校長日誌

校長日誌

校長日誌 第67回埼玉県高校美術展に出品されていた作品を校内で展示中

12月5日(木)

 11月27日(水)から12月1日(日)まで、北浦和にある埼玉県近代美術館で開催されていた第67回埼玉県高校美術展に出品されていた美術部の作品2年生1点と1年生3点が管理棟東側の階段に展示してあります。本校へお立ち寄りの際は是非ご覧下さい。

校長日誌 埼玉県高等学校理化研究会、生物研究会及び自然科学連盟合同三役幹事会

12月4日(水)

 本日は午後から県立川越高校を会場に開催された「第2回埼玉県高等学校理化研究会、生物研究会及び自然科学連盟合同三役幹事会」に参加してきました。

 今回の合同三役幹事会では、今年度の科学展について、交流会について、令和6年度埼玉県理科教育研究発表会について、令和7年度の県外行事予定についてなどの議題について話し合ってきました。

 会議の冒頭での私からのあいさつの概要は、以下の通りです。

 皆さん、こんにちは。多くの学校が学期末で考査などもあり、お忙しい中お集まりいただきありがとうございます。今年度および来年度に向けての様々な関連議題がありますので、忌憚のない意見をお出しいただいていただければと思います。

 11月16日(土)東洋大学朝霞キャンパスを会場に第14回科学の甲子園埼玉県予選が行われ、本日の会場校である県立川越高校Aチームが優勝をして、埼玉県の代表として本選に出場することになりました。おめでとうございます。

 覚えている方がいるかもしれませんが、第1回大会で優勝したのは県立浦和高校でした。私も指導主事として3日間同行していましたので、よく覚えています。当時、浦和高校は6人の生徒が代表で登録されていましたが、1名が直前でインフルエンザに罹患して、5名で参加しました。当時の大会では、事前の課題として、クリップモーターカーを作成する課題が出されていて、大会本部から送られた材料をもとに事前準備をしていきましたが、浦和高校では担当者が欠席した生徒のみで、行きの新幹線の中でネット検索をしながら、準備をしていたという状況でした。

 ただ、そのお題で驚いたのは、1位になった愛知県の岡崎高校や2位になった滋賀県の膳所高校では、竹ひごにハンマーでたたいて薄く伸ばした銅線を張り付けて電極にして、3極モーターや2極モーターを作ってしまうというものでした。とてもパワフルで、コースを一気に走り抜けていったのを覚えています。

 与えられた材料をもとに、どんなアイデアで、どんなものを作り出すのか、そんな発想があったのかといった目から鱗のような体験をしたことを今でも覚えています。高校生の秘めた力とそこに関わる先生方の指導力等が発揮された一例かと思いますが、今年度の読売学生科学賞や来年度高等学校総合文化祭に出場される方々の活躍を応援したいと思います。

校長日誌 今年の新語・流行語

12月3日(火)

 昨日、毎年恒例となっているユーキャン新語・流行語大賞が発表され、年間大賞「ふてほど」、トップテンは50音順で「裏金問題」「界隈」「初老ジャパン」「新紙幣」「50-50」「ふてほど」(年間大賞)「Bling-Bang-Bang-Born」「ホワイト案件」「名言が残せなかった」「もうええでしょう」となったことが、昨日報道されました。

 トップテンに入った「名言が残せなかった」は、陸上女子やり投げの北口榛花(JAL)さんが、パリ五輪で金メダルに輝いた後に話した言葉です。昨日のインタビューの中で川口さんは、インタビューを英語、チェコ語、日本語でそれぞれで使い分けて対応していたので、集中して考えないと何語で話しているかもわからなくなってしまうので、明言を考える余裕がなかったというようなことを言っていました。

 以前も川口さんのことを載せさせてもらいましたが、とてもすごい方ですね。バイリンガルを超えて、トリプルリンガルです。専門のやり投げでは、オリンピック金メダリストです。

 また、昨日授業観察で、ある数学の先生の授業を見せてもらった時、最初の導入部分で、昨日、数学検定1級の合格証書が届きましたと言って、生徒に見せていました。合格率は10%前後という超難関です。すごいことですし、先生も日々の精進を忘れていないということですね。

 そこで、最近の大学入試では検定試験等のスコアを利用している大学もあります。GMARCHの一つである立教大学では、一般受験の外国語は「英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目選択」、または、「英検等のスコアを提出」してそれが点数化されて、合否が決まっていくそうです。試験当日の試験で行くか、事前にわかっているスコアで行くかは、その人次第ということです。今年のPTA大学研修会で立教大学を保護者の皆さんと訪問した際に、案内をしてくれた本校の卒業生が教えてくれました。その卒業生は、準1級を取得してそのスコアを提出したということですが、2級でも高いスコアが得られれば有利に働くそうですので、川南生の皆さんも選択肢の一つとして考えておいてください。

 

校長日誌 「師走」になり、今年も残り1ヶ月です

12月2日(月)

 今年も「師走」となり、残り1か月を切りました。2学期の中頃に入ってから始めた授業観察も今日でひとまず終わりとなりました。4月の職員会議の資料では5月30日から始まっているはずが、何でこんな時期になっているのかもう一度振り返って反省をしたいと考えています。

 生徒の皆さんは、12月6日(金)から考査Ⅳ(2学期期末考査)が始まります。今回は途中に土日が入りますので、計画的に準備をしてもらえれば、取り組んだ全員が満足を得られる結果を出せるものと信じています。普段から、授業が勝負ですからと、真剣に取り組んでいる皆さんです、是非、思う存分に力を発揮してください。

校長日誌 日本人宇宙飛行士

11月29日(木)

 JAXA(宇宙航空研究開発機構)では、宇宙飛行士を選抜するにあたり、今回の選抜ではそれまでの応募資格が変更になりました。学歴と専門性の条件は撤廃され、身長の制限も緩和され、訓練中に習得可能な泳力や自動車運転免許などの条件も応募資格からはなくなりました。より多くの志望者に門戸が開かれ、これまで以上に多様な応募者が選抜試験に挑めるようになったということです。

 JAXAの宇宙飛行士候補者選抜は、1年という期間をかけてじっくりと行われます。書類選抜に始まり、英語や一般教養、STEM分野(科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics))の試験(国家公務員採用総合職試験〈大卒程度試験〉相当)、小論文などによる第0次選抜から最終段階の第三次選抜まで、トータルで5段階。各ステップで心身の健康状態からプレゼンテーションやコミュニケーションの能力、運用技量まで、宇宙飛行士に必要なあらゆる資質を審査されて決定するものです。

 今回の選抜試験では、1,563名の方が応募して、令和5年2月にJAXA宇宙飛行士候補者として、米田あゆ(よねだ あゆ)氏と諏訪理(すわ まこと)氏の2名が選抜され、全ての基礎訓練項目を修了し、 審査委員会の審査を受け、令和6年10月21日付けで宇宙飛行士として認定されました。

 米田あゆ氏は、東京都出身の29歳で、東京大学医学部医学科を卒業後、東京大学医学部附属病院、日本赤十字社医療センター、虎の門病院の医師を経て、令和5年4月にJAXAへ入構し、宇宙飛行士候補者基礎訓練開始し、10月同基礎訓練を修了して、宇宙飛行士として認定されました。
 諏訪 理氏は、東京都出身の47歳で、過去最高齢で宇宙飛行士に認定されています。プリンストン大学大学院地球科学研究科修了後、青年海外協力隊にてルワンダ国派遣、国際連合・世界気象機関(WMO) 、世界銀行を経て令和5年 7月にJAXAへ入構し、宇宙飛行士候補者基礎訓練開始し、10月同基礎訓練を修了して、宇宙飛行士として認定されました。

 おふたりが体験した基礎訓練とは、宇宙飛行士として必要となる基本的な知識や技量の修得を目的とし、候補者の所属国が実施するもので、ISS参加各国(日本、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ諸国、ロシア)の宇宙機関が合意した訓練要求にもとづいて実施されています。
 基礎訓練は、大別して以下の4つの分野で構成されています。
(1)宇宙飛行士として必要な工学や宇宙機の概要等に関する知識(イントロダクション)を修得する訓練
(2)軌道上で実施する種々の宇宙実験に必要なサイエンス関連の知識を修得する訓練
(3)ISS/「きぼう」日本実験棟のシステムの概要を修得する訓練
(4)宇宙飛行士に必要なスキル(一般サバイバル技術、飛行機操縦、泳力、語学、体力等)の習得・維持向上を目的とした基礎能力訓練

