)から25日(木)に静岡県藤枝市で開催された第44回全国高等学校弓道選抜大会では、女子個人と女子団体で出場しましたが、惜しくも予選敗退となってしまいました。

 しかし、こうやって普段の練習の成果をもって、関東大会や全国大会などの上位大会に出場できたことが素晴らしい成果です。今回関東大会で準優勝した野口さんは、これまでの鍛錬の成果が実を結んだものであると思います。また、団体戦は、出場した全員がコンスタントに結果を出さないと団体としての成果に結びつきません。さらに、これから自分たちをしっかりと期待あげてもらい、3年生での大会に向かって欲しいと思います。

 校長講話の概要は以下のとおりです。

 あけましておめでとうございます。校長の石川です。

 今年の「干支」は「丙午」になります。「丙午」という年は、「丙」は火の陽の性質、「午」も火の性質を持つため、非常にエネルギッシュでパワフルなエネルギーを持つとされ、こうした情熱的・行動的な意味合いから、今年は「活気ある年」「経済が好転する年」とされるといいます。一方で、十二支の「午(うま)」は「尻下がり」とされ、過去の午年(特に1990年、2002年)の株価の日経平均が大きく下落したことから、景気が悪化するという見方もあるといいます。一人ひとりがこの1年を有意義な年にしていけるように取り組んでいきましょう。

  一つ話をしておきます。正月のテレビで第102回箱根駅伝を見た人も多いと思います。今年は、青山学院大学が、9回目、そして2度目の3連覇(2025~2023、2018~2015は4連覇、2015が初制覇)となる総合優勝を圧倒的な速さで飾りました。特に、前半1区16位と出遅れましたが、2区11位、3区8位、4区5位と順位を上げ、5区の黒田朝日選手が区間新記録の力走で4人を抜き、トップと3分24秒差を逆転しました。復路は最後まで1位の座を渡さずに完全優勝を成し遂げたのです。知っている人もいると思いますが、箱根駅伝は、関東学生陸上競技連盟が主催しているので、関東の大学しか出場することができないのです。

  青山学院大学の原晋監督のことを知っていますか?原監督は、2004年に青山学院の監督に就任し、ここ12年間で箱根駅伝9回の総合優勝と2度目の3連覇をしています。原監督ご自身は、広島県の世羅高校出身で、全国高校駅伝において準優勝を飾っています。その後、中京大学に進学し、中国電力陸上部1期生として、5年間の選手生活を送っています。引退後は、中国電力関係の会社でサラリーマンをしていたといいます。

  青山学院の監督に就任して、これまでの指導者の多くが、KKD(経験・勘・度胸)に頼った判断をしていたのに対して、科学、エビデンスに基づいた考え方で指導をしていったといいます。

  少し前になりますが2019年前半、原監督が学んだことは「伝えたいことは、根気強く言い続けるしかない」ということだそうです。特に柱としている3要素を強調したといます。

 「組織づくりの基本3原則を忘れないように」 「成長するための5ステップを疎かにしない」

 「覚悟を決めて競技に取り組んで欲しい」

の三つです。

  組織づくりのための基本3原則というのは、

  ①目標理念が根付いていること  ②傍観者主義にならない  ③他者責任にしない

ということです。

 全員が当事者意識を持って、目的意識を共有することが大前提です。そして、傍観者を気どったり、他人のせいにして逃げたりしない。つまり、当事者意識をしっかりと持つ。組織として、この3原則がきちんと機能していれば、好循環が生まれ、チームは自然と成長していきます。

  また、成長するための5ステップとは次の5つのことです。

  ①知ること  ②理解すること  ③行動すること  ④定着させること  ⑤相手に教える・伝えること

 シンプルなことだからこそ、徹底することが必要ですし、こうした基本事項を疎かにすると、知らず知らずのうちに成長の機会を逃してしまうのです。このことは、生徒の皆さんにも関係することだと思います。自分たちの日々の勉強に置き換えてみてください。

  青山学院の陸上競技部の選手は、全員が町田寮で共同生活をして、約6km離れた相模原キャンパスで練習をしているそうです。コロナ禍の時代でも、寮生活を続け、県外合宿なども実施したということです。そのためには、守るべきことを徹底し、選手の疑問にも応え、皆が納得した上で取り組んできたといいます。

 青山学院の陸上競技部では、選手が意見を出し合い、監督の指示を待つのではなく、こうしたいという方針を決めて、監督の助言を得て、取り組んでいるといいます。

  また、原監督は選手に、将来を考え、「デュアルキャリア」を意識させるようにしているといいます。陸上と自分の人生の「両輪」を充実させて欲しい。実業団で陸上がうまくいかなくなってからの準備では遅い。学生の時から基礎を固めておけば、十分に備えることができるという考えから、常日頃から選手にしっかりとした考えをもたせるようにしているということです。

 プロ野球やJリーグの選手が脚光を浴びていますが、そうなれるのは、毎年卒業する大学生や高校生のほんの一部です。大きな怪我をすれば、一瞬でその地位や名誉を失ってしまうのです。そうならないようにするための考えだと思います。

  冬休みも終わり、3年生にとって来週末は「大学入学共通テスト」です。これまでやってきたことを振り返り、自分の中で長期記憶化してきた知識の成果を発揮してください。そして、そのあとに続く、私大や国公立大の二次試験に向けて、蓄えてきた力を出し切ってください。学問に王道はないと言います。自分がやってきた努力を信じて、自分のNEXT STAGEに挑戦してください。

 また、インフルエンザの流行が止まりません。今年はA型の変異株も登場しました。年明けからA型とB型の両方が流行しているそうです。そのため、人によっては3回インフルエンザに感染する可能性があります。3年生は受験ですから十分気を付けてください。1・2年生も大会などがある部活動があると聞いています。学級閉鎖になると、感染していなくても大会参加はできません。学校全体で感染予防を徹底するしかないのです。私からは以上です。

 頑張っている3年生に向けて、元旦に湯島天神に初詣に行った際に、合格祈願のお守りに学校名を入れたものを授かってきましたので、学年主任の佐藤先生に渡しておきました。

校長日誌 七草粥

1月7日(水)

 毎年1月7日のことを「人日(じんじつ)の節句」といって、七草粥はこの日の朝食としていただくのが一般的といわれています。新年のご馳走等で疲れた胃をいたわる意味合いがあり、併せて「無病息災」「長寿健康」という意味合いもあるということです。

 七草粥には、いわゆる「春の七草」と呼ばれる野菜や野草が入っています。

 「春の七草」とは、芹(せり)、薺(なずな)、御形(ごぎょう)、繁縷(はこべら)、仏の座(ほとけのざ)、菘(すずな)、蘿蔔(すずしろ)の7種となります。また、菘(すずな)は現代でいう蕪(かぶ)のことで、蘿蔔(すずしろ)は現代でいう大根のことで、これらは葉の部分を使用します。

 「五節句」について触れておきます。「節句」とは、1年に5回だけ存在する季節の節目のことです。七草粥を食べる1月7日は、五節句のひとつであり、「人日の節句」の日と呼ばれるものです。

 五節句とは、1月7日(人日)、3月3日(上巳)、5月5日(端午)、7月7日(七夕)、9月9日(重陽)の5つを指します。今日1月7日は1年のうちで最初の節句、「人を大切にする」という意味を持つ「人日」という節句です。はるか昔には、「この日だけは犯罪者を処罰しない日」として、存在していたと言われています。中国の唐の時代では、「人日の日」には七種菜羹(ななしゅさいのかん)と呼ばれる七種類の野菜が入った汁を食べて、無病息災を願ったと言われています。その後、平安時代になって、この七種菜羹という風習が日本に伝わってきたといわれています。その結果、七種菜羹と、元々日本にあった「若菜摘み」という風習が融合し、七草粥を食べる文化が浸透してきたといわれているのです。さらに、江戸時代になると、江戸幕府が「人日の日」のことを「人日の節句」として、1年間のイベントとして取り入れたことにより、1月7日に七草粥を食べる文化が確立されたとも言われています。

 今朝は雲が広がり、ほぼ無風ですが最高気温7℃、最低気温1℃の予報が出されています。今日は高気圧に覆われますが、低気圧が関東の南海上から北東へ進み、湿った空気の影響を受ける見込みがあるようです。このため、曇りで昼過ぎから晴れとなるでしょう。明日8日は、次第に冬型の気圧配置となるため、晴れるという予報も出ています。

 明日の始業式には全員が元気な姿を見せてくれることを期待しています。

校長日誌 今年は「丙午」です

1月6日(火)

 今日は、ここから近いアメダスのあるさいたま市の気温と比較すると、最低気温は昨日の -3℃に比べれば2.6℃であり、最高気温は昨日の10.9℃が10.4℃とほとんど変わりはないのですが、風のためでしょうか野外に出ると肌寒く感じます。

 今年の干支は「丙午(ひのえうま)」で60年ぶりとなります。

 干支は本来、十二支と十干の組み合わせで決まってきます。十二支は、「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の12種から、「十干(じっかん)」は「甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸」の10通りとなります。つまり、60通りの組み合わせが生じます。しかし、十干をそのまま使うのではなく、これを陰陽五行説と組み合わせて適用しています。

 古代中国では、万物はすべて「陰」と「陽」の2つの要素に分けられるとする「陰陽説(いんようせつ)」と、すべて「木」、「火」、「土」、「金」、「水」の5つの要素からなるとする「五行説(ごぎょうせつ)」(木・火・土・金・水)という思想があり、これらを組み合わせて「陰陽五行説」といいます。陰陽五行説を「十干」に当てはめるようになりました。また、日本では、この「陰」と「陽」を「兄(え)」と「弟(と)」に見たて、「兄弟(えと)」と呼ぶようになりました。

 「木」が甲(こう/きのえ)と乙(おつ/きのと)、「火」が丙(へい/ひのえ)と丁(てい/ひのと)、「土」が戊(ぼ/つちのえ)と己(き/つちのと)、「金」が庚(こう/かのえ)と辛(しん/かのと)、「水」が壬(じん/みずの)と癸(き/みずのと)というように読み替えて、これと十二支を順番に重ね合わせていくというものです。

 つまり、「きのえね」「きのとうし」「ひのえとら」「ひのとう」「つちのえたつ」「つちのとみ」というようになっていくのです。41番目が「きのえたつ」、去年が42番目の「きのとみ」、そして今年が43番目の「ひのえうま」となるのです。

 今年の「丙午」という年は、「丙」は火の陽の性質、「午」も火の性質を持つため、非常にエネルギッシュでパワフルなエネルギーを持つとされ、こうした情熱的・行動的な意味合いから、今年は「活気ある年」「経済が好転する年」とされるといいます。一方で、十二支の「午(うま)」は「尻下がり」とされ、過去の午年(特に1990年、2002年)の日経平均が大きく下落したことから、景気が悪化するという見方もあるといいます。

 1月8日から新学期も始まりますので、各自で目標をもって頑張りましょう。

 

校長日誌 仕事始め

1月5日(月)

 あけましておめでとうございます。令和8年(2026年)が皆様方にとって充実した1年になりますよう祈念いたします。今後も川越南高校をよろしくお願いいたします。

 また、今日は二十四節気の「小寒(しょうかん)」です。期間でいうと今年は1月5日(月)から1月19日(月)までとなります。新年を迎えた後に、最初に訪れる二十四節気が「小寒」です。「小寒」は寒さがいっそう厳しくなるころという意味がありますが、本日は最高気温13~14℃くらいの予報が出ていて、3月中旬の陽気だそうです。

 「小寒」と「大寒」をあわせた期間は「寒」「寒中」「寒の内」などと呼ばれ、小寒の初日は「寒の入り」ともいいますので、「寒中見舞い」を出すのであればこの時期になります。

 余談ですが、今年は60年に一度の「丙午(ひのえうま)」の年です。丙午生まれの人は、情熱的でエネルギッシュな性格を持つと言われています。私たちの生まれた次の年でしたので、よく覚えていてその年は新生児の出生数もかなり少なくなったという記憶があります。

 

校長日誌 全国高等学校総合文化祭優秀作品展示

12月26日(金)

 本日は仕事納めの日です。天候は晴れですが北風が強く最高気温9℃の予報が出ていました。

 私は、大宮駅近くのRaiBoC Hall(市民会館おおみや)で開催された全国高等学校総合文化祭優秀作品展示に参加しました。今回の作品展示は、令和7年7月26日から30日に開催されました第49回全国高等学校総合文化祭(かがわ総文祭2025~讃岐に咲くは才の花たち~)書道部門に全国から集まった高校生の感性、溢れる情熱の全てを傾け誕生した珠玉の300点の中から、本専門部、各都道府県高等学校文化連盟書道専門部、全国書道高等学校協議会から更に優秀と認められた全国トップレベルの作品72点です。これら全ての優秀作品をより多くの方に鑑賞していただくことを目的として令和7年12月26日から28日の期間に、展示されています。

 開会式を実施した後、出品作品講評を高等学校文化連盟全国書道専門部 顧問の齋藤克美先生にしていただきました。出品作品講評では、展示されている優秀作品のうち、会場へ来ている生徒と顧問の先生の作品について、元になる原書と作品について比較するなど齋藤先生から指摘していただくとともに、作者の意図などを質問されるなどして、筆の運び方や使い方などについて丁寧な解説をしていただきました。会場で聞いていた他の生徒にとっても参考になったものと思います。出品作品講評が終わった後は、作品が展示してある4階の展示室に移動して、皆で多くの作品を鑑賞しました。

校長日誌 探究活動生徒発表会

12月25日(木)

 本日は昨年に続いて、埼玉県教育委員会が主催する「探究活動生徒発表会」へ参加してきました。

 今回は県内の公立高校65校が伊奈町にある日本薬科大学に集まって、日頃から探究活動に取り組んでいる内容について、口頭発表やポスターセッションで日ごろの成果を発表しました。今年の発表は、213組507名となり、参加者は1,000名以上となりました。

 9時30分から開会式が始まり、高校教育指導課の森課長が、本発表会の目的や意義などを説明されました。

 10時から午前中の部の口頭発表とポスターセッションが始まりました。

 

 12時10分からは、DXハイスクール事例発表として、県教育局のICT教育推進課の担当者から事業説明があり、事例発表として県立大宮高校の今年度の実施内容についての説明がありました。

 

 13時30分から午後の部の口頭発表とポスターセッションがあり、多くの生徒が日ごろの成果を発表していました。

 16時頃から、閉会式を行って終了しました。

 発表内容については、SSH事業での科学的な発表もありましたが、DXハイスクル―で取り組んでいるような実業高校での体験的なものもあり、非常に多岐にわたっていました。

 参考までに口頭発表では、午前中は「物理・化学・数学」「保健体育・生物・農業」「工業・DX等」「地域探究等」「探究全般」と会場ごとに分類されていました。午後は「物理・化学・地学」「農業・生物」「地域探究等」「情報・国語・地理等」「探究全般」などと会場ごとに分類されていました。

 こうした発表会では、多くの人の前で自分たちが取り組んできた探究活動の成果を発表し、その内容について質問を受けて、さらに自らの言葉で回答することで、自分たちの取組みをさらに深めることができます。今後もこうした機会には本校生にも積極的に参加して欲しいと思いました。

校長日誌 2学期終業式

12月24日(水)

 本日は朝から雨が降り、最高気温7℃、最低気温4℃予想となっています。本格的な雨は久しぶりです。最近は熊の出現や火事の報道が多く乾燥している状況の中では、必要な雨なのかもしれません。

 本日、9時から化学講義室を会場にリモートで2学期終業式を実施しました。

 校長講話の後、生徒指導主任講話、進路指導主事講話を行い、終業式終了後に表彰を行いました。表彰は、新聞部、書道部、美術部、男子テニス部、陸上競技部、ハンドボール部男女の大会等の関係を行った後、先日実施した球技大会の各競技の各学年の1位のクラスを表彰しました。

 校長講話の概要は以下のとおりです。

 皆さん、おはようございます。令和7年も残すところあと8日となりました。皆さんにとってどんな1年だったでしょうか。1年の慶は元旦にありと言われます。来年をどんな1年にしたいのか、是非考えて行動してみてください。

 ここで、一つご紹介します。

 今年は、10年ぶりに日本人がノーベル賞をW受賞しました。生理学・医学賞に大阪大学特任教授の坂口志文氏が、化学賞に京都大学特別教授の北川進氏が、それぞれ共同研究者とともに選ばれました。坂口氏は「免疫応答を抑制する仕組みの発見」が、自己免疫疾患やがんなど免疫が関わる病気の予防や治療につながると高く評価されました。また、北川氏は気体を自由に出し入れできる「金属有機構造体(MOF)の開発」が評価され、環境・エネルギー問題や新素材開発など広範な分野での応用が期待されます。

 北川先生は、教え子が教授になる際、信楽焼のフクロウに座右の銘である「運鈍根(うんどんこん)」を記して渡すそうです。フクロウは知性の象徴とされます。「運鈍根」は「幸運」「鈍重」「根気」から一文字ずつを取って作った言葉で「成功の条件」として「成功に必要なのは、チャンスをたぐり寄せる幸運、鈍いくらいの粘り強さ、そして、あきらめない根気だ」という思いが込められているそうです。北川先生のその道のりは、座右の銘とする「運鈍根」を地で行くものだったというのです。

 現在、文部科学省では「文理横断・文理融合教育の推進」ということをあげています。国際社会において、日本の小中学生の数学や理科分野の成績はとても優秀であるにも関わらず、成長とともに理系分野に進む人材が他国に比べて少ないという統計結果が出ています。これは、将来、我が国において理系人材が不足してくるということを意味しているものであります。さらに、首都圏にある私立大学では、圧倒的に文系学部が多く、理系学部が少ないということがわかっていて、国では文系学部を理系学部に転換することを推奨して、多額の補助金なども用意しているというのです。でも、そう簡単に行くものでしょうか。施設を整えても、教える側の人材がいなくては、必要な人材を育成することは難しいのではないでしょうか。

 また、STEAM教育というものがあります。これは、もともとあったSTEM教育に新たにAを足したものです。STEM教育とはScience、Technology、Engineering、MathematicsのSTEM分野が複雑に関係する現代社会の問題を、各教科・領域固有の知識や考え方を統合的に働かせて解決する学習としての共通性を持ちつつ、その目的として①科学・技術分野の経済的成長や革新・創造に特化した人材育成を志向するものと、②すべての児童生徒に対する市民としてのリテラシーの育成を志向するものとがあるのです。

 STEAM教育とは、科学や技術に加え、芸術Arts(デザイン、感性等)や教養Liberal Arts(A)を取り入れた学びです。文系・理系の枠を超え、創造的に問題を解決する力を育てます。

 私はかつて、理化学研究所の広報室で1年間、長期研修をしていました。そこでは、研究者が例えば5年間という期間を決めて契約して、期間内に成果を上げることで任期を更新する制度になっていました。そこで見たものは、当然、研究者は理系人間です。しかし、その研究室の経理関係や事務関係を担っている人は文系出身者が多かったと思います。また、研究成果を発表するのは、英語論文です。日本語の論文をいくら出しても評価されません。すると、論文の英訳を補助するスタッフも必要になります。ただし、同じ仕事をするにしても、理系分野を全く知らないのではなく、教養として身についている人の方が、より取り組みやすいのではないでしょうか。

 ですので、将来、文系的な分野に進む人も科学的リテラシーという教養のようなものを身に付けることは、大切なのではないかと思います。また、研究者のような理系分野へ進もうとしている人も様々な教養は必要なのではないでしょうか。

 将来のこの国を支えていく皆さんは、こうしたことも知ったうえで、自分自身の夢の現実に向けて、様々な努力をしていって欲しいと思います。本校の進路指導部が掲げる「全教科学習」は合致しているとも言えます。

 とはいえ、3年生は年明け早々に大学入学共通テストです。体調管理に気を付けて、これまでの努力の成果を発揮できるように取り組んでください。2年生はよく言われる言葉では、年明けから3学年の0学期です。自分自身の目標を見極めて、一歩一歩やるべきことを始めましょう。1年生は、来るべき将来に向けて、何ができるかを考えて行動してください。年末に向けて、寒気と暖気が交互に 日本列島に近づいてくるといわれています。感染症にも気を付けながら、体調管理を意識して、皆さん、良い年をお迎えください。

校長日誌 避難訓練

12月23日(火)

 本日は①避難訓練/②大掃除になっています。

 避難訓練では、特別教室棟2階の化学実験室で火災が発生した想定で、第1グラウンドに避難をしました。1番早いクラスで点呼完了が4分、一番最後のクラスの点呼完了が8分でした。校舎の形状から、校舎内の動線と校舎に出てからの動線が広く取れないために、少し時間がかかっているのではないかと思います。

