校長日誌
校長日誌 第2回学校見学会を実施しました
11月8日(土)
本日、第2回学校見学会を実施しました。事前に発熱等の欠席連絡をいただいていましたが、235組の中学3年生と保護者の皆様にお越しいただき、ありがとうございました。
学校紹介ビデオの上映や生徒会の生徒によるオリジナルの学校紹介ビデオの上映にも参加いただきました。更に、教員による個別相談や生徒会生徒による個別相談にも多くの方に参加いただきました。
部活動についても、吹奏楽部、茶道部、美術部、書道部、ギター部、ダンス部、女子バスケットボール部、男女バドミントン、男女卓球部、空手部、剣道部、野球部、テニス部、サッカー部など多くの部活動が活動や説明会などを実施して、多くの皆さんに見ていただきありがとうございました。
校長日誌 明日は「第2回学校見学会」です
11月7日(金)
明日11月8日(土)は、来年度最後になる「第2回学校見学会」です。今回は、午前中のみの実施となりますので、申し込みをした方は、余裕をもってお越しください。受付時間は、前半の部:09:30~10:00(150組)、後半の部:10:00~10:30(150組)で、11:00受付終了となっています。
10月28日(火)の新聞等で発表された10月1日付けの公立高校進学希望状況調査では、公立校全日制の平均希望倍率が1.13倍となり、過去最低を記録し、進学希望者も2016人減少したという発表がありました。本校も1.65倍(昨年度:1.95倍)となり、過去のこの時期は例年2.2~2.4倍の倍率を示していたこともあり、状況を慎重に分析する必要があると思っています。昨年度と資格すると男子が-3人、女子が-106人減少しています。どこまでの相関があるかはわかりませんが、近隣の選択問題を採用している高校の女子の増減をみると、川越女子が+6人、所沢北が+11人、和光国際が+19人、所沢が+65人で計+101人となっています。
また、私立高校の授業料無償化も話題にはあがっています。ただ、それは授業料の件であって、それ以外の徴収金については全く関係ないものであるので、どのように中学生の保護者の皆さんが考えるかではないかと思っています。
校長日誌 二十四節気「立冬」
11月7日(金)
本日は二十四節気の「立冬(りっとう)」です。期間でいうと今年は、11月7日(金)から11月21日(金)までとなります。「立冬」は、暦の上では冬の始まりを意味します。この日から「立春(2月4日)」の前日までが「冬」とされます。実際には地域によって気候差がありますが、朝晩の冷え込みが強まり、紅葉が終わり、木々の葉が落ち始めるなど、冬の訪れを感じる時期です。ただし、年々地球温暖化の影響などで、秋が来るのが遅くなり、紅葉の始まる時期がかなり遅くなっていることも事実です。
また、立冬を迎えると、体調管理や冬支度を意識するタイミングともなります。冬の寒さに備え、温かい食べ物をとる習慣も根付いており、鍋料理や根菜類が好まれます。また、この時期には木枯らし1号が吹く地域もあります。今年は東京地方では11月3日に木枯らし1号が吹いています。
校長日誌 台風25号
11月6日(木)
11月1日(土)にフィリピンの東で発生した台風25号(カルマエギ(Kalmaegi))は、その後西に進路を取り、台湾付近で北上した後、偏西風の影響でさらに東に進路を変える予報が出ています。11月に発生した台風が日本列島付近に接近するのは過去に3例あるだけだそうです。地球温暖化が進み、日本列島付近の海水温度が高くなり、発達した台風が接近しやすくなっているといいます。
本校の沖縄修学旅行は11月25日(火)から28日(金)を予定していますので、さすがにこの時期に台風が発生することはないとは思いますが、目下の懸念は、季節性インフルエンザの影響です。近隣の中学校などで学校閉鎖の報告を聞いたり、本校でも学校閉鎖のクラスが出たりということがありますので、今後、学校を上げて季節性インフルエンザ等への予防をしていく必要があると強く感じています。特に不特定多数の人と接触する可能性の高い電車などの人込みではマスクを必ずつけるようにしてください。家や学校に着いたら、必ず手洗いやうがいをするなど、一人ひとりが注意をしていくことが必要です。よろしくお願いします。
校長日誌 スーパームーン
11月5日(水)
今夜は、地球と月が近づき、一年で最も大きく見える満月「スーパームーン」です。今夜は日本海側や北日本で晴れて、スーパームーンが楽しめるということですが、関東地方は、日本列島の南側を通過している低気圧の影響で、曇りや雨のところが多く、月が見えないかもしれません。それでも、関東地方は午後から次第に雲が増え、夜遅くにかけて雲の多い状態が続きますが、雲の隙間からスーパームーンが顔を覗かせるチャンスを狙ってみてください。通常の月の3倍くらいの明るさがあるとのことです。
11月2日にドジャースがブルージェイズをワールドシリーズ第7戦を延長戦の末、逆転勝ちをしてワールドシリーズ(WS)で連覇を果たしました。ワールドシリーズ7戦で3勝をあげて、MVPを獲得したドジャース・山本由伸投手の都城高校(宮崎)時代に監督を務めた森松賢容氏が、当時の山本選手のことを語っていることが報道されていました。
森松氏は、当時を振り返り、高校から投手を始めた山本選手について「入学式の後のキャッチボールを見た時に、ちょっと待てと。こんな奇麗なボール投げられるんだというのがあって。ピッチャーと内野、両方やろうよっていうのでスタートした」と語っています。当時の衝撃について「投げた感覚と、相手が受け取るボールの軌道が見えるというか。凄くこう、糸引くようなボールって表現をよくいろんな方がされるんですけど、そういうボールを投げる中学生を初めて見た」と証言しています。
その後、山本選手の才能はすぐに開花したとし「やっぱり才能はあったんだと思うんですよね。最初124km/hぐらい出てたけど、1年生の秋頃には142、3km/hで投げていた。2年生の春先には147km/hで投げていた。夏の大会のMAXが149km/hぐらい」と投手を始めて約1年で球速が25km/hもアップしたと明かしています。
森松氏は、そんな山本選手に対し、口酸っぱく言い続けていたことがあるといい「とにかく誰からも応援される選手にならないと、絶対に上には行けないよという話もしていて。“由伸をみんなで応援しよう”って思ってもらえるような日々の取り組みとか、日々の姿勢とか、そういうことは凄く言ってきた」と振り返っています。
こうした話を聞くと、大谷選手もそうでしたが、山本選手もとても謙虚でありながら、すごい努力をして、現在の実力を身に付けて、こうして米大リーグのワールドシリーズで優勝するというというすごいことをやりのけています。今年はさらに佐々木朗希選手がドジャースに加わり、怪我から復帰をしてワールドシリーズでは、活躍しています。日本人トリオが大活躍の年だったのではないでしょうか。こうして、日本人が世界のひのき舞台で活躍する姿を見ることはいつ見てもいいものです。来シーズンは、是非4連覇を目指して欲しいと思います。
校長日誌 「霜月」に入りました
11月4日(火)
11月に入り、急に寒さを感じるようになりました。今日のさいたま市の最高気温は17.3℃(14:10)ですが、最低気温は5.5℃(6:09)でした。連休中も信州や関東北部の山間では積雪が観測され、既に冬という感じになっています。猛暑の続く夏から、厳しい残暑が続き、秋がほとんど感じられないうちに冬が近づいています。「霜月」という言葉がぴったりという感じです。11月は「霜月」以外にもいろいろな呼び名があります。その一つに「神帰月(かみかえりづき・しんきづき)」というものがあります。これは、10月の和風月名を「神無月(かんなづき)」と言い、全国の神々が、出雲大社に集結するため、他の地方には神がいなくなる月という意味がありました。それと関連して、11月を「神帰月」ともいいます。つまり、出雲大社に出かけていた神々がそれぞれの地方に戻ってくる月という意味です。
また、空気が乾燥してくると、インフルエンザなどの感染症が広がり始めます。通勤通学の電車など混み合うところでは、必ずマスクをするなど予防を徹底してください。受験生の3年生はもちろんですが、今月末に沖縄修学旅行が控えている2年生も注意をしてください。先日、私も電車を使いましたが、混み合った車内で大きなくしゃみや咳をしている人に限ってマスクをしていない気がしました。ウイルスの動きは、私たちの目では見ることはできません。如何に状況を考えて、対処するかだと思います。
15時から、本校を会場にして川越市中高特連絡協議会という会議を開催しました。これは、年1回ですが、川越市内の公立中学校と特別支援学校の校長と川越市内の公立高校と特別支援学校の校長が集まって開かれる会議となります。本日は1・2年生の模擬試験を実施している関係もあり、視聴覚室を会場に実施しました。始めに、中学校と高校の代表からご挨拶をいただき、次に、高校と特別支援学校から各校の特徴などを説明しました。その後、情報交換「令和9年度入学者選抜(8年度末実施)について」として、全体を4つのグループに分けて、現段階で皆さんが感じている疑問や懸念点などをあげて、意見交換をしました。全体の半分の時間をかけて実施しましたので、有意義なものになったかと思います。
校長日誌 大東東小学校フィールドワーク
10月31日(金)
本日11時20分頃から、近隣の川越市立大東東小学校の6年生31名が来校しました。隣の大東中学校を経て、本校へ来たそうで、事前に受けていた質問について、会議室を会場にして教頭先生から説明をしました。また、一人ひとりがタブレットパソコンを持参して、説明を聞いて、その内容を慣れた手つきでタイピングしていました。
小学校でもICT教育課浸透していることが、本当によくわかりました。3年後、本校を受検してくれることを期待します。
10月29日(水)の読売新聞に「岐路に立つ大学 第4部選択の行方①」という記事の中で、「年内入試に学力試験 急拡大」「一般入試生を『青田買い』」「入学生の半数超に 年内入試」という見出しがありました。この内容に関連したことは、10月27日(月)の校長日誌の中でも触れた内容にも関連していることです。
大学入学の前年秋以降に行われる総合型・学校推薦型選抜(年内入試)は、面接や書類審査などで受験生の適性や能力などを測るのが一般的だったが、近年は、学力試験を課す「年内学力入試」が急拡大している。文部科学省が毎年、全国の国公私立大学に通知している大学入試のルールでは、大学個別の学力試験実施は「2月1日から」と決まっています。しかしながら、関西の私立大などでは以前から年内入試での学力試験実施が定着しており、ルールは有名無実化していたのです。