 こうしたことからもわかるように、宇宙飛行士という仕事は、様々なことが皆出来る人が選ばれています。宇宙空間という我々では想像もできないような厳しい環境の中で、様々なミッションを成し遂げていかなくてはなりません。宇宙飛行士の皆さんの今後の活躍に期待したいと思います。

 私も仕事でお会いしたり、講演を聞くことができた日本の歴代の宇宙飛行士の方々は、向井千秋氏、毛利衛氏、若田光一氏、野口聡一氏の4名だけですが、皆さんとても素晴らしい方で、講演などもとても分かり易く、ためになったという思いがあります。

 川南生の皆さんも、感受性の高い高校生のこの時期に将来についていろいろなことを考え、自分の進路実現に繋がる進路を選択できるようにしていきましょう。

校長日誌 球面絵画

11月28日(木)

 本日は2年生の美術Ⅱの授業を見学しました。

 球面絵画(風景・自画像)に取り組んでいて、「学校にいる自分を魚眼で描く」ということでした。

 スマートフォンに自撮り棒を取り付けて、自分自身とその周囲の風景を映して、その情景を魚眼レンズで撮ったかのように円の中に描くというものです。制作時間は10時間で直径18cmの円の中に、各自が自分を中心に描き、その周囲の情景も書き込んでいました。

 作業の途中で、先生から目の書き方についてのアドバイスや、衣服の陰の付け方などの具体的なアドバイスがされていました。さらに、足元など腰から下の書き方にも影の付け方などが重要なポイントになるというアドバイスもされてました。

 高校では、芸術の授業は選択制になっています。川越南高校では、音楽・美術・書道の中から1科目を選んでもらうことになります。

校長日誌 1年生調理実習

11月27日(水)

 現在、先生方の授業を見せてもらっている中で、本日は3・4限と5・6限で1年生の家庭基礎の調理実習を実施していましたので見学しました。

 両クラスとも、今回が3回目の調理実習で「青椒肉絲(チンジャオロース)、卵とわかめの春雨スープ、ご飯、オレンジゼリー」に挑戦していました。

 はじめに先生の指示を聞いて、その後、班の中で役割分担をして手際よく、作業を行っていました。

 青椒肉絲(チンジャオロース)は、豚薄切り肉、ピーマン、たけのこ、しょうが、にんにく、長ネギを包丁で適切な大きさに切り分けていました。調理に入ると、長ネギ、にんにく、しょうがを焦がさないように弱火で炒め、次に肉を入れてよくほぐして、豚肉に火が入ってら、たけのことピーマンを良く炒めて、事前にオイスターソース、ごま油、片栗粉、水を混ぜておいた調味料を加えて軽く炒めて、とろみがついてきたら完成でした。

 卵とわかめの春雨スープについては、乾燥わかめを水で戻して、鍋に水を入れて沸騰したら、乾燥春雨を入れて中火で3分間似た後、戻したわかめ、鶏がらスープの素、しょうゆ、ごま油を加えてひと煮たちさせます。次に、塩・コショウで味を調えて、沸騰したら溶き卵を入れて火が通たら、器によそって、白いりごまを散らして完成でした。

 また、塩分濃度が1%になっているかも、塩分濃度計で確認していました。

 オレンジゼリーは、片手の小鍋にアガーと砂糖を加えてよく混ぜてから、だまにならないように少しずつ水を加えていきます。中火にかけてよく混ぜながら軽く沸騰させて火を止めます。その中に、人肌程度に温めたオレンジジュースを加えて、ガラス容器に入れてよく冷して固めます。最後に、スマイルカットにしたオレンジを載せて完成です。

 どの班もうまくできたようで、試食した際の皆の笑顔がそれを物語っていました。お疲れさまでした。

 

 

 

校長日誌 心肺蘇生法

11月26日(火)

 現在、先生方の授業を見させてもらっています。以前も触れましたが、校長になってから2学期のこの時期に授業を見せてもらうというのは初めての経験です。

 本日の5限に2年生の「保健」の時間に「心肺蘇生法」について、実習形式で行っていた授業を見させてもらいました。4人1組を作り、AEDのトレーナーキットを使って実際に胸骨圧迫やAEDの装着など、一人ずつ全員がやってみるという形式でした。

 心肺蘇生法は、(1)反応(意識)の確認、(2)呼吸の確認、(3)胸骨圧迫、(4)気道確保(頭部後屈あご先挙上法)、(5)人工呼吸(呼気吹き込み法)、(6)胸骨圧迫と人工呼吸といった工程を行いますが、今回の授業の中では、(1)から(4)を一連の流れとして行いました。

 私たち教員は、毎年、近隣の消防署から講師の方をお招きして、講習会を行っていますが、生徒にとっては授業の中で行っています。トレーナキットの胸の部分に両手を組んであて、カチッという音がするまで、早く強く押し込む動作を1分間で120回程度行う作業を繰り返し行います。役割分担でAEDを探しに行った人が戻るとAEDを空けたときの指示を全体で共有しながら、服を抜出せて、パットを付けて、そして、電気ショックまでの一連の流れを理解することを行いました。

 実際に街中で見ず知らずの人が倒れているのを発見して、こうした処置をできるかは、疑問ですが、普段から備えておかなければできるはずはないですので、一人一人が普段から意識を高めていきましょう。

 

校長日誌 第63回高校書道展より

11月25日(月)

 11月も残すところ1週間となりました。定期考査まで2週間を切りましたので、計画的に生活していきましょう。

 11月20日(水)から24日(日)まで、県内の高等学校書道部の生徒たちが制作した作品を展示する第63回高校書道展が県立近代美術館で開催されました。本校でも7点の作品を出品させていただき、その中で、2年生の木村さんの作品が最優秀賞を受賞しました。最優秀賞は全部で14点あり、選ばれた作品が来年度香川県で開催される「全国高校総合文化祭」に出品されることになります。

 木村さんのの作品「臨伊都内親王願文」は、古典に記された原本の文字が忠実に表現されています。

 今年度からご縁があり、高等学校文化連盟全国書道専門部の部会長をさせていただいており、来年度も本校の生徒と一緒に全国総合文化祭に参加できることを楽しみにしています。今年度の岐阜総文祭では、表彰式で文部科学大臣賞1点と文庁長官賞2点に表彰し、文化庁長官賞にお隣の川越女子高校の生徒の作品が入り、少しうれしかった気がしていました。今年も埼玉県の代表生徒の作品が受賞して表彰できることを祈っています。

 今年の最優秀賞を受賞したのは、川越南、伊奈学園総合(2)、浦和商業、浦和第一女子、大宮光陵(2)、春日部、川越女子、越谷南、滑川総合、富士見、本庄東、武蔵越生の14名です。

 各校の代表生徒の皆さん、来年度、香川県の会場でお会いしましょう。

校長日誌 二十四節気の「小雪」です

11月22日(金)

 本日は二十四節気の「小雪(しょうせつ)」です。期間でいうと今年は11月22日(金)から12月6日(金)までとなります。

 「小雪」は、わずかな雪が降る頃という意味です。山などに雪がみられる時期となりますが、それほど雪は多くないことから小雪と呼ばれるようになりました。

 また、この時期の昼間はそれほど冷えこむことはなく、ときには春を思わせるような暖かな日になることがあり、このような日を「小春日和」といいます。小春とは春のことではなく、旧暦の10月(今の11月頃)をさし、初冬の穏やかで暖かい気候を春に例えて「小春日和」と呼ぶようになりました。

 20日まで修学旅行で沖縄に行っていて、那覇空港を発つ頃の気温が約25℃で、羽田空港へ到着した頃の外気温が約8℃でしたので、上空の寒気の影響が強いことを実感したしだいです。参加した2年生全員が元気に登校してくることを祈るばかりです。

校長日誌 修学旅行最終日(その2)

11月20日(水)

 退村式終了後、クラスごとにバスに乗車して最初のクラスが出発できたのが9:22となり、その分だけ、国際通りでの自由時間が短くなりましたが、バスから降りた生徒たちは、喜び勇んで国際通りへと進んでいきました。

 

 私は、県庁前でバスを下車して、全員がバスを降りたのを確認して、国際通りにはいり、少しだけ買物させていただきましたが、その足で生徒の様子を見ながら、声をかけて牧志の駅からゆいレールに乗って、12:35には那覇空港に到着しました。

 現在は、後発便のJAL988便に乗るために搭乗手続きを終えて、25番ゲート付近で待機しています。

  後発の JAL便は、各空港の混雑のため、少し遅れましたが、18時に解散しました。ANA便も現在、羽田空港に到着してまもなく解散する予定です。

校長日誌 修学旅行最終日(その1)

11月20日(水)