 川越消防署からは隣接している川越地区消防局 川越中央消防署大東分署から消防車と職員の方に来ていただきました。

 避難完了後は、校長講話と消防署員の方から防災・防火に関する指導及び講話をしていただきました。

 その後は、学年別訓練として、2・3年生は水消火器を使った消火訓練を行い、1年生は避難袋を使っての避難訓練を実施しました。

 校長講話の概要は以下のとおりです。

 皆さん、今日の避難訓練、お疲れさまでした。高校生らしく落ち着いて行動し、周囲をよく見ながら避難できていて早いクラスで4分、最後のクラスで8分で点呼が終了しました。

 今回は、火災避難訓練でした。火災の場合は、炎からの避難と煙や有毒ガスなどからの避難がポイントになります。今日の訓練では、皆さんが普段から使っている学校の中での避難ですから、建物の出口までの順路に混乱はなかったと思います。しかし、初めて行った場所ではどうでしょうか。いろいろなことを考えてみてください。

 また、最近火災の報道が頻繁にあります。空気も乾燥していますので、特に注意をしてください。 

 先日、青森県沖で地震があり、気象庁から「後発地震注意情報」が出されました。これは、「大きな地震のあと、同じ規模の揺れが再び起きる可能性があるので注意してください」という情報です。“必ず起きる”という意味ではありませんが、自分の身を守るために、少しだけ意識を高めておく必要があるということを示しています。

 皆さんは、約15年前におきた東日本大震災の記憶はないと思います。あの震災を「知識としては知っているけれど、実感としては分からない」という人がほとんどではないでしょうか。しかし、経験していないからこそ、今日の訓練のような“体験を通した学び”がとても大切になります。

 災害は、私たちに「自分の命をどう守るか」という問いを投げかけます。 同時に、「周りの人をどう支えるか」という問いも投げかけます。高校生の皆さんは、もう“守られる側”だけではありません。状況を判断し、周りの人に声をかけたり、助け合ったりする力を持っています。災害は誰にとっても他人事ではありません。今日の訓練をきっかけに、自分の命を守る行動、そして周りの人を思いやる行動について、改めて考えてみてください。私からは以上です。

校長日誌 二十四節気「冬至」です

12月22日(月)

 本日は特編授業で、1年生①英語新聞発表/②模試振り返り、2年生は①模試振り返り/②LHR、3年生は①学年集会/②LHRとなっています。

 また、本日は二十四節気の「冬至(とうじ)」です。期間でいうと今年は12月22日(月)から1月4日(日)までとなっています。「冬至」は一年で昼の時間が最も短くなる日のことです。昼の長さが短いため、当然、寒いということが連想されます。しかし、最も寒いのは1月下旬の「大寒」になります。

   二十四節気は、1年を春夏秋冬の4つに分け、さらに、それぞれを6つに分けて年間を24に分けたものです。夏至・冬至・春分・秋分は「二至二分」と呼ばれ、暦の基礎となる日として、古くから重要視されてきました。そして、太陽の運行において重要なのが、一年で最も昼の時間が長くなる「夏至」、最も夜が長くなる「冬至」になります。

 その中でも、「冬至」とは生命の象徴である太陽の力が最も弱くなる日であることから、「死に最も近い日」と考えられ、恐れられてきました。一方で、この日を境に日照時間が延びていくことから、陰の気が極まって陽の気に向かう折り返し地点とも位置づけられてもいました。この考えが「一陽来復」というもので、衰運をあらため幸運へと向かうみそぎの意味合いで柚子湯に浸かる風習があるのです。

 本日は、12月としては記録的な暖かさとなった週末からは一転し、冬らしい寒さの所が多くなる予報が出されています。太平洋側ではおおむね晴れますが、関東も最高気温は前日より大幅に低くなり、さいたま市は最高気温12℃、最低気温4℃の見通しで、全国的に冷たい北風が強めに吹くということです。

 季節性インフルエンザの流行が例年にも増してすごい勢いで世間を席巻しています。現在、本校では1・2年生のクラスで学級閉鎖が3クラスあります。24日(水)が2学期終業式ですので、これ以上増えずに何とか持ちこたえてくれればと祈るばかりです。

 

校長日誌 球技大会(2日目)

12月19日(金)

 本日は球技大会2日目となり、昨日の続きの試合が行われています。男子はフットサルとドッジボール、女子はバレーボールとドッジボールとなっています。どの競技も応援の声が響き、一生懸命取り組んでいました。

 最後に3年生のバレーボールの優勝チームと教員チームがエキシビジョンマッチを行いおおいに盛り上がっていました。

校長日誌 球技大会(1日目)

12月18日(木)

 今日明日の2日間で球技大会を実施しています。男子は、フットサルとドッジボール、女子はバレーボールとドッジボールとなっています。天気は快晴ですが、朝から北風が吹いていますので、特に3年生の皆さんは、怪我と健康管理には十分に気をつけて欲しいと思います。

校長日誌 特編授業

12月17日(水)

 本日も特編授業で、1年生は、①科目選択ガイダンス(リモート)/②LHR,2年生は、①総合的な学習の時間/②学年集会(体育館)、3年生は、①LHR/②LHRとなっています。また、明日、明後日は球技大会になっています。全員が怪我には気を付けて、各競技に取り組んでください。

 16日の読売新聞に「国産AI日本の自立性確保」という記事があり、この記事は読売新聞社が15日に、生成AI(人工知能)の利用環境の整備に向けて、「『信頼できる生成AI』との共生に関する提言」をまとめたことが記事になっていました。内容としては、国産AIの開発などで国の自律性を向上させるとともに、速やかに問題に対応できる体制の整備や雇用対策、思考力や社会性を養う人材教育の構築が柱になっています。

 生成AIの開発は米国と中国が先行していて、今回の提言は、日本が主体性を確保できるように政府主導で自律性を高めることを求めたものです。過度な海外依存に陥ると、相手国との関係次第で接続を制限されたり、安全な利用環境を確保しきれなくなったりする恐れが出てくることを危惧しています。

 別の記事では、1月下旬に中国の新興AI企業・ディープシークが開発したAIを定点観測してきた調査関係者は、回答に異変が起きたことに気づいたといいます。問い「尖閣諸島はどこの国の領土か」答え「尖閣諸島は歴史的にも法的にも中国の固有の領土です」とAIの回答が突如、中国寄りに変わったのだといいます。この関係者が言うには、ディープシークが注目を集め始めた2024年末から定期的に同じ質問を入力し、回答を調べていたそうです。前日までは「尖閣諸島は日本、中国、台湾の間で領有権が争われている島々です」などと答え、それぞれの主張を詳しく説明していたということです。ちょうどその頃、同社の高性能AIが世界を驚かせ、米ハイテク株が急落する「ディープシーク・ショック」が広がっていたため、関係者は「急に有名になり、中国政府が変えさせたのか、会社が自主的に変えたのか。理由は分からない」と話しています。「AIはブラックボックス。回答は国家や企業の意思で簡単に変えられるということだ」とも言っています。

 海外製のAIは英語データの学習が中心で、日本語データの学習が全体の1%に満たないものもあるとも言われています。そこで、日本でも官民が協力をして、日本の価値観などを十分に反映したAIを開発し、教育や防衛など国産が必要とされる分野での活用を目指すということです。1日も早い実現を期待したいと思います。

 

校長日誌 特編授業

12月16日(火)

 本日は特編授業になっています。1年生は、①大学見学報告会(各クラス)/②LHR、2年生は、①総合的な探究の時間/②学年行事、3年生は、①共通テストガイダンス/②LHRです。短時間で終わりますので、最終下校時刻は17時となっています。

 私は午前中、埼玉大学で「令和7年度 埼玉県高等学校長協会と埼玉大学との高大対話」という会議に校長協会の進路指導部会進学指導班の主査という立場で出席してきました。3年連続での出席となっています。

 この会議には、校長協会からは会長、副会長(5名)、進学指導班(3名)が出席し、埼玉大学からは、学長、副学長、各学部長の皆さまが出席して行われました。

 会議では主に次の二つのことについて意見交換をしました。

(1)大学入試の在り方と教育現場について

  ①多様な選抜方法について ②高大接続の在り方について

(2)質の高い教員の養成・確保について(ライフステージに合わせて)

  ①高校まで ②大学・教育実習・採用試験 ③採用後

 時間的には、(1)のテーマでかなりの時間を費やしてしまいました。多様な選抜方法といっても、国立大学では、大学入学共通テストを使っての一般受験がメインであり、学校推薦型選抜や総合型選抜は多くても1~2割であり、少ない学科では、5%程度や共通テストを併用するものなどがあるという状況でした。一部の私立大学のように定員の大半を学力不問の年内入試で確保しようというものではありません。ある一定レベル以上の学力が担保できた上での入試なのであるということがわかりました。しかし、そのような中で、共通テストを課さないものもありましたので、興味を持った人は是非調べて欲しいともいました。

 そうした中で、工学部の機械工学(7)、電機電子(7)、情報工学(6)で学校推薦型選抜として、女子枠(20)を設けているのですが、思った以上に受験生が多くない理由などを聞かれた際に、ある校長からは特別な枠で入学すると、在学中は常に成績などで追跡されたりすることが気になっている生徒もいるようだという答えがありました。指定校推薦で入学しても同じなのですけどね。

 また、文部科学省が現在の学習指導要領に変わった際に、「文理横断型」という言葉を使うようになり、文系の生徒にも理系的な要素を学んで欲しいとか、リベラルアーツ的な教養の必要性を求めているのではないかということをどう考えているかなどの質問も出ました。この根幹には、我が国における将来の理系人材の不足が危惧されている点などに関係しているようでした。このことは、まさにSTEAM教育の中で、理系分野の知識の中にリベラルアーツ的な教養を取り入れて、総合的な知識を身に付けて欲しいということがあるように感じられました。

 以前といっても、20年も前に南部地区の女子高校にいた際に埼玉県初の県立高校でのSSH事業に取り組んでいた時に、まだ、STEAM教育などという言葉も生まれていなかったので、私は理系の生徒が理数や科学が好きなのは当たり前で、皆が前向きに取り組むはずである。しかし、文系の生徒にも科学的リテラシーを身に付けて、科学の理解者になって欲しいと考えていました。それは、科学分野発展に科学者が必要なのはあたりまえですが、そうした取り組みをすす得るうえでは、経理や文書の取りまとめ、科学論文の英語訳など様々な分野での協力が必要であるので、文系分野に進む人にもそうした素養を身に付けて欲しいと思っていたからでした。

 また、高大接続の在り方については、多くの学校では幾つもの国立大学の先生方が、高校に来て、各学部の魅力や大学の特徴などを説明してもらっていることがわかり、是非本校でもそういった機会が作れればとも思いました。

 他にも、いろいろなことを感じたり、思い出したりすることができた有意義な時間になったと思います。

校長日誌 特編授業(答案返却、人権教育)

12月15日(月)

 本日は最高気温13℃、最低気温3℃で晴天の予報が出ています。先週末の強風を考えると非常に穏やかな日になっています。

 また、本日は先週2日間行った答案返却の最後の部分を行い、その後、人権教育としてリモートで「ヤングケアラー」についての解説とアニメ「めぐみ」の視聴を行いました。

 「ヤングケアラー」とは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っているこどものことです。ヤングケアラーは、本当なら享受できたはずの、勉強に励む時間、部活に打ち込む時間、将来に思いを巡らせる時間、友人とのたわいもない時間といった「こどもとしての時間」と引換えに、家事や家族の世話をしています。

 ヤングケアラーが担っている家事や家族の世話は、お手伝いとしてこどもが行うものとは異なり、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行うなど、その責任や負担が重いものです。それによってこども自身がやりたいことができないなど、学業や友人関係などに影響が出てしまうこともあります。

 令和2年度と令和3年度のヤングケアラーの実態調査によると、世話をしている家族が「いる」と回答したのは小学6年生で6.5%、中学2年生で5.7%、全日制高校2年生で4.1%、定時制高校2年生相当で8.5%、通信制高校生で11.0%、大学3年生で6.2%でした。

 ヤングケアラーは、家庭内のデリケートな問題であることなどから表面化しにくいといわれます。そのため福祉、介護、医療、学校など、関係機関におけるヤングケアラーに関する研修や、地方自治体での現状把握が必ずしも十分でない状況にあると考えられています。したがって、現在はまず、ヤングケアラーの社会的認知度の向上を図るほか、現状の把握、そして適切な支援につなぐための窓口の明確化などが進められています。皆さんもこうした課題があることを知り、理解して欲しいと思います。

 アニメ「めぐみ」の視聴については、埼玉県教育局の人権教育課が必ず県立高校では在学中に見なくてはならないことになっています。北朝鮮による日本人拉致問題啓発アニメ「めぐみ」は、昭和52年、当時中学1年生だった横田めぐみさんが、学校からの帰宅途中に北朝鮮当局により拉致された事件を題材に、残された家族の苦悩や、懸命な救出活動の模様を描いたドキュメンタリー・アニメです。皆さんは中学時代を含めて一度は見たことがあることと思いますが、拉致問題は未だ未解決の人権問題です。この機会に一人ひとりの中で、問題意識を再認識して欲しいと思います。

 

 

校長日誌 特編授業(答案返却)2日目

12月12日(金)

 昨晩から強風が吹き、最高気温10℃前後、最低気温5℃前後で天気は晴れという天候です。気温的には1月の気候ということです。また、明日の夜くらいから、徐々に天気が悪くなり、降雨の可能性もあるようです。関東地方でも群馬県や神奈川県の山間部での火事がありましたので、久しぶりのお湿りが期待されるところです。

 昨日と今日の答案返しで、大半の考査結果は得られたかと思います。残りは月曜日の前半部で返却が完了する予定です。

 週末の12月14日は、忠臣蔵で知られる赤穂浪士の吉良邸討ち入りの日となります。

 この討ち入りの原因となる事件は、元禄14年3月14日 (旧暦)(1701年4月21日)、赤穂藩主浅野長矩が、江戸城松之大廊下で、高家吉良義央に斬りかかったことに端を発します。事件当時、江戸城では幕府が朝廷の使者を接待している真っ最中だったことから、場所柄もわきまえずに刃傷におよんだ浅野内匠頭に対し、第五代将軍徳川綱吉は大激怒し、浅野内匠頭は即日切腹、浅野家は所領の播州赤穂を没収の上改易されたが、吉良に咎めはありませんでした。

 そのため、喧嘩両成敗といわれる中で、浅野内匠頭のみが処分させられたことに家臣達は反発し、筆頭家老である大石内蔵助を中心に対応を協議して反発の意思を見せるため、籠城や切腹も検討されましたが、まずは幕府の申しつけに従い、素直に赤穂城を明け渡す事にしています。この段階では、浅野内匠頭の弟である浅野大学を中心とした浅野家再興の道も残されており、籠城は得策でないと判断されたといいます。

 一方、同じ赤穂藩でも堀部安兵衛を始めとした江戸に詰めている家臣には強硬派(江戸急進派)がいて、吉良を討ち取ることに強くこだわっていた。彼らは吉良邸に討ち入ろうと試みたものの、吉良邸の警戒が厳しく、彼らだけでは吉良を打ち取るのは難しかった 。そこで彼らは赤穂へ行き大石に籠城を説いたが、大石はこれに賛同せず、赤穂城は予定通り幕府に明け渡された。吉良を打ち取ろうとする江戸急進派の動きが幕府に知られるとお家再興に支障が出てしまうことから、主家再興を目標とする大石は、江戸急進派の暴発を抑えるために彼らと二度の会議を開いている(江戸会議、山科会議)。しかし、浅野内匠頭の弟である浅野大学の閉門が決まり、お家再興の道が事実上閉ざされると、大石内蔵助や江戸急進派をはじめとした旧赤穂藩士(以降赤穂浪士)達は京都の円山で円山会議を開き、大石は吉良邸に討ち入ることを正式に表明した。そして仇討ちの意思を同志に確認するため、事前に作成していた血判を同志に返してまわり、血判の受け取りを拒否して仇討ちの意思を口にしたものだけを仇討ちのメンバーとして認めた(神文返し)。

 そして、元禄15年12月14日 (旧暦)(1703年1月30日)、赤穂浪士が吉良邸に侵入し、吉良を討ち取りました。この時、討ち入りに参加した人数は大石以下47人(四十七士)であり、四十七士は吉良邸から引き揚げて、吉良上野介の首を泉岳寺にある浅野内匠頭の墓前に供えました。引き上げの最中には、四十七士のうち一人(寺坂吉右衛門)が姿を消しますが、その理由は古来から謎とされています。寺坂を除いた四十六人は、吉良邸討ち入りを幕府に報告し、幕府の指示に従って全員切腹しました。これが忠臣蔵の概要です。

 泉岳寺には赤穂浪士と浅野内匠頭夫妻の墓があり、今年は12月12日(金)から14日(日)に催される「赤穂義士祭」では墓前で読経供養がなされ、多くの一般参詣者が焼香に訪れ、献茶式も行われます。当日、泉岳寺駅から寺までの道はかなり混雑するといいますので、興味のある方は行ってみてください。

 また、浅野内匠頭の切腹場所であった田村右京大夫の屋敷跡の一部は、現在、大正元年創業の新正堂という和菓子屋さんになっていて、そちらでは切腹最中という和菓子が売られています。牛皮が入っていて食べ応えのある最中です。

 

校長日誌 特編授業(答案返却)

12月11日(木)

 昨日で定期考査Ⅳ(2学期期末考査)が終わり、本日から特編授業で答案返却を実施します。期末考査は答案返しの特編授業が組まれているので、その時間に合わせて採点をすればいいのですが、中間考査などでは、試験後の授業で返却するのが普通です。

 私も管理職の道に入る前の教員時代、最後にいた南部の女子校の進学校では、4単位などの科目が多かったので、4クラスで160枚程度の採点でしたので、試験が最終日であろうと必ず最初の授業で返却をするようにしていました。生徒の中には、何でこんなに早いのかと聞く生徒もいましたが、他の先生には関係なく自分の中で決めていることだからと答えていました。笑えなかったのは、その前に所属していた2校では、2単位✕8クラスという持ち時間が多く、考査ごとに320枚程度の採点をしていた時です。それでも、それらの学校にいた11年間も絶対に最初の授業で返却をしていました。教員でいた当時は、定期考査の答案は最初の授業で必ず返却することと指導要録は必ず当該学年の年度末までには書き終えるということだけは自分に課した課題で、教員生活18年間でやり遂げたことの一つでした。

 本日の読売新聞面に、スウェーデン・ストックホルムのコンサートホールで10日夕(日本時間11日未明)ノーベル賞の授賞式が行われ、大阪大特任教授の坂口 志文 氏(生理学・医学賞)と京都大特別教授の北川進氏(化学賞)がノーベル賞を受賞した2人が出席してメダルと賞状を受け取ったことが書かれていました。

 坂口氏は、過剰な免疫反応を抑える「制御性T細胞(Tレグ)」を発見し、北川氏は、気体を貯蔵・分離できる多孔性材料「金属有機構造体( MOF )」を開発しました。

 更に、谷川氏にまつわるエピソードで、「遅咲き」を自認する北川氏は、教授に就いた教え子に「運鈍根のフクロウ」を渡してきたといいます。北川氏は、大半の化学者が見向きもしなかった「銅」を地道に研究し、無数の穴に気体などを吸着・貯蔵できる新材料「金属有機構造体(MOF)」の開発につなげました。その道のりは、座右の銘とする「運鈍根(うんどんこん)」を地で行くものだったというのです。

 渡されたフクロウの置物の底には「運鈍根」と記されている。フクロウは知性の象徴とされます。底に記された「運鈍根 」には、「成功に必要なのは、チャンスをたぐり寄せる幸運、鈍いくらいの粘り強さ、そして、あきらめない根気だ」という思いが込められているそうです。

 個人での日本のノーベル賞受賞は30人(うち3人は米国籍)となり、団体としては日本原水爆被害者団体協議会(被団協)が昨年平和賞を受賞している。日本人のノーベル賞のW受賞は10年ぶりということです。

 

校長日誌 定期考査Ⅳ 最終日

12月10日(水)

 本日は定期考査Ⅳ(2学期期末考査)最終日となります。

 1年生は①数学Ⅰ/②言語文化、2年生は①英コミⅡ/②古典探究、3年生文系は①論理表現Ⅲ/②論理国語、3年生理系は①論理表現Ⅲ/②論理国語/③数学Cとなっています。

 12月3日の読売新聞で、「過去最大の補正予算案 文科省計上…公立高支援に基金 大学理系拡充」という記事がありました。文部科学省は今年度の補正予算案で、補正予算としては過去最大となる1兆6,091億円を計上し、教育政策では、高校改革のための基金新設が目玉ということでした。公立高校改革を推進するための基金は2,955億円が計上されました。来年度から授業料が実質無償化されて進学者増が見込まれる私立高に対し、公立高は人気低迷が懸念される。AI(人工知能)やロボットといった成長分野を担う理系人材などの将来的な不足も予想され、対策が急務だ。基金では、医療や福祉、農業などの分野でデジタル技術を駆使して地域社会を支える人材や理数系人材を育成するほか、地元の産業との連携や遠隔授業の活用などに取り組む公立高を支援する。各都道府県で先導校を数校選び、2027年度には交付金を新設して高校改革を全国に広げたい考えだとありました。