昨年12月、東洋大(東京都文京区)が実施した年内学力入試は、のべ約2万人の志願者を集めました。このことについて「入試のルール違反だ」との指摘を受けた文科省は同月、入試日程の順守徹底を全国の大学に通知をしています。さらに、文科省は高校と大学の代表者による協議会を招集して、ルールを再検討して、「受験生の学力を把握したい」との大学側の強い要望もあり、文科省は今年6月、調査書などの出願書類に加え小論文や面接といった評価方法を組み合わせることを条件に、年内入試での学力試験実施を容認したといいます。文部科学省の2024年度調査では、年内入試での入学者は、大学入学者全体の半数超を占めるまでになっています。
戦後の大学進学率上昇で、大学入試には多数の志願者が押し寄せるようになり、不合格者をふるい落とすための難問・奇問の出題や、受験競争の過熱が大きな問題となっていました。
面接や書類審査で受験生の能力や意欲、適性を見極めるAO入試(現在の総合型選抜)は、1990年に慶応大が初めて導入しています。2000年には文部省の大学審議会が「多様な選抜が行われることが必要」と答申し、AO入試は全国の大学に広まっていきました。AO入試に対して、1次、2次、3次などというように段階を踏んで丁寧に取り組む大学では、学生の入学後の成績が良いなど評価が高いという結果が出ていました。一方、本来の趣旨から逸脱し「学力不問」で学生を確保する手段にもなっていきました。
本来、アメリカではAO入試を受ける前に民間のSATなどの試験を受けて、得られたスコアによって受けられる大学等が決まってくるというシステムだったはずです。それ無しに、外形基準による学力の担保はできないことは分かり切ったことであったはずなのです。そのために、AO入試を行い、面接等を行った際にはとてもやる気に満ち溢れていたようであったが、実際に大学に入学する頃には、全くやる気も感じられないような別人になっていたということも聞かれていました。そうした中で、中教審の答申を受けて、2009年頃「高大接続テスト(仮)」というものの検討会が始まりましたが、結局実現はしませんでした。
少子化で受験競争が緩和し、高校生の学習時間の減少や大学生の学力不足が問題となる中で、政府の教育再生実行会議は2013年、大学入試センター試験を見直し、基礎レベルと発展レベルの二つのテスト創設を提言しています。基礎レベルはAO・推薦入試での学力確認への利用が想定していましたが、高校関係者らの理解は深まらず構想は頓挫します。センター試験は2021年、思考力などを重視して問う大学入学共通テストに変更されたのでした。
さらに、文科省は2021年度入試から、AO入試の名称を総合型選抜に、推薦入試を学校推薦型選抜にそれぞれ変更し、総合型・学校推薦型選抜では、小論文や実技、1月の共通テスト、2月以降実施の大学個別の学力試験などから一つを必須とし、受験生の学力確認を求めていた。
報道等では、約6割の私立大学が定員割れをしていて、経営を安定させるためには多くの受験生を獲得して、定員を充足させる必要があることは十分わかります。しかし、少子化の影響で18歳人口が急激に減少しており、2004年が200万人以上いたのに現在では110万人前後まで減っているのですから、当然大学の数や定員も減らさなければならないのは自明の理です。そうした対応をせずに、「年内入試」などという言葉を巧みに使って、受験生の心理を揺さぶるのは本当にやめて欲しいと思います。少なくとも、一般受験が始まるまで、しっかりと学力を伸ばして、その上で本番の一般入試に臨んで欲しいと思います。
校長日誌 進路講演会
10月30日(木)
本日6限のLHRの時間を活用して体育館で進路講演会を実施しました。
講師には、本校卒業生でリオデジャネイロオリンピックと東京オリンピックに陸上の近代五種競技で出場されたオリンピアンの高宮なつ美(旧姓 朝長なつ美)さんをお迎えして、自らの進路決定やオリンピックに出場されたときのことなどを交えて講演をしていただきました。高宮さんは、現在、警視庁小平警察署の地域課地域総務係担当係長をされている警部補です。
ご自身の進路を決めたのは高校2年生の頃で、いろいろな条件を加味して警視庁を受験して合格されました。警視庁では高卒で採用されると、10ヶ月警察学校で学んだ後、現場に配属され、高宮さんは立川署に配属された後、再び、警察学校に入った際に、陸上の近代五種の選手を募集していて、陸上と水泳の経験がある人を募集していたので入部をしたそうです。さらに、競技に取り組むにあたって、目標を一つずつ書き出したり、毎日できる目標を上げて、取り組んだ利したそうです。また、うまくいかない時は、自分を高めるチャンスと考えて、故障の原因探ってみたり、動きの見直しをしたり、どこの筋力が落ちて怪我をしたかのかなどを理学療法士の協力を得ながら解決していったそうです。
うまくいかない時こそ、現状を書き出したり、課題も書き出した足りしたそうです。オリンピックの舞台は特別であり、その舞台に立つまでの日々の繰り返しこそが大切であったそうです。そして、人との繋がりの大切さも感じたそうです。人の話をよく聞き、全力で取り組んでいると、よく声をかけてもらえたそうです。
最後に、進路に正解はない、自分で選び、努力することこそが大切であるとも言っていただきました。様々な努力の結果、オリンピアンとなり、現在に至っている高宮さんの言葉が、川南生の胸に響かないはずはないと思っています。一人ひとりが、今をそして未来を考えて、自らの進路実現に向かっていって欲しいと思います。
次に、同行された警視庁採用センターのキャリア・アドバイザーの倉上健一さんに、警視庁の仕事や採用のことなどを説明していただきました。警視庁では、警察官が約43,500人いて、さらに事務方の約3,000人を合わせると総勢約46,500人の職員がいることにも驚かせられました。他にも、様々な仕事がることなども、詳しく説明していただきました。ありがとうございました。
進路講演会終了後は、弓道部女子の壮行会を行いました。
弓道部女子団体(2年生4名)が、11月22日(土)~23日(日)にALSOKぐんま武道館(群馬県前橋市)で開催される第2回関東高等学校弓道選抜大会と12月23日(火)~25日(木)に 静岡県武道館 大道場(静岡県藤枝市)で開催される第44回全国高等学校弓道選抜大会に出場します。是非、日頃の練習の成果を発揮してきてくれればと思います。
校長日誌 埼玉県科学教育振興展覧会等表彰式
10月29日(水)
本日は月曜授業+総合的な探究の時間の7時間授業になっています。多くの授業では、昨日終了した定期考査Ⅲの答案を返却しているのではないでしょうか。ずいぶん前になりますが、私も教員として授業を担当していた時は、期末考査のように答案返却の特別な時間割がない限りは、絶対に最初の授業で答案を返却すると自分の中で決めていたので、意地でも採点を終わらせて答案返却をしていました。そのような中でも、単位数が少ない2単位の授業を8クラス持っていた時、最終日に試験があったりするときつかった思いがあります。320枚の答案の採点はきつかったような気がします。それでも、一度でも間に合わなかったことはなかったです。
また、本日はさいたま市の桜区役所のところに隣接しているプラザウエストという建物で、第76回埼玉県科学教育振興展覧会中央展並びに第69回日本学生科学賞埼玉地区展覧会の表彰式に埼玉県高等学校理化研究会の会長として出席をして高校生の優秀賞を受賞した生徒への表彰を行ってきました。
ここでは、小学生の部、中学生の部、高校生の部のそれぞれの受賞者に対して、上位から「県知事賞」、「県議会議長賞」、「県教育庁賞」の表彰がありました。中学生の部と高校生の部については、この上位3賞に加えて、優勝賞3作品が日本学生科学賞の全国展(中央展)に出品されることになります。
埼玉県では、私が県南の女子高でSSH事業に取り組んでいたころから、その後、県教育局の高校教育指導課で指導主事をやっていた約20年くらい前から10年間くらいは、日本学生科学賞の上位に入賞して、その後、アメリカで開催されるIntel Isefの交際大会に出場して上位の賞を受賞していました。帰国後、県教育長の表敬訪問などを実施していましたので、今後、同じような結果が出せるように、ぜひ頑張って欲しいと思っています。
今月は日本人が医学・生理学賞と化学賞でノーベル賞を受賞するという素晴らしい結果が出ました。ただ、そのような結果が出た背景には、長い間の苦労などが多くあり、決してあきらめないで研究を継続して、素晴らしい成果を出すことができ、世界で認められたということがあります。資源の乏しい我が国を豊かにするためには、科学技術の向上は欠かせないものです。一人でも多くの若者がこうした世界で活躍できることを期待したいと思います。
校長日誌 定期考査Ⅲ 最終日
10月28日(火)
本日は定期考査Ⅲ(2学期中間考査)最終日となりました。
1年生は、数学A・地理総合、2年生は、論理表現Ⅱ・論理国語、3年生文系は、英コミⅢ・日本史発展/世界史発展、3年生理系は、英コ三Ⅲ・化学の2時間で終了して、3限は保健講演会を実施しました。
保健講演会は、西部教育事務所スクールカウンセラーである臼井美和氏を講師に迎えて、「Love yourself ~ありのままの自分を肯定するということ」と題して講演を行っていただきました。化学講義室を会場にして、3年生の保健委員男女1名ずつが参席して、各教室へはリモート配信を行いました。自分自身の行動について、自己肯定感をもって行動するために、様々なことに配慮しながら、どのようにふるまって行けばいいかなど、詳細な説明をしていただきました。ありがとうございました。
保健講演会終了後は、生徒指導部主催での交通安全指導を行いました。以前、学校代表として参加した交通安全講習会にの内容について、参加した生徒が講師役を務めて、説明を行いました。現在、自転車に関する交通ルールが厳格化させる中で、特に自転車に乗車する一人ひとりが、自覚と責任をもって運転する必要があります。自分自身の安全を確保するのと同時に、相手への配慮も必要になりますので、責任ある行動をお願いします。
校長日誌 定期考査Ⅲ 3日目
10月27日(月)
本日は定期考査Ⅲ(2学期中間考査)3日目です。週末は計画的に過ごせたでしょうか。
1年生は、現代の国語・英語コミⅠ、2年生は、数学Ⅱ・化学基礎・物理基礎、3年生文系は、論理国語・数学理解、3年生理系は、論理国語・物理/生物・数学Cとなっています。前半に比べて科目数も少なくなりましたので、これまでの学習の成果を十分に発揮してくれることを祈ります。また、明日は考査終了後、保健講演会を予定していますので、全学年2科目の考査となります。
また、午後からは県庁の隣にある県民健康センターで実施した「埼玉県高等学校長協会・進路指導部会・進学指導班研究協議会」に参加してきました。とはいっても、今年度は進学指導班の主査を受け賜わっているため、主催側となり、調査研究発表をしました。