 修学旅行最終日は退村式から始まります。各家庭で朝食を済ませた生徒たちは、本部町民体育館へ受け入れ家庭の皆さんの車で荷物と共に集まってきました。

 8:20開始の予定でしたが、実際に全員がそろって退村式が始まったのが8:40となりました。

 退村式は、「開式の言葉」「学年主任からのお礼の言葉」「受け入れ家庭代表あいさつ」「生徒代表お礼の言葉」「閉式の言葉」という内容で進みました。最後に生徒全員でお礼の歌として「アンマー」を歌い、全員で集合写真を撮って終了となりました。受け入れ家庭の皆様、本当にありがとうございました。

 

校長日誌 修学旅行最終日(その0)

11月20日(水)

 2年生修学旅行は最終日を迎えました。本日の那覇方面は、曇りで最高気温26℃の予報が出ています。

 予定では、8:30頃から退村式を行い、9:00頃からクラス単位でバスに乗車して、国際通りに向かう予定です。国際通りでは、昼食を含めて班単位での行動となります。その後、ゆいレール等で那覇空港へ移動してもらい、13:20~13:45に、那覇空港3階チェックインカウンター付近への集合になります。

 予定では、1・4・5・6・8組が先発で、15:05出発予定のANA便で羽田空港へ向かう予定です。後発の2・3・7・9組は15:10出発予定のJAL便で羽田空港へ向かう予定です。いずれも、17:25頃羽田空港へ到着する予定です。

校長日誌 修学旅行3日目(その2)

11月19日(火)

 午後からは、無料シャトルバスが美ら海水族館そばのロイヤルビューホテル美ら海まで出ていて、片道5分間で行けるということでしたので、そこから近い「備瀬のフクギ並木」に行ってみました。

 美ら海水族館近くの備瀬地区は、碁盤の目のように区画されている村落で、約250戸ある住宅のほとんどが繁茂したフクギの屋敷林に囲まれていて、台風の多い沖縄ならではのものです。

 午前中に訪れた先生や生徒から寄せられる情報では、レンタルサイクルなどで見て回っている生徒もいるということでしたが、メインの通りを進めども誰にも会えずに諦めかけていた時、右の通りの大きなガジュマルの木の方向に高校生らしき集団がいるのが見えて行ってみると川南生でした。よかったと心から思いました。

 通りを海側に出ると、伊江島などがよく見える東シナ海に面する地域であることがよくわかりました。

 また、本日は最高気温23℃程度で、比較的過ごしやすかったようです。日中も時々、小雨の水滴が感じられるくらいで、傘がなくても何とかなりそうな状況でした。

校長日誌 修学旅行3日目(その1)

11月19日(火)

 2年生の修学旅行は3日目になり、生徒は昨晩から民泊を受け入れていただいている各家庭で過ごしています。本日は各家庭ごとに家業体験をしたり、近くの観光地を見て回るなどを体験する予定です。

 私たちは、午前午後で2グループずつの延べ4グループに分かれて、生徒の様子を見て回っています。私は、午前中のグループの一つに入って、古宇利島方面を見て回ってきました。

 最初に古宇利大橋を渡ったところにある古宇利島カフェに車を止めて古宇利ビーチに来る生徒たちの様子を見させてもらいました。会う生徒たちは、皆笑顔で楽しそうでした。

 次に、恋人たちの聖地と言われている「ハート岩」のあるハートロックティーヌ浜ビーチへ行ってきました。昨日から午前中が満ち潮のため、砂浜いっぱいまで潮が満ちてきて生徒も足元は濡れてしまうため、皆裸足かサンダル履きでした。

 最後に、すぐ近くにある古宇利オーシャンタワーにも行ってみたところ、多くのグループが来ていました。皆、屋上にあるオーシャンデッキで鐘を鳴らしていました。

校長日誌 修学旅行2日目(その2)

11月18日(月)

 昼食後、沖縄フルーツランドを13:30に出発をして、美ら海水族館に向かいました。水族館から一番離れているバス専用駐車場に13:55頃到着をして、クラス単位で水族館入り口に向かう途中で、クラスの集合写真を撮影をしました。14:10頃に水族館入り口に到着すると、入場券を受け取って、館内へ移動していきました。

 美ら海水族館に入館してからは、ジンベイサメをはじめとする大型水槽や小型の水生生物が見られる小型水槽などをそれぞれが見学をして回りました。

 

 さらに、同じ敷地内にあるマナティー館や海洋博公園 イルカラグーンでのイルカショーが見学できました。

 16:10には各クラスのバス内での集合点呼が完了して、本部町民体育館へ移動して、民泊の入村式を実施しました。

今回、民泊を受け入れていただくのは、昨年度に引き続き、本部町の皆様と北半島地区の皆様でした。

入村式の開始前に、サプライズで三線によるBEGINの「島人ぬ宝」を披露していただきました。

 入村式は、「開式の言葉」「民泊地区代表 歓迎の言葉」「学校引率者代表のあいさつ」「生徒代表のあいさつ」「受け入れ家庭の紹介」「閉会の言葉」の順で進行して、入村式終了後、受け入れ家庭ごとに車で移動をしていきました。2泊の民泊でお世話になります。よろしくお願いします。

 

 本日は、最高気温も25℃台を推移していたようで、昨日よりも2℃くらい低かったようですので、過ごしやすくなってきていて、降水確率も40%程度と比較的過ごしやすくなってきています。生徒一人一人の良い思い出になればと思っています。

校長日誌 修学旅行2日目(その1)

11月18日(月)

 本日は、2年生修学旅行2日目です。本日は、午前中各種体験コースとなっていて、5つのコースに分かれて行動します。6:30から朝食を昨日の夕食と同じ1階のプレシャスホールでとりました。ビュフェ形式で各自で好きなものをとり、その後、7:45から荷物をトラックに積み込んで、各体験コースごとにバスで移動になりました。

 私は参加希望者が一番多かった「マリン体験コース」に同行しました。昨日も掲載しましたが、元台風25号の影響と満潮の影響もあり、シュノーケリングが安全にできないため、変更となりました。そのため、朝ホテルのプライベートビーチで波打ち際を散策して、9時にバスで、琉球村へ行きその後、万座毛を経てから、昼食場所の沖縄フルーツランドへ向かうことになりました。

 琉球村の次に向かった万座毛では、2020年にオープンした近代的な万座毛周辺活性化施設が出迎えてくれました。しかし、万座毛の由来となっている、琉球の国王尚敬が「万人が座する毛(野原)」と称した琉球石灰岩の断崖から望む東シナ海を見るために、強風のため遊歩道を歩いていくのがとても大変でしたが、東シナ海を望む絶景は息をのむのもがありました。

 万座毛では、インバウンドで来日している方も多く、マイペースで写真撮影をしていて、中には通路の横にセメントを入れる工事中にもかかわらず、立ち入り禁止も気にせず乗り越えて、平気で足跡を残していく方々も見受けられ、大変残念な気持ちにさせられました。

 昼食は、全コースが沖縄フルーツランドに集合して、到着したコースから順に食べて、ここで再びクラス単位のバスに乗車して、美ら海水族館を目指すことになっています。

校長日誌 修学旅行1日目

11月17日(日)

 本日から2年生は修学旅行で沖縄に来ています。

 私は先発クラス(2・3・7・9組)の生徒と一緒にl行動をしてきましたので、その際の様子について報告します。先発クラスは、羽田空港第1ターミナル地下1階の「太陽の塔」付近に7:20~7:40の時間帯で、班ごとに集合して担任の先生から航空券を受け取って、2階の搭乗手続きのためのセキュリティチェックを受けて出発ロビー(搭乗ゲート)付近で待機をしました。

 先発クラスはJAL907便でしたので、7番ゲート付近集合しました。同じ便で、東部地区の松伏高校が移動をしていました。当初は8:50出発予定でしたが、予定より遅れて9:25に出発しました。しかしながら、那覇空港到着は11:40となり、当初の予定通りの時間で行動することができ、観光バスで平和祈念公園へ出発しました。

 

 平和祈念公園についてからは、クラスごとに平和の礎、埼玉県碑、平和の火、平和資料館という順で移動しました。埼玉県碑の場では、皆で手を合わせて戦死者の冥福を祈りました。また、平和の火のところでは、クラスごとに集合写真を撮影しました。記念写真を撮り始めたころから、徐々に雨雲が近づいてきてしまい、写真撮影後に平和資料館まで慌てて移動するというシーンもありました。さらに、最高気温29℃、湿度90%以上ととても暑い日となりました。