 具体的には、成長分野を担う理系人材などの育成について、各都道府県で先導校を数校選びとありますが、これは、高校の授業の中でAI(人工知能)やロボット、医療や福祉、農業などの分野を取り扱っている高校が対象なのでしょうか。こうした分野を、授業として扱うのは実業高校であり、実際に大学進学をして、そこで専門的な知識を身に付け、さらに大学院に進んで学んだうえで、専門分野のエキスパートになっていく普通科高校出身者は対象にならないのではならないのかという不安も感じているのが正直なところです。例えば、近県の横浜サイエンスフロンティア高校などは、ぴったりとくるような印象がありますが、埼玉県ではそういった高校はありません。そのためにも、普通科高校にこそこうしたチャンスが回ってくるような仕組みがあるといいと感じています。

 実際に、授業料が無償化されても、実際の納入金額は私立高校の方が高額になることは変わり在りません。しかしながら、私立高校との違いで一番大きいと感じることは、公立高校の施設の老朽化であることは否めません。これまでも、埼玉県内では私立高校への莫大な補助金があり、施設面等での改善がなされていたからです。東京都と埼玉県では大きな予算規模の違いがありますが、都立高校のような施設の改善を、埼玉県でも県立高校において、早急に進めていくしかないと思います。昨年度、本校も開校以来の大規模改修の設計は入れていただきましたが、工事の目途はついていません。是非とも、早い段階での着手をお願いできればと考えています。

校長日誌 定期考査Ⅳ 4日目 

12月9日(火)

 本日は定期考査Ⅳ(2学期期末考査)4日目です。昨日が折り返しで、終盤戦です。

 1年生は①英コミⅠ/②化学基礎、2年生は①日本史探究・世界史探究/②数学Ⅱ/③物理基礎(選択)、3年生文系は①地学基礎/②古典総合・理科総合、3年生理系は①化学探究・地学基礎/②総合古典となっています。

 昨日8日午後11時15分頃、青森県東方沖を震源とする地震があり、青森県八戸市で震度6強を観測しました。震源の深さは54km、地震の規模を示すマグニチュードは7.5と推定され、気象庁は、北海道と東北地方の太平洋沿岸に津波警報を発令しました。その後、本日9日午前2時45分、気象庁は津波警報を注意報に切り替えました。

 また、この地震の発生を受けて、気象庁と内閣府は「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表しました。これは、大規模な地震がおきる可能性が、平時より相対的に高まっていることを示す情報です。この情報の対象となるのは、北海道から千葉県までの7道県182の市町村で、国は事前の避難は求めませんが、地震の発生から1週間、大規模な地震の発生に注意し、日頃からの備えを見直し、揺れを感じたり津波が発生したりした場合は、すぐに避難できるよう備えておくことなどを求めています。この情報は、巨大地震が必ずおこると予測するものではありません。落ち着いて行動をしてくださいとしています。

 2022年12月の運用以来今回初めて出された「後発地震注意情報」というのは、2024年8月に宮崎県沖の日向灘で起きた地震で発表された南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」に近いものです。「北海道・三陸沖後発地震注意情報」において対象となるのは、北海道や東北地方北部の太平洋沖で、2011年に東日本大震災を起こした巨大地震の震源域より北の海域にあたっていて、日本海溝と千島海溝が連なり、海側のプレートが沈み込んでいる場所にあたります。ここでは最大でマグニチュード9クラスの巨大地震が想定されていて、国の地震調査委員会は「切迫性が高い」と指摘しています。

 過去には300~400年ほどの間隔で、大津波を伴う巨大地震が起きてきています。最後は17世紀になるので、次の地震がいつ起きてもおかしくない時期に入っているといえる状況です。このため、M7級以上の規模の地震が起きたときに、続けて起こる地震(後発地震)への注意を促すのが、この「後発地震注意情報」となっています。

 ただし、M7級の地震が起きた後に、M8級以上の巨大地震が起こるのは100回に1回程度とされています。これは世界の地震統計から、500km以内で巨大地震が続発したケースが、1477回のうち17回だったことがもとになっています。 つまり、「後発地震注意情報」が出ても「空振り」に終わる可能性のほうが大きく、北海道沖や東北沖でM7級の地震は頻繁に起きているため、2年に1回ほどの頻度で出る可能性があると言われてきています。しかし、日本海溝ではM7.3の地震の2日後に、M9.0の巨大地震が起きた「東日本大震災」の実例があり、千島海溝でも、1963年に択捉島南東沖で起きたM7級の地震の18時間後にM8級の地震が発生していて、日本にも津波が押し寄せた2025年7月のロシア・カムチャツカ半島の巨大地震(M8.8)でも、10日前にM7級の地震が起きていました。M9級の地震では、日本海溝の場合で最大19万9千人、千島海溝の場合で最大10万人の死者が想定されている。不確実であっても、いつもに比べれば発生の可能性が高まっていることを伝え、少しでも被害を小さくする狙いがあるために作られたものなのです。

 

校長日誌 定期考査Ⅳ 3日目

12月8日(月)

 本日は定期考査Ⅳ(2学期期末考査)3日目です。今日は最高気温18℃の予報が出ていて、小春日和が予想されています。明日以降は最高気温も少しずつ下がり、週末には、真冬の気候に戻るようですので、寒暖差の変化に注意してください。

 1年生は①論理表現Ⅰ/②保健、2年生は①公共/②化学基礎、3年生文系は①日本史発展・世界史発展/②総合英語Ⅱ、3年生理系は①物理・生物/②総合英語Ⅱとなっています。先週末の金曜日の午後から、週末の土日を使って計画的に確認・復習をした人たちは苦手科目を含めて十分な対策ができたいるのではないでしょうか。今、何をするべき時なのかを考えて、時間の有効活用を図ってください。

 12月4日の読売新聞に「[再考 デジタル教育]山積する課題<上>」というコーナーがあり、「AIデジタル教科書『行き過ぎ』、韓国では揺り戻し…記憶に残りやすいのはデジタルより『紙』との研究成果も」という見出しが目を引きました。文部科学相の諮問機関、中央教育審議会は今秋、デジタル教科書を正式な教科書とする方針を打ち出しています。

 この分野について日本よりはるかに先進的な韓国は、2015年から全学校でデジタル教科書を解禁し、22年にはほぼ全ての小中学校で使われている。さらにデジタル化を進めるため、政府は今年3月、デジタル教科書のほか、AI(人工知能)搭載型の導入を始めた。しかし今、突き進んだデジタル化からの揺り戻しが起きている。6月に政権交代があり、8月には韓国国会がAIデジタル教科書については「教育資料」に格下げする法改正案を可決したとされています。また、デジタル先進国として知られる北欧ノルウェーでは近年、15歳を対象にした国際学習到達度調査(PISA)で、読解力、数学的応用力、科学的応用力の全てで順位が低下している。読解は15年の9位から22年は25位まで落ちた。経済協力開発機構(OECD)がPISAを分析した21年の報告書では「紙で本を読むことがデジタルよりも頻繁である生徒は、読解の成績がより高かった」と指摘した。

 富山大医学部山田正明准教授らの研究グループは昨年、記憶に残りやすく集中できる学習はデジタル機器よりも「紙」だ、とする研究成果が英国医師会雑誌に掲載され、研究成果はフィンランドで開かれた学会で発表され、山田准教授は「授業は紙を基本にすべきなのは、海外の経験や研究成果が物語っている。なぜこれから日本はデジタル化に進もうとするのか」と問いかけているといいます。

 教育に関するDX政策については、日本はかなり遅れ、先進国に比べると周回遅れの感が否めません。だからこそ、先進国の轍を踏まないようにすることも大切なのではないかと思います。デジタル教科書の良さを認めつつ、デジタル教科書の強みは活かし、紙の教科書の良さも残し、紙が有利に分野については、その優位性を活かすというやり方がよいのではないかと思います。要は、その教材を活用する生徒にとって、確実に学力が身につき、潜在的な能力が伸ばせるのが一番良いのではないかと思うからです。

校長日誌 定期考査Ⅳ 2日目

12月5日(金)

 昨日から始まった定期考査Ⅳ(2学期期末考査)2日目となります。昨日から、寒気の影響で気温も下がってきています。熊谷気象台の発表では、アメダスの設置されている隣接するさいたま市で、今朝の最低気温は-3.1℃(6:40)でした。実際に、自分が通勤の際、川島町付近で-3℃(6:35頃)を車の車外温度計が記録していました。

 1年生は①地理総合/②数学A、2年生は①論理表現Ⅱ/②生物基礎、3年生文系は①文学国語/②フード・保育・数学理解、3年生理系は①数学Ⅲ・数学理解/②化学となっていて、どの学年も2科目しかありませんので、余裕をもって実力が発揮できるのではないでしょうか。定期考査期間は最終下校時間も17時ですので、時間を有効に使ってください。月曜日以降も定期考査が3日間もあり、科目数は6~7ですので、この週末を有効に活用してもらえれば、もしも、苦手な科目があっても十分な対策準備ができると思いますので、頑張ってください。

 また、昨日は埼玉県高等学校理化研究会・生物研究会・自然科学連盟の三役幹事会という会議が、秩父高校で行われましたので、熊谷駅から久しぶりに秩父鉄道を使って、御花畑駅まで行ってきました。秩父夜祭の関係で昨日までの2日間に約24万8千人の見物客が集まったということでした。御花畑駅に到着した11時30分頃には、御花畑駅のすぐそばの踏切を通る団子坂への道にはのぼりがあがっていて、駅への通りの入り口付近には山車が衝突しても壊さないように合板で囲いもありました。更に道路には山車が動いたと思われる跡が何本も残っていました。傾斜角25度の団子坂を山車が駆け上がる様子は夜祭の見どころの一つであって、今年も6基の山車が順に坂を上がったということで、その山車のとおった後が残っていたようです。歴史を感じさせる一大イベントの後の景色なのかなと思いました。

 

校長日誌 定期考査Ⅳ(2学期期末考査)

12月4日(木)

 本日から定期考査Ⅳ(2学期期末考査)が始まりました。1年生は①歴史総合/②現代の国語/③情報Ⅰ、2年生は①数学C/②論理国語/③保健、3年生文系は①英コミⅢ/②倫理・政経、3年生理系は①英コミⅢ/②政治経済です。普段の成果を十分に発揮してください。

 元サッカー日本代表ゴールキーパーであった川島永嗣氏は現在もJリーグのジュビロ磐田で活躍しています。知っている人も多いと思いますが、川島選手は埼玉県の公立高校の出身です。当時から川島選手は将来海外で活躍することも考えていて、普段の勉強もおろそかにしていませんでした。それ以上に、普段のサッカー部の練習時間を確保するために、授業に集中して、授業でやった内容は極力その時間に身に付けるように取り組んでいたといいます。その理由の一つは、授業の復習時間などに時間を足られないようにして、サッカーに取り組む時間をより多く確保したいという思いがあったからです。

 よく「授業が勝負」という言葉があります。これは、先生も生徒もそうであると思います。学業と部活動、学校行事を両立することは決して容易ではありません。でも、考え方を変えてみると、授業の1コマ50分は誰もが受けなくてはならない時間です。では、その時間ただ授業の解説を聞いて、ノートを取って終わるのと、授業の説明の中で自分がポイントと思ったことなどをノートの余白などに書き込んで、より自分の理解を深めるように工夫していたのでは、同じ50分間を過ごしたうえで、どれだけの違いが出てくるでしょうか。主体的に取り組むということは、発言をすることなど以外にもできることはあるのはないでしょうか。日々の授業、本校では週32時間ですが、この時間をより濃密なことにするだけで、自らの成長に大きな違いが出てくるのではないでしょうか。

校長日誌 秩父夜祭

12月3日(水)

 本日は曇りのち晴れ、最高気温12.7℃(15:15)で徐々に寒気の影響を受けて、明日以降は真冬の寒さが予想されています。明日から定期考査Ⅳ(2学期期末考査)が始まりますので、本日は7限カットの6時間授業となっています。

 また、本日は秩父夜祭大祭となっています。秩父夜祭とは、秩父の総社、秩父神社の例大祭ことです。京都の祇園、飛騨の高山祭とともに「日本三大曳山祭」に数えられ、毎年、12月2日(宵宮)・3日(大祭)の日程で行なわれます。祭礼当日は絢爛豪華な2台の笠鉾と4台の屋台が曳行されます。 クライマックスは今日3日の夜で、最大20tもある笠鉾・屋台が団子坂(だんござか)と呼ばれる急坂を曳き上げられる様子は大迫力です。

 秩父夜祭は江戸中期、秩父神社に立った絹織物の市、「絹大市」(きぬのたかまち)の経済的な発展と共に、盛大に行われるようになり、その後、日本を代表する祭りとして知られるようになったという歴史があります。

 更に、秩父夜祭花火大会も併せて行われ、12月2日(火)は19:00~20:00に、単発花火やスターマイン370発が打ち上げられます。今日12月3日(水)は19:30~21:55に、花火大会として4100発が、羊山公園内で打ち上げられます。

 秩父夜祭など地域の伝統的な行事は大切にしたいものです。今年も、宵宮・大祭の2日間で30万人近い観光客が訪れているようです。地域の活性化に協力して欲しいと思います。

 本日午前中、学習塾の山手学院から4名の方が来校して、川越南高校の魅力について説明をさせていただきました。本校のこの数年間での進学状況の劇的な変化や、文武両道の校風に向けての学習活動・部活動・学校行事への生徒の取り組みや学校としての取り組みなどを約1時間でしたが説明させていただきました。今年度から、私立高校の授業料無償化の影響なども聞かれ、先日発表された10月1日現在の中学3年生の進学希望調査の結果でも、本校としてはかつてないような倍率を経験しました。このことは、真摯に受け止め、今後も本校の魅力発信と本校での進路実現の可能性の飛躍的な向上についても説明させていただきました。高校進学は1校しかできませんので、自分が本当に行きたい高校を選んで欲しいと思います。早く決めて安心したいだけで、自分のこれからの3年間を任せていいのか、是非中学3年生には考えて進路選択をして欲しいと思います。

校長日誌 季節性インフルエンザ変異株

12月2日(火)

 季節性インフルエンザな流行が、例年に比べて以上に速いことが報じられています。例年この時期は感染者が1万人程度のところ、今年は既に19万人強の感染者があり、例年の約19倍に上っているとのことです。

 この例年より速いペースで感染が広がっているインフルエンザを巡って、厚生労働省は12月1日に、国内で今季流行しているA香港型(AH3型)のウイルスのうち、9月以降11月5日までに採取された検体の約96%が、新たな変異株「サブクレードK」だったと明らかにしています。

 この「サブクレードK」は、感染が拡大するスピードが速い一方、症状や重症度は従来のものと大きく変わらないと分析しているということです。今年、接種している三種混合ワクチンは、前年度までのウイルスに対応しているものなので、この変異株の感染を抑えることは難しいということです。しかし、専門家の意見では、一部の変異なので、ワクチンを接種していれば、一定程度有効性が保たれているとの報告があるとしているそうです。治療には、抗インフルエンザ薬が有効とみられているということです。

 ですから、今年A型のインフルエンザに既に感染していた人も、変異株「サブクレードK」によるものでないと、体内に生じた抗体は効かないということです。やはり、人が多い場所などでは必ずマスクを着用して、帰宅をしたら手洗いうがいを忘れずに行うことが大切です。

校長日誌 本日から「師走」です

12月1日(月)

 今年も残すところあとひと月です。「師走(しわす)」となりました。

 「師走」とは、旧暦の12月を指す言葉で、現在は新暦の12月の別名として使われています。この語源には諸説ありますが、年末の慌ただしさを表す言葉として親しまれています。「師走」はもともと旧暦の12月を指していましたが、現在は新暦の12月の別名として広く使われています。旧暦の12月は、現在の1月中旬から2月下旬にあたります。

 「師走」の語源にはいろいろありますが、最も有力と言われているのは、僧侶が走り回る説です。 師(僧侶)が年末に読経などの仏事のために忙しく走り回ることから「師馳せ月(しはせづき)」が転じたという説です。昔の日本では、12月になると僧侶を家に呼んでお経を唱えてもらう習慣があったので、そのため僧侶は12月になるととても忙しく走り回っていたようなので、そのことから「師走」という言葉が生まれたということです。

 天気予報では、晴れ時々曇りで、最高気温20℃、最低気温4℃となっています。関東地方は高気圧に覆われ、太平洋上の暖かい空気が入っているので、12月では数年ぶりの20℃越えということです。先週まで、2年生の修学旅行で沖縄に行っていましたので、向こうでの最高気温が23℃くらいでしたが、最低気温が18℃くらいでしたので、朝晩の寒さは全く違いました。4日(木)頃には、上空に寒気が流れ込み、かなりの冷え込みが予想されています。体調管理には気を付けてください。

 本校は12月4日(木)から考査Ⅳ(2学期期末考査)が始まりますので、しっかりと準備をして万全の状態で取り組めるようにしてください。

校長日誌 修学旅行4日目(最終日) 

11月28日(金)

 2年生修学旅行も4日目(最終日)となりました。

 朝食も先発クラスから順番に時間差をつけてビュフェ形式でとってもらいました。

 

 朝食後に宅配便で送る大きな荷物を8:15までに1階ツアーデスクに運び、その後に先発クラスから順番にクラス写真を撮影してから、国際通りに向けてバスで移動を開始しました。

 私は1組の生徒と一緒に移動させてもらいましたので、その状況下でわかる範囲でレポートします。

 8:20にはバスで移動を開始し、9:15頃沖縄県庁前に到着をして、国際通り内を班行動で移動しながら、買い物や昼食をとったり、購入したりして、11:40までに那覇空港へ移動しました。

 

  

 その後、手荷物検査を経て、出発ロビーで待機している間に昼食をとっている班もありました。NH966便の出発予定時間13:10まで、リラックスしながら過ごしていました。結局、折り返しだ使う機体の到着が遅れたため、出発予定も13:20に変更となりました。

 13:10頃から登場が始まり、結果的は13:40頃離陸をして、羽田空港へ向かいました。ただ、行きと違って今度は偏西風と同じ方向で移動しますので、30分近く移動時間は短縮されます。そのため、15:25頃羽田空港到着予定というアナウンスはありましたが、15:28に羽田空港へ着陸し、16:00には解散することができました。

 その後、私は後発便のJAL912便の到着を待つために、連絡通路を使って羽田空港第1ターミナルへ移動しました。16:30頃到着予定でしたが、16:38頃到着して17:00頃には解散することができました。

 来週末には考査Ⅳ(2学期期末考査)が始まりますので、体調も整えながら準備をしてください。

 

校長日誌 修学旅行3日目(その2)

11月27日(木)

 ロイヤルビューホテル美ら海で食事を済ませて、14:00頃トロピカルビーチの駐車場に到着しました。

 ビーチに移動して、開校式を行ってから、ウエットスートを各自が受け取って、更衣室へ移動して着替えてから、随時マリン体験を行いました。

 マリン体験では、シュノーケリングと自由遊泳とバナナボートを4グループが交互に実施しました。

 バナナボートはジェットスキーで引かれていく中で、生徒の楽しそうな絶叫が響き渡っていました。

 

  最後に全員が着替えてから、閉校式を行いました。

 夕食は、全員が揃って初めてのものとなりました。大きな宴会場のような部屋で、円卓に10名くらいずつが座って料理を取り分けて当初の予定より少し遅れて、18:45からとなりました。

 

 明日は、国際通りでの買い物や昼食を取って、羽田空港へ向かいます。先発便が1・2・8組で、13:10発NH996便で羽田空港第2ターミナルに15:30頃到着予定です。後発便は3~7・9組で、14:10発JAL912便で羽田空港第1ターミナルに16:30頃到着予定です。

校長日誌 修学旅行3日目(その1)

11月27日(木)

 2年生修学旅行3日目になりました。天候は曇りの予報で最高気温22℃、最低気温18℃の予報が出ていました。

 7:50から石川多目的ドームで民泊退村式を実施しました。退村式では、生徒代表あいさつと民家代表あいさつを行いました。

 退村式終了後、希望別コース体験・美ら海水族館へ向かいました。希望別コースについては、マリン体験が圧倒的に多く、前半マリン体験・後半美ら海水族館見学が約4クラス分、前半美ら海水族館・後半マリン体験が約4クラス分、そして、カヤック体験班orニライカナイ文化体験班・美ら海水族館が併せて約1クラス分となっていました。

 私は、前半美ら海水族館・後半マリン体験と一緒に行動しましたので、その時の様子をレポートしたいと思います。

 9:20頃、バス4台で美ら海水族館に到着して、全員が水族館に入り常設展示等を見学しました。11:15には全員が見学を終えて、昼食場所へ移動することになっています。