この研究協議会では、始めに先進校視察の報告として10月3日(金)に訪問した武蔵高等学校中学校の様子や取り組みの紹介が庄和高校の渡辺校長からありました。武蔵高等学校中学校の校長は、元県立浦和高校の校長であった杉山剛士校長で、武蔵学園 REDプログラム推進センターのセンター長は前和光国際高校の校長であった鈴木校長が勤めていて、詳しく説明していただき、授業見学後は、杉山校長自らの中学生に向けての社会の授業を見学させていただきました。杉山校長は、武蔵高校のOBですが、これまで外部から校長を迎え入れたことはなく初めての試みであり、7年目を迎えています。説明の中では、武蔵高校の建学の精神から説明があり、現在は1学年4クラスの男子校で、生徒募集は中学校のみとなっています。そのため、6年間を見据えたグランドデザインや、様々な取組についての説明があり、いろいろな課題が徐々に解消さえ、少しずつ成果を上げてきていることがわかりました。また、OBからの寄付や協力も多く、様々なことに活用しながら、学校全体の教育力をあげて行こうとしていることが伝わってきました。
次に、私から「高大接続改革におけるこれからの大学入試の在り方~学習指導要領改訂後の大学入試の変化を踏まえて~」として、全国高等学校長協会で、作成してアンケート集計をしたものと、同じアンケートを使って県内98校の高校に協力したもらった結果を比較しながら、分析と言ってはおこがましいのですが、傾向などの違いを発表させてもらいました。始めに「大学入学共通テスト」は昨年度で5回目の実施になり、昨年度から新学習指導要領の内容に入り、新たに教科「情報」も加わり、国公立大学では6教科8科目が主流となりました。そうした中での出題される問題の傾向などについてや学校での指導の仕方など、回答校をAグループ(およそ3/4 以上の生徒が四年制大学に進学する高校)、Bグループ(大学以外に専門学校等への進学や就職など、進路が多様な生徒が在籍する高校)、Cグループ(専門高校や総合学科高校など)と3つに分けてそれぞれのグループごとの傾向の違いなども埼玉県と全国での違いをグラフの比較もしながら説明させてもらいました。
そうした中で、昨年度、関東地区で東洋大学などが学校推薦型入試で基礎学力を問うとして、2教科の学力検査を課す入試を実施したことについて、いろいろな議論を呼んだことにも触れました。全学部で500人程度の募集人員に対して2万人以上の応募があり、4000人程度の合格者が出たことや、推薦といいながら推薦書には、受験生の名前と校長の名前に職印だけであったり、他校との併願も可であったりなど、いろいろなことで物議を醸しだしました。最終的には、この入試で10億円以上の収益があったことなども一部で報道されたようです。ただし、特に私立大学では年内入試と称して、多くの受験生を集めて、学校運営に必要な収益を集めることと、早く集めた人材が大学入学後に授業などについていける学力を有していることを確認したいということもわかってきました。ただ、関西地区の特に近畿圏を中心して以前から年内入試において一部の学力検査を実施していたこともわかり、文部科学省から指導があった今年度も総合選抜型に変えて220点満点(基礎学力検査100点✕2+小論文10点+内申点10点)で行うことがわかり、さらに物議をかもしていること等も説明させていただきました。
最後に、今年は東進ハイスクール本部の副本部長教務担当 八木 友裕 様を講師に招いて、「令和8年度入試を踏まえた今後の入試の展望」と題して、現在と今後の入試に関する展望などを説明していただきました。さらに、東進ハイスクールが取り組んでいる生徒のモチベーションを向上させる取り組みなどが紹介され、予備校でも様々な方法で生徒のモチベーションを高めるための工夫をしていることを知り、驚かされました。
校長日誌 定期考査Ⅲ 2日目
10月24日(金)
定期考査Ⅲ(2学期中間考査)2日目です。
1年生は、「歴史総合・論理表現Ⅰ・言語文化」、2年生は「公共・数学B・生物基礎」、3年生文系は「文学国語・総合英語Ⅱ・倫理/政経」、3年生理系は「数学Ⅲ/数学理解・総合英語Ⅱ・政治経済」になります。
週末をはさんで残り2日になります。今日の午後をどのように活用するのかが、鍵です。残り2日間の科目の中で、不安なものがあればこの時間がチャンスです。少しだけ時間をかけて、確認できるチャンスがあります。そんな科目はないという人は、最終日の科目の確認を先に済ませておき、土日で月曜日の科目の内容確認をすれば、十分な対策ができると思います。しっかり頑張って取り組みましょう。
余談になりますが、大学等へ進学した人が、入学時に奨学金の申請や授業料の減免申請に使う一つの資料が高校卒業時の評定平均値です。5.0~4.3が「A」、4.2~3.5以上が「B」、3.4~2.7が「C」、2.6~1.9が「D」となります。3年生も気を抜かずに頑張りましょう。
校長日誌 二十四節気の「霜降」です
10月23日(木)
本日は二十四節気の「霜降(そうこう)」です。期間でいうと今年は10月23日(木)から11月6日(木)までです。
「霜降」とは文字どおり「霜が降り始めるころ」の意味で、朝晩の冷え込みが一段と深まる時季です。富士山では昨日初冠雪が記録されたと報じられています。「霜降」の次の二十四節気は「立冬」(今年は11月7日)で、暦の上ではいよいよ冬に入ります。今まさに、冬を間近に控えた霜降のころといった風情です。
天気予報によると、本日は本州付近は大陸から張り出す高気圧に覆われる見込みで、九州~東北地方は天気が回復して、秋晴れとなる所が多いということです。各地とも湿度が低く、カラッとした空気に包まれるため、絶好の洗濯日和となりそうだとも報じています。
昨日まで4日連続で日照時間が5時間未満となるなど、ここ数日はぐずついた天気が続いていましたが、久しぶりの晴天となりそうです。
川南生は、本日が定期考査Ⅲ(2学期中間考査)の初日です。日頃の学習成果を発揮するよう頑張りましょう。
校長日誌 明日から定期考査Ⅲが始まります
10月22日(水)
本日は朝方少量の雨が降りましたが、その後は曇り空で最高気温14℃台で12月の気候といわれていました。
明日から考査Ⅲ(2学期中間考査)が始まります。
1年生は、「化学基礎・数学Ⅰ・家庭基礎」、2年生は「英コミⅡ・日本史探究/世界史探究・古典探究」、3年生文系は「論理表現Ⅲ・地学基礎・総合古典/理科総合」、3年生理系は「論理表現Ⅲ・地学基礎・総合古典」になります。週末をはさんで2日ずつに分かれていますので、しっかり頑張って取り組みましょう。
試験の直前にやることではないですが、自分が勉強した内容を本当に理解しているかを確認する簡単な方法があります。例えば、数学などの証明問題や計算問題が理解できているかを確認するには、白い紙にその問題の回答を再現してみることです。最初から最後まで、すらすらと書くことができれば完璧に理解している言えるでしょう。しかし、どこかで回答が止まってしまったのなら、そこまでの理解なのでしょう。私も昔、予備校の有名な先生の講義を聞いて、わかった気になっていたことがありました。その時、本当に理解できているのかなと思い、白紙に回答を再現してみると、やはり途中で手が止まってしまった経験がありました。それ以降は、講義を聞き流すのではなく、ポイント・ポイントを押さえて、ノートの欄外にメモをするなどして工夫をしたことで、その後は、再現率も上がるようになったことを記憶しています。
私は専門が化学でしたので、計算問題などを説明するときには、板書が解答になるように意識をして書いていたものです。生徒が似たような問題を見たときに、解答がスムーズに書けるようになってほしいと思いながら、授業や補習をしていた記憶があります。
校長日誌 もうすぐ定期考査Ⅲです
10月21日(火)
明後日から定期考査Ⅲ(2学期中間考査)が始まります。今日は7限授業でしたので、SHRと清掃が終わった頃に校内を回ってみると、教室や自習室で勉強している生徒が残っているのと、大会の近い部活動がいくつか時間限定で身体を動かしているところでした。
今年も猛暑に次ぐ猛暑で、本当に暑い夏でした。更にこの残暑はいつまで続くのであろうかというくらい猛暑日が続いていました。現在は、秋雨前線が太平洋上まで南下している関係で、日本列島上空に寒気が入ってきているので、平年の季節に近い気候になってます。くれぐれも体調管理には気を付けてください。気温が下がり、空気が乾燥してくると季節性インフルエンザが猛威を振るってきます。新型コロナウイルスも決して消滅したわけではありません。人込みではマスクをつけて、ウイルスから身を守ってください。
私は普段は自動車での移動が多いのですが、電車に乗るときは必ずマスクをつけるようにしています。電車に乗っていて、大きなくしゃみや大きな咳をしている人に限ってマスクをしていません。マスクをしていれば、それほど大きな音は出ないからです。そうした人込みにいるときこそ、身を守るように注意をしてください。
校長日誌 スーパーサイエンスハイスクール
10月20日(月)
秋雨前線が太平洋上まで下がった関係で、日本列島上空に寒気が入り始めて、気温が下がっています。今日も朝から雨が降ったり止んだりしていますが、最高気温は20℃を下回ています。秋らしい気候になってきたようです。
今日は午前中、Taemsを使ってリモートで埼玉県立熊谷西高等学校のスーパーサイエンスハイスクールSSHの第2回運営指導委員会に参加しました。その会議では、今年度の熊谷西高校のSSH事業の進捗状況などの説明が担当者から説明があり、それについて、運営指導委員の先生方から質問や意見が出されて、学校側がそれらを参考にして、今後の取り組みにフィードバックしていくというものです。私は埼玉県高等学校理化研究会の会長として昨年度から熊谷西高校の運営指導委員に加わっています。
そもそも、スーパーサイエンスハイスクールSSHというのは何でしょう。今でこそ、いろいろな学校が文部科学省から指定を受けて取り組んでいる教育課程の開発研究です。この事業が始まったのは平成14年度からです。当時全国で26校の高校が指定を受けて取り組んでいました。文部科学省のHPを見ると「文部科学省では、将来の国際的な科学技術人材の育成を図るため、平成14年度より科学技術、理科・数学教育に関する研究開発等を行う高等学校等を「スーパーサイエンスハイスクール」に指定し、理科・数学等に重点を置いたカリキュラムの開発や大学等との連携による先進的な理数系教育を実施しています。」とあります。
現在、全国で200校以上の高校が指定を受けていて、年間予算23億円という事業です。文部科学省の開発研究事業というのは普通は5年間くらいで終わるものが多いのですが、このSSH事業は23年間も続いている旧科学技術庁関連の事業です。資源のない我が国にとって、科学技術の発展はなくてはならないものだからなのでしょうか。
平成14年度当時、私は南部にある女子校の進学校で化学を教えていました。その高校は今でこそ、理系希望が5割を超えているようですが、当時は4割5分くらいの生徒が理系を希望していました。21世紀のスクールビジョンを考える委員会というものを先生方で作り、様々な専門学科についても研究しましたが、実現に至らず、当時同じ化学の教員がこの「スーパーサイエンスハイスクールSSH事業」に申請するといい、2年間申請していましたが、残念ながら不採用でした。その翌年度、その先生が優秀な教員で表彰され、1年間大学へ研修に行くことが決まりました。すると、その当時の教頭先生が準備室に来て、話があると言われて話を聞くと「私とあなたが中心になって、来年度SSHに申請する。去年までの申請内容は訳が分からないので、教科で素案を検討して欲しい」と言われ、「サイエンスラボラトリー計画」なるものを皆で考えた記憶があります。そして、申請すると見事に埼玉県の県立高校で初のSSH指定校になり、全国では平成14年度からの指定から、計72校のSSH指定校の仲間になることができました。