  平和資料館を15:10に出発して、初日の宿泊地である読谷村にあるグランドメルキュール沖縄残波岬リゾートに到着して、18時からビュフェ方式での夕食となりました。

 明日予定されていた「希望選択コース」の「マリン体験コース」については、台風25号接近の影響で、会場付近の海が満潮である上に波が高くなる影響から、担当業者から実施不可の連絡があり、明日は代替プランで実施することとなりました。

 20:30からの室長会議では、明日の日程を含めて実施内容の確認等を行いました。

 

 

校長日誌 関東理科教育研究発表会

11月15日(金)

 本日は千葉県総合教育センター(千葉市美浜区)で開催されている「第53回関東理科教育研究発表会千葉大会」に参加しています。大会主題「未来の創り手を育む理科教育」と題して行われました。

 開会式の後、基調講演として秀明大学学校教師学部教授 大山 三晴 様に「探究する能力の育成を目指す指導方法の工夫」と題した講演を聞くことができました。内容としては、大学の授業で行ってる「探究プログラム」内容や高校や中学校、小学校での出前授業で行っている内容、さらには探究活動の評価方法として「ルーブリックによる評価と探究問題による評価」などを具体的に説明していただきました。

 昼食後は、研究発表協議として、物理・化学・生物・地学の4分野に別れて研究発表・協議を行いました。各分野で8校の先生方が、各学校で実践している取り組みにつて発表していただきました。どの発表も普段の授業などで、様々な課題解決に向けた取り組みとしてとても参考になりました。埼玉県からは、物理分野1名、化学分野2名、生物分野1名、地学分野3名の先生方が発表しました。お疲れさまでした。

校長日誌 県民の日

11月14日(木)

 本日は「県民の日」のため、県立高校は休みとなり、授業は行っていません。職員の働き方改革の推進もあり、事務職員にも交代で休暇を取得してもらっているため、書類の発行などについても、少しお待たせすることもあるかと思います。

 また、部活動については、埼玉県の活動方針に従って活動しています。文武両道を唱えるなかで、まず、第一に優先することは学業です。そして、その上で、進学校として部活動を限られた時間の中で、効率的に推進する必要があると考えています。

 2、30年前なら、朝から晩まで練習や練習試合をして過ごす学校もあったと思いますが、令和の時代にあっては、運動部であれば、自分たちのプレイを客観的に分析をして、スポーツ科学の視点を持った効率的な練習やトレーニングが必要になります。正に指導者の力量の見せ所ということになります。

 同時に練習に取り組む生徒も、限られた時間の中で、どれだけ集中して、力を出し切れるかだと思います。自分の動ける力の5割程度の力で、のらりくらりやったとして何の意味があるのでしょうか。動きからを覚えるためなら、意味がありますが、自分の動きの精度を上げるためであれば意味はないですよね。そんな適当な練習をしているのであれば、いつまでも、ダラダラと無意味な時間を費やせるわけです。

 1日は誰でも24時間です。限られた時間をどう活用するかが、生徒にも教員にも問われる時代になっていると思います。一人一人が、時間を有効かつ効率的に使えるように意識をしていきましょう。

校長日誌 1学年 上級学校見学会ガイダンス

11月13日(水)

 本日7限の総合的な探究の時間を活用して、1学年は体育館で11月19日(火)に実施する上級学校見学会のガイダンスを実施しています。

 11月19日(火)は、コース別に15か所に分かれて見学をすることになっています。

 今回は、分野別に分かれて実際に大学を訪問することで、高校と全く違う雰囲気を味わい、大学関係者へ質問をして事前学習で感じた様々な疑問点などを解決して、自分の興味関心を確認してくることになります。

 貴重な機会を有効に活用して欲しいと思います。

校長日誌 ストレスの可否

11月13日(水)

 11月17日(日)から2年生の修学旅行が予定されています。昨日発生した台風25号は現在、太平洋高気圧の影響で西に向かって進んでしますが、天気予報では16日から17日くらいから、太平洋高気圧が弱まり東に移動してくるようです。そのため、台風が北上できる進路が空くというのです。今は、太平洋高気圧にもう少しでいいから頑張って欲しいと願うばかりです。

 最近、学校内では先生方の授業を見学させてもらっています。自分が校長職について、授業見学は1学期中に終わらせていたので、これまでの経験でこの時期の実施は初めてのことです。それでも、授業を受けている生徒たちの様子を見ることはとても参考になります。義務教育を終えて、自分の意志で選んで進んできた学校です。自分自身をどのように成長させたいのか、将来、どんなことをしたいのか。高校時代の3年間は自分を成長させる貴重な時間なのです。

 昨日、見学した1年生の保健の時間に「私たちの健康とストレス」という内容を学習していました。

 それでは「ストレス」って何でしょう。日常生活の中で「ストレス」という言葉はよく使われています。例えば、「最近ストレスがたまっている」とか「体を動かしてストレス発散しよう」など様々な場面でストレスという言葉が用いられています。
 元々「ストレス」という言葉は物理学で使われていて「外からかかる力による物質の歪み」のことを意味していました。人の身体では、カナダのセリエ博士が1936年に「ストレス学説」を発表したことから、医学界でもこの言葉が使われ始めたそうです。医学的には、外からの刺激に対するからだやこころの反応のことを「ストレス反応」と呼び、その反応を生じさせる刺激(ストレスの原因)のことを「ストレッサー」と呼んでいます。一般に言うストレスはこの両方の意味を含んでいます。

 見学した授業の中で先生が生徒に「みんなの今感じているストレスは何」という質問を投げかけると、生徒は「〇〇の課題」「〇〇の授業での発表」「部活動・・・」などいろいろな答えが返ってきました。素直な反応だなと感じました。

 現在、様々な授業の中で、週末課題を含めて、いろいろな課題が出されているかと思います。では、何故課題が出されるのでしょうか。授業でやったことが、すべて理解されて、全員がどんな問題でも簡単に解けてしまうなら、そもそも課題などを出す必要はありません。授業で学んだ内容を定着させるための一つの手法なのだと思います。また、「発表」をストレスと感じるのは当たり前かと思います。自分でまとめた内容を聴衆の前でプレゼンテーションするわけです。自分の発表を聞いた聴衆の反応も気になります。発表内容について、質問されたとき、想定外の内容ならどうしようなどと心配となり、それがストレスに感じるのかもしれません。それでも、今後、プレゼンテーション能力は必ず求められる力です。経験値を上げながら高めていきましょう。

 今の人間生活の中でストレスのない状況を探すのはとても難しいと思います。以前、最近の大学入試のことについて意見を述べたことがありました。最近の大学受験は高校生の保護者の皆さんが経験した状況とは大きく変化しています。例えば、18歳の受験人口と大学の数を考えてみましょう。最近の大学入試の受験人口のピークは1992年度の約121.5万人で、現在51歳から52歳の世代の方たちです。その時の有効倍率(=受験人口/入学定員)は約1.80倍でした。つまり、半分近くの人が、入りたくても大学には入れなかった時代です。しかし、今はどうかというと受験人口が約65.6万人でピーク時の約54%です。そのため、有効倍率は0.96倍となり、大学を選ばずに、お金を払えば大学生になることは可能です。それでも、全国的には半分以上の私立大学が定員割れをしている状況です。

 自分が将来やりたいことがあって、大学に進学して終わりではありません。自分の夢を実現するために、自分を高めていかなければならないのです。そのためには、人気もあり、教育プログラムもしっかりしていて自分の力を伸ばせる大学へ入学する必要があると思います。当然、受験勉強も必要になります。でも、勉強したからと言って、その結果が指数関数的に上昇するわけではありませんから、当然、ストレスがかかってきます。競争ですから仕方がないことです。それでは、諦めますかということになると思います。やはり、真剣に自分の将来を考えていくならば、そこには決して負けられない勝負があるのだと思います。それを乗り越えていこうとするのか、諦めてしまうのかではないでしょうか。

 ストレスがない世界を探すのではなく、生じたストレスをどう解消していくのかなのではないでしょうか。受験は団体戦という言葉があります。受験勉強をするにあたって、苦しいのは自分だけではない。一緒に目標に向かって努力している仲間がすぐそばにいるのです。だからこそ、前を見て努力していけるのではないでしょうか。

校長日誌 4つの台風

11月12日(火)

 本日午前3時、フィリピンの東で、台風25号(USAGI(ウサギ))が発生しました。現在、台風22号(YINXING(インシン))・台風23号(TORAJI(トラジー))・台風24号(MAN-YI(マンニィ))と、4つ台風が同時に発生していて、11月としては統計開始以来、初めてのことだということです。その影響もあり、日本列島周辺の気温も上がり、本日の最高気温も20℃と10月の陽気ということです。