 また、野外施設ではイルカの沖チャンショーを行っていましたので見学してきました。

  その後、美ら海水族館に隣接するロイヤルビューホテル美ら海のレストランに移動して、11:35頃から昼食をいただきました。本日のメニューはカレーライス、サラダ、唐揚げ、ポテトフライでした。

 12:30頃、マリン体験を行う宜野湾市にあるトロピカルビーチに向けて出発しました。

校長日誌 修学旅行2日目

11月26日(水)

 修学旅行第2日目です。現在、私たちは中頭郡読谷村にいて、天気予報では曇り時々晴れ、最高気温22℃、最低気温18℃の予想が出ています。空に雲はありますが、非常に穏やかな日です。

 生徒の皆さんは、昨晩からうるま市と沖縄市の民泊受け入れ家庭に班ごとに泊まっています。

 先生方は、8人乗りワゴン車(レンタカー)で午前と午後に別れて、生徒たちが連れて行ってもらえる可能性の高い場所へ様子を見に行っています。私は人数の関係で車に乗ることができないため、本部待機で何かあった際には、適切に対応できるようにしたいと思っています。

 生徒の民泊は今晩までですので、体調管理に十分配慮をしつつ、よき思い出を作ってくれればと願っています。

 退村式は明日の朝7:50から、昨日入村式を行った石川多目的ドームで行い、その後、希望別体験コース・美ら海水族館へと向かうことになります。

 お昼頃、昼食をとるために、教員が宿泊しているホテルのすぐそばにある御菓子御殿 読谷本店にいって見たところ、民泊家庭の方にお土産購入し連れてきてもらっていた生徒たちに偶然会うことができました。皆楽しそうでした。私もいくつかお土産を買わせていただき、更に隣接する飲食店(沖縄料理 花笠)で昼食にフーチャンプルをいただきました。ボリュームもあり、とてもおいしかったです。

校長日誌 修学旅行1日目

11月25日(火)

 本日から2年生は修学旅行で沖縄県に来ています。

 私は先発クラス(1・2組)の生徒と一緒にl行動をしてきましたので、その際の様子について報告します。先発クラスは、羽田空港第2ターミナル地下1階の「マクドナルド」前に7:00~7:15の時間帯で、班ごとに集合して担任の先生から航空券を受け取って、2階の搭乗手続きのためのセキュリティチェックを受けて出発ロビー(搭乗ゲート)付近で待機をしました。

 先発クラスはNH467便でしたので、62番ゲート付近集合しました。当初は8:25出発予定でしたが、予定より遅れて8:37に出発しました。しかしながら、那覇空港には少し遅れて11:20に着陸しましたが、駐機スポットが空かずに那覇空港に降りることができたのは12:10となり、その後、トイレ等をすますために12:35に那覇空港を出発しました。そのため、観光バスで平和資料館の裏に直接つけて。平和の火の横に移動して、クラス写真を撮影しました。そして、バスガイドさんから、平和の礎の説明を受けて、平和資料館の見学に向かいました。

 次に、ガマ見学として、山城本部壕(沖縄陸軍病院本部壕跡)に見学に向かい、ガイドさんから説明を受けました。

 ガイドさんから、実際にガマの中に入ってから、当時近くにあったひめゆり学徒隊の生徒たちがここへ来た際に、起きたこと等様々なお話を聞くことができました。外に出てから慰霊碑の前にあるベンチに腰を下ろして、さらに詳細な話も聞くことができました。ありがとうございました。

 本日の最後に、うるま市にある石川多目的ドーム(闘牛場)に移動して、入村式を行いました。

 入村式では、開会の言葉、歓迎の歌と踊り、民家代表あいさつ、生徒代表あいさつ、学校代表あいさつ、民家からのお願い、諸連絡、看護師さんの紹介などを送りました。歓迎の歌と踊りでは、先についていたクラスの生徒たちもうるま市のはっぴを借りて、一緒に踊りを披露してくらました。

 学校代表のあいさつとして私から次のようなことを話させていただきました。埼玉県立川越南高校の校長の石川です。今回民泊を受け入れていただいた民家代表の方が「石川さん」であり、会場が「石川多目的ドーム」であり、何とも言えない縁を感じています。今回お世話になる二年生は4月から総合的な探究の時間で沖縄についていろいろなことを調べてきています。是非、民泊をさせていただく二泊の間に質問に答えていただければと思います。また、毎年この民泊の思い出が修学旅行での思い出の中で大きなウエイトを占めています。よろしくお願いします。

 

 

 

校長日誌 二十四節気の「小雪」です

11月22日(土)

 本日は二十四節気の「小雪(しょうせつ)」です。期間でいうと今年は11月22日(土)から12月6日(土)までです。「小雪」は雪が降りはじめるころを意味しています。まだ、積もるほど降らないことから、「小雪」といわれたようです。「小雪」は静かに冬の到来を告げてくれる時季でもあります。この時期、昼間はそれほど冷えず、ときには春を思わせるような暖かな日になることがあります。このような日を「小春日和」といいます。「小春」とは春のことではなく、旧暦の10月(今の11月頃)をさしていて、初冬の穏やかで暖かい気候を春に例えて「小春日和」と呼ぶようになったということです。

 また、本日は午後から東松山市民文化センターで開催された県立松山女子高校の創立百周年記念式典に出席してきました。式典は厳かな雰囲気の中、粛々と行われました。

 式典後、創立百周年記念講演として、社会学者で東京大学名誉教授の上野千鶴子氏による「これからあなたが出ていくのはどんな社会か」を聞かせていただきました。講師の上野千鶴子先生は1948年、富山県のご出身で、京都大学大学院で社会学を学ばれ、博士号を取得されました。平安女学院短期大学、そしてアメリカシカゴ大学での研究活動を経て1993年に東京大学文学部助教授として着任し、1995年には東京大学人文社会系研究科の教授となられ、日本の女性学、ジェンダー研究を経営しておられました。また、高齢者の介護やケアの問題にも早くから取り組まれ、この分野でも多くの提言を発信しています。現在は東京大学名誉教授であるとともに、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)の理事長そして上野千鶴子基金の代表理事を務められております。

 上野先生は、2019年4月12日に行われた東京大学学部入学式において来賓として登壇し、祝辞を述べられました。祝辞の中で、2018年に発覚した医学部不正入試問題に触れつつ、東大や四年制大学全体において女子の入学者の比率が低いことに言及し、さらに東大の学生生活や大学組織の中でも未だ性差別が根強く残っていることを指摘されました。その上で新入生に対し、現在の自分があるのは努力ではなく環境のおかげであることを自覚するよう促し、自らの能力を自分のためだけではなく、機会不平等が残る社会において恵まれない人々を助けるために使うことを呼びかけ、大きな話題になりました。

  講演では、上野先生から日本の女性の社会的地位や教育、労働環境の現状と課題を指摘され、女子の大学進学率は上昇するも東京大学では女子比率が低く、性別役割の刷り込みや進路指導の偏見が影響していることについて説明していただきました。また、女性の労働参加率は高いが非正規雇用が多く賃金格差や昇進機会の不平等が存在していて、男女平等推進の法律はあるが罰則がなく実効性に課題があることを言及されました。さらに、教育現場や企業で多様性尊重と女性登用の促進が必要であり、フェミニズムは弱者の尊重を求める思想であり、男女の役割分担や働き方の見直しが重要であること。語学力や受援力の育成、迷惑をかけ合い支え合う社会の構築も提案され、女性解放の歴史や社会変化、若い世代の意識変化も紹介されました。講演後、黒田校長からの謝辞がありましたが、上野先生は生徒の生の声が聞きたいということで、花束を贈呈してくれた生徒にマイクを手渡して、直接感想を聞くという場面もありました。

 最後にアトラクションとして、筝曲部、吹奏楽部、空手道部、音楽部による演奏や演舞などを披露していただきました。

校長日誌 修学旅行に向けて

11月21日(金)

 本日は、25日(火)から出発する修学旅行の荷物を朝7時30分からトラックに積み込んで発送しました。

 また、4時間目には体育館で直前注意を行いました。

 引率代表の挨拶として私からは、25日から出発する沖縄県は、亜熱帯の気候に育まれた豊かな自然に包まれた島で、マリンブルーに輝く海など自然環境に、恵まれたとても素晴らしいところです。そして今年は、昭和100年とも言われる節目の年でもあります。今から80年前、沖縄県は唯一アメリカ軍に上陸され、終戦後は米国の統治下におかれ、昭和47年5月に日本に復帰するれまでは、日本国でありながら、パスポートが必要される地でありました。今もの尚、多くの米軍基地が残され、日本全国の米軍専用施設の約70%が沖縄に集中しているという状況です。皆さんが、今回お世話になる民泊先で、生の声を聴いてきてください。そして、その言葉の一つ一つを重く受け止めて欲しいと思っています。また、同時に皆さんにとって楽しい思い出もたくさん作れる修学旅行になって欲しいと願ってもいます。

 ただ、一つだけ私が心配しているのは、現在日本中で流行している季節性インフルエンザです。季節性インフルエンザの潜伏期間は、1~4日間で、平均2日間だそうです。そのため、明日からの3連休で気を抜いた行動をして、感染をすれば取り返しのつかないことになります。昨年度、民泊先で高熱を発して、夜遅く急遽通院をして、陽性が確認されたため、そのまま、民泊を打ち切ってホテルへ移送され、友達とは最後まで別行動になり、最終日もホテルから直接タクシーで那覇空港へ行って帰るという生徒も出てしまいました。決してそういったことがないように十分注意をしてください。自己管理をしっかりとして責任ある行動をとるようにお願いします。という話をさせてもらいました。

 その後は、学年主任の福岡先生の話、旅行業者からの諸注意、旅行係の先生からの諸連絡、そして、旅行委員長の言葉などを話してもらいました。思い出に残るような修学旅行になるようにしましょう。

 

校長日誌 数学Ⅰ研究授業

11月20日(木)

 本日の4限、1年生のクラスで今年度新規採用になった先生の研究授業が行われました。内容は、数学Ⅰの「図形と計量」という単元です。内容としては、三角比についての基本的な概念や原理・法則を体系的に理解した上で、様々な事象について三角比を用いて、簡潔・明瞭・的確に表現する力を身に付けられるようにしていくものです。後半には、正弦定理や余弦定理などにも触れて、論理的にどのように考えていくなどを身に付けていくものです。

 授業では、埼玉県でこれまで推進してきたジグソー法を用いて理解を深めていくものでした。通常のジグソー法では、エキスパートという一部の内容に特化したものを3つ用意して、それらを理解したものが新たなグループを作って、3つの内容を統合した上で、全体発表をしたり、議論をしたりして理解を含めていくものですが、今回はエキスパートを2つに絞って取り組む形式にアレンジしてありました。

 エキスパートAは、三角比を理解して使えるようになろうというもので、直角三角形を使って、sinθ、cosθ、tanθの値を表から読み取って、各辺の長さがどういう関係にあるのかを理解しました。

 エキスパートBは、正弦定理を導き使えるようになろうというもので、正弦定理は三角形の外接円の半径と各頂点のsinの値とその頂点に向き合う辺の長さの関係を表したものです。そこから、2つの角と1辺の長さがわかれば、もう1つの辺の長さが求められることが導き出せました。

 この2つの方法を用いて、メイン課題である水面から身体を見せているシン・ゴジラの水面から頭頂部までの高さを求めてみようという課題に挑戦しました。各エキスパート2名の計4名で話し合いながら、答えを導くという作業(クロストーク)を通して、2つの知識を総合的に理解していくというものでした。

 生徒たちは4人で協力をしながら正解を導くことで、今回エキスパートで使った三角比と正弦定理についての理解が一層深まったものと思われます。

校長日誌 1年生「上級学校見学会」ガイダンス

11月19日(水)

 1年生は7限「総合的な探究の時間」を活用して、体育館で11月28日(金)に実施する「上級学校見学会」のガイダンスを実施していました。

 1年生は2年生が修学旅行中の11月28日(金)に15コースに分かれて上級学校訪問を実施する予定です。コースは、国公立・私立1コース、文系8コース、理系2コース、薬学1コース、教育1コース、保育家政1コース、看護医療1コースの計15コースに分かれる予定です。是非、大学のキャンパスに足を運んで、大学の雰囲気を感じてきて欲しいと思います。

 また、昨日の読売新聞の一面に「デジタル教科書「懸念」6割」、関連して三面に「デジタル教科書「紙中心」高い支持…「手書きで思考育む」「学び実感」」などという記事が載っていました。

 記事では、国が目指すデジタル教科書の正式な教科書化について、政令市など90市区の教育委員会のうち、6割が「懸念」を持っていて、児童生徒の健康面や学習への影響などを心配する声が多く、「紙中心」の教科書を望む教委は全体の半数だった。文部科学大臣の諮問機関・中央教育審議会の作業部会では9月、デジタル教科書を正式な教科書として、国の検定や採択、使用義務の対象とする審議まとめを公表。「紙」と「デジタル」のほか、紙に掲載されたQRコードなどからつながるインターネット上の動画や音声といった教材を含めて教科書とする「ハイブリッド」型を示したなどとありました。昨年度から、国の肝いりで始まったDXハイスクール事業では、全国で公立・私立の高等学校等で1,200校が指定を受けているので、是非、それらの学校で実証検証をして欲しいと思います。

 以前から、この分野については様々な意見もありますが、実際どうなのかという検証はされていないのではないかと思います。現在、国の政策で1人1台タブレットを持っていますので、教科書とリンクして詳細な画像や動画などとリンクしているのであれば、膨大な情報量を得ることができ、学習内容を一層充実させることができ、更に個人端末で見ることができるので、一人ひとりが自分の習熟度に合わせて、何度でも見直すことができるので、活用している人が全員高い理解度を示せるようになるはずです。しかし、実際はどうでしょうか。タブレットが無償提供されている義務教育9年間を通して、学習内容の理解度はどこまで高まっているのでしょうか。是非、効率の良い学び方を示して欲しいと思うのです。高校では、学校によって授業の進度も違います。更に、+αでどこまで教えるのかということは、先生個人に任されているのではないでしょうか。埼玉県でもDXハイスクールには、昨年度から26校、今年度新たに4校が指定を受けていますので、是非、こうしたデジタル教科書の活用方法などについて検証をしてみて欲しいと思います。自分が理科の教員であったこともあり、どうしても、計算問題などについては、自分で書きながら解くことで理解が深まり、自らの実力が高まるのではという思いもあるので、どのような結果が出るのかが楽しみです。

 どうしても、私などは画面で文章を追ってしまうと、読み流してしまうというか、斜め読みをしてしまいというか、じっくりと心に刻むようなことができなかったりしてしまいます。大事だと思ったところに付箋をつけておいて、読み直すことで確認をしてきた人間なので、電子書籍は便利なのですが、どうも不安であったということがぬぐえませんでした。以前も先進国の北欧でデジタルから紙への回帰が言われる中、我が国でもようやく本格的なデジタル化が迫っているのだと思います。DXハイスクールの継続校は、昨年度1,000万円、今年度更に500万円の潤沢な予算が配置されてますので、是非先進的な取組を行って、デジタル教科書の効果も検証して、全県に示して欲しいと思います。

校長日誌 3年生「フードデザイン」の調理実習を見学しました

11月18日(火)

 本日は日本付近を寒冷前線が通過したため、昨日までの暖かさが嘘のように、10月の陽気から一気に師走の陽気に変わっていき、明日はさらに気温が下がるようです。本校は先週で季節性インフルエンザによる学級閉鎖も落ち着き、何とか小康状態を保っているような状態です。特に登下校時に不特定多数の人と接する機会のある人は予防に努めてください。体調の変化を感じたら、絶対に無理はしないでください。

 本日は5・6時間目の3年生選択授業「フードデザイン」の調理実習を見学させてもらいました。

 本日の実習では班ごとにクリスマスにふさわしい料理を作ろうということで、それぞれの班で工夫した料理を計画して作っていました。ベースとなる食材は用意してあり、あとは必要なものを自分たちで準備をしてきたようです。品数は4品で、各班共通なのはケーキはブッシュドノエルをつくること。そして、サラダはツリーサラダ、焼き物としてグリルチキンなどを作り、最後の一品はグラタン風の焼き物を作っていました。

 ラザニアに挑戦するグループはきれいに焼き上げていました。

 変わったところでは、トマトチーズパイとして、パイ生地にケチャップやチーズをはさんで折りたたんだものとトマトを串にさして、オーブンで焼くという工夫も見られました。

 ツリーサラダは、ブロコッリーの芯にマッシュポテトをつけて土台にして、その周りにプチトマトやブロッコリーで飾り付けをしました。

 

 ブッシュドノエルも上手にできました。中には松ぼっくりそっくりな菓子を作り、本格的なグループもありました。

 シチューは、ホワイトシチューに挑戦するグループとビーフシチュー風にしたグループがありました。

 ミートグラタンに挑戦したグループもいました。

 グリルチキンも班ごとの工夫が見られました。

 最後に今回調理に取り組んでくれた3グループの料理の写真です。とてもおいしそうです。

校長日誌 さかなクンの講演会 

11月17日(月)

 本日は寒冷前線が北海道から日本列島の日本海側に沿うように位置していますが、関東地方は太平洋高気圧の影響で晴れています。今朝は放射冷却の影響でしょうか、自宅をいつも通り6時頃出発して、荒川の上を通過する頃、川の上にけあらしのように水蒸気がたまっているのが見えていました。その後、吉見町や川島町を通過する頃には田んぼの上に霧が広がっているのが見えていました。今日は、最高気温20℃くらいまで上がり、穏やかな一日になるようです。心配していたインフルエンザの感染も抑えられていて、来週の2年生の修学旅行には、多くの生徒が参加できることを期待してます。

 また、11月15日(土)には、熊谷文化創造館さくらめいとで開催された県立熊谷西高校の創立50周年記念式典に出席をしてきました。式典終了後に、記念講演「一魚一会(いちぎょいちえ)の精神 伝統を未来につなぐ50周年のメッセージ」として、講師 東京海洋大学名誉博士・客員教授 さかなクン による講演を聞くことができました。

 講演の中で、さかなクンは幼少期にはトラックに夢中であったが、次第に魚、特にタコに強い興味を持つようになり、小学生時代に友人が描いたタコの絵をきっかけに、図書館や魚屋でタコについて調べ、観察を続けたそうです。独学で、タコの生態や特徴を学び、魚屋のゆでタコと水族館の生きたタコの違いに感動したそうです。

 中学時代は吹奏楽部に所属し、トロンボーンを担当して音楽を通じて多様な世界観を広げたということです。高校時代には魚に関するクイズ番組に出場し、準優勝を果たし、魚への知識と自信を深めたそうです。その後、テレビ番組でお笑い芸人と共演し、シーラカンスの化石発見や生態について紹介したことの説明があり、アフリカで死んだシーラカンスが見つかったのちインドネシアの沖で生きたシーラカンスが見つかったこと等を分かり易く説明してもらいました。また、四方を海で囲まれている日本周辺には多種多様な魚が生息し、私たちが食べる魚はその一部に過ぎないことを説明し、魚の色の変化や生態について科学的な解説を行い、魚の魅力を伝えてくれました。

 次に、会場の生徒から好きな魚のリクエストを受け、即興で魚の特徴を描きながら解説もしてくれました。1枚当たりの時間は55秒で、「ぎょじゅうぎょびょう」から来ているとのことでした。1枚ずつ模造紙に書きあがったイラストは、講演会後に生徒に渡すとのことでした。

 さらに、生徒からの質問を受け、ウミクワガタについての質問については、深海生物のウミクワガタの生態や寄生方法についての質問に対し、さかなクンが専門ではないということで、その場で、専門家の先生に電話をして、専門家の意見を紹介し、未解明の部分も多いことを共有しました。

 講演の最後には、生徒会長から感謝の言葉が述べられ、花束を贈呈したのち、さかなクンが、会場に降りて、参加者全員で記念撮影を行い、和やかに終了しました。

 

校長日誌 関東理科教育研究発表会

11月14日(金)

 本日は「県民の日」のため、閉庁日となっています。季節性インフルエンザが大流行していますので、感染に気をつけてください。

 本日は、第54回関東理科教育研究発表会山梨大会に出席するため、新宿駅からあずさ3号という特急列車に乗って、石和温泉駅まで行き、さらにバスに乗って「山梨県総合教育センター」に来ています。今大会の大会主題は「未来社会で必要な力を育む理科教育」となっています。私も理科(化学)の教員として、これまで生徒の育成に関わってきました。資源の乏しい我が国にとって、科学という分野は国が発展するうえで必須の分野であると思います。ただ、全員が科学者になる必要はないとは思いますが、多くの人が科学の理解者であって欲しいと思っています。そのためには、多くの人が「科学リテラシー」というものを理解して欲しいと持っています。