当時はSSHの指定を受けましたが、いろいろな面で大変なことが山積されていました。何よりきつかったのは、この事業がどういうもので何をしたらいいのか、県立高校関係者では誰も知らないということでした。さらに、当時は3年指定で予算が1年目2,000万円、2・3年目1,500万円の計5,000万円という高額で、必要なものは何か、どこの大学や研究所と連携して具体的にどういうものをコーディネートする必要があるのかを決めなくてはなりませんでした。SSH指定校になったのが分かったのも、3月下旬でもうすぐ新年度というタイミングでしたので、新入生400名の生徒のどこまでを対象にするのかなど4月1日の準備出勤までに決めなくてはならず、よく間に合ったなと今更思い出しても冷や汗ものだったという記憶があります。
新年度が始まると最初は火の車でした。開発研究だから、いろいろな仮説を立てて取り組み、検証して、また、新たな仮説を立てるという繰り返しでした。教育課程の開発研究なので、授業の中に組み込む必要があり、確か金曜日の7限に特別な授業を1単位増設して、希望者62名が集まって、いろいろなことを行いました。実際に取り組んでみて、半年くらいたつとあることに気づきました。生徒と一緒に大学や研究所に行き、一緒に講義を受けて実験などをやらせてもらう機会に恵まれると、自分の中で止まっていた科学的な取組や知識が自然にアップデートされていきます。当然、見て聞いて体験していますから、自然にその内容などを普段の授業でも話すことができるようになりました。また、例えば「堀川の奇跡」でも有名になった京都市立堀川高校などの発表会などにも、全国から集まるSSH指定校の多くの先生たちと一緒に参加することができ、とても参考になった記憶があります。
この時の経験で、大変なことに直面した時、負の感情ばかりを前面に出して、逃れようをするのではなく、新たな経験が自分を成長させてくれるきっかけになるのだと考えて、ポジティブに進むことが自分にとっても周囲にとってもいいのだとうことに気づかせてもらいました。今だから、いえることなのかもしれませんが。
校長日誌 第76回埼玉県科学教育振興展覧会審査会
10月17日(金)
昨日まで最高気温20℃くらいの日が続いていましたが、今日は最高気温25℃の夏日となり日曜日くらいまで続き、月曜日からは最高気温19℃くらいになるようです。
本日は午後から県立浦和高校の麗和会館で、第76回埼玉県科学教育振興展覧会中央展の審査会を行いました。小学校部会、中学校部会、高等学校部会ごとに審査会を行い、県知事賞、県議会議長賞、県教育庁賞、優秀賞等を決定しました。
高等学校部会では、県知事賞、県議会議長賞、県教育庁賞と優秀賞3点の計6点を決定し、これらの作品は日本学生科学賞へ出品されることになりました。更に4点の優秀賞を決定しました。
これらの表彰式は11月29日(水)の午前中、さいたま市桜区にあるプラザウエストで開催されます。各賞の発表はこの表彰式を終えて、翌日の読売新聞紙上で行われる予定です。
校長日誌 大阪・関西万博
10月17日(金)
10月13日(月)に大阪・関西万博が184日間の会期を終えて閉幕しました。165の国・地域・国際機関が参加して、万博協会が当初、想定していた2820万人は届きませんでしたが、来場者数は2529万人に達したと報告がありました。
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマにデジタルや人工知能AI、ロボットなどの先端技術が展示されていました。コンセプトは「-People’s Living Lab- 未来社会の実験場会場」となっていて、空飛ぶクルマのデモ飛行やミラブルの人間洗濯機、そしてiPS細胞をテーマにした再生医療の可能性としてiPS細胞から作られた拍動する心筋の展示などとても興味深いものがたくさん展示されていました。
また、四方を海に囲まれた人工島で開催する世界初の「海上万博」となったため、交通アクセスや安全面の制約から来場予約システムを導入した「並ばない万博」を掲げていましたが、会期の終了が近づくころには、入場券を持っていても予約できないという問題が発生して、当日券との交換を求めて徹夜で並ぶなどということも報道されていました。
川南生で見学に行った人は何人くらいいたのでしょうか。私は、とても行くことが出ませんでしたが、かがわ総文祭の帰りの飛行機が高松空港を出発して兵庫県上空を通り、大阪湾を右下に見る航路で通過した際、上空から会場付近を眺めながら通過したぐらいでした。
TV中継などを見ていると、期間中何十回も来場している人も多くいて、近隣の人にとってはとても身近な万博であったのだなと思いました。
校長日誌 トヨタ次世代都市 始動
10月16日(木)
本日から定期考査Ⅲ(2学期中間考査)の1週間前になりますので、原則部活動は禁止となります。ただし、公式戦が間近に迫っている部活動に関しては、限定的に活動時間を絞って活動します。
先月末9月25日からトヨタ自動車が静岡県裾野市で建設をしている次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」を指導したと各新聞社が記事にしていました。ここでは先進的な製品やサービスを住民が暮らす環境下で試しながら開発することを目的に建設されたいわゆる未来都市です。
今回始動したのは約47,000m2の第1期エリアで、トヨタ自動車の関係者らを中心に数世帯が住み始め、将来は約300名が住む予定になっている地域です。実証実験はトヨタ自動車とグループ企業、ダイキン工業やUCCジャパンなど外部企業の計19社が参加する予定です。25日の式典でトヨタの豊田章男会長は「ウーブン・シティで起こしていくのは(各社の知見の)掛け算だ」の述べています。
完全自動運転を見据え、電気自動車EV「e-Palette(イーパレット)」も走らせて、特定条件下で運転手が不要の「レベル4」に相当する技術を2027年度にも搭載する目標を明らかにしています。日本は自動運転の社会実装で遅れており、政府はレベル4の自動運転サービスを25年度をめどに50か所程度、27年度に100か所程度で実現する目標を掲げていますが、かなり厳しい状況にあり、法規に基づく許認可を得ているのは、ゴルフカートをベースにした車両など計8件にとどまっているのが現状です。アメリカや中国では自動運転によるタクシー事業などを複数地点で展開しているという現状もあるのです。
今後のウーブン・シティの活性化に期待したいと思います。
校長日誌 意匠研磨の技術をAIロボットで継承
10月15日(水)
本日の埼玉新聞の朝刊一面に「意匠研磨AIロボットで」という記事が掲載されていました。
「意匠研磨」という技術は、金属(ステンレス、アルミ、チタン、銅、真鍮など)の表面に研磨加工を施すことで、模様や雰囲気といった意匠性(デザイン)を付与する技術のことです。通常の研磨が表面を滑らかにするのに対し、「意匠研磨」はあえてキズをつけたり、特別な処理を施したりすることで、多様なデザインを作り出します。平面的な板でも、深さや奥行きを感じさせたり、光の当たり方で表情を変えたりと、動きのある表現が可能となります。
その技術をPhysical AIロボットで再現したのが、埼玉大学大学院理工学研究科の辻俊明准教授の研究室で、金属表面を磨き上げて美しい模様などを生み出す意匠研磨における、世界初となる職人技術のデジタル化と自動化が実現されました。意匠研磨は製品の美観と品質を左右する重要な工程でありながら、熟練職人の長年の経験と繊細な感覚に依存しており、技能継承と人手不足が深刻な課題となっていました。
この度、この職人技術のデジタル化と自動化に世界で初めて成功しました。開発されたシステムは、職人のデザインを模擬しながら毎回少しずつ異なる模様を創り出す生成AIロボットとなっています。そのために、研磨職人の動きをモーションキャプチャーで読み取り、AIがデザインとタッチを別々に学習するというもので、二つの技術を統合して人間の手作業さながらに金属を磨くことができるようになったのです。これにより、従来は職人の手作業に頼っていた意匠研磨作業の自動化が可能となったということです。
現在、千葉県の幕張メッセで開催されている「CEATEC2025」において、熟練技術が求められる「意匠(デザイン)研磨」をロボットが再現するAI技術を披露しています。
また、辻准教授は「知的財産である匠の技も職人の高齢化や担い手不足で途絶える危険性がある。優れた技術を次代に残すために3年後の実用化を目指したい」と話しているとのことです。
校長日誌 三連休を終えて
10月14日(火)
スポーツの日を含めた3連休が終わり、間もなく10月23日(木)から始まる定期考査Ⅲ(2学期中間考査)の1週間前になります。大会が近い部活動は活動時間を制限しながらやっていますが、定期考査1週間前は部活動は原則禁止となりますので、計画的に勉強を進めてください。川南生は、普段から「長期記憶化」を意識して授業を受けていると思いますので、授業の中で感じ取った重要ポイントなどを整理しながら進めていくと効率よく復習ができると思います。また、少し難しいかもしれませんが、出題者の気持ちになって考えると、この単元のポイントはこの部分だから、このことを理解しているかを聞いてみようとなります。ちょっと考えてみてください。
また、昨日10月13日(月)には、大学3大駅伝の一つ「出雲駅伝(出雲全日本大学選抜駅伝競走)」が行われました。大学3大駅伝というのは、「出雲駅伝(45.1km:6区間)」「全日本大学駅伝(全日本大学駅伝対校選手権大会)(106.8km:8区間)」「箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)(217.1km:10区間)」の総称のことです。
結果は、國學院大學が2年連続3度目の優勝で、みごとV2を達成しました。昨年度は、國學院大學が「出雲駅伝」と「全日本大学駅伝」で優勝して、「箱根駅伝」で大学駅伝3冠を目指しましたが、青山学院大学が優勝しました。國學院大學が今年こそは大学駅伝3冠達成を目指して、チーム一丸となって頑張っているとのことでした。本当にすごいことです。駅伝はチームでタスキをつないでいきますので、一人でも調子の上がらない選手がいると、厳しい結果になってしまいます。