 また、台風22号は南シナ海を南よりに進み、台風23号は南シナ海を西よりに進む見込みです。さらに、台風24号はトラック諸島近海からマリアナ諸島へ進み、今回、フィリピンの東で発生した台風25号は今後、西よりに進む見通しです。

 しかし、この台風25号の進路が問題で、天気予報によると、「この台風は今後、発達しながらフィリピンの東を西よりに進み、次第に進路を北よりに変えて、16日(土)には沖縄の南に達する見込みです。」となっています。

 本校の2年生が予定している沖縄修学旅行の出発は17日(日)となっています。現在の予報では、台湾付近で針路を北に変えるあたりで、移動速度が遅くなりそうですが、台風が近づくと海の様子が気になります。18日に予定している希望別の選択コースでは、多くの生徒がマリン体験を希望しているので、特に注意して対応していきたいと思います。

 修学旅行の様子もできる限り、お知らせしたいと考えています。

校長日誌 第2回学校見学会

11月9日(土)

 本日第2回学校見学会を開催いたしました。

 今回は、午前の部のみとして参加希望者を事前に募り、前半(09:30~10:00受付)150組と後半(10:00~10:30受付)150組の皆さんを対象に行いました。

 放送部の生徒が作成した「応援メッセージ動画」の視聴、「生徒会生徒による個別相談」、「教員による個別相談」、施設見学、部活動見学などを実施しました。

 多くの皆様に御来校いただき、ありがとうございました。

校長日誌 留学生交流会

11月7日(木)

 本日6限LHRの時間を活用して、2年生の各HR教室にて、近隣の尚美学園大学において学んでいる留学生11名に来ていただいて、留学生交流会を行っています。参加していただいた留学生の皆さんから出身国の紹介などをして、その後、生徒の質疑応答を受けて国際理解につながるような交流を深めています。

 今回参加してくださった留学生の出身国は、インドネシア、マレーシア、中国、韓国、イラン、ネパール、ベトナムになります。留学生の皆さんが用意したパワーポイントなどのスライドを使うなどして、出身国の様子や文化、日本との違いなど様々な視点から、分かり易く紹介していただきました。ありがとうございました。

 この後は、帰りのSHR及び清掃終了後に、自由参加で懇談会を行う予定です。

 

校長日誌 二十四節気の「立冬」です

11月7日(木)

 本日は二十四節気の「立冬(りっとう)」です。暦の上では、この日から「冬」になります。期間でいうと今年は、11月7日(木)から11月21日(木)までとなります。「立春」の前日までが暦の上での「冬」ということになります。

 「立冬」は二十四節気の冬の始まりになりますが、二十四節気で冬を表す節気は、「立冬」・「小雪」・「大雪」・「冬至」・「小寒」・「大寒」とあります。この中で、冬を表す節気の中心は「冬至」で、気温が低く、最も日照時間(昼間)が短い日になります。今年(2024年)の「冬至」は12月21日で、この日を境に日照時間が長くなりますが、次第に気温は低くなり、雪が降ることもあります。「立冬」は、冬の始まりですがまだ、秋を感じる時期であり、「冬至」になると、いよいよ冬も本番だということを実感できるのではないかと思います。

 熊谷気象台の発表では、アメダスの設置してあるさいたま市の最低気温が、昨日10.6℃であったのが、本日は8.6℃となり、日に日に寒さが募ってきています。空気の乾燥に伴って、ウイルスの働きも活発化してきますので、体調管理には気を付けましょう。特に、2年生は11月17日(日)から、沖縄修学旅行ですので、気を抜かずに気を付けましょう。

校長日誌 11月9日(土)第2回学校見学会 追加申込み

11月6日(水)

 11月9日(土)第2回学校見学会(午前中のみ)が今年度全体で行う最後の学校紹介行事になります。

 参加申し込みは終了していますが、キャンセル等がありましたので、現在、本校HPの登録ページから臨時追加申込を行っています。

 参加希望でまだ予約のできていない方がいましたら、速やかに申し込みをお願いします。

校長日誌 埼玉大学工学部の「女子枠」の設定

11月6日(水)

 少し前になりますが、11月1日の新聞各社の記事に「埼玉大学工学部に女子枠設置」についての記事がありました。2026年度入学生の入試からの学部・学科・研究科の再編計画に関する記事です。

 26年度に設置される女子枠は、「機械工学・システムデザイン学科に7人、電気電子物理工学科に7人、情報工学科に6人と、工学部5学科のうち女性比率の特に低い3学科に計20人分を設ける。」と記事にはあります。31日に会見した埼玉大学の坂井貴文学長は「女子学生が少ないのは全国的な問題。ある程度の割合に上がるまで、アファーマティブ・アクションをせざるを得ない」と述べています。ちなみに、「アファーマティブ・アクション」とは「積極的格差是正措置」と訳されるもので、性別や人種等の理由で差別を受けている人たちに対する格差是正のための取り組みのことです。

 日本の大学生の文系と理系の割合はどのくらいなのかについては、前政権の取り組みですが、2022年5月に政府の教育未来創造会議(議長=岸田文雄首相)が、理系分野を専攻する大学生の割合について、2032年ごろまでに現在の35%から50%程度に増やす目標を掲げたとありました。

 文科省などの調査によると、2021年度の日本の大学入学者のうち、理学、工学部の入学者の割合は約17%でしたが、OECD平均は約27%でした。近年、OECD加盟国の多くが理工系学部の学生を増やすなか、日本はほとんど変わっていないといいます。また、大学の学部卒業段階で見ると、理、工に加えて、農、医・歯・薬・保健などを合わせた理系分野の学位取得者の割合は、日本は推計で35%と欧米各国に比べても10%程度低くなっています。

 川越南高校の生徒については、3年生段階での理系希望者は3割程度だと思います。教育課程も現在のものは2年生までは文理分けをせずに、3年生から文理分けをするようになっています。時代の流れといえばそれまでですが、2年生までは共通で多くの科目を学ぶ文理融合的な考えが影響していると思います。

 以前といっても20年前になりますが、浦和第一女子高校の教員だったころ、当時理系の生徒が45%程度(現在は50%以上)いた中で、生徒の進路実現にもつなげられるようにSSH事業に取り組みが始まりました。その際に「理系女子(リケジョ)」をいかに増やし、希望する進路先への進路実現を高めるか、いろいろ悩んだ記憶があります。医歯薬系は大学での内容もよくわかっていたつもりですが、理学部出身の自分は、工学部の取組んでいる内容がよくわかっていませんでした。また、昔は工学部では理科の教員免許が取れず、工業の教員免許が取得できたと思います(今は両方取れるようです)。よく理学部は基礎研究、工学部は実学と言われていたのですが、やはり、生徒に説明ができませんでした。そこで、百聞は一見に如かずですので、SSH事業の2年目に東北大学の工学部の先生方と連携して、夏休みを使って、2泊3日の「サイエンス・ラボツアー」なるものを実施しました。その際、東北大学が実施している2日間のオープンキャンパスにも参加させてもらい、当時、工学部・理学部・薬学部のあった青葉山キャンパス内の見学もさせてもらうことで、生徒の生の目で、工学部の取り組みを理解してもらうことにしました。その甲斐あってか、東北大学の工学部への進学者が例年2,3名だったものが5名まで増えました。また、理学部は1学科の定員が40名程度なのに対して工学部は1学科の定数が100名程度と倍以上もあり、入りやすさということもあったと思います。

 また、理系の場合、将来研究職に就くためには大学院の修士課程の修了は必要と言われています。それならば、学費も安く、教員一人当たりに割り当てられる生徒数の少ない国公立大学に進んで、大学院で首都圏に戻ってくるというのがよくある方法で、私もよく進めていました。

 我が国が戦後急成長してきた背景に科学技術の発展が多く関与しているとは思います。しかし、理系人間だけで全てうまくいくとは思いません。経理や事務処理、営業など様々な仕事が必要です。研究者においては、研究論文を英語で発表しなくてはなりません。私が以前お世話になった理化学研究所では、論文を作成するためのスタッフの方々も各研究室にいたと思います。研究者や技術者だけでは科学技術の発展はまかりならないと思います。

 生徒の皆さんにもいろいろなことを考えて、将来の進路選択をして欲しいと思います。自分がどんなことに関わって我が国の発展に寄与できるのか。どんなことをして社会貢献ができるかなども考えて欲しいなと思います。

 

 

校長日誌 中学3年生の進学希望状況調査

11月5日(火)

 11月に入り、11月1日の新聞各社でも公表されていましたが、10月1日現在での中学3年生の進学希望状況調査の結果が発表されていました。おかげさまで、本校は募集人員358名のところ699名の希望があり、1.95倍(昨年度2.05倍)でした。しかし、これはまだ10月段階での進学希望調査であり、次に1月上旬ころに発表される12月1日現在での進学希望調査では、さらに変わってくるものですから、本校を第1志望にしてくれる受検生には最後まで、本校の合格を勝ち取るまで頑張って欲しいと思っています。