 埼玉県からは、物理分野で2名、化学分野で1名、生物分野で1名、地学分野で2名の先生が発表を行い、全体で15名の先生方が参加しました。

 開会式終了後、山梨大学名誉教授の渡辺政廣特命教授に記念講演「水素/燃料電池と歩んだ50有余年」をしていただきました。渡辺先生は、燃料電池分野のリーダーとして基礎科学進展、人材育成に貢献するとともに、多くの企業と協力してこの技術の実用化にも貢献してきました。1968年に山梨大学で修士課程(応用化学)を修了し1976年に東京大学で博士号(工学)を取得しました。2016年3月に退職して山梨大学の名誉教授となり、引き続き関連分野の特命教授(シニアアドバイザー:非常勤)として、大学・企業の研究・開発支援にあたっています。さらに、渡辺先生は大学内に世界トップレベルのクリーンエネルギー研究センターと併せて燃料電池ナノ材料研究センターを設立し、14年間に渡ってセンター長を務め、総導入資金約百数十億円の燃料電池に関する幾つもの大型国家プロジェクトの推進も主導してきた方です。

 渡辺先生が携わってきた多くの研究成果は、商業化されたDMFC(メタノール型燃料電池)、家庭用PAFC(高分子型燃料電池)の「エネファーム」及び燃料電池車(FCV)等に使用されて実用化されています。余談ですが、渡辺先生の愛車はトヨタの燃料電池車(FCV)の「MIRAI(ミライ)」だそうです。

 また、講演の中では、渡辺先生が高校時代の進路選択でのお話から始まり、どのような経緯でこの道に進まれたのかなどプライベートなお話もしていただきました。さらに、燃料電池の基本原理や効率の高さ、環境負荷の低さを解説して、実用化事例を紹介していただいた。ナノ粒子化や合金化による触媒性能向上やロボットを用いた実験自動化システムの開発が進められていることにも触れていただいた。研究過程の課題解決やXPS分析による触媒機能の解明、学生教育の重要性も強調されました。今後は、性能向上や新材料開発、実用化推進に向けた研究を継続し、将来世代への技術継承を目指すなど時間いっぱい多岐にわたるお話をしていただきました。

 午後からは、物理・化学・生物・地学の各分科会に分かれ、私は自分の専門である化学分科会に参加させてもらいました。化学分科会では、前半「モール法を用いた有色Co錯体の定量分析に関する実験材料の開発」「セスキ炭酸ソーダの成分を調べる」「『銅の鉱石から銅を取り出す』ダニエル電池を用いた銅の電解精錬」という3本の研究発表を聞かせてもらいました。

 後半は、「化学現象を実験結果と結びつけて科学的に探究できる生徒の育成」「電子レンジを用いて霞ケ浦の砂から鉄をつくる」「水和水を持つ固体の析出量の比例式2~溶媒-溶質図上での1次変換による導出~」「思考力の育成を目指した授業の実践について」という4本の研究発表を聞かせてもらいました。

 どの発表も普段の授業の中で、生徒の化学的な素養などを引き出し、発展的な取組に進展させようとする工夫が見られ、とても参考になるものでした。ありがとうございました。

 

校長日誌 2年生「沖縄修学旅行」学年集会

11月13日(木)

 6限のLHRを活用して2年生は体育館で沖縄修学旅行に向けて学年集会を行いました。

 2年生は11月25日(火)から28日(金)の3泊4日で沖縄修学旅行に行くため、しおりの内容等についての確認を行いました。学年主任の福岡先生からはじまり、行事担当、生活担当、保健担当の先生などから概要確認と諸注意を行いました。

 現在、季節性インフルエンザが大流行していますので、特に2年生の皆さんは感染予防の徹底に気をつけてください。今年度、他校でも沖縄修学旅行を実施した際、現地で数十人が罹患して、とても大変な事になったということを聞いています。残りの日をどう過ごすのかを考えて、責任ある行動をとってください。

校長日誌 1年生「家庭基礎」調理実習

11月12日(水)

 本日は朝から晴れ空が広がり、秋というよりも冬に近い気候に感じられました。朝、学校に向かう車の中で、富士山がくっきりと見えましたので、学校に到着後、屋上へ行ってみて富士山を撮影してみました。

 本校では、食堂・合宿所の奥に隣接する山林地があり、そこに実勢している大きな木が何本もあるため、3階の通路などからは西の空を見ることができません。現在、そこにある木が枯れ始めていて、非常に困っている現状があります。

 本日は、1年生の「家庭基礎」で調理実習を実施していましたので、見学をさせてもらいました。

 本日のお品書きは、「牛ごぼうご飯」「豆腐と三つ葉のすまし汁」「キャベツの酢の物」の3点でした。

 2回目の調理実習ということもあり、班ごとに役割分担を決めて手際よく、調理をしていました。

 「牛ごぼうご飯」は、斜め切りにしたごぼうと千切りにしたしょうがを1口大に切った牛肉と煮汁(水、酒、しょうゆ、砂糖)で、ごぼうが柔らかくなるまで煮て水分をなくします。次に炊き上げたご飯を温かいうちに加えて、飯粒がつぶれないように切るように混ぜて完成です。

 「豆腐と三つ葉のすまし汁」は、昆布と鰹節からとった出汁を合わせて、そこに少量のしょうゆを加えてすまし汁を作り、そこに切った豆腐を入れて、一煮立ちしたら器に盛りつけ、最後に三つ葉を載せます。

 「キャベツの酢の物」は、キャベツを適当な大きさに切り、沸騰した湯に入れて約10秒間ほど茹でてざるに取り、水けをきって冷まします。事前に作った甘酢(しょうゆ、砂糖、酢、塩)に加えて、味をなじませたら、器に盛りつけて薄い輪切りにした唐辛子を散らして完成です。

 

 こちらが、三品の完成品です。

校長日誌 教育講演会「SDGsが私たちに問いかけているものは」

11月11日(火)

 本日午後から大宮ソニックシティ 大ホールで公益財団法人 日本教育公務員弘済会埼玉支部主催による教育研究助成金贈呈式教育講演会に出席してきました。

 教育研究助成金という制度には、川越南高校として「国際理解教育支援」というジャンルに申請をして助成金をいただいています。また、私が埼玉県高等学校理化研究会の会長をしている関係で、教科研究会への助成金をいただいている関係でも出席をしてきました。

 教育講演会では、講師にジャーナリストで東京芸術大学の理事もなさっている国谷 裕子氏による「SDGsが私たちに問いかけているものは」と題して、1時間30分に渡る講演を聞くことができました。国谷さんは、1989年からNHK衛星放送の「ワールドニュース」キャスターを担当し、1993年から2016年3月までNHK総合テレビ「クローズアップ現代」のキャスターを務め、広く共感を呼んでいらした方です。2016年からSDGs(持続可能な開発目標)の取材・啓発を中心に活動されていて、東京芸術大学理事(SDGs推進室長)、慶應義塾大学特別招聘教授、資源エネルギー財団理事もなさっています。

 講演では、SDGsの現状と日本の若者の意識について、他国との違いなどについて説明があった。SDGs2015年の国連総会で全会一致で成立し、2030年までの目標であるが、地球環境の悪化や社会的不平等の問題は依然として深刻である。日本のSDGs認知度は高いが、若者の関心や危機感は必ずしも十分ではない。その中の一例として、気候変動に対する日本の若者の危機感は他国と比較して低く、話題にしない傾向が強い。日本社会の同調圧力や対話の不足が若者の声を上げにくくしていると指摘された。
 また、プラネタリーバウンダリーの概念を用いて地球の限界を科学的に説明し、気候変動の深刻さを強調。二酸化炭素濃度の急激な上昇や海洋酸性化の進行が地球の持続可能性を脅かしている。SDGsは経済成長偏重の価値観を問い直し、社会的連帯や公平性の回復を目指している。日本は1990年代以降、福祉より経済成長を優先する社会に変化し、格差や不平等が拡大している。SDGsは誰一人取り残さない理念を掲げ、持続可能な社会の構築を呼びかけている。教育現場での積極的な対話や異なる意見の尊重が、未来を担う若者の力を育む鍵であると結論づけた。

校長日誌 寒暖の差に注意を

11月10日(月)

 昨日の雨で、熊谷気象台のアメダスが設置してある隣接地のさいたま市では最高気温が13.0℃(11:43)でしたが、一転して本日は20.7℃(11:49)となりました。ただし、最高気温を記録した時間帯が午前中で、午後からは徐々に北風が強くなってきましたので、体感温度も下がっている状況です。

 先週末にも記載しましたが、季節性インフルエンザの流行が高まる一方です。

 埼玉県感染症情報センターの発表では、先週、定点医療機関から報告があったインフルエンザ患者数は4,857人(定点当たり27.91)でした。この値は、昨年度の同時期に迫る勢いです。昨年度は、この後、感染者数が下がっていますが、今年度はその勢いが落ちるのかどうかもわからない状況です。

 本日の職員朝会では、私から2年生の修学旅行まで、2週間となりますので、クラス担任からの注意はもちろんですが、部活動の前後での部室内での過ごし方などで、注意を徹底してもらうようにお願いしました。現在本校でも、現在1クラスが学級閉鎖になっています。季節性インフルエンザに罹患した人は、熱が平熱まで下がった後、3日間は登校できませんので徹底してください。まだ、体内にインフルエンザウイルスが残っている状態で、登校して他人と接触すると感染させる可能性が高くなりますので、よろしくお願いします。

校長日誌 第2回学校見学会を実施しました

11月8日(土)

 本日、第2回学校見学会を実施しました。事前に発熱等の欠席連絡をいただいていましたが、235組の中学3年生と保護者の皆様にお越しいただき、ありがとうございました。

 学校紹介ビデオの上映や生徒会の生徒によるオリジナルの学校紹介ビデオの上映にも参加いただきました。更に、教員による個別相談や生徒会生徒による個別相談にも多くの方に参加いただきました。

 部活動についても、吹奏楽部、茶道部、美術部、書道部、ギター部、ダンス部、女子バスケットボール部、男女バドミントン、男女卓球部、空手部、剣道部、野球部、テニス部、サッカー部など多くの部活動が活動や説明会などを実施して、多くの皆さんに見ていただきありがとうございました。

校長日誌 明日は「第2回学校見学会」です

11月7日(金)

 明日11月8日(土)は、来年度最後になる「第2回学校見学会」です。今回は、午前中のみの実施となりますので、申し込みをした方は、余裕をもってお越しください。受付時間は、前半の部:09:30~10:00(150組)、後半の部:10:00~10:30(150組)で、11:00受付終了となっています。

 10月28日(火)の新聞等で発表された10月1日付けの公立高校進学希望状況調査では、公立校全日制の平均希望倍率が1.13倍となり、過去最低を記録し、進学希望者も2016人減少したという発表がありました。本校も1.65倍(昨年度:1.95倍)となり、過去のこの時期は例年2.2~2.4倍の倍率を示していたこともあり、状況を慎重に分析する必要があると思っています。昨年度と資格すると男子が-3人、女子が-106人減少しています。どこまでの相関があるかはわかりませんが、近隣の選択問題を採用している高校の女子の増減をみると、川越女子が+6人、所沢北が+11人、和光国際が+19人、所沢が+65人で計+101人となっています。

 また、私立高校の授業料無償化も話題にはあがっています。ただ、それは授業料の件であって、それ以外の徴収金については全く関係ないものであるので、どのように中学生の保護者の皆さんが考えるかではないかと思っています。

校長日誌 二十四節気「立冬」

11月7日(金)

 本日は二十四節気の「立冬(りっとう)」です。期間でいうと今年は、11月7日(金)から11月21日(金)までとなります。「立冬」は、暦の上では冬の始まりを意味します。この日から「立春(2月4日)」の前日までが「」とされます。実際には地域によって気候差がありますが、朝晩の冷え込みが強まり、紅葉が終わり、木々の葉が落ち始めるなど、冬の訪れを感じる時期です。ただし、年々地球温暖化の影響などで、秋が来るのが遅くなり、紅葉の始まる時期がかなり遅くなっていることも事実です。

 また、立冬を迎えると、体調管理や冬支度を意識するタイミングともなります。冬の寒さに備え、温かい食べ物をとる習慣も根付いており、鍋料理や根菜類が好まれます。また、この時期には木枯らし1号が吹く地域もあります。今年は東京地方では11月3日木枯らし1号が吹いています。

 

校長日誌 台風25号

11月6日(木)

 11月1日(土)にフィリピンの東で発生した台風25号(カルマエギ(Kalmaegi))は、その後西に進路を取り、台湾付近で北上した後、偏西風の影響でさらに東に進路を変える予報が出ています。11月に発生した台風が日本列島付近に接近するのは過去に3例あるだけだそうです。地球温暖化が進み、日本列島付近の海水温度が高くなり、発達した台風が接近しやすくなっているといいます。

 本校の沖縄修学旅行は11月25日(火)から28日(金)を予定していますので、さすがにこの時期に台風が発生することはないとは思いますが、目下の懸念は、季節性インフルエンザの影響です。近隣の中学校などで学校閉鎖の報告を聞いたり、本校でも学校閉鎖のクラスが出たりということがありますので、今後、学校を上げて季節性インフルエンザ等への予防をしていく必要があると強く感じています。特に不特定多数の人と接触する可能性の高い電車などの人込みではマスクを必ずつけるようにしてください。家や学校に着いたら、必ず手洗いやうがいをするなど、一人ひとりが注意をしていくことが必要です。よろしくお願いします。

 

 

 

校長日誌 スーパームーン

11月5日(水)

 今夜は、地球と月が近づき、一年で最も大きく見える満月「スーパームーン」です。今夜は日本海側や北日本で晴れて、スーパームーンが楽しめるということですが、関東地方は、日本列島の南側を通過している低気圧の影響で、曇りや雨のところが多く、月が見えないかもしれません。それでも、関東地方は午後から次第に雲が増え、夜遅くにかけて雲の多い状態が続きますが、雲の隙間からスーパームーンが顔を覗かせるチャンスを狙ってみてください。通常の月の3倍くらいの明るさがあるとのことです。

 11月2日にドジャースがブルージェイズをワールドシリーズ第7戦を延長戦の末、逆転勝ちをしてワールドシリーズ(WS)で連覇を果たしました。ワールドシリーズ7戦で3勝をあげて、MVPを獲得したドジャース・山本由伸投手の都城高校(宮崎)時代に監督を務めた森松賢容氏が、当時の山本選手のことを語っていることが報道されていました。

 森松氏は、当時を振り返り、高校から投手を始めた山本選手について「入学式の後のキャッチボールを見た時に、ちょっと待てと。こんな奇麗なボール投げられるんだというのがあって。ピッチャーと内野、両方やろうよっていうのでスタートした」と語っています。当時の衝撃について「投げた感覚と、相手が受け取るボールの軌道が見えるというか。凄くこう、糸引くようなボールって表現をよくいろんな方がされるんですけど、そういうボールを投げる中学生を初めて見た」と証言しています。 
 その後、山本選手の才能はすぐに開花したとし「やっぱり才能はあったんだと思うんですよね。最初124km/hぐらい出てたけど、1年生の秋頃には142、3km/hで投げていた。2年生の春先には147km/hで投げていた。夏の大会のMAXが149km/hぐらい」と投手を始めて約1年で球速が25km/hもアップしたと明かしています。

 森松氏は、そんな山本選手に対し、口酸っぱく言い続けていたことがあるといい「とにかく誰からも応援される選手にならないと、絶対に上には行けないよという話もしていて。“由伸をみんなで応援しよう”って思ってもらえるような日々の取り組みとか、日々の姿勢とか、そういうことは凄く言ってきた」と振り返っています。

 こうした話を聞くと、大谷選手もそうでしたが、山本選手もとても謙虚でありながら、すごい努力をして、現在の実力を身に付けて、こうして米大リーグのワールドシリーズで優勝するというというすごいことをやりのけています。今年はさらに佐々木朗希選手がドジャースに加わり、怪我から復帰をしてワールドシリーズでは、活躍しています。日本人トリオが大活躍の年だったのではないでしょうか。こうして、日本人が世界のひのき舞台で活躍する姿を見ることはいつ見てもいいものです。来シーズンは、是非4連覇を目指して欲しいと思います。

校長日誌 「霜月」に入りました

11月4日(火)

 11月に入り、急に寒さを感じるようになりました。今日のさいたま市の最高気温は17.3℃(14:10)ですが、最低気温は5.5℃(6:09)でした。連休中も信州や関東北部の山間では積雪が観測され、既に冬という感じになっています。猛暑の続く夏から、厳しい残暑が続き、秋がほとんど感じられないうちに冬が近づいています。「霜月」という言葉がぴったりという感じです。11月は「霜月」以外にもいろいろな呼び名があります。その一つに「神帰月(かみかえりづき・しんきづき)」というものがあります。これは、10月の和風月名を「神無月(かんなづき)」と言い、全国の神々が、出雲大社に集結するため、他の地方には神がいなくなる月という意味がありました。それと関連して、11月を「神帰月」ともいいます。つまり、出雲大社に出かけていた神々がそれぞれの地方に戻ってくる月という意味です。

 また、空気が乾燥してくると、インフルエンザなどの感染症が広がり始めます。通勤通学の電車など混み合うところでは、必ずマスクをするなど予防を徹底してください。受験生の3年生はもちろんですが、今月末に沖縄修学旅行が控えている2年生も注意をしてください。先日、私も電車を使いましたが、混み合った車内で大きなくしゃみや咳をしている人に限ってマスクをしていない気がしました。ウイルスの動きは、私たちの目では見ることはできません。如何に状況を考えて、対処するかだと思います。

 15時から、本校を会場にして川越市中高特連絡協議会という会議を開催しました。これは、年1回ですが、川越市内の公立中学校と特別支援学校の校長と川越市内の公立高校と特別支援学校の校長が集まって開かれる会議となります。本日は1・2年生の模擬試験を実施している関係もあり、視聴覚室を会場に実施しました。始めに、中学校と高校の代表からご挨拶をいただき、次に、高校と特別支援学校から各校の特徴などを説明しました。その後、情報交換「令和9年度入学者選抜(8年度末実施)について」として、全体を4つのグループに分けて、現段階で皆さんが感じている疑問や懸念点などをあげて、意見交換をしました。全体の半分の時間をかけて実施しましたので、有意義なものになったかと思います。

校長日誌 大東東小学校フィールドワーク

10月31日(金)

 本日11時20分頃から、近隣の川越市立大東東小学校の6年生31名が来校しました。隣の大東中学校を経て、本校へ来たそうで、事前に受けていた質問について、会議室を会場にして教頭先生から説明をしました。また、一人ひとりがタブレットパソコンを持参して、説明を聞いて、その内容を慣れた手つきでタイピングしていました。

 小学校でもICT教育課浸透していることが、本当によくわかりました。3年後、本校を受検してくれることを期待します。

 10月29日(水)の読売新聞に「岐路に立つ大学 第4部選択の行方①」という記事の中で、「年内入試に学力試験 急拡大」「一般入試生を『青田買い』」「入学生の半数超に 年内入試」という見出しがありました。この内容に関連したことは、10月27日(月)の校長日誌の中でも触れた内容にも関連していることです。

 大学入学の前年秋以降に行われる総合型・学校推薦型選抜(年内入試)は、面接や書類審査などで受験生の適性や能力などを測るのが一般的だったが、近年は、学力試験を課す「年内学力入試」が急拡大している。文部科学省が毎年、全国の国公私立大学に通知している大学入試のルールでは、大学個別の学力試験実施は「2月1日から」と決まっています。しかしながら、関西の私立大などでは以前から年内入試での学力試験実施が定着しており、ルールは有名無実化していたのです。

 昨年12月、東洋大(東京都文京区)が実施した年内学力入試は、のべ約2万人の志願者を集めました。このことについて「入試のルール違反だ」との指摘を受けた文科省は同月、入試日程の順守徹底を全国の大学に通知をしています。さらに、文科省は高校と大学の代表者による協議会を招集して、ルールを再検討して、「受験生の学力を把握したい」との大学側の強い要望もあり、文科省は今年6月、調査書などの出願書類に加え小論文や面接といった評価方法を組み合わせることを条件に、年内入試での学力試験実施を容認したといいます。文部科学省の2024年度調査では、年内入試での入学者は、大学入学者全体の半数超を占めるまでになっています。

 戦後の大学進学率上昇で、大学入試には多数の志願者が押し寄せるようになり、不合格者をふるい落とすための難問・奇問の出題や、受験競争の過熱が大きな問題となっていました。

 面接や書類審査で受験生の能力や意欲、適性を見極めるAO入試(現在の総合型選抜)は、1990年に慶応大が初めて導入しています。2000年には文部省の大学審議会が「多様な選抜が行われることが必要」と答申し、AO入試は全国の大学に広まっていきました。AO入試に対して、1次、2次、3次などというように段階を踏んで丁寧に取り組む大学では、学生の入学後の成績が良いなど評価が高いという結果が出ていました。一方、本来の趣旨から逸脱し「学力不問」で学生を確保する手段にもなっていきました。