校長室の外の廊下に最近のものに加えて、過去の大きな大会等に出場した賞状や写真などが飾ってあります。その中に、平成21年11月21日に山梨県西湖周辺で開催された「関東高校駅伝大会」に出場した時の女子陸上競技部の選手の写真が飾ってあります。そのメンバーには、近代五種で第31回オリンピック競技大会Rio2016に出場されたオリンピアンの朝長なつ美さん(現:高宮なつ美さん)も入っていました。是非、本校に来校した際にはご確認ください。
校長日誌 化学「セッケンの合成」を見学しました
10月10日(金)
6限3年生の化学の時間に化学実験室で「セッケンの合成」実験を行っていましたので見学してきました。
実験の目的は、「身近な「セッケン」の合成を通して、「けん化」を復習しよう!」というものです。
実験の手順としては、ビーカーにヤシ油とエタノールを入れて、150℃に設定したホットスターラーの上でガラス棒で撹拌しながら約5分間加熱します。
沸騰してきたら、用意した水酸化ナトリウム水溶液を4回に分けて加え、激しくかき混ぜながら10分間加熱します。溶液が泡立ってくるくらいまでかき混ぜます。
次に用意した飽和食塩水の中に、加熱していた溶液を入れて、固体(セッケン)が浮いてきたら、ガラス棒で軽くかき混ぜます。
ビーカー内で出来上がった固体をガーゼでこし分けて、ガーゼで包んだまま20~30秒くらい流水にさらしながらよくもみます(残った水酸化ナトリウムを溶かし出すため)。強く絞って水分を除きます。
出来上がったセッケンをバットに取りだし、状態を観察します。この後、2週間から1か月くらい乾燥させてから「セッケンの精製」を行って完成させます。
どのグループも、皆で手順を確認しながら、手際よく実験を進めていました。お疲れさまでした。
校長日誌 ノーベル化学賞
10月9日(木)
スウェーデン王立科学アカデミーは8日、2025年のノーベル化学賞を、極小の穴が無数に開いた多孔性材料「金属有機構造体」(MOF=Metal Organic Framework)を開発した京都大学理事・副学長兼務の北川進特別教授(74)ら3人に授与すると発表しました。自然科学分野では、6日に医学・生理学賞を受賞した大阪大学特任教授の坂口志文氏に次いで27人目(現在外国籍の3人を含む)になります。
北川氏が開発した「金属有機構造体」(MOF)には微小な穴が無数に開いている構造を持ち、その穴の大きさを変えることで狙った気体を出し入れできることを発見しました。金属イオンと有機分子を含む溶液を混ぜ合わせるだけで、有機分子が柱や梁のように規則正しく配列し、それを金属イオンがつなぎ目のような役割を果たし、ジャングルジムのような構造をした物質が自然に組みあがるという独創的な手法を開発したというのです。
1997年には、MOFがメタンCH4を吸収して、そのまま安定な状態を保つことができることを発表し、さらに二酸化炭素CO2など目的の気体だけを分離することにも成功しています。これまでも、活性炭やゼオライトのように多くの穴が開いている物質を使って、脱臭や有害物質の除去などに使われてきていました。一方でMOFは素材の組み合わせを変えることで、穴の大きさなどを変えることができるので、吸収したい物質に応じて自由な設計ができ、これまでに12万種類以上のMOFが作製され排出されるCO2の回収などの分野での研究開発や実用化が進んでいるそうです。
物質に開いた無数の「孔」に着目したきっかけは学生時代に読んだ書籍の中にあった老荘思想の「無用の用」(役に立たないようにみえるものも、実は役に立つ)という考えだっというのです。北川氏が京都大学工学部の1年生の時、湯川秀樹博士の「天才の世界」「続天才の世界」「続々天才の世界」という3冊の本を読んだときに「無用の用」という言葉が紹介されて初めてこの言葉に出会ったといいます。化学の研究対象は物質です。一見すると、原子や分子が詰まっているように見えます。ところが、北川氏は、後の研究生活で何もない空間である「孔」に着目し、読書体験を通じて「何もないものにも意味があるという見方にとても大きな影響を受けた」と話しています。そして「穴と考えると無用なんです。ところが、その穴に原子や分子を入れて、ためたり変えたりしていくと役に立つ。考え方を一つ変えるだけで役に立つんです」とも話しています。
日本人のノーベル賞受賞者は、物理学賞12人(日本出身で外国籍3人を含む)、化学賞9人、生物学・医学賞6人となり、自然科学分野では27人になります。他に、文学賞3人(日本出身で外国籍1人を含む)、平和賞1人となり、全体では31人となります。加えて、2024年に日本原水爆被害者団体協議会が団体として初めて平和賞を受賞しています。
校長日誌 台風22号
10月8日(水)
現在、日本列島の南海上に台風22号(HALONG(ハーロン))が発生しています。15km/hの速さで北北西へ進んでいて、中心の気圧は935hPa、中心付近の最大風速は50m/s、最大瞬間風速は70m/sで中心から半径95km以内では風速25m/s以上の暴風となっています。当初の予報とは大きく進路が変わり、今後は日本の南を北西に進み、進路を次第に東よりに変え、明日9日(木)には非常に強い勢力のままで伊豆諸島付近を東北東へ進む見込みということです。
今回は、台風が上陸することはないようですが、台風の影響については注意をしてください。最近の台風が発生する位置が、日本列島に近くなっている気がします。恐らく、地球温暖化が進み、海面温度が高くなっているため、以前よりも日本列島に近い位置で急に台風が発生することが起きているのかもしれません。
校長日誌 二十四節気の「寒露」です
10月8日(水)
本日は二十四節気の「寒露(かんろ)」です。期間でいうと今年は10月8日(水)から10月22日(水)までとなります。
寒露とは、草木に冷たい露が降りる時期という意味で、この時期になると朝晩はぐっと冷え込むようになります。山野では紅葉が始まり、秋の草花も見頃となってきます。朝晩は冷えてくるので、ようやく夏の疲れが取れて体力も回復する時期でもあるので、各自でリフレッシュを心掛けましょう。今年は、残暑が厳しいですがそろそろ、毛布や厚手のパジャマを用意するなど、朝晩の冷え対策を始める目安にするといいとおもいます。
校長日誌 26人目のノーベル賞(自然科学分野)受賞
10月7日(火)
スウェーデンのカロリンスカ研究所は6日、2025年ノーベル生理学・医学賞を、体内の過剰な免疫反応を抑えるリンパ球の一種である「制御性T細胞」を発見した京都大名誉教授で大阪大免疫学フロンティア研究センター特任教授の坂口志文氏(74)と米国の2氏ら3人に贈ると発表しました。
日本出身者のノーベル賞受賞は、2021年に物理学賞に選ばれた真鍋淑郎氏に続き26人目ということです。生理学・医学賞では1987年の利根川進氏、2012年の京大教授の山中伸弥氏、2015年の大村智氏、2016年の大隅良典氏、2018年の京大特別教授の本庶佑氏に続いて6人目となります。
坂口氏は、免疫システムが自己の細胞を攻撃するのを防ぐ仕組みの一端を解明しました。免疫はウイルスや細菌などの外敵と自分の身体をつくる細胞を区別して、外敵を攻撃して排除する仕組みを持っています。しかし、自分の細胞と外敵をうまく区別できなくなると、自分の細部まで傷つけて自己免疫疾患になってしまいます。今回坂口氏が発見した制御性T細胞は、こうした異常な免疫反応を抑えることができるものです。
1995年にこうした攻撃を抑える特異なリンパ球「制御性T細胞(Treg)」の目印となる分子を見つけて論文に発表しています。現在、Treg(Tレグ)がうまく機能せず、自己免疫疾患などの原因となる仕組みを調べる研究が進んでいます。臓器移植をした患者の免疫抑制やがん、アレルギー治療への応用も期待され、医療現場での使いやすさを念頭にヒトiPS細胞(人工多能性幹細胞)から効率的にTregを作製する技術の開発も進んでいるそうです。
免疫学の常識を破る大発見は医師夫婦の二人三脚で生まれました。坂口氏の妻、教子さんは約30年間にわたって同分野で活躍し、支えあってきて、今も同じ研究室で活動しているとのことです。2人は結婚後の平成2年、教子さんは新天地を求める夫の坂口氏とともに渡米します。そして、米国では実験の手ほどきを受けながら助手として一緒に研究に取り組み、未知の世界をのぞき込む楽しさに魅了されたといいます。坂口氏の受賞対象となった制御性T細胞の研究でも、多くの論文で共著者になっています。 渡米当初は、免疫を抑える細胞など存在しないという考え方が学界の主流だった「逆風の時代」で、研究チームもごく少数だったそうです。
帰国後も研究生活をともにして、世界トップクラスの成果しか載せない英科学誌ネイチャーに掲載された2015年の論文では教子さんが筆頭著者になり、一流研究者の仲間入りを果たしましたが、本人は「まだまだです」と控えめだったそうです。現在は坂口氏が創設したベンチャー企業で、制御性T細胞を使った細胞療法の実用化を目指しています。 制御性T細胞の研究はいまや飛躍的な発展を遂げ、坂口研究室(ラボ)は計約30人の大所帯になっているそうです。
今から、10年くらい前に教頭の長期研修で、私は1年間和光市にある理化学研究所の広報室に所属させていただきました。その年もこの時期になると、理化学研究所に関係する研究者がノーベル賞の各賞を受賞するのではないかということで、広報室のメンバーは発表されるまで待機となりました。「もし関係者が、授賞した場合は、取材場所を確保して、取材対応をするので、その日は家に帰れなくなるので、そのつもりでいてください。」と上司から説明されて、毎日、どんなふうになるのだろうかと期待半分で待っていた記憶があります。結局その年は、理化学研究所の関係者が受賞することはなかったので、杞憂に終わりましたが、何故かこの時期が来ると、その頃のことを思い出している自分がいます。
校長日誌 本日は「中秋の名月」
10月6日(月)
本日は「中秋の名月」です。しかし、今年は満月ではなく、明日が満月になります。ちなみに、国立天文台によると、次に「中秋の名月」と満月が同じ日付になるのは2030年ということです。また、今日の川越市の天気は、曇りのち一時雨という予報になっていますので、「中秋の名月」を見ることは難しいかもしれません。
「中秋の名月」というのは、太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のことで、「中秋の名月」をめでる習慣は、平安時代に中国から伝わったと言われています。さらに、日本独自の風習として、太陰太陽暦の9月13日の夜を「十三夜」と呼び、お月見が行われてきました。十三夜は、中秋の名月「前の月」に対して「後の月」、中秋の名月と合わせて「二夜の月」とも呼ばれたりします。今年の十三夜は、11月2日(日)になります。
校長日誌 第1回学校見学会にお越しいただきありがとうございました
10月6日(月)
10月4日(土)の第1回学校見学会には多くの中学生と保護者の皆様にお越しいただき、ありがとうございました。
当日ご都合がつかなくなった方々もいたようですが、午前中263組、午後229組合計492組の皆様にお越しいただきました。