 11月9日(土)第2回学校見学会(午前中のみ)が今年度全体で行う最後の学校紹介行事になります。参加申し込みは終了していますが、キャンセル等がありましたので、本日10時からHPの登録ページから臨時追加申込を行うことになっていますので、参加希望でまだ予約のできていない方がいましたら、速やかに申し込みをお願いします。

 また、身内の不幸があったため、先週1週間は校長日誌を更新する余裕がありませんでした。これからも、できる範囲で更新していきたいと思います。

 

校長日誌 第1回学校見学会を実施しました

10月28日(月)

 10月26日(土)に第1回学校見学会を開催しました。

 事前申し込みをさせていただき、午前の部(前半150組・後半150組)、午後の部(前半150組・後半150組)の方々に川越南高校での見学会に参加していただき、ありがとうございました。

 本校では、体育館等で実施する全体説明を事前に登録された方々にはWebでの動画配信で代替させていただいています。体育館で、300組600名の方々に説明することは可能ですが、説明会後に校内等を見ていただいたり、個別の相談会をすると600名の方に同時に動いていただくことになり、とても収拾がつかなくなることが予想できるため、今回のように時間差を設けていろいろなところを見ていただくスタイルになっています。

 また、昨年度から生徒会の生徒による動画配信に加えて、個別説明会も会場内で実施しています。実際に校内で学校生活を謳歌している生徒の目線で感じたことを聞くことができるのではないかということで実施しています。

 

 

 

校長日誌 教育講演会について

10月24日(木)

 昨日、日本教育公務員弘済会埼玉支部の教育研究助成金贈呈式並びに教育講演会に出席した際の教育講演会の概要について少し触れさせていただきます。 講演会は株式会社ジャーマン・インターナショナル代表取締役社長であるルース・マリー・ジャーマン氏を講師として、「世界が絶賛する日本のスゴイところ ~日本滞在36年の米国籍の私が考える日本の変化と未来~」という演題で行われました。

 講演の中では、この36年間で日本のグローバル化が加速化して、外国人も多く入ってきている。日本在住の外国籍の方も増え、日本の多様化も進んできている。この多様化がもたらす力をどのように活かすかが将来、子供たちの課題にもなる。また、世界規模での良い評判が日本の観光立国としての地位を実現しているともいえる。

 ルーシーさんから見ると、日本の多様性が本格化していて、子供たちの未来には多様なチャンスがあるともいえるというのです。また、外国人の定住が進むと、人材のプールが増え、女性やシニア、外国人の活躍が期待できるようになるともいいます。そうした中で、日本人の持つ優れた部分が重要な意味を持ってくるというのです。

 これからの日本の社会は、DE&Iが大切にされており、女性の「出番」が増えてくるといいます。ここで、DE&Iとは「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン」のことで、従来、企業が取り組んできた「ダイバーシティ&インクルージョン」に「公平/公正性(Equity)」という考えをプラスした概念のことを言います。

 ダイバーシティは、組織内外の人々の多様性を指し、性別、年齢、国籍、文化、能力、思考性性、思考、宗教などさまざまな背景や視点を持つ人々が含まれます。これから日本の組織もそうなります。そこで、日本人のらしさのところはおもてなし、精神ウェルカムの気持ち、相手を考える気持ちは、ものすごく大切な役割を担うことになります。

 エクティは、公平性を意味していて、心のニーズに応じて支援やリソースを提供する、不公平な障害を取り除くことです。日本人が持っている、察知力とか動作力、自然に無意識に子どもたちに教えている相手を考えること、空気を読むこと、自分でちょっと考えて行動すること、教えていることが、ものすごく大事なことになります。

 インクルージョンは、誰でもウェルカムで、みんな同じチームのメンバーですよっていう全ての人が組織やコミュニティに受け入れられ、価値を感じる環境を作ること。インクルーシブな状態を作るのも、日本的な聞き上手なところがインクルージョンをすごく促進させる。聞き上手というのは、あなたの話を聞きたいという日本人が心から思う表現、表情からわかる、あなたに興味ありますっていう聞き上手なところがこのインクルージョンというものにものすごく大事なパーツがあるのだなということでした。

 この3つの点でも、日本人のもつ良さが大きくかかわってくるということでした。日本人特有の「能力」に自信を持つことから始めましょうということでした。そうした中で、外国人、女性やシニアの視点から日本らしさを理解することが大切だといいます。

 ①グループの考え方、「みんなで」があるから安心できる:「安心」

  日本の誇れる姿勢:危機へに対応力、一丸になれる国民性 女性はフルに活躍できる環境

 ②コストより長期目線で品質とプロセスを重視する:「安定的・品質重視」

  日本の誇れる姿勢:プロセスを共有し、コンセンサス重視 検討のプロセスに女性の視点が必要

 ③報連相を大切にするため、チーム力・組織力がある:「組織力」

  日本の誇れる姿勢:チーム自体が多様化しているため、どんなメンバーでも活躍できる

 ④オーバーアピールしないからサプライズが多い:「相手を先に考える」

  日本の誇れる姿勢:静かな努力で、静かに大きな結果を出す 「まだまだ」と思う心や向上心が格別である

といった四つの日本らしさをあげられていました。

 国際層とコミュニケーションに苦労する理由として、大きく二つに分類できるということでした。

 Low Context Style=空気を読まないタイプ 言語化重視型

 High Context Style=空気を読むタイプ 察知力重視型

こうした違いによるコミュニケーションの取りにくさがあるのと、同じ重視型でも、文化や環境の違いなどによってすべてが合致するわけではないということも理解する必要があるということでした。

 コミュニケーションスタイルと文化的背景が異なることを意識して、「Why」の説明(言語化)が重要であることを実践すべきであり、コミュニケーションツールとしての日本人の英語力に自信をもって行動して欲しいということでした。最後に「誰もが納得し、誰にとっても嬉しい、活躍できる社会づくりのため、コミュニケーションと言語化に注力しましょう!(笑)」とエールを送ってくれました。

 この講演を聞いて、苦手意識を持つのではなく、ポジティブに行動することが大切であると強く感じました。ありがとうございました。

 

  

 

 

校長日誌 日本教育公務員弘済会教育研究助成金贈呈式並びに教育講演会

10月23日(水)

 昨日で定期考査も終わり、本日から平常授業に戻りました。

 私は午後から日本教育公務員弘済会埼玉支部から、川越南高校で「国際理解教育支援事業」おいて、そして、埼玉県高等学校理化研究会で「埼玉県高等学校連合教育研究会等」において教育研究助成金を受けている関係で、埼玉会館の大ホールで行われる教育研究助成金贈呈式並びに教育講演会に出席してきました。

 はじめに、各分野ごとの代表の方々に目録の贈呈を行いました。

 贈呈式終了後、講演会として株式会社ジャーマン・インターナショナル代表取締役社長であるジャーマン・ルース マリー氏を講師として、「世界が絶賛する日本のスゴイところ ~日本滞在36年の米国籍の私が考える日本の変化と未来~」を行いました。

 

校長日誌 二十四節気の「霜降」です

10月23日(水)

 本日は二十四節気の「霜降(そうこう)」です。期間でいうと今年は10月23日(水)から11月6日(水)までとなります。

 「霜降」とは、霜が降りる頃という意味で、例年は、この時期になると気温がぐっと下がり、空気中の水分が凍って草木の表面や地面につくと霜になります。しかし、今年も地球温暖化の影響か、夏は記録的な猛暑で、10月に入っても真夏日が続くような異常気象が続いているといっていいと思います。

 二十四節気では、「霜降」のひとつ前の節気は「寒露(かんろ)」で、寒くても凍っていない露でしたが、霜降では凍って霜になる時期なのです。二十四節気では、霜降の前は草木に冷たい露が降りる頃の「寒露」で、霜降の次は暦のうえで冬になる「立冬」となります。

 

 霜降の時期になりましたので、山々では、楓や蔦、躑躅、漆、銀杏などが紅葉または黄葉し始める頃です。天気予報では、今月末くらいから、朝夕の気温が下がり始めるようです。最近は、夏が長く、秋があっという間に終わり、冬の近付きを感じるような気候です。空気も乾燥し始めますので、季節性インフルエンザをはじめとする感染症には十分に気を付けましょう。

校長日誌 生徒保健講演会

10月22日(火)