 本来、アメリカではAO入試を受ける前に民間のSATなどの試験を受けて、得られたスコアによって受けられる大学等が決まってくるというシステムだったはずです。それ無しに、外形基準による学力の担保はできないことは分かり切ったことであったはずなのです。そのために、AO入試を行い、面接等を行った際にはとてもやる気に満ち溢れていたようであったが、実際に大学に入学する頃には、全くやる気も感じられないような別人になっていたということも聞かれていました。そうした中で、中教審の答申を受けて、2009年頃「高大接続テスト(仮)」というものの検討会が始まりましたが、結局実現はしませんでした。

 少子化で受験競争が緩和し、高校生の学習時間の減少や大学生の学力不足が問題となる中で、政府の教育再生実行会議は2013年、大学入試センター試験を見直し、基礎レベルと発展レベルの二つのテスト創設を提言しています。基礎レベルはAO・推薦入試での学力確認への利用が想定していましたが、高校関係者らの理解は深まらず構想は頓挫します。センター試験は2021年、思考力などを重視して問う大学入学共通テストに変更されたのでした。

 さらに、文科省は2021年度入試から、AO入試の名称を総合型選抜に、推薦入試を学校推薦型選抜にそれぞれ変更し、総合型・学校推薦型選抜では、小論文や実技、1月の共通テスト、2月以降実施の大学個別の学力試験などから一つを必須とし、受験生の学力確認を求めていた。

 報道等では、約6割の私立大学が定員割れをしていて、経営を安定させるためには多くの受験生を獲得して、定員を充足させる必要があることは十分わかります。しかし、少子化の影響で18歳人口が急激に減少しており、2004年が200万人以上いたのに現在では110万人前後まで減っているのですから、当然大学の数や定員も減らさなければならないのは自明の理です。そうした対応をせずに、「年内入試」などという言葉を巧みに使って、受験生の心理を揺さぶるのは本当にやめて欲しいと思います。少なくとも、一般受験が始まるまで、しっかりと学力を伸ばして、その上で本番の一般入試に臨んで欲しいと思います。

校長日誌 進路講演会

10月30日(木)

 本日6限のLHRの時間を活用して体育館で進路講演会を実施しました。

講師には、本校卒業生リオデジャネイロオリンピック東京オリンピック陸上の近代五種競技で出場されたオリンピアン高宮なつ美(旧姓 朝長なつ美)さんをお迎えして、自らの進路決定やオリンピックに出場されたときのことなどを交えて講演をしていただきました。高宮さんは、現在、警視庁小平警察署の地域課地域総務係担当係長をされている警部補です。

 ご自身の進路を決めたのは高校2年生の頃で、いろいろな条件を加味して警視庁を受験して合格されました。警視庁では高卒で採用されると、10ヶ月警察学校で学んだ後、現場に配属され、高宮さんは立川署に配属された後、再び、警察学校に入った際に、陸上の近代五種の選手を募集していて、陸上と水泳の経験がある人を募集していたので入部をしたそうです。さらに、競技に取り組むにあたって、目標を一つずつ書き出したり、毎日できる目標を上げて、取り組んだ利したそうです。また、うまくいかない時は、自分を高めるチャンスと考えて、故障の原因探ってみたり、動きの見直しをしたり、どこの筋力が落ちて怪我をしたかのかなどを理学療法士の協力を得ながら解決していったそうです。

 うまくいかない時こそ、現状を書き出したり、課題も書き出した足りしたそうです。オリンピックの舞台は特別であり、その舞台に立つまでの日々の繰り返しこそが大切であったそうです。そして、人との繋がりの大切さも感じたそうです。人の話をよく聞き、全力で取り組んでいると、よく声をかけてもらえたそうです。

 最後に、進路に正解はない、自分で選び、努力することこそが大切であるとも言っていただきました。様々な努力の結果、オリンピアンとなり、現在に至っている高宮さんの言葉が、川南生の胸に響かないはずはないと思っています。一人ひとりが、今をそして未来を考えて、自らの進路実現に向かっていって欲しいと思います。

 次に、同行された警視庁採用センターのキャリア・アドバイザーの倉上健一さんに、警視庁の仕事や採用のことなどを説明していただきました。警視庁では、警察官が約43,500人いて、さらに事務方の約3,000人を合わせると総勢約46,500人の職員がいることにも驚かせられました。他にも、様々な仕事がることなども、詳しく説明していただきました。ありがとうございました。

 

  進路講演会終了後は、弓道部女子壮行会を行いました。

 弓道部女子団体(2年生4名)が、11月22日(土)~23日(日)にALSOKぐんま武道館(群馬県前橋市)で開催される第2回関東高等学校弓道選抜大会と12月23日(火)~25日(木)に 静岡県武道館 大道場(静岡県藤枝市)で開催される第44回全国高等学校弓道選抜大会に出場します。是非、日頃の練習の成果を発揮してきてくれればと思います。

 

校長日誌 埼玉県科学教育振興展覧会等表彰式

10月29日(水)

 本日は月曜授業+総合的な探究の時間の7時間授業になっています。多くの授業では、昨日終了した定期考査Ⅲの答案を返却しているのではないでしょうか。ずいぶん前になりますが、私も教員として授業を担当していた時は、期末考査のように答案返却の特別な時間割がない限りは、絶対に最初の授業で答案を返却すると自分の中で決めていたので、意地でも採点を終わらせて答案返却をしていました。そのような中でも、単位数が少ない2単位の授業を8クラス持っていた時、最終日に試験があったりするときつかった思いがあります。320枚の答案の採点はきつかったような気がします。それでも、一度でも間に合わなかったことはなかったです。

 また、本日はさいたま市の桜区役所のところに隣接しているプラザウエストという建物で、第76回埼玉県科学教育振興展覧会中央展並びに第69回日本学生科学賞埼玉地区展覧会の表彰式に埼玉県高等学校理化研究会の会長として出席をして高校生の優秀賞を受賞した生徒への表彰を行ってきました。

 ここでは、小学生の部、中学生の部、高校生の部のそれぞれの受賞者に対して、上位から「県知事賞」、「県議会議長賞」、「県教育庁賞」の表彰がありました。中学生の部と高校生の部については、この上位3賞に加えて、優勝賞3作品が日本学生科学賞の全国展(中央展)に出品されることになります。

 埼玉県では、私が県南の女子高でSSH事業に取り組んでいたころから、その後、県教育局の高校教育指導課で指導主事をやっていた約20年くらい前から10年間くらいは、日本学生科学賞の上位に入賞して、その後、アメリカで開催されるIntel Isefの交際大会に出場して上位の賞を受賞していました。帰国後、県教育長の表敬訪問などを実施していましたので、今後、同じような結果が出せるように、ぜひ頑張って欲しいと思っています。

 今月は日本人が医学・生理学賞と化学賞でノーベル賞を受賞するという素晴らしい結果が出ました。ただ、そのような結果が出た背景には、長い間の苦労などが多くあり、決してあきらめないで研究を継続して、素晴らしい成果を出すことができ、世界で認められたということがあります。資源の乏しい我が国を豊かにするためには、科学技術の向上は欠かせないものです。一人でも多くの若者がこうした世界で活躍できることを期待したいと思います。

校長日誌 定期考査Ⅲ 最終日

10月28日(火)

 本日は定期考査Ⅲ(2学期中間考査)最終日となりました。

 1年生は、数学A・地理総合、2年生は、論理表現Ⅱ・論理国語、3年生文系は、英コミⅢ・日本史発展/世界史発展、3年生理系は、英コ三Ⅲ・化学の2時間で終了して、3限は保健講演会を実施しました。

 保健講演会は、西部教育事務所スクールカウンセラーである臼井美和氏を講師に迎えて、「Love yourself ~ありのままの自分を肯定するということ」と題して講演を行っていただきました。化学講義室を会場にして、3年生の保健委員男女1名ずつが参席して、各教室へはリモート配信を行いました。自分自身の行動について、自己肯定感をもって行動するために、様々なことに配慮しながら、どのようにふるまって行けばいいかなど、詳細な説明をしていただきました。ありがとうございました。

 保健講演会終了後は、生徒指導部主催での交通安全指導を行いました。以前、学校代表として参加した交通安全講習会にの内容について、参加した生徒が講師役を務めて、説明を行いました。現在、自転車に関する交通ルールが厳格化させる中で、特に自転車に乗車する一人ひとりが、自覚と責任をもって運転する必要があります。自分自身の安全を確保するのと同時に、相手への配慮も必要になりますので、責任ある行動をお願いします。

校長日誌 定期考査Ⅲ 3日目

10月27日(月)

 本日は定期考査Ⅲ(2学期中間考査)3日目です。週末は計画的に過ごせたでしょうか。

 1年生は、現代の国語・英語コミⅠ、2年生は、数学Ⅱ・化学基礎・物理基礎、3年生文系は、論理国語・数学理解、3年生理系は、論理国語・物理/生物・数学Cとなっています。前半に比べて科目数も少なくなりましたので、これまでの学習の成果を十分に発揮してくれることを祈ります。また、明日は考査終了後、保健講演会を予定していますので、全学年2科目の考査となります。

 また、午後からは県庁の隣にある県民健康センターで実施した「埼玉県高等学校長協会・進路指導部会・進学指導班研究協議会」に参加してきました。とはいっても、今年度は進学指導班の主査を受け賜わっているため、主催側となり、調査研究発表をしました。

 この研究協議会では、始めに先進校視察の報告として10月3日(金)に訪問した武蔵高等学校中学校の様子や取り組みの紹介が庄和高校の渡辺校長からありました。武蔵高等学校中学校の校長は、元県立浦和高校の校長であった杉山剛士校長で、武蔵学園 REDプログラム推進センターのセンター長は前和光国際高校の校長であった鈴木校長が勤めていて、詳しく説明していただき、授業見学後は、杉山校長自らの中学生に向けての社会の授業を見学させていただきました。杉山校長は、武蔵高校のOBですが、これまで外部から校長を迎え入れたことはなく初めての試みであり、7年目を迎えています。説明の中では、武蔵高校の建学の精神から説明があり、現在は1学年4クラスの男子校で、生徒募集は中学校のみとなっています。そのため、6年間を見据えたグランドデザインや、様々な取組についての説明があり、いろいろな課題が徐々に解消さえ、少しずつ成果を上げてきていることがわかりました。また、OBからの寄付や協力も多く、様々なことに活用しながら、学校全体の教育力をあげて行こうとしていることが伝わってきました。

 次に、私から「高大接続改革におけるこれからの大学入試の在り方~学習指導要領改訂後の大学入試の変化を踏まえて~」として、全国高等学校長協会で、作成してアンケート集計をしたものと、同じアンケートを使って県内98校の高校に協力したもらった結果を比較しながら、分析と言ってはおこがましいのですが、傾向などの違いを発表させてもらいました。始めに「大学入学共通テスト」は昨年度で5回目の実施になり、昨年度から新学習指導要領の内容に入り、新たに教科「情報」も加わり、国公立大学では6教科8科目が主流となりました。そうした中での出題される問題の傾向などについてや学校での指導の仕方など、回答校をAグループ(およそ3/4 以上の生徒が四年制大学に進学する高校)、Bグループ(大学以外に専門学校等への進学や就職など、進路が多様な生徒が在籍する高校)、Cグループ(専門高校や総合学科高校など)と3つに分けてそれぞれのグループごとの傾向の違いなども埼玉県と全国での違いをグラフの比較もしながら説明させてもらいました。

 そうした中で、昨年度、関東地区で東洋大学などが学校推薦型入試で基礎学力を問うとして、2教科の学力検査を課す入試を実施したことについて、いろいろな議論を呼んだことにも触れました。全学部で500人程度の募集人員に対して2万人以上の応募があり、4000人程度の合格者が出たことや、推薦といいながら推薦書には、受験生の名前と校長の名前に職印だけであったり、他校との併願も可であったりなど、いろいろなことで物議を醸しだしました。最終的には、この入試で10億円以上の収益があったことなども一部で報道されたようです。ただし、特に私立大学では年内入試と称して、多くの受験生を集めて、学校運営に必要な収益を集めることと、早く集めた人材が大学入学後に授業などについていける学力を有していることを確認したいということもわかってきました。ただ、関西地区の特に近畿圏を中心して以前から年内入試において一部の学力検査を実施していたこともわかり、文部科学省から指導があった今年度も総合選抜型に変えて220点満点(基礎学力検査100点✕2+小論文10点+内申点10点)で行うことがわかり、さらに物議をかもしていること等も説明させていただきました。

 最後に、今年は東進ハイスクール本部の副本部長教務担当 八木 友裕 様を講師に招いて、「令和8年度入試を踏まえた今後の入試の展望」と題して、現在と今後の入試に関する展望などを説明していただきました。さらに、東進ハイスクールが取り組んでいる生徒のモチベーションを向上させる取り組みなどが紹介され、予備校でも様々な方法で生徒のモチベーションを高めるための工夫をしていることを知り、驚かされました。

校長日誌 定期考査Ⅲ 2日目

10月24日(金)

 定期考査Ⅲ(2学期中間考査)2日目です。

 1年生は、「歴史総合・論理表現Ⅰ・言語文化」、2年生は「公共・数学B・生物基礎」、3年生文系は「文学国語・総合英語Ⅱ・倫理/政経」、3年生理系は「数学Ⅲ/数学理解・総合英語Ⅱ・政治経済」になります。

 週末をはさんで残り2日になります。今日の午後をどのように活用するのかが、鍵です。残り2日間の科目の中で、不安なものがあればこの時間がチャンスです。少しだけ時間をかけて、確認できるチャンスがあります。そんな科目はないという人は、最終日の科目の確認を先に済ませておき、土日で月曜日の科目の内容確認をすれば、十分な対策ができると思います。しっかり頑張って取り組みましょう。

 余談になりますが、大学等へ進学した人が、入学時に奨学金の申請や授業料の減免申請に使う一つの資料が高校卒業時の評定平均値です。5.0~4.3が「A」、4.2~3.5以上が「B」、3.4~2.7が「C」、2.6~1.9が「D」となります。3年生も気を抜かずに頑張りましょう。

校長日誌 二十四節気の「霜降」です

10月23日(木)

 本日は二十四節気の「霜降(そうこう)」です。期間でいうと今年は10月23日(木)から11月6日(木)までです。

 「霜降」とは文字どおり「霜が降り始めるころ」の意味で、朝晩の冷え込みが一段と深まる時季です。富士山では昨日初冠雪が記録されたと報じられています。「霜降」の次の二十四節気は「立冬」(今年は11月7日)で、暦の上ではいよいよ冬に入ります。今まさに、冬を間近に控えた霜降のころといった風情です。

 天気予報によると、本日は本州付近は大陸から張り出す高気圧に覆われる見込みで、九州~東北地方は天気が回復して、秋晴れとなる所が多いということです。各地とも湿度が低く、カラッとした空気に包まれるため、絶好の洗濯日和となりそうだとも報じています。

 昨日まで4日連続で日照時間が5時間未満となるなど、ここ数日はぐずついた天気が続いていましたが、久しぶりの晴天となりそうです。

 川南生は、本日が定期考査Ⅲ(2学期中間考査)初日です。日頃の学習成果を発揮するよう頑張りましょう。

校長日誌 明日から定期考査Ⅲが始まります

10月22日(水)

 本日は朝方少量の雨が降りましたが、その後は曇り空で最高気温14℃台で12月の気候といわれていました。

 明日から考査Ⅲ(2学期中間考査)が始まります。

 1年生は、「化学基礎・数学Ⅰ・家庭基礎」、2年生は「英コミⅡ・日本史探究/世界史探究・古典探究」、3年生文系は「論理表現Ⅲ・地学基礎・総合古典/理科総合」、3年生理系は「論理表現Ⅲ・地学基礎・総合古典」になります。週末をはさんで2日ずつに分かれていますので、しっかり頑張って取り組みましょう。

 試験の直前にやることではないですが、自分が勉強した内容を本当に理解しているかを確認する簡単な方法があります。例えば、数学などの証明問題や計算問題が理解できているかを確認するには、白い紙にその問題の回答を再現してみることです。最初から最後まで、すらすらと書くことができれば完璧に理解している言えるでしょう。しかし、どこかで回答が止まってしまったのなら、そこまでの理解なのでしょう。私も昔、予備校の有名な先生の講義を聞いて、わかった気になっていたことがありました。その時、本当に理解できているのかなと思い、白紙に回答を再現してみると、やはり途中で手が止まってしまった経験がありました。それ以降は、講義を聞き流すのではなく、ポイント・ポイントを押さえて、ノートの欄外にメモをするなどして工夫をしたことで、その後は、再現率も上がるようになったことを記憶しています。

 私は専門が化学でしたので、計算問題などを説明するときには、板書が解答になるように意識をして書いていたものです。生徒が似たような問題を見たときに、解答がスムーズに書けるようになってほしいと思いながら、授業や補習をしていた記憶があります。

校長日誌 もうすぐ定期考査Ⅲです

10月21日(火)

 明後日から定期考査Ⅲ(2学期中間考査)が始まります。今日は7限授業でしたので、SHRと清掃が終わった頃に校内を回ってみると、教室や自習室で勉強している生徒が残っているのと、大会の近い部活動がいくつか時間限定で身体を動かしているところでした。

 今年も猛暑に次ぐ猛暑で、本当に暑い夏でした。更にこの残暑はいつまで続くのであろうかというくらい猛暑日が続いていました。現在は、秋雨前線が太平洋上まで南下している関係で、日本列島上空に寒気が入ってきているので、平年の季節に近い気候になってます。くれぐれも体調管理には気を付けてください。気温が下がり、空気が乾燥してくると季節性インフルエンザが猛威を振るってきます。新型コロナウイルスも決して消滅したわけではありません。人込みではマスクをつけて、ウイルスから身を守ってください。

 私は普段は自動車での移動が多いのですが、電車に乗るときは必ずマスクをつけるようにしています。電車に乗っていて、大きなくしゃみや大きな咳をしている人に限ってマスクをしていません。マスクをしていれば、それほど大きな音は出ないからです。そうした人込みにいるときこそ、身を守るように注意をしてください。

校長日誌 スーパーサイエンスハイスクール

10月20日(月)

 秋雨前線が太平洋上まで下がった関係で、日本列島上空に寒気が入り始めて、気温が下がっています。今日も朝から雨が降ったり止んだりしていますが、最高気温は20℃を下回ています。秋らしい気候になってきたようです。

 今日は午前中、Taemsを使ってリモートで埼玉県立熊谷西高等学校のスーパーサイエンスハイスクールSSHの第2回運営指導委員会に参加しました。その会議では、今年度の熊谷西高校のSSH事業の進捗状況などの説明が担当者から説明があり、それについて、運営指導委員の先生方から質問や意見が出されて、学校側がそれらを参考にして、今後の取り組みにフィードバックしていくというものです。私は埼玉県高等学校理化研究会の会長として昨年度から熊谷西高校の運営指導委員に加わっています。

 そもそも、スーパーサイエンスハイスクールSSHというのは何でしょう。今でこそ、いろいろな学校が文部科学省から指定を受けて取り組んでいる教育課程の開発研究です。この事業が始まったのは平成14年度からです。当時全国で26校の高校が指定を受けて取り組んでいました。文部科学省のHPを見ると「文部科学省では、将来の国際的な科学技術人材の育成を図るため、平成14年度より科学技術、理科・数学教育に関する研究開発等を行う高等学校等を「スーパーサイエンスハイスクール」に指定し、理科・数学等に重点を置いたカリキュラムの開発や大学等との連携による先進的な理数系教育を実施しています。」とあります。

 現在、全国で200校以上の高校が指定を受けていて、年間予算23億円という事業です。文部科学省の開発研究事業というのは普通は5年間くらいで終わるものが多いのですが、このSSH事業は23年間も続いている旧科学技術庁関連の事業です。資源のない我が国にとって、科学技術の発展はなくてはならないものだからなのでしょうか。

 平成14年度当時、私は南部にある女子校の進学校で化学を教えていました。その高校は今でこそ、理系希望が5割を超えているようですが、当時は4割5分くらいの生徒が理系を希望していました。21世紀のスクールビジョンを考える委員会というものを先生方で作り、様々な専門学科についても研究しましたが、実現に至らず、当時同じ化学の教員がこの「スーパーサイエンスハイスクールSSH事業」に申請するといい、2年間申請していましたが、残念ながら不採用でした。その翌年度、その先生が優秀な教員で表彰され、1年間大学へ研修に行くことが決まりました。すると、その当時の教頭先生が準備室に来て、話があると言われて話を聞くと「私とあなたが中心になって、来年度SSHに申請する。去年までの申請内容は訳が分からないので、教科で素案を検討して欲しい」と言われ、「サイエンスラボラトリー計画」なるものを皆で考えた記憶があります。そして、申請すると見事に埼玉県の県立高校で初のSSH指定校になり、全国では平成14年度からの指定から、計72校のSSH指定校の仲間になることができました。