学校紹介ビデをとしては、放送部が作製したものと生徒会の生徒たちが作製したものを上映させていただきました。
個別相談としては、教員による個別相談と生徒会の生徒による個別相談という視点異なる点からの個別相談をさせていただき、多くの方々に対応させていただきました。
また、部活動は体育館では女子バレーボール部と男子バスケットボール部が活動し、挌技場では空手道部が活動していました。弓道場では、弓道部活動していて、第1グラウンドでは女子ハンドボール部が活動し、第2グラウンドではサッカー部か活動していました。さらに、1階の教室でダンス部が活動していました。
文化部は吹奏楽を始め、茶道部、放送部、新聞部、ギター部等が活動していました。
今回ご都合が合わなくて、参加できなかった方は11月8日(土)の第2回学校見学会(午前のみ実施)に参加していただきますようお願いいたします。申し込みは、HPにて承っています。
校長日誌 芸術鑑賞会
10月2日(木)
本日は午前中2時間授業を行って、午後からウェスタ川越の大ホールで芸術鑑賞会を行いました。
今年度は演劇の年になっていて、「シアター2+1」という劇団による「ロマンティック 十二夜」という演劇を鑑賞しました。
「十二夜 Twelfth Night」はシェイクスピアが書いた喜劇の一つで、最高傑作といわれる名作です。この作品は、キリストの生誕を祝って当方の三博士が訪れた顕現日(エピファニー)を祝う行事のために書かれたもので、その日がクリスマスから数えて12日目の夜にあたることから、「十二夜 Twelfth Night」という名前が付けられたといわれています。
10人の演者の人がコミカルな動きも交えながら、生徒を楽しませてくれ、会場では大きな拍手が鳴りやまない時もありました。また、事前に申し込みをいただいた約50名の保護者に方も3階席になりましたが、楽しんでいただけたのではないでしょうか。全校生徒が1,050名を超えるため、3階席まで生徒も入りますのでお許しください。
また、途中の場面では、生徒が舞台に上がってクイズの答えを出すということもあり、たいへん盛り上がりました。
最後に、図書委員長が生徒代表として花束を贈呈しました。
校長日誌 第1回学校見学会に向けて
10月1日(水)
今日は朝から雨が降り、気温も上がらず最高気温は24℃前後になっています。
学校HPで受付をしていた第1回学校見学会(10月4日(土))について予約も埋まっていましたが、昨日から申込キャンセル組数分の追加募集を行っています。募集定員になり次第受付は終了となります。
学校見学会では、本校放送部の作成した学校紹介ビデオの上映や、既にHPから登録をして見ていただいているであろう学校説明動画も上映しています。さらに、教員による個別相談に加えて、生徒会生徒による個別相談なども用意していますので、ぜひお越しいただいて、本校の様子を感じ取って欲しいと思います。
校長日誌 フードデザイン「調理実習」を見学しました
9月30日(火)
3時間目が終わりに近づくころ、校長室から廊下に出ると1階奥の調理室の方向から、とても美味しそうなカレーの匂いがしてきました。4時間目の始まりを待って、調理室に行ってみると3年生の選択授業「フードデザイン」で、キーマカレーとターメリックライスを調理しているところでした。
生徒の皆さんも手慣れたもので、4人で役割分担をして、てきぱきと盛り付けを始めていました。
キーマカレーの味の決め手は、「ターメリック」「クミン」「コリアンダー」の3種のスパイスで、辛さを加えたい人は「チリペッパー」をお好みで加えるそうです。
完成後は、サラダとラッシーと一緒においしそうに、皆で食べていました。
校長日誌 PTA後援会第2回理事会を開催しました
9月29日(月)
9月27日(土)にPTA後援会第2回常任理事会及び理事会を開催しました。
議事としては「今後のPTA行事について」として、10月から12月に行われる行事についての説明がありました。
1件目は、10月上旬に本校が幹事校として開催される「川越市内公立高校PTA後援会親善スポーツ大会」のことや10月下旬に開催される「保健講演会」と「学校保健委員会」のこと、そして、12月下旬に発行される広報「かわなん」第148号についてでした。
2件目は、「その他」として、令和7年度定例総会で寄せられた「ご意見やご質問についての回答」を広報「かわなん」第148号に掲載するというものでした。この件に関しては、対応が遅くなり、申し訳ありませんでした。次に、藤華祭関係で、今年度もPTA後援会として「お休みどころ」を設定し、2日間で261名の方が来室したことと、今年度の工夫した点などの説明があり、次年度以降も継続していこうということになりました。最後に、令和7年度ハイスクール24還元事業として「AED設置推進校」の募集があったので、本校も募集に応募するということになりました。
報告連絡事項として、各委員会(研修委員会、広報委員会、進路指導委員会、生徒指導委員会、保健委員会、卒業対策委員会)の委員長さんから活動報告や今後の予定についての報告がありました。
次に高P連関係として、4件の報告及び連絡がありました。
1件目は、7月11日(金)と12日(土)に開催された関東高P連大会埼玉大会の参加報告がありました。2件目は、8月下旬に開催された全国高P連大会三重大会への不参加の報告でした。3件目は、10月14日に開催される「埼玉県高P連西部支部役員等研修会」の内容と参加予定者の報告がありました。最後に、11月5日と11月10日に開催される「高P連専門委員会研修会」の日程と参加をする委員会の説明がありました。
理事会が終了後、委員会ごとに打ち合わせを行い、最後に卒業対策委員会の打ち合わせを行いました。
校長日誌 今年最後?の「真夏日」と秋の気配
9月26日(金)
本日は昼ころから徐々に雲が多くなってきましたが、最高気温30℃を超える「真夏日」となりました。天気予報では、今年最後のピークになるといっていましたが、細心の天気予報によると来週も何度か30℃を超える予報が出ています。
今年も本当に暑い日が続いていました。そうした中、昨日9月25日の埼玉新聞の1面に日高市高麗本郷の巾着田曼殊沙華公園のヒガンバナ500万本が開花した記事が掲載されており、秋の気配を感じさせてくれました。今朝、いつも車を止めている場所を見ると隣接する川越市立大東中学校の敷地にある大きな桜の木の周りから、本校との境界のフェンスのところまで、真っ赤なヒガンバナが花を咲かせていました。
ヒガンバナは、いろいろな名前を持った花です。別名は曼珠沙華(マンジュシャゲ)、カミソリバナ、シビトバナ、トウロウバナなどがあります。地下の鱗茎(球根)に強い毒性を有する有毒植物でありますが、かつて救荒作物として鱗茎のデンプンを毒抜きして食べていた地方もあります。また、その植生からモグラなどの害獣対策として、田の畦に植栽される場合もありました。
校長日誌 もう少しで「真夏日」
9月25日(木)
日本を少し離れた位置に3つの台風が発生しています。台風18号(RAGASA(ラガサ))は先日、台湾に豪雨を降らせて、現在は中国華南にあって、今後も西よりに進み、26日(金)にはベトナムで熱帯低気圧に変わる見通しということです。台風19号(NEOGURI(ノグリー))は日本のはるか東にあって、北へ進んでいて、日本のはるか東へと進む見込みということです。最後に台風20号(BUALOI(ブアローイ))は、現在、フィリピンの東にあって、西北西へ進んでいます。この台風は、今後もフィリピンの東から南シナ海へと西よりに進む見込みとのことです。
周辺に台風が3つもあることからか、日本列島も再び暖かい空気に包まれていて、川越市の周辺でアメダスの設置されているさいたま市では最高気温29.6℃(12:51)を記録し、鳩山町では最高気温30.0℃(13:45)を記録していますので、両地点の中間にある川越市も最高気温30℃前後を記録したと思われます。明日はもう少し気温が上がり、32℃の真夏日の予報が出ています。
そうした中で、朝からHR棟の教室には影響はないのですが、事務室と校長室のエアコンが故障したようで、午前中は室内より廊下の方が涼しいという状況になってしまいました。仕方なく窓と廊下側のドアを開けて換気をしていたのですが、休み時間に廊下を通る生徒たちが、珍しそうに校長室の中を見ながら通る状況になってしまいました。その状況を見かねた事務長さんが、先日の藤華祭でも食堂の片隅で使用していた近隣の高校から借りている冷風機を持ってきてくれて、それを使っています。大量の水を入れて、さらに大き目の保冷剤を一つ入れて、ファンが回るもので、正面に行くと少し涼しい風を感じることができます。おかげさまで、何とか校長室内の気温も29℃以下で過ごすことができています。また、この冷風機は、保冷剤が融けたら新しい保冷剤に変えなくてはならなかったらしく、保冷剤を変えたら、心なしか風が冷たくなったような気がします。既に、修理業者には連絡してありますが、いつ修理が完了するかは未定です。
現在、国では私立高校の授業料の無償化なども計画されています。これまでも、埼玉県内では私立高校に多くの補助金が県から出されて、施設などが整備されてきていたと聞きます。今後は、県立高校にも多くの予算をつけて、施設面の改善をぜひお願いしたいと思っています。本校は昨年、創立50周年を迎えた県立高校としては87番目にできた比較的新しい学校ですが、これまで、大規模修繕工事はされておらず、防衛庁の関係で全ての教室・特別教室にエアコンは入っていて、冷房費も無料にはなっています。しかし、教室の前後の入り口も片扉で、廊下と教室の間の窓も未だに木枠に曇りガラスというノスタルジックを感じるような作りです。私が何度も県教委の財務課にお願いに行って、昨年度、ようやく大規模改修に係る設計が行われました。あとは、1年でも早く改修工事をお願いしたいと思っています。本当にお願いします。
校長日誌 理科総合「ペットボトルロケット」
9月24日(水)
本日2限の3年生選択科目「理科総合」の授業において、「授業の後半にロータリー付近で、ペットボトルロケットの打ち上げをします。少し音が出ます。」というアナウンスが、職員朝会であったので、見学をしてきました。
ペットボトルロケットと聞いたので、最初は水を入れたペットボトルにポンプで空気を圧縮して入れ、その反動を使って水が噴き出すものを連想していました。時間になったので、校長室を出るとちょうど生徒や先生たちが階段から降りてくるところでした。しかし、生徒の手には、普通のペットボトルが一つあり、先生たちは発射装置ではなく、化学実験などで使うスタンドとチャッカマンがありました。
外に出て、生徒の手にあるペットボトルを見ると、中には水滴が少しついていて、ペットボトルの口には、パラフィルムのようなもので蓋がされていました。生徒に、ペットボトルの中には何が入っているかと尋ねると、「アセチレンC2H2」という答えが返ってきました。それで、納得がいき、ペットボトルの中でアセチレンと空気の混合物に点火して飛ばす簡易的なペットボトルロケットだとわかりました。