 本日は3学年がそろって、2限で定期考査Ⅲを終えて、11時20分からリモートで生徒保健講演会を実施しました。

 講師に岡山コミュニケーション研修講演企画代表の稲田尚久先生(いなっち先生)にお願いして、「自分も相手も大切にするコミュニケーション術」と題して講演をしていただきました。

 講演の中では、「自分の未来は変えられる」「過去は変えられない」、しかし、「過去の意味は変えられる」という説明の後、それぞれの「価値観」について講演が進んでいきました。人が他の人に対してイライラすることの一つは、人それぞれ価値観が違うということでした。人は自分の「理想や期待」を相手に求めてしまうため、その差に対してイライラしたりするのだというのです。

 先生が受ける相談で一番多いのが人間関係に関する悩みだそうです。先生曰く、人間関係をうまく築くには相手を理解することが必要ということです。また、イラっとしたら「怒りの温度」を考えるといいということです。今感じた怒りを0から10に分けて、10を「人生最大の怒り」として考えたとき、今の怒りはどれくらいかと客観的に考えることで、感じていた怒りが徐々に小さくなっていくというのです。よく、アンガーコントロールという手法で、怒りを感じたら6秒間時間をおくと、少し怒りが収まってくるといいますが、それに近いかなとも感じました。

 また、自分が変えられるところは、出来事や状況が変化した際、そのことをどのように意味づけるかで、その後の感情や身体反応が変わってくるといいます。人が欠点や短所に注目してしまうのは、脳が自身の危険を避けるために、ネガティブな思考になるというのです。さらに、脳は一つのことに集中していると、それ以外のことに対しては意識がしにくくなるという性質もあるということでした。

 最後に「リフレーミング」で捉え方を変換しようということを教えていただきました。脳はネガティブ思考で、自分勝手にとらえる性質があるが、ネガティブもポジティブもともに大事な感情である。そして、自分の感情を認めるということは、自分を認めて大切にするということに繋がっていく。完璧な人なんていないし、皆お互い様なんだ。自分も他人も「ダメ出し」より「ヨイ出し」をすることで認めていくことで、自分も相手も大切にするコミュニケーションに繋がっていくということでした。

 社会の中で、人との関係は避けられないものです。そうした中で、どのようなことを意識しながら、過ごしていけばいいのかなど、とても参考になる講演でした。稲田先生、ありがとうございました。

校長日誌 定期考査Ⅲ残り2日です

10月21日(月)

 先週から始まった定期考査Ⅲは、本日を入れて残り2日となりました。週末の活用はうまくいきましたか。

 関東甲信地方は、高気圧に覆われていますが、湿った空気の影響を受けていますので、埼玉県は、曇りや晴れとなっています。明日以降も高気圧に覆われますが、湿った空気の影響を受けるため、曇り時々晴れとなる予報が出ています。本日は、最高気温が20℃の予報ですが、明日以降は、また、上がり始め「夏日」になる可能性がありますので、特に朝晩の寒暖差を含めて体調には気を付けてください。

 また、本日は10時30分から、県立熊谷西高等学校の第2回SSH運営指導員会にzoomで参加していました。先日も少し触れましたが、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)という事業は、平成14年度から文部科学省が、将来の国際的な科学技術人材の育成を図るため、平成14年度より科学技術、理科・数学教育に関する研究開発等を行う高等学校等を指定して、理科・数学等に重点を置いたカリキュラムの開発や大学等との連携による先進的な理数系教育を実施しています。

 現在埼玉県では、県立高校6校(春日部、川越女子、越谷北、松山、所沢北、熊谷西)と市立高校2校(大宮北、川口市立)が研究開発校の指定を受けています。全国では200校以上の学校が指定を受けています。他に認定校(浦和一女)として、予算措置はないが教育課程の特例などが認められるものがあります。

 特に、課題研究を中心とした探究型の取り組みが、挙げられます。熊谷西高校では、理数科の生徒は自然科学的な課題研究に取り組んでいて、先日、審査が行われた埼玉県科学展の1次審査に9作品を出展して、中央審査に全県から30点が進む中、全体の1/5にあたる6点が進み、読売学生科学賞(全国展)に1点が進むことになりました。さらに、普通科では、社会科学講座として、熊谷市のスマートシティ構想などと連携するなど、幅広い分野の探究活動に取り組んでいることもわかりました。こういう取り組みは本校の行っている探究活動に通じるものがありますので、参考にしていきたいと思いました。 

 

 

校長日誌 定期考査Ⅲも折り返しです

10月18日(金)

 本日で定期考査Ⅲは、2・3年生は3日目、1年生は2日目となり、土日を挟んで残りが2日となります。

 また、本日は天気予報では、曇時々雨で最高気温23℃の予報が出ていて、久しぶりの「夏日」回避になりました。しかし、明日は最高気温31℃の予報で、何と「真夏日」に戻りそうです。その後は、最高気温20℃から25℃くらいを行ったり来たりのようですので、くれぐれも体調変化には気を付けていきましょう。最近は、徐々に新型コロナ、季節性インフルエンザ、マイコプラズマ肺炎、手足口病などの感染が広がっているという報道もされています。私も、公共交通機関を使い際には必ずマスクをつけるように注意をしています。

 本日は、午後から県立浦和高校へ出張がありますので、十分に注意をしたいと思います。

校長日誌 全学年考査Ⅲです

10月17日(木)

 本日からは3学年揃って定期考査Ⅲ(2学期中間考査)になりました。

 私は、昨日に引き続いて、ホテルブリランテ武蔵野を会場に本日から明日まで開催される「令和6年度 関東地区代表高等学校長研究協議会・埼玉大会」に参加しています。

 本日は、全国高等学校長協会事務局長の宮本久也様から「高校教育をめぐる最近の動向について」という演題で講演をしていただきました。この講演では、4つのことを中心に説明していただきました。一つ目は、「今、文科省で行われている国教、学校教育の在り方、ワーキング教育の進歩の流れについて」。そして、2つ目は、「令和の日本型学校教育を担う質の高い教師の活動のための環境整備に関する総合的な方策について」、3つ目は「次期の学習指導要領をめぐる動きについて」、4つ目は「大学入試について」、それと関連して「今、大学をめぐる状況について」でした。どの内容も、大変参考になりました。

 その後、カンファレンスとして「1人1台タブレットの現状と課題、今後に向けて」というテーマでグループ協議を行い、その後代表者の発表で、内容の共有を行いました。ここでは、他県の動向も含めて、いろいろなことがわかり、大変参考になりました。タブレットは、ただ使えばいいのではなく、タブレットを活用して、どのように生徒一人一人の学力向上につなげることができるのかが、重要なのだということも、再認識させられました。

 

校長日誌 2・3年生中間考査Ⅲが始まりました

10月16日(水)

 本日から、2・3年生の中間考査Ⅲ(2学期中間考査)が始まりました。1年生は科目数の関係で明日から始まります。計画的に準備をして、日ごろの成果を発揮してください。

 私は、さいたま新都心駅の近くにあるホテルブリランテ武蔵野を会場に本日から明日まで開催される「令和6年度 関東地区代表高等学校長研究協議会・埼玉大会」に参加しました。

 開会行事を実施した後、研究協議を行いました。

 ①「特別教育課程」の制度を活用した外国人生徒支援~地域・大学・NPO団体との連携による日本語指導・キャリア教育を通して~

 ②探究で学校をつくる~大間々高校と伊勢崎高校、二校の実践から~

 ③コロナ禍(令和4年度等)と比較して見えてきた業務改善~働き方改革につながることはあったか~

 ④「DXによる効果的・効率的な管理運営の実現」~業務縮減とライフ・ワーク・バランスの実現を通して~

 その後、元浦和高校校長で、現在、武蔵高等学校中学校校長杉山剛士先生による講演会「教育の理想とよりよい学校づくりを問い続けて」を聞いてまいりました。

 杉山先生は、個人的に20年前になりますが、浦和第一女子高校教頭時代に県内初のSSHの立ち上げで、私がSSH推進委員長なるものをやっているときに大変お世話になって先生です。また、高校教育指導課の最後の1年間は高校教育指導課長と指導主事の関係で大変お世話になった方です。講演の中でもたいへん懐かしいような内容を聞くことができ、たいへん懐かしくもあり、とても参考になりました。「ピンチがチャンス」という言葉などは、今でも、心にかかる言葉として、肝に銘じています。