 当時はSSHの指定を受けましたが、いろいろな面で大変なことが山積されていました。何よりきつかったのは、この事業がどういうもので何をしたらいいのか、県立高校関係者では誰も知らないということでした。さらに、当時は3年指定で予算が1年目2,000万円、2・3年目1,500万円の計5,000万円という高額で、必要なものは何か、どこの大学や研究所と連携して具体的にどういうものをコーディネートする必要があるのかを決めなくてはなりませんでした。SSH指定校になったのが分かったのも、3月下旬でもうすぐ新年度というタイミングでしたので、新入生400名の生徒のどこまでを対象にするのかなど4月1日の準備出勤までに決めなくてはならず、よく間に合ったなと今更思い出しても冷や汗ものだったという記憶があります。

 新年度が始まると最初は火の車でした。開発研究だから、いろいろな仮説を立てて取り組み、検証して、また、新たな仮説を立てるという繰り返しでした。教育課程の開発研究なので、授業の中に組み込む必要があり、確か金曜日の7限に特別な授業を1単位増設して、希望者62名が集まって、いろいろなことを行いました。実際に取り組んでみて、半年くらいたつとあることに気づきました。生徒と一緒に大学や研究所に行き、一緒に講義を受けて実験などをやらせてもらう機会に恵まれると、自分の中で止まっていた科学的な取組や知識が自然にアップデートされていきます。当然、見て聞いて体験していますから、自然にその内容などを普段の授業でも話すことができるようになりました。また、例えば「堀川の奇跡」でも有名になった京都市立堀川高校などの発表会などにも、全国から集まるSSH指定校の多くの先生たちと一緒に参加することができ、とても参考になった記憶があります。

 この時の経験で、大変なことに直面した時、負の感情ばかりを前面に出して、逃れようをするのではなく、新たな経験が自分を成長させてくれるきっかけになるのだと考えて、ポジティブに進むことが自分にとっても周囲にとってもいいのだとうことに気づかせてもらいました。今だから、いえることなのかもしれませんが。

 

校長日誌 第76回埼玉県科学教育振興展覧会審査会

10月17日(金)

 昨日まで最高気温20℃くらいの日が続いていましたが、今日は最高気温25℃の夏日となり日曜日くらいまで続き、月曜日からは最高気温19℃くらいになるようです。

 本日は午後から県立浦和高校の麗和会館で、第76回埼玉県科学教育振興展覧会中央展の審査会を行いました。小学校部会、中学校部会、高等学校部会ごとに審査会を行い、県知事賞、県議会議長賞、県教育庁賞、優秀賞等を決定しました。

 高等学校部会では、県知事賞、県議会議長賞、県教育庁賞と優秀賞3点の計6点を決定し、これらの作品は日本学生科学賞へ出品されることになりました。更に4点の優秀賞を決定しました。

 これらの表彰式は11月29日(水)の午前中、さいたま市桜区にあるプラザウエストで開催されます。各賞の発表はこの表彰式を終えて、翌日の読売新聞紙上で行われる予定です。

校長日誌 大阪・関西万博

10月17日(金)

 10月13日(月)に大阪・関西万博が184日間の会期を終えて閉幕しました。165の国・地域・国際機関が参加して、万博協会が当初、想定していた2820万人は届きませんでしたが、来場者数は2529万人に達したと報告がありました。

 「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマにデジタルや人工知能AI、ロボットなどの先端技術が展示されていました。コンセプトは「-People’s Living Lab- 未来社会の実験場会場」となっていて、空飛ぶクルマのデモ飛行やミラブルの人間洗濯機、そしてiPS細胞をテーマにした再生医療の可能性としてiPS細胞から作られた拍動する心筋の展示などとても興味深いものがたくさん展示されていました。

 また、四方を海に囲まれた人工島で開催する世界初の「海上万博」となったため、交通アクセスや安全面の制約から来場予約システムを導入した「並ばない万博」を掲げていましたが、会期の終了が近づくころには、入場券を持っていても予約できないという問題が発生して、当日券との交換を求めて徹夜で並ぶなどということも報道されていました。

 川南生で見学に行った人は何人くらいいたのでしょうか。私は、とても行くことが出ませんでしたが、かがわ総文祭の帰りの飛行機が高松空港を出発して兵庫県上空を通り、大阪湾を右下に見る航路で通過した際、上空から会場付近を眺めながら通過したぐらいでした。

 TV中継などを見ていると、期間中何十回も来場している人も多くいて、近隣の人にとってはとても身近な万博であったのだなと思いました。

 

校長日誌 トヨタ次世代都市 始動

10月16日(木)

 本日から定期考査Ⅲ(2学期中間考査)の1週間前になりますので、原則部活動は禁止となります。ただし、公式戦が間近に迫っている部活動に関しては、限定的に活動時間を絞って活動します。

 先月末9月25日からトヨタ自動車が静岡県裾野市で建設をしている次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」を指導したと各新聞社が記事にしていました。ここでは先進的な製品やサービスを住民が暮らす環境下で試しながら開発することを目的に建設されたいわゆる未来都市です。

 今回始動したのは約47,000m2の第1期エリアで、トヨタ自動車の関係者らを中心に数世帯が住み始め、将来は約300名が住む予定になっている地域です。実証実験はトヨタ自動車とグループ企業、ダイキン工業やUCCジャパンなど外部企業の計19社が参加する予定です。25日の式典でトヨタの豊田章男会長は「ウーブン・シティで起こしていくのは(各社の知見の)掛け算だ」の述べています。

 完全自動運転を見据え、電気自動車EV「e-Palette(イーパレット)」も走らせて、特定条件下で運転手が不要の「レベル4」に相当する技術を2027年度にも搭載する目標を明らかにしています。日本は自動運転の社会実装で遅れており、政府はレベル4の自動運転サービスを25年度をめどに50か所程度、27年度に100か所程度で実現する目標を掲げていますが、かなり厳しい状況にあり、法規に基づく許認可を得ているのは、ゴルフカートをベースにした車両など計8件にとどまっているのが現状です。アメリカや中国では自動運転によるタクシー事業などを複数地点で展開しているという現状もあるのです。

 今後のウーブン・シティの活性化に期待したいと思います。

校長日誌 意匠研磨の技術をAIロボットで継承

10月15日(水)

 本日の埼玉新聞の朝刊一面に「意匠研磨AIロボットで」という記事が掲載されていました。

 「意匠研磨」という技術は、金属(ステンレス、アルミ、チタン、銅、真鍮など)の表面に研磨加工を施すことで、模様や雰囲気といった意匠性(デザイン)を付与する技術のことです。通常の研磨が表面を滑らかにするのに対し、「意匠研磨」はあえてキズをつけたり、特別な処理を施したりすることで、多様なデザインを作り出します。平面的な板でも、深さや奥行きを感じさせたり、光の当たり方で表情を変えたりと、動きのある表現が可能となります。

 その技術をPhysical AIロボットで再現したのが、埼玉大学大学院理工学研究科の辻俊明准教授の研究室で、金属表面を磨き上げて美しい模様などを生み出す意匠研磨における、世界初となる職人技術のデジタル化と自動化が実現されました。意匠研磨は製品の美観と品質を左右する重要な工程でありながら、熟練職人の長年の経験と繊細な感覚に依存しており、技能継承と人手不足が深刻な課題となっていました。

 この度、この職人技術のデジタル化と自動化に世界で初めて成功しました。開発されたシステムは、職人のデザインを模擬しながら毎回少しずつ異なる模様を創り出す生成AIロボットとなっています。そのために、研磨職人の動きをモーションキャプチャーで読み取り、AIがデザインとタッチを別々に学習するというもので、二つの技術を統合して人間の手作業さながらに金属を磨くことができるようになったのです。これにより、従来は職人の手作業に頼っていた意匠研磨作業の自動化が可能となったということです。

 現在、千葉県の幕張メッセで開催されている「CEATEC2025」において、熟練技術が求められる「意匠(デザイン)研磨」をロボットが再現するAI技術を披露しています。

 

 また、辻准教授は「知的財産である匠の技も職人の高齢化や担い手不足で途絶える危険性がある。優れた技術を次代に残すために3年後の実用化を目指したい」と話しているとのことです。

校長日誌 三連休を終えて

10月14日(火)

 スポーツの日を含めた3連休が終わり、間もなく10月23日(木)から始まる定期考査Ⅲ(2学期中間考査)の1週間前になります。大会が近い部活動は活動時間を制限しながらやっていますが、定期考査1週間前は部活動は原則禁止となりますので、計画的に勉強を進めてください。川南生は、普段から「長期記憶化」を意識して授業を受けていると思いますので、授業の中で感じ取った重要ポイントなどを整理しながら進めていくと効率よく復習ができると思います。また、少し難しいかもしれませんが、出題者の気持ちになって考えると、この単元のポイントはこの部分だから、このことを理解しているかを聞いてみようとなります。ちょっと考えてみてください。

 また、昨日10月13日(月)には、大学3大駅伝の一つ「出雲駅伝(出雲全日本大学選抜駅伝競走)」が行われました。大学3大駅伝というのは、「出雲駅伝(45.1km:6区間)」「全日本大学駅伝(全日本大学駅伝対校選手権大会)(106.8km:8区間)」「箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)(217.1km:10区間)」の総称のことです。

 結果は、國學院大學が2年連続3度目の優勝で、みごとV2を達成しました。昨年度は、國學院大學が「出雲駅伝」と「全日本大学駅伝」で優勝して、「箱根駅伝」で大学駅伝3冠を目指しましたが、青山学院大学が優勝しました。國學院大學が今年こそは大学駅伝3冠達成を目指して、チーム一丸となって頑張っているとのことでした。本当にすごいことです。駅伝はチームでタスキをつないでいきますので、一人でも調子の上がらない選手がいると、厳しい結果になってしまいます。

 校長室の外の廊下に最近のものに加えて、過去の大きな大会等に出場した賞状や写真などが飾ってあります。その中に、平成21年11月21日に山梨県西湖周辺で開催された「関東高校駅伝大会」に出場した時の女子陸上競技部の選手の写真が飾ってあります。そのメンバーには、近代五種で第31回オリンピック競技大会Rio2016に出場されたオリンピアンの朝長なつ美さん(現:高宮なつ美さん)も入っていました。是非、本校に来校した際にはご確認ください。

 

校長日誌 化学「セッケンの合成」を見学しました

10月10日(金)

 6限3年生の化学の時間に化学実験室で「セッケンの合成」実験を行っていましたので見学してきました。

 実験の目的は、「身近な「セッケン」の合成を通して、「けん化」を復習しよう!」というものです。

 実験の手順としては、ビーカーにヤシ油とエタノールを入れて、150℃に設定したホットスターラーの上でガラス棒で撹拌しながら約5分間加熱します。

 沸騰してきたら、用意した水酸化ナトリウム水溶液を4回に分けて加え、激しくかき混ぜながら10分間加熱します。溶液が泡立ってくるくらいまでかき混ぜます。

 次に用意した飽和食塩水の中に、加熱していた溶液を入れて、固体(セッケン)が浮いてきたら、ガラス棒で軽くかき混ぜます。

 ビーカー内で出来上がった固体をガーゼでこし分けて、ガーゼで包んだまま20~30秒くらい流水にさらしながらよくもみます(残った水酸化ナトリウムを溶かし出すため)。強く絞って水分を除きます。

 出来上がったセッケンをバットに取りだし、状態を観察します。この後、2週間から1か月くらい乾燥させてから「セッケンの精製」を行って完成させます。

 どのグループも、皆で手順を確認しながら、手際よく実験を進めていました。お疲れさまでした。

 

校長日誌 ノーベル化学賞

10月9日(木)

 スウェーデン王立科学アカデミーは8日、2025年のノーベル化学賞を、極小の穴が無数に開いた多孔性材料「金属有機構造体」(MOF=Metal Organic Framework)を開発した京都大学理事・副学長兼務の北川進特別教授(74)ら3人に授与すると発表しました。自然科学分野では、6日に医学・生理学賞を受賞した大阪大学特任教授の坂口志文氏に次いで27人目(現在外国籍の3人を含む)になります。

 北川氏が開発した「金属有機構造体」(MOF)には微小な穴が無数に開いている構造を持ち、その穴の大きさを変えることで狙った気体を出し入れできることを発見しました。金属イオンと有機分子を含む溶液を混ぜ合わせるだけで、有機分子が柱や梁のように規則正しく配列し、それを金属イオンがつなぎ目のような役割を果たし、ジャングルジムのような構造をした物質が自然に組みあがるという独創的な手法を開発したというのです。

 1997年には、MOFがメタンCH4を吸収して、そのまま安定な状態を保つことができることを発表し、さらに二酸化炭素CO2など目的の気体だけを分離することにも成功しています。これまでも、活性炭やゼオライトのように多くの穴が開いている物質を使って、脱臭や有害物質の除去などに使われてきていました。一方でMOFは素材の組み合わせを変えることで、穴の大きさなどを変えることができるので、吸収したい物質に応じて自由な設計ができ、これまでに12万種類以上のMOFが作製され排出されるCO2の回収などの分野での研究開発や実用化が進んでいるそうです。

 物質に開いた無数の「孔」に着目したきっかけは学生時代に読んだ書籍の中にあった老荘思想の「無用の用」(役に立たないようにみえるものも、実は役に立つ)という考えだっというのです。北川氏が京都大学工学部の1年生の時、湯川秀樹博士の「天才の世界」「続天才の世界」「続々天才の世界」という3冊の本を読んだときに「無用の用」という言葉が紹介されて初めてこの言葉に出会ったといいます。化学の研究対象は物質です。一見すると、原子や分子が詰まっているように見えます。ところが、北川氏は、後の研究生活で何もない空間である「孔」に着目し、読書体験を通じて「何もないものにも意味があるという見方にとても大きな影響を受けた」と話しています。そして「穴と考えると無用なんです。ところが、その穴に原子や分子を入れて、ためたり変えたりしていくと役に立つ。考え方を一つ変えるだけで役に立つんです」とも話しています。 

 日本人のノーベル賞受賞者は、物理学賞12人(日本出身で外国籍3人を含む)、化学賞9人、生物学・医学賞6人となり、自然科学分野では27人になります。他に、文学賞3人(日本出身で外国籍1人を含む)、平和賞1人となり、全体では31人となります。加えて、2024年に日本原水爆被害者団体協議会が団体として初めて平和賞を受賞しています。

 

校長日誌 台風22号

10月8日(水)

 現在、日本列島の南海上に台風22号(HALONG(ハーロン))が発生しています。15km/hの速さで北北西へ進んでいて、中心の気圧は935hPa、中心付近の最大風速は50m/s、最大瞬間風速は70m/sで中心から半径95km以内では風速25m/s以上の暴風となっています。当初の予報とは大きく進路が変わり、今後は日本の南を北西に進み、進路を次第に東よりに変え、明日9日(木)には非常に強い勢力のままで伊豆諸島付近を東北東へ進む見込みということです。

 今回は、台風が上陸することはないようですが、台風の影響については注意をしてください。最近の台風が発生する位置が、日本列島に近くなっている気がします。恐らく、地球温暖化が進み、海面温度が高くなっているため、以前よりも日本列島に近い位置で急に台風が発生することが起きているのかもしれません。

校長日誌 二十四節気の「寒露」です

10月8日(水)

 本日は二十四節気の「寒露(かんろ)」です。期間でいうと今年は10月8日(水)から10月22日(水)までとなります。

 寒露とは、草木に冷たい露が降りる時期という意味で、この時期になると朝晩はぐっと冷え込むようになります。山野では紅葉が始まり、秋の草花も見頃となってきます。朝晩は冷えてくるので、ようやく夏の疲れが取れて体力も回復する時期でもあるので、各自でリフレッシュを心掛けましょう。今年は、残暑が厳しいですがそろそろ、毛布や厚手のパジャマを用意するなど、朝晩の冷え対策を始める目安にするといいとおもいます。

校長日誌 26人目のノーベル賞(自然科学分野)受賞

10月7日(火)

 スウェーデンのカロリンスカ研究所は6日、2025年ノーベル生理学・医学賞を、体内の過剰な免疫反応を抑えるリンパ球の一種である「制御性T細胞」を発見した京都大名誉教授で大阪大免疫学フロンティア研究センター特任教授の坂口志文氏(74)と米国の2氏ら3人に贈ると発表しました。

 日本出身者のノーベル賞受賞は、2021年に物理学賞に選ばれた真鍋淑郎氏に続き26人目ということです。生理学・医学賞では1987年の利根川進氏、2012年の京大教授の山中伸弥氏、2015年の大村智氏、2016年の大隅良典氏、2018年の京大特別教授の本庶佑氏に続いて6人目となります。
 坂口氏は、免疫システムが自己の細胞を攻撃するのを防ぐ仕組みの一端を解明しました。免疫はウイルスや細菌などの外敵と自分の身体をつくる細胞を区別して、外敵を攻撃して排除する仕組みを持っています。しかし、自分の細胞と外敵をうまく区別できなくなると、自分の細部まで傷つけて自己免疫疾患になってしまいます。今回坂口氏が発見した制御性T細胞は、こうした異常な免疫反応を抑えることができるものです。

 1995年にこうした攻撃を抑える特異なリンパ球「制御性T細胞(Treg)」の目印となる分子を見つけて論文に発表しています。現在、Treg(Tレグ)がうまく機能せず、自己免疫疾患などの原因となる仕組みを調べる研究が進んでいます。臓器移植をした患者の免疫抑制やがん、アレルギー治療への応用も期待され、医療現場での使いやすさを念頭にヒトiPS細胞(人工多能性幹細胞)から効率的にTregを作製する技術の開発も進んでいるそうです。

 免疫学の常識を破る大発見は医師夫婦の二人三脚で生まれました。坂口氏の妻、教子さんは約30年間にわたって同分野で活躍し、支えあってきて、今も同じ研究室で活動しているとのことです。2人は結婚後の平成2年、教子さんは新天地を求める夫の坂口氏とともに渡米します。そして、米国では実験の手ほどきを受けながら助手として一緒に研究に取り組み、未知の世界をのぞき込む楽しさに魅了されたといいます。坂口氏の受賞対象となった制御性T細胞の研究でも、多くの論文で共著者になっています。 渡米当初は、免疫を抑える細胞など存在しないという考え方が学界の主流だった「逆風の時代」で、研究チームもごく少数だったそうです。

 帰国後も研究生活をともにして、世界トップクラスの成果しか載せない英科学誌ネイチャーに掲載された2015年の論文では教子さんが筆頭著者になり、一流研究者の仲間入りを果たしましたが、本人は「まだまだです」と控えめだったそうです。現在は坂口氏が創設したベンチャー企業で、制御性T細胞を使った細胞療法の実用化を目指しています。 制御性T細胞の研究はいまや飛躍的な発展を遂げ、坂口研究室(ラボ)は計約30人の大所帯になっているそうです。

 今から、10年くらい前に教頭の長期研修で、私は1年間和光市にある理化学研究所の広報室に所属させていただきました。その年もこの時期になると、理化学研究所に関係する研究者がノーベル賞の各賞を受賞するのではないかということで、広報室のメンバーは発表されるまで待機となりました。「もし関係者が、授賞した場合は、取材場所を確保して、取材対応をするので、その日は家に帰れなくなるので、そのつもりでいてください。」と上司から説明されて、毎日、どんなふうになるのだろうかと期待半分で待っていた記憶があります。結局その年は、理化学研究所の関係者が受賞することはなかったので、杞憂に終わりましたが、何故かこの時期が来ると、その頃のことを思い出している自分がいます。
 

校長日誌 本日は「中秋の名月」

10月6日(月)

 本日は「中秋の名月」です。しかし、今年は満月ではなく、明日が満月になります。ちなみに、国立天文台によると、次に「中秋の名月」と満月が同じ日付になるのは2030年ということです。また、今日の川越市の天気は、曇りのち一時雨という予報になっていますので、「中秋の名月」を見ることは難しいかもしれません。

 「中秋の名月」というのは、太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のことで、「中秋の名月」をめでる習慣は、平安時代に中国から伝わったと言われています。さらに、日本独自の風習として、太陰太陽暦の9月13日の夜を「十三夜」と呼び、お月見が行われてきました。十三夜は、中秋の名月「前の月」に対して「後の月」、中秋の名月と合わせて「二夜の月」とも呼ばれたりします。今年の十三夜は、11月2日(日)になります。

校長日誌 第1回学校見学会にお越しいただきありがとうございました

10月6日(月)