発射の方法は、ペットボトルをスタンドにかるく固定して、横からチャッカマンを使って、蓋をしているパラフィルムに火を点ければ、アセチレンに引火してペットボトルの口から炎が噴き出して飛んでいくというものでした。
アセチレンは、カーバイドと水を反応させると得られ、発生したアセチレンをペットボトルに充填して、空気と混合した状態にして、パラフィルムで蓋をします。また、アセチレンは酸素と混合して点火すると約3,000℃の炎となり、溶接などにも使われるものです。
また、ペットボトルの中のアセチレンが多すぎると不完全燃焼を起こしてすすが発生して、上の写真のようにパットボトルの中が真っ黒になってしまいます。
結果としては、勢いよく飛び出して5m以上飛んだ生徒いたり、2~3mくらいで落ちる生徒もいたり、炎は出ても全く飛ばなかった生徒もいたりしました。短い時間でしたが、参加した生徒にとって印象に残った実験になったのではないでしょうか。
校長日誌 明日は二十四節気の「秋分」です
9月22日(月)
明日は二十四節気の「秋分(しゅうぶん)」です。期間でいうと今年は9月23日(水)から10月7日(火)までとなってます。
「秋分」とは、「春分」と同じように、太陽が真東から昇り真西に沈む、昼と夜の長さが同じになる日のことです。「秋分の日」を中心とした一週間が秋のお彼岸になります。これから、次第に秋が深まっていきます。
アメダスの設置されているさいたま市では、昨日21日は最高気温は30.5℃、最低気温は19.8℃でした。今日は最高気温27.0℃、最低気温18.2℃でした。最高気温も「真夏日」から「夏日」へと変わり、何よりも最低気温が20℃以下になっていることから、着実に秋の気配が近づいていることがわかります。暑さ寒さも彼岸までというように、これからが秋なのかもしれませんね。
明日は、「秋分の日」で休みとなりますので、こういう休日をどのように活用するかが、様々な意味で大きいのではないでしょうか。
1年生の先生方は、16時からベネッセコーポレーションの担当者を招いて、2学期始めに行ったスタディサポートの分析会を行っていました。休み明けのLHRの時間等でのフィードバックがあるのかもしれません。
校長日誌 全国高等学校協会 大学入試研究協議会へ参加してきました
9月19日(金)
本日はお茶の水の東京科学大学の裏手にある東京ガーデンパレスで開催された「全国高等学校長協会 令和7年度 大学入試研究協議会」に参加してきました。
この会議には、全国47都道府県の進学指導関係に関係する校長が参加しています。午前中は始めに基調報告として「『高大接続改革におけるこれからの大学入試の在り方』~学習指導要領改訂後の大学入試の変化を踏まえて~」と題して、全国470校から採ったアンケートを基に、大学入学共通テストのことやこれからの大学入試について、英語の民間資格・検定試験の活用などについてや総合型選抜及び学校推薦型選抜のような多様な入試方法の工夫など、さらに探究的な学習活動と総合型選抜に向けた指導など、様々な分野の質問に対する傾向の分析が発表されました。
続いて、文部科学省高等教育局大学振興課大学入試室長の 片柳 成彬 様による「令和8年度入学者選抜について」講演を聞くことができました。
始めに、大学入学共通テストの出願方法が個人でのインターネット出願に代わり、9月16日から10月3日の出願期間が始まったことについての説明がありました。
川南生も既に手続きを始めていると思いますが、出願にあたって、共通テストの出願サイトからマイページを作成して、手続きを行い、最後に検定料を支払うことが必要になりますので、余裕をもって手続きをしてください。
次に、川南生も受験した生徒が多数いた東洋大学の学校推薦型入試の中で、基礎学力テストを課した問題についての文部科学省の対応についての説明がありました。この問題は学力テストを課せるのは、2月以降に実施する一般入試のみであるはずなのに、総合型入試や学校推薦型入試で選抜した生徒の中に、学力不足の生徒が多く見受けられたことを補い、入学後に大学の勉強についていける生徒を入学させたいということが、関連しているように感じました。しかし、東洋大学は今年度は総合型入試として実施するようであるということがわかりました。どうも、関西圏の私立大学では、年内入試の中で学力検査のようなものを課すことが常態化していてそれが見逃されていたことも影響しているようです。
個別大学における選抜のルールについて、令和7年度大学入試実施要項で次の3つの区分に整理されました。
「総合型選抜」は、詳細な書類審査と時間をかけた丁寧な面接等を組み合わせる入試方法として、出願時期は9月1日からで、結果発表は11月1日以降となり、教科・科目に係る個別テストを課す場合の試験日程は2月1日から3月25日と決まっています。
「学校推薦型選抜」は、出身高等学校長の推薦に基づき、調査書を主な資料として評価・判定する入試方法として、出願時期は11月1日からで、結果発表は12月1日以降となり、教科・科目に係る個別テストを課す場合の試験日程は2月1日から3月25日と決まっています。
「一般選抜」は、学力検査、小論文・面接・実技検査等を主な資料としつつ、調査書、志願者本人の記載する資料等を組み合わせる入試方法として、教科・科目に係る個別テストを課す場合の試験期日は2月1日から3月25日と決まっています。さらに、結果発表は3月31日までとなっています。
また、個別大学における入学者選抜の状況として、令和6年度入学者選抜における入試方法別入学者割合を見ると、総合選抜型16.1%、学校推薦型選抜35.0%、一般選抜47.5%となっていることがわかりました。だた、これは私の私見ですが、全私立大学の約6割が定員割れをする現状の中で、少しでも多くの受験生を呼び込み、受験料を多く集めとともに、「年内入試」という言葉を前面に出して、入学者を確保するための方策ではないかと勘繰ってしまいます。
午後は、6つのグループに分かれての分散会となりました。用意されていた4つの論点について、約90分間意見交換をして、最後に各グループに配置された専門委員の校長が分散会ごとの報告を行い、最後に委員長が全体のまとめを発表しました。
【論点1】大学入学者選抜実施要項の趣旨を踏まえた適切な入学者選抜の実施について(総合型選抜における「教科・科目の個別テスト」の安易な実施による早期選抜)
【論点2】大学入学共通テストへの高等学校の対応の現状と課題及び授業の改善効果について
【論点3】多様な背景を持った者を対象とする選抜への高等学校の対応の現状と課題について
【論点4】「総合的な探究の時間」における探究的な学習活動と総合型選抜に向けた進路指導の関連について
校長日誌 「酷暑日」の検討
9月18日(木)
本日も昨日に続いて気温が上がり、さいたま市で最高気温35.6℃(14:06)を記録し、鳩山町でも35.8℃(13:26)を記録し、「猛暑日」となりました。
気象庁の野村長官は、17日の定例の記者会見で、ことしの夏の記録的な高温を受け、最高気温が40℃以上の日に名称をつけることを検討していると明らかにしました。候補として「酷暑日」などがあがっていて、今後、具体的に検討するとしています。気象庁によると、ことしの夏は、群馬県伊勢崎市で国内最高気温の41.8℃を観測するなど、40℃以上を観測した日数が9日にのぼり、観測した地点数も延べ30地点と、いずれも、これまでの記録を更新しました。
これまで、最高気温が25℃以上の日は「夏日」、30℃以上の日は「真夏日」、35℃以上の日は「猛暑日」と名称を付けていて、40℃以上を観測する日数が増えるなか、危険な暑さになっていることを簡潔に伝えることが目的だということです。今後、具体的に検討を進め、早ければ来年の夏から使用したいとしています。
明日明後日は、曇りのち雨の予報で、最高気温も27℃前後の予報が出されていますが、日曜日と月曜日は再び30℃以上の真夏日の予報が出ています。しかし、その後は28℃前後の最高気温の予報となっていて、少しずつですが秋の気配が近づいてきていると思います。
校長日誌 猛暑日 再び
9月17日(水)
秋の気配が感じられるようになったかと思っていましたが、本日再び「猛暑日」となってしまいました。
さいたま市で35.7℃(14:45)、鳩山町で36.2℃(14:49)を記録しています。明日も35℃の予報が出ていますが、明後日以降は30℃前後の予報となっています。明日が今年最後の「猛暑日」になってくれればと祈るばかりです。
それでも、最低気温は25℃を下回り始めていますので、その点は救いだなと感じています。日本は四季のある国のはずですが、最近夏が暑すぎて、秋があっという間に終わり、直ぐに冬になってしまっている気がします。春も同じで、桜の花が散る頃から、気温がぐんぐんと上がり始めて、直ぐに長い夏になってしまいます。春と秋の穏やかな日々が極端に少なくなったと感じる現代に寂しさを感じています。
校長日誌 「さんだる相談会IN所沢」に参加しました
9月16日(火)
昨日、所沢市民文化センターミューズで開催された「さんだる相談会IN所沢」に川越南高校も参加してきました。
本校の在校生徒の居住区別市町村を見ると、一番多いのは地元川越市で22.2%、次が所沢市で12.2%、3番目が狭山市の9.7%となっています。そこで、5月に行われた「さんだる相談会IN川越」に続いて参加させていただきました。主催者からの発表では、相談会全体の事前申し込みが540組以上で、当日参加も可能ということでした。県立高校が14校、国立高校1校、県内都内の私立高校9校、都立高校3校、専門学校2校が参加をして、来場者の皆さんに各学校の魅力を発信していました。本校も始めは2ブースで説明をしていましたが、あっという間に会場外まで続く長蛇の列ができたしまったので、主催者側の判断で急遽4ブースに増設していただき、参加していた6名の先生方が交代で対応させていただきました。
説明を聞きに来ていただいた方は84組でした。3年生が中心でしたが、2年生もかなりの方が来ていました。やはり、2年生の代から入試制度が大きく変わるので、そのための情報収集にも関心がある現れだと感じました。
本日10時から、今年度の学校見学会の申込みが始まりますので、よろしければHPからの申込みをお願いします。
第1回:10月 4日(土)午前部10:00〜11:30(300組)
第1回:10月 4日(土)午後部13:30〜15:00(300組)
第2回:11月 8日(土)午前部10:00〜11:30(300組)
各時間帯は、150組ずつの前後半での申し込みを受け付けていますので、早めに申込みをしてください。
校長日誌 知識構成型ジグソー法
9月12日(金)
3限に今年度本校に赴任した数学の初任の先生が、知識構成型ジグソー法の授業をするということだったので、先生方との面談が終わってすぐに教室へ行って、見学をさせてもらいました。
「集合の要素の個数」の単元について、「藤華祭クラス企画、手伝わなかったのは誰?」ということで、次の問題を解くために、用意された二つのエキスパートを使って、考えました。
【メイン課題】
あるクラス(40人)が文化祭で「コーヒーカップ」を企画した。文化祭後にアンケート調査を行ったところ、次のようなことが分かった。この結果から、何も手伝わなかった人は何人いたかを求めよ。
A 装飾 18人
B コーヒーカップづくり 20人
C 文化祭当日コーヒーカップを回した 16人
AとBの両方 8人
BとCの両方 6人
CとAの両方 7人
AとBとCの全て 4人
【エキスパート1】図を使って求めよう
【エキスパート2】式を使って求めよう
※エキスパートまで説明をすると大変なことになりますので省略します。
答えは、3人です。ほとんどの生徒が正解を出していました。今回は、式で考える方法と図を使って考える方法を合わせて、より理解を深めるようお互いにエキスパートの内容を説明し合ってから、メイン課題の遠井について話し合いながら、答えを導きだしていました。
校長日誌 平常授業へ
9月11日(木)
9月6・7日に実施した「第49回 藤華祭」の代休で9月9・10日は休みとなり、川南生もリフレッシュをして、本日からの平常授業に臨んでいることと思います。
昨日から日本列島の上空に前線があり、前線に向かう湿った空気や上空の寒気の影響を受ける見込みとのことです。そのため、曇りや晴れで、雨や雷雨となり非常に激しく降る所があるでしょうという予報が出ています。気象庁で発表している2週間予報を見ると、この天候のため明日は真夏日も回避できそうですが、連休中の14・15日は再び猛暑日の予報が出ています。また、暑さ寒さも彼岸までというように、24日頃からは比較的暑さも抑えられていくようです。
15日は、所沢市民文化センターミューズ5F展示室にて開催される「さんだる相談会IN所沢」に参加をします。11:45開場、12:00開始、15:30終了予定となっていますので、お近くの方はご参加ください。トップページのバーナーから申し込み画面に入れると思いますので、そちらから申込みをお願いします。
校長日誌 「藤華祭」片付け 閉会式
9月8日(月)
本日は、まず全校生徒で「藤華祭」の後片付けを行いました。再利用可能なものは、生徒会の倉庫に戻し、他のものは臨時のごみ捨てコーナーへ運びました。
また、11時50分からリモートで、今週末に明治神宮至誠館第二弓道場を会場に開催される「令和7年度 第44回関東高等学校弓道個人選手権大会」に埼玉県代表と出場する3年生の町田君と3年生の田中さんと3年生の京極さんの激励会を行いました。高校生として出場できる最後の大会ということで、正に「有終の美」を飾って欲しいと思いました。
次に、リモートで「第49回 藤華祭」の閉会式を行いました。
閉会式では、私が話した後、文祭実行委員長が話して、最後に各部門の表彰を行いました。
表彰は、ポスター賞:倉島さん(2年生)、功労賞:放送部、部活動展示賞(販売):料理部、(ステージ):ダンス部、有志ステージ賞:Sweet Ribbon、中後夜祭賞:tiamuse、PR動画大賞:3-3と3-7、クラス企画(3位):1-7、(2位):1-4、(1位)3-7という結果でした。
今年の「第49回 藤華祭」は、同じ日程で近隣の多くの県公立高校や私立高校が文化祭を開催していたこともあり、1日目:2,311人、2日目:2,454人の計4,765人のお客様をお迎えすることができました。例年に比べると少し少ない人でしたが、校内も比較的移動などがしやすかったように感じました。おそらく、午前午後などで2つ以上の高校を見学するお客様も多くいたのではないでしょうか。台風一過の影響で、快晴の中、猛暑日まではいきませんでしたが、それでも比較的高い気温の中で、体調不良者も出さずに「藤華祭」を実施できたことは、本当に皆様の協力があってのことであると思います。来年度は区切りの「第50回 藤華祭」になりますので、その際にはぜひお越しください。
校長日誌 二十四節気「白露」です
9月7日(日)
本日は二十四節気の「白露(はくろ)」です。期間でいうと今年は9月7日(日)から9月22日(月)までとなります。この日から仲秋になります。
「白露」には、草の葉に白い露が結ぶという意味があります。夜の間に大気が冷え込み、草花に朝露が宿ることから名づけられたのではないでしょうか。野には薄の穂が顔を出し、太陽が離れていくため空が高くなるなど、本格的な秋の到来を感じられる頃です。日中はまだ暑さが残りますが、朝夕の涼しさの中に肌寒さも感じ始めます。
江戸時代に発行された暦便覧に「陰気ようやく重なりて露こごりて白色となれば也」という言葉があります。暑さ(陽気)が寒さ(陰気)と入れ替わり、気温が下がることで草や地際に朝露ができ、朝もやの中で朝露が白く輝く、という意味です。
また、9月9日(火)は五節句の一つ「重陽の節句(ちょうようのせっく)」です。五節句は季節ごとの食べ物を神様に供えて祝う行事で、ほかに「人日の節句(1月7日)」「上巳の節句(3月3日)」「端午の節句(5月5日)」「七夕の節句(7月7日)」があります。いずれも本来は旧暦の行事でしたが、新暦に変わった時、日にちをそのまま新暦に移して行われることになりました。9月9日は、中国で縁起がよいとされる陽数のうち、最も大きい「9」が重なる日です。そのため、たいへん縁起がよい日と考えられてきました。
校長日誌 「第49回 藤華祭」2日目です
9月7日(日)
「第49回 藤華祭」2日目も一般公開開始時間9時30分には、多くの方が整列をして開場をお待ちいただきありがとうございました。本日も一般公開終了の15時(最終入場は14時30分)まで、お楽しみいただければと思います。
私は、日曜日のみの開催で毎年人気の茶道部の茶席に入れていただき、生徒のお点前でおいしいお茶をいただきました。
次いで、1階多目的室で文芸部と写真部の発表展示の様子を見させてもらいました。
さらに、4階の被服室で11時から料理部が販売するマドレーヌを購入しに行き、10時30分に行列に並び11時20分に購入することができました。とてもおいしかったです。
その後、隣の生物室で理科部がピタゴラスイッチの公開とクリップモーターの作成を行っていました。クリップモーターは小さな子どもたちが一生懸命に取り組んでいる姿が印象的でした。
5階の音楽室では音楽部の生徒のリサイタルが行われていました。
3階のコンピュータ室ではパソコン部がオリジナルのゲームプログラムなどを公開していて、多くの人が真剣に取り組んでいました。
お昼前後の食堂は昨日以上に混み合っていました。
本日の一般公開終了の15時まで、お楽しみください。
校長日誌 「第49回 藤華祭」始まりました
9月6日(土)
台風一過の晴天の下、「第49回 藤華祭」1日目が始まりました。
9時30分から、体育館ステージでオープニングセレモニーを行いました。2年生のダンス選択者によるオープニングアクトを行った後、校長挨拶をさせていただきました。そこでは、今回の藤華祭が成功したかどうかを判断する3つのポイントを示しました。1つ目は、一般公開で来場したお客様が満足していただけたかどうか。2つ目は、おもてなしをする皆が納得できるパフォーマンスを発揮できたか。最後の3つ目は、体調不良者を出さないこと。特に新型コロナやインフルエンザが流行っているが罹患して学級閉鎖などにならないことと猛暑日が予想される中、熱中症にならないことなどに注意を払って欲しいことを伝えました。
その後、諸注意、実行委員長挨拶を行い、最後にエンディングアクトとして書道部が書道パフォーマンスを披露してくれました。
10時30分から一般公開が始まり、多くのお客様が来場してくださっています。また、本日の一般公開は15時(最終入場は14時30分)までとなっています。
食堂も盛況です。
校長日誌 「藤華祭」前日準備
9月5日(金)
明日から開催される「第49回 藤華祭」に向けて、本日も終日準備になっています。
台風15号が接近する影響で、朝から雨ですが、そのおかげで気温が上がらず、熱中症の心配が少ない状況で準備ができることにほっとしています。
本日は、体育館ステージでのリハーサルや各クラスの装飾など、皆が役割分担をして準備をしています。
また、入場門の設置については、荒天のため明日の朝設置する予定ですので、業者の方等で学校へ車で来校する方は、正門が使えますのでよろしくお願いします。
なお、明日の藤華祭一般公開にお越しの方は、トップページに示しました「本校生徒の通学路」を参考にしてください。南大塚駅を出ましたら、西口を出ましたら、ファミリーマートの正面にある大きな通りを直進してください。くれぐれも、斜め右手の通りには入らないようにしてください。昨年度もその先の地域の方からの苦情がありましたので、よろしくお願いします。楽しい「藤華祭」ができるように、全校生徒で協力をして準備をしていますので、よろしくお願いします。
校長日誌 台風15号
9月4日(木)
本日から明日まで、「藤華祭」の準備になっています。
本日午前3時、奄美大島の東約140kmで台風15号(PEIPAH(ペイパー))が発生しました。
台風の中心気圧は1002hPa、最大風速は18m/s、最大瞬間風速は25m/sで、約30km/hの速さで北に進んでいて、午前6時現在、種子島の南約170kmにあって30km/hで北へ進んでいます。今後、この台風は日本の南を北上して九州にかなり接近し、明日5日(金)は進路を東よりに変えて西~東日本太平洋側沿岸を東に進む見込みです。
「藤華祭」当日の6日(土)と7日(日)は台風一過で天気は良くなるようですが、今日明日の特に野外の準備については慎重にしたいと考えています。年に一度の「藤華祭」ですので、来校していただけるお客様をおもてなしできるようにしたいと思っています。
また、8時45分からの放送での全体指示の後、文化祭の実施中を想定してのシェイクアウト訓練を行いました。
校長日誌 全校で除草を行いました
9月3日(水)
本日、1・2年生は1~3限で課題テストを行い、3年生は授業を行いました。
4限は、川越南高校で恒例となっている全校生徒での除草作業を実施しました。全員が体操着に着替えて、クラスごとの分担区域の雑草を抜き取るなどして、除草を行いました。
午後は、物品移動などを文化祭実行委員の指示に従って行い、本格的な会場準備が始まります。
また、明日明後日は終日文化祭準備となります。さらに、入場門を設置する関係で正門からの自家用車等での進入ができなくなりますので、自家用車等で来校する場合は、裏の通用門を利用してください。
校長日誌 スタディサポート
9月2日(火)
本日1・2年生はスタディサポートを行いました。スタディサポートは、ベネッセコーポレーションが提供する学力調査の一つで、多くの高校で活用しています。スタディサポートは年間3回行われ、英数国の3教科の各学年での一般的な到達度を見ることができます。本校のように学力の長期記憶化を目指す上では、その時その時の客観的な学力を見ることができます。
決してやりっぱなしにせずに振り返ることで、今の自分の足りないことなどがわかるので、是非、各自の自己分析に活用してください。