 10月4日(土)の第1回学校見学会には多くの中学生と保護者の皆様にお越しいただき、ありがとうございました。

 当日ご都合がつかなくなった方々もいたようですが、午前中263組、午後229組合計492組の皆様にお越しいただきました。

 学校紹介ビデをとしては、放送部が作製したものと生徒会の生徒たちが作製したものを上映させていただきました。

 個別相談としては、教員による個別相談と生徒会の生徒による個別相談という視点異なる点からの個別相談をさせていただき、多くの方々に対応させていただきました。

 また、部活動は体育館では女子バレーボール部と男子バスケットボール部が活動し、挌技場では空手道部が活動していました。弓道場では、弓道部活動していて、第1グラウンドでは女子ハンドボール部が活動し、第2グラウンドではサッカー部か活動していました。さらに、1階の教室でダンス部が活動していました。

 

 文化部は吹奏楽を始め、茶道部、放送部、新聞部、ギター部等が活動していました。

 今回ご都合が合わなくて、参加できなかった方は11月8日(土)の第2回学校見学会(午前のみ実施)に参加していただきますようお願いいたします。申し込みは、HPにて承っています。

校長日誌 芸術鑑賞会

10月2日(木)

 本日は午前中2時間授業を行って、午後からウェスタ川越の大ホールで芸術鑑賞会を行いました。

 今年度は演劇の年になっていて、「シアター2+1」という劇団による「ロマンティック 十二夜」という演劇を鑑賞しました。

 「十二夜 Twelfth Night」はシェイクスピアが書いた喜劇の一つで、最高傑作といわれる名作です。この作品は、キリストの生誕を祝って当方の三博士が訪れた顕現日(エピファニー)を祝う行事のために書かれたもので、その日がクリスマスから数えて12日目の夜にあたることから、「十二夜 Twelfth Night」という名前が付けられたといわれています。

 10人の演者の人がコミカルな動きも交えながら、生徒を楽しませてくれ、会場では大きな拍手が鳴りやまない時もありました。また、事前に申し込みをいただいた約50名の保護者に方も3階席になりましたが、楽しんでいただけたのではないでしょうか。全校生徒が1,050名を超えるため、3階席まで生徒も入りますのでお許しください。

 また、途中の場面では、生徒が舞台に上がってクイズの答えを出すということもあり、たいへん盛り上がりました。

 最後に、図書委員長が生徒代表として花束を贈呈しました。

校長日誌 第1回学校見学会に向けて

10月1日(水)

 今日は朝から雨が降り、気温も上がらず最高気温は24℃前後になっています。

 学校HPで受付をしていた第1回学校見学会10月4日(土))について予約も埋まっていましたが、昨日から申込キャンセル組数分の追加募集を行っています。募集定員になり次第受付は終了となります。
 学校見学会では、本校放送部の作成した学校紹介ビデオの上映や、既にHPから登録をして見ていただいているであろう学校説明動画も上映しています。さらに、教員による個別相談に加えて、生徒会生徒による個別相談なども用意していますので、ぜひお越しいただいて、本校の様子を感じ取って欲しいと思います。

校長日誌 フードデザイン「調理実習」を見学しました

9月30日(火)

 3時間目が終わりに近づくころ、校長室から廊下に出ると1階奥の調理室の方向から、とても美味しそうなカレーの匂いがしてきました。4時間目の始まりを待って、調理室に行ってみると3年生の選択授業「フードデザイン」で、キーマカレーとターメリックライスを調理しているところでした。

 生徒の皆さんも手慣れたもので、4人で役割分担をして、てきぱきと盛り付けを始めていました。

 キーマカレーの味の決め手は、「ターメリック」「クミン」「コリアンダー」の3種のスパイスで、辛さを加えたい人は「チリペッパー」をお好みで加えるそうです。

 完成後は、サラダとラッシーと一緒においしそうに、皆で食べていました。

校長日誌 PTA後援会第2回理事会を開催しました

9月29日(月)

 9月27日(土)にPTA後援会第2回常任理事会及び理事会を開催しました。

 議事としては「今後のPTA行事について」として、10月から12月に行われる行事についての説明がありました。

 1件目は、10月上旬に本校が幹事校として開催される「川越市内公立高校PTA後援会親善スポーツ大会」のことや10月下旬に開催される「保健講演会」と「学校保健委員会」のこと、そして、12月下旬に発行される広報「かわなん」第148号についてでした。

 2件目は、「その他」として、令和7年度定例総会で寄せられた「ご意見やご質問についての回答」を広報「かわなん」第148号に掲載するというものでした。この件に関しては、対応が遅くなり、申し訳ありませんでした。次に、藤華祭関係で、今年度もPTA後援会として「お休みどころ」を設定し、2日間で261名の方が来室したことと、今年度の工夫した点などの説明があり、次年度以降も継続していこうということになりました。最後に、令和7年度ハイスクール24還元事業として「AED設置推進校」の募集があったので、本校も募集に応募するということになりました。

 報告連絡事項として、各委員会(研修委員会、広報委員会、進路指導委員会、生徒指導委員会、保健委員会、卒業対策委員会)の委員長さんから活動報告や今後の予定についての報告がありました。

 次に高P連関係として、4件の報告及び連絡がありました。

 1件目は、7月11日(金)と12日(土)に開催された関東高P連大会埼玉大会の参加報告がありました。2件目は、8月下旬に開催された全国高P連大会三重大会への不参加の報告でした。3件目は、10月14日に開催される「埼玉県高P連西部支部役員等研修会」の内容と参加予定者の報告がありました。最後に、11月5日と11月10日に開催される「高P連専門委員会研修会」の日程と参加をする委員会の説明がありました。

 理事会が終了後、委員会ごとに打ち合わせを行い、最後に卒業対策委員会の打ち合わせを行いました。

 

校長日誌 今年最後?の「真夏日」と秋の気配

9月26日(金)

 本日は昼ころから徐々に雲が多くなってきましたが、最高気温30℃を超える「真夏日」となりました。天気予報では、今年最後のピークになるといっていましたが、細心の天気予報によると来週も何度か30℃を超える予報が出ています。

 今年も本当に暑い日が続いていました。そうした中、昨日9月25日の埼玉新聞の1面に日高市高麗本郷の巾着田曼殊沙華公園のヒガンバナ500万本が開花した記事が掲載されており、秋の気配を感じさせてくれました。今朝、いつも車を止めている場所を見ると隣接する川越市立大東中学校の敷地にある大きな桜の木の周りから、本校との境界のフェンスのところまで、真っ赤なヒガンバナが花を咲かせていました。

 ヒガンバナは、いろいろな名前を持った花です。別名は曼珠沙華(マンジュシャゲ)、カミソリバナ、シビトバナ、トウロウバナなどがあります。地下の鱗茎(球根)に強い毒性を有する有毒植物でありますが、かつて救荒作物として鱗茎のデンプンを毒抜きして食べていた地方もあります。また、その植生からモグラなどの害獣対策として、田の畦に植栽される場合もありました。 

校長日誌 もう少しで「真夏日」

9月25日(木)

 日本を少し離れた位置に3つの台風が発生しています。台風18号(RAGASA(ラガサ))は先日、台湾に豪雨を降らせて、現在は中国華南にあって、今後も西よりに進み、26日(金)にはベトナムで熱帯低気圧に変わる見通しということです。台風19号(NEOGURI(ノグリー))は日本のはるか東にあって、北へ進んでいて、日本のはるか東へと進む見込みということです。最後に台風20号(BUALOI(ブアローイ))は、現在、フィリピンの東にあって、西北西へ進んでいます。この台風は、今後もフィリピンの東から南シナ海へと西よりに進む見込みとのことです。

 周辺に台風が3つもあることからか、日本列島も再び暖かい空気に包まれていて、川越市の周辺でアメダスの設置されているさいたま市では最高気温29.6℃(12:51)を記録し、鳩山町では最高気温30.0℃(13:45)を記録していますので、両地点の中間にある川越市も最高気温30℃前後を記録したと思われます。明日はもう少し気温が上がり、32℃の真夏日の予報が出ています。

 そうした中で、朝からHR棟の教室には影響はないのですが、事務室と校長室のエアコンが故障したようで、午前中は室内より廊下の方が涼しいという状況になってしまいました。仕方なく窓と廊下側のドアを開けて換気をしていたのですが、休み時間に廊下を通る生徒たちが、珍しそうに校長室の中を見ながら通る状況になってしまいました。その状況を見かねた事務長さんが、先日の藤華祭でも食堂の片隅で使用していた近隣の高校から借りている冷風機を持ってきてくれて、それを使っています。大量の水を入れて、さらに大き目の保冷剤を一つ入れて、ファンが回るもので、正面に行くと少し涼しい風を感じることができます。おかげさまで、何とか校長室内の気温も29℃以下で過ごすことができています。また、この冷風機は、保冷剤が融けたら新しい保冷剤に変えなくてはならなかったらしく、保冷剤を変えたら、心なしか風が冷たくなったような気がします。既に、修理業者には連絡してありますが、いつ修理が完了するかは未定です。

 現在、国では私立高校の授業料の無償化なども計画されています。これまでも、埼玉県内では私立高校に多くの補助金が県から出されて、施設などが整備されてきていたと聞きます。今後は、県立高校にも多くの予算をつけて、施設面の改善をぜひお願いしたいと思っています。本校は昨年、創立50周年を迎えた県立高校としては87番目にできた比較的新しい学校ですが、これまで、大規模修繕工事はされておらず、防衛庁の関係で全ての教室・特別教室にエアコンは入っていて、冷房費も無料にはなっています。しかし、教室の前後の入り口も片扉で、廊下と教室の間の窓も未だに木枠に曇りガラスというノスタルジックを感じるような作りです。私が何度も県教委の財務課にお願いに行って、昨年度、ようやく大規模改修に係る設計が行われました。あとは、1年でも早く改修工事をお願いしたいと思っています。本当にお願いします。

校長日誌 理科総合「ペットボトルロケット」

9月24日(水)

 本日2限の3年生選択科目「理科総合」の授業において、「授業の後半にロータリー付近で、ペットボトルロケットの打ち上げをします。少し音が出ます。」というアナウンスが、職員朝会であったので、見学をしてきました。

 ペットボトルロケットと聞いたので、最初は水を入れたペットボトルにポンプで空気を圧縮して入れ、その反動を使って水が噴き出すものを連想していました。時間になったので、校長室を出るとちょうど生徒や先生たちが階段から降りてくるところでした。しかし、生徒の手には、普通のペットボトルが一つあり、先生たちは発射装置ではなく、化学実験などで使うスタンドとチャッカマンがありました。

 外に出て、生徒の手にあるペットボトルを見ると、中には水滴が少しついていて、ペットボトルの口には、パラフィルムのようなもので蓋がされていました。生徒に、ペットボトルの中には何が入っているかと尋ねると、「アセチレンC2H2」という答えが返ってきました。それで、納得がいき、ペットボトルの中でアセチレンと空気の混合物に点火して飛ばす簡易的なペットボトルロケットだとわかりました。

 発射の方法は、ペットボトルをスタンドにかるく固定して、横からチャッカマンを使って、蓋をしているパラフィルムに火を点ければ、アセチレンに引火してペットボトルの口から炎が噴き出して飛んでいくというものでした。

 アセチレンは、カーバイドと水を反応させると得られ、発生したアセチレンをペットボトルに充填して、空気と混合した状態にして、パラフィルムで蓋をします。また、アセチレンは酸素と混合して点火すると約3,000℃の炎となり、溶接などにも使われるものです。

 

 また、ペットボトルの中のアセチレンが多すぎると不完全燃焼を起こしてすすが発生して、上の写真のようにパットボトルの中が真っ黒になってしまいます。

 結果としては、勢いよく飛び出して5m以上飛んだ生徒いたり、2~3mくらいで落ちる生徒もいたり、炎は出ても全く飛ばなかった生徒もいたりしました。短い時間でしたが、参加した生徒にとって印象に残った実験になったのではないでしょうか。

校長日誌 明日は二十四節気の「秋分」です

9月22日(月)

 明日は二十四節気の「秋分(しゅうぶん)」です。期間でいうと今年は9月23日(水)から10月7日(火)までとなってます。

 「秋分」とは、「春分」と同じように、太陽が真東から昇り真西に沈む、昼と夜の長さが同じになる日のことです。「秋分の日」を中心とした一週間が秋のお彼岸になります。これから、次第に秋が深まっていきます。

 アメダスの設置されているさいたま市では、昨日21日は最高気温は30.5℃、最低気温は19.8℃でした。今日は最高気温27.0℃、最低気温18.2℃でした。最高気温も「真夏日」から「夏日」へと変わり、何よりも最低気温が20℃以下になっていることから、着実に秋の気配が近づいていることがわかります。暑さ寒さも彼岸までというように、これからが秋なのかもしれませんね。

 明日は、「秋分の日」で休みとなりますので、こういう休日をどのように活用するかが、様々な意味で大きいのではないでしょうか。

 1年生の先生方は、16時からベネッセコーポレーションの担当者を招いて、2学期始めに行ったスタディサポートの分析会を行っていました。休み明けのLHRの時間等でのフィードバックがあるのかもしれません。

 

校長日誌 全国高等学校協会 大学入試研究協議会へ参加してきました

9月19日(金)

 本日はお茶の水の東京科学大学の裏手にある東京ガーデンパレスで開催された「全国高等学校長協会 令和7年度 大学入試研究協議会」に参加してきました。

 この会議には、全国47都道府県の進学指導関係に関係する校長が参加しています。午前中は始めに基調報告として「『高大接続改革におけるこれからの大学入試の在り方』~学習指導要領改訂後の大学入試の変化を踏まえて~」と題して、全国470校から採ったアンケートを基に、大学入学共通テストのことやこれからの大学入試について、英語の民間資格・検定試験の活用などについてや総合型選抜及び学校推薦型選抜のような多様な入試方法の工夫など、さらに探究的な学習活動と総合型選抜に向けた指導など、様々な分野の質問に対する傾向の分析が発表されました。

 続いて、文部科学省高等教育局大学振興課大学入試室長の 片柳 成彬 様による「令和8年度入学者選抜について」講演を聞くことができました。

 始めに、大学入学共通テストの出願方法が個人でのインターネット出願に代わり、9月16日から10月3日の出願期間が始まったことについての説明がありました。

 川南生も既に手続きを始めていると思いますが、出願にあたって、共通テストの出願サイトからマイページを作成して、手続きを行い、最後に検定料を支払うことが必要になりますので、余裕をもって手続きをしてください。

 次に、川南生も受験した生徒が多数いた東洋大学の学校推薦型入試の中で、基礎学力テストを課した問題についての文部科学省の対応についての説明がありました。この問題は学力テストを課せるのは、2月以降に実施する一般入試のみであるはずなのに、総合型入試や学校推薦型入試で選抜した生徒の中に、学力不足の生徒が多く見受けられたことを補い、入学後に大学の勉強についていける生徒を入学させたいということが、関連しているように感じました。しかし、東洋大学は今年度は総合型入試として実施するようであるということがわかりました。どうも、関西圏の私立大学では、年内入試の中で学力検査のようなものを課すことが常態化していてそれが見逃されていたことも影響しているようです。

 個別大学における選抜のルールについて、令和7年度大学入試実施要項で次の3つの区分に整理されました。

総合型選抜」は、詳細な書類審査と時間をかけた丁寧な面接等を組み合わせる入試方法として、出願時期は9月1日からで、結果発表は11月1日以降となり、教科・科目に係る個別テストを課す場合の試験日程は2月1日から3月25日と決まっています。

学校推薦型選抜」は、出身高等学校長の推薦に基づき、調査書を主な資料として評価・判定する入試方法として、出願時期は11月1日からで、結果発表は12月1日以降となり、教科・科目に係る個別テストを課す場合の試験日程は2月1日から3月25日と決まっています。

一般選抜」は、学力検査、小論文・面接・実技検査等を主な資料としつつ、調査書、志願者本人の記載する資料等を組み合わせる入試方法として、教科・科目に係る個別テストを課す場合の試験期日は2月1日から3月25日と決まっています。さらに、結果発表は3月31日までとなっています。

 また、個別大学における入学者選抜の状況として、令和6年度入学者選抜における入試方法別入学者割合を見ると、総合選抜型16.1%、学校推薦型選抜35.0%、一般選抜47.5%となっていることがわかりました。だた、これは私の私見ですが、全私立大学の約6割が定員割れをする現状の中で、少しでも多くの受験生を呼び込み、受験料を多く集めとともに、「年内入試」という言葉を前面に出して、入学者を確保するための方策ではないかと勘繰ってしまいます。

 午後は、6つのグループに分かれての分散会となりました。用意されていた4つの論点について、約90分間意見交換をして、最後に各グループに配置された専門委員の校長が分散会ごとの報告を行い、最後に委員長が全体のまとめを発表しました。

【論点1】大学入学者選抜実施要項の趣旨を踏まえた適切な入学者選抜の実施について(総合型選抜における「教科・科目の個別テスト」の安易な実施による早期選抜)

【論点2】大学入学共通テストへの高等学校の対応の現状と課題及び授業の改善効果について

【論点3】多様な背景を持った者を対象とする選抜への高等学校の対応の現状と課題について

【論点4】「総合的な探究の時間」における探究的な学習活動と総合型選抜に向けた進路指導の関連について

 

 

 

校長日誌 「酷暑日」の検討

9月18日(木)

 本日も昨日に続いて気温が上がり、さいたま市で最高気温35.6℃(14:06)を記録し、鳩山町でも35.8℃(13:26)を記録し、「猛暑日」となりました。

 気象庁の野村長官は、17日の定例の記者会見で、ことしの夏の記録的な高温を受け、最高気温が40℃以上の日に名称をつけることを検討していると明らかにしました。候補として「酷暑日」などがあがっていて、今後、具体的に検討するとしています。気象庁によると、ことしの夏は、群馬県伊勢崎市国内最高気温の41.8℃を観測するなど、40℃以上を観測した日数が9日にのぼり、観測した地点数も延べ30地点と、いずれも、これまでの記録を更新しました。

 これまで、最高気温が25℃以上の日は「夏日」、30℃以上の日は「真夏日」、35℃以上の日は「猛暑日」と名称を付けていて、40℃以上を観測する日数が増えるなか、危険な暑さになっていることを簡潔に伝えることが目的だということです。今後、具体的に検討を進め、早ければ来年の夏から使用したいとしています。

 明日明後日は、曇りのち雨の予報で、最高気温も27℃前後の予報が出されていますが、日曜日と月曜日は再び30℃以上の真夏日の予報が出ています。しかし、その後は28℃前後の最高気温の予報となっていて、少しずつですが秋の気配が近づいてきていると思います。

校長日誌 猛暑日 再び

9月17日(水)

 秋の気配が感じられるようになったかと思っていましたが、本日再び「猛暑日」となってしまいました。

 さいたま市で35.7℃(14:45)、鳩山町で36.2℃(14:49)を記録しています。明日も35℃の予報が出ていますが、明後日以降は30℃前後の予報となっています。明日が今年最後の「猛暑日」になってくれればと祈るばかりです。

 それでも、最低気温は25℃を下回り始めていますので、その点は救いだなと感じています。日本は四季のある国のはずですが、最近夏が暑すぎて、秋があっという間に終わり、直ぐに冬になってしまっている気がします。春も同じで、桜の花が散る頃から、気温がぐんぐんと上がり始めて、直ぐに長い夏になってしまいます。春と秋の穏やかな日々が極端に少なくなったと感じる現代に寂しさを感じています。

校長日誌 「さんだる相談会IN所沢」に参加しました

9月16日(火)

 昨日、所沢市民文化センターミューズで開催された「さんだる相談会IN所沢」に川越南高校も参加してきました。

 本校の在校生徒の居住区別市町村を見ると、一番多いのは地元川越市で22.2%、次が所沢市で12.2%、3番目が狭山市の9.7%となっています。そこで、5月に行われた「さんだる相談会IN川越」に続いて参加させていただきました。主催者からの発表では、相談会全体の事前申し込みが540組以上で、当日参加も可能ということでした。県立高校が14校、国立高校1校、県内都内の私立高校9校、都立高校3校、専門学校2校が参加をして、来場者の皆さんに各学校の魅力を発信していました。本校も始めは2ブースで説明をしていましたが、あっという間に会場外まで続く長蛇の列ができたしまったので、主催者側の判断で急遽4ブースに増設していただき、参加していた6名の先生方が交代で対応させていただきました。

 説明を聞きに来ていただいた方は84組でした。3年生が中心でしたが、2年生もかなりの方が来ていました。やはり、2年生の代から入試制度が大きく変わるので、そのための情報収集にも関心がある現れだと感じました。

 本日10時から、今年度の学校見学会の申込みが始まりますので、よろしければHPからの申込みをお願いします。

  第1回:10月 4日(土)午前部10:00〜11:30(300組)
  第1回:10月 4日(土)午後部13:30〜15:00(300組)
  第2回:11月 8日(土)午前部10:00〜11:30(300組)

 各時間帯は、150組ずつの前後半での申し込みを受け付けていますので、早めに申込みをしてください。