 昔話になりますが、平成16年度に浦和第一女子高校で文部科学省からSSHの指定を受けたのは、埼玉県では初めてのことでした。そのため、県の高校教育指導課にも、誰一人、事業のことについて知っている人はいない状況で、私が必至で情報を集めて、杉山先生に相談すると、いつも笑顔で、「大丈夫、やってみよう」と言われ、協力的な理科の先生たちと知恵を出し合って、取り組んでいったことを懐かしく思い出します。それでも、SSH活動にかかわった生徒が少しずつ変わり、成長していく姿が見られたことがなによりでした。当時は、職員の中には勝手なことをやりやがってなどという感情を持つ方も少なからずいたような気がしますが、杉山教頭先生自身も矢面に立ってくださり、時には遠方の先進校視察へも同行していただいたことを思い出しました。杉山先生と御一緒させていただいた浦和一女での2年間と、浦和一女での最初のSSHの3年間(SSHが始まった3期目までは、3年間指定でした。4期目から5年指定に変更されました)での経験が、全国を飛び回った経験も含めて、自分にとってなくてはならない経験値になったと思っています。ありがとうございました。

 

校長日誌 授業見学

10月15日(火)

 現在、先生方の授業を見させてもらっています。私も校長になって4年目ですが、例年、全ての先生の授業を1学期のうちに見させてもらっていやので、この時期に行うのは初めての体験です。今日は、11時からZOOM会議、午後は出張のため、1時間目に「情報Ⅰ」、2時間目に「保健」の授業を見させてもらいました。

 特に「情報」の授業では、時間を決めてのタイピングの練習を始めに行ってから、「文字の表現」について説明がありました。コンピュータは2進法で様々なものを表現していますが、コンピュータの開発されたアメリカでは、アルファベットは26文字からなっていますので、当初、縦横4桁ずつの文字コード表でも十分に表現ができていました。しかし、国によって言語が違うため、コンピュータが発展するにしたがって、それぞれの言語に対応するために、1バイト=8ビットで済んでいたものが、16ビット、32ビット、64ビットへと進化していくさまもよくわかりました。

 昨日のニュースで、10月13日に米宇宙企業スペースXは、史上最大のロケット「スーパーヘビー」と宇宙船「スターシップ」の5回目の無人飛行試験を実施したという報道がありました。今回の報道で驚かされたのは、テキサス州から打ち上げたあと、宇宙船の「スターシップ」はインド洋に着水したようですが、ロケットの「スーパーヘビー」が逆噴射をしながら降下してきて、発射台に取り付けられたアームで「キャッチ」することに初めて成功したことです。これで、今までは使い捨てであったロケットが再利用に向け、大きく前進したということも、画期的なことだと思います。

 かつて、NASAが運用していたスペースシャトルは、宇宙船は地球に戻り、再利用できていましたが、打ち上げに使っていたブースターは、そのまま落下して、再利用はできなかったので、また一歩、技術が進展したということです。

 

校長日誌 卒業に向けて

10月11日(金)

 天候の関係で撮影が延期されていた3年生の卒業アルバムに乗せる集合写真を6限終了後、中庭で撮影をしていました。3年生の卒業まで残り5ヶ月となりました。現在は、来週16日(水)から始まる定期考査Ⅲ(2学期中間考査)にも向けて、しっかりと勉強も進めて欲しいと思います。

 先日の創立五十周年記念式典の中でも触れた進路指導部の運営方針にもなっている「全教科学習」「長期記憶化」「7時間睡眠」を胸中に時間を有効に使って欲しいと思うばかりです。一度学習したことをどのタイミングで、復習するのか、そして、再度確認することで、知識の長期記憶化が進むものと思います。一夜漬けの短期記憶は、その場限りでは有効かもしれませんが、3年生の2月3月で実施される一般入試のことを考えると長期記憶化をした確かな知識が必要です。是非、計画的な取り組みをしていきましょう。

 

 集合写真を撮影後、残ったクラスで記念写真を撮影していました。

校長日誌 大学入試の状況について

10月10日(木)

 梅雨前線が日本列島の被害へ移動して、昨日までの雨はようやくやみました。昨日は、最高気温がアメダスの設置されている隣のさいたま市で18.2℃でしたが、本日は最高気温22℃の予報が出ています。明日以降は25℃程度の予報となっていますので、ようやく秋らしい日が続くことを期待したいと思います。

 

 昨日、埼玉県高等学校長協会の進学指導部会・進学指導班研究協議会という会合に参加してきました。その会の最後に、駿台予備学校 教育DX本部 教学マネジメント部の斎藤様を講師としてお招きして、「令和7年度入試を踏まえた今後の入試の展望」という講演を聞いてまいりました。

 最初に、受験人口と大学入学定員推移として説明がありました。

 現在、51歳~52歳の保護者世代が18歳であった1992年度が受験人口(18歳人口)約121.5万人で、大学入学定員の1.80倍に対して、2025年度は約65.6万人で大学入学定員の0.96倍になります。つまり、1992年度は18歳の高校生が大学に入学したいと思っても約半分近くの生徒が不合格になっていましたが、来年度は選ばなければ誰でも大学に入学できる時代になっていることから、保護者の皆さんが自分たちの受験した時代と今の受験状況を同じだとは思ってはいけないということです。以前、校長日誌の中でも記載しましたが、2024年度入試では全国の私立大学の59.2%が定員割れをしているということです。

 さらに驚かされたのは、2024年度入試の私立大学の一般選抜の志願者の占有率は、上位21大学の合計が50.2%を占め、残り490大学の合計が49.8%ということでした。

 国公立大学の一般選抜の確定志願者数推移は、20年前の2004年度が5.58倍に対して、2024年度は4.28倍と少しずつですが減ってきています。一方の私立大学の一般選抜志願者数推移は、2006年度の250.2万をボトムに増えはじめ、2019年度の389.0万人をピークにコロナ禍の中減り始め、2024年度は309.2万人になっています。

 大学入学共通テストのついては、地歴・公民や理科の科目選択の仕方に制限があったり、出願する大学によっての制約があったりするので、よく考えて出願する必要がるということでした。

  大学入試の種類については、大きく分けると一般選抜と特別選抜に分けられます。一般選抜は、国公立大学では大学入学共通テストと個別試験の合計で行われるものが通常です。私立大学では、個別試験、共通テストのみ、共通テストと個別試験の合計などを活用しています。

 特別選抜は、国公立大学は学校推薦型選抜と総合型選抜(旧AO入試)があり、合計しても定員の2割未満です。しかし、私立大学では、人員確保のためか「年内入試」などと呼び、学校推薦型選抜と総合型選抜(旧AO入試)での入学者が全体の6割を占めるようになっています。(私立大学は学校推薦型選抜で定員の5割までを選抜可能になっている。)この「年内入試」という言われ方がちまたで叫ばれるようになったということで、保護者の方々が年内に決めておかないと遅れをとっているような感覚になってしまう様なところがあるようです。これは受験生の心理というより、受験生の保護者の心理を突いて、早く入学を決めさせて少しでも定員割れをしないように入学者を確保しようとする方法のようです。

 また、この学校推薦型選抜で、最近のトピックは校長の推薦が必要だが、今までは論文とか面接とかだったところに通常の学科試験だけを課すところが出てき始めているところがあり、2月3月にやってきた入試をそっくりそのまま年内に行ってくるような感覚のものがあるということでした。そういうところと、全般的に難関大は、出願要件に高いハードルを設け、課題も時間を要するようなものを出し、面接は口頭試問的なものを課して、一般選抜では選考できないような「尖った」部分を受験生に期待しています。中堅大とかに至ると、特に入りやすい大学ほど、受験生の意欲重視になり、要求される学力も高くなく、早期の学生確保に走るケースになってきているというところがあるそうです。

 現在、3年生が受けている模擬試験は、浪人生と現役生が混在となっています。高卒が4月から浪人をして1年間やってきて合格にたどり着くのに対して、現役生は部活動や文化祭だいろいろあって伸びないような停滞する時期というのが必ずありますので、なかなかスマートな右上がりという形にはならないそうです。

 それでも、例えば秋口からもうちょっと経つと、このぐらい時期を分岐点として成績が伸び始める生徒が出てくるそうです。このころから具体的な先行きを考えて伸びるんですけれど、場合によってはここであるいは1月共通テストの点数が出てしまって判定がCやDとなったときに、諦めてしまうと学力の伸びが止まってしまうこともあります。

 実はこの秋口から1月の共通テストまで粘った人だけでも、やっぱり学力の差っていうのは大きく出てくるもので、さらに最終的にゴールをするときについてはやっぱり現役生というのは、それなりにやった分はしっかり伸びていきますので、粘り強くやった方が勝ちという形が出ているということだと言います。

 そういう意味では、今わからないものへの不安というものが非常に要素としては多い形の年になりますので、不安、それから周りの方とみたいな考え方、あるいは保護者の方がご自身の時を考えるとすると、やっぱり難しい大学入試っていうのはこういうものだっていう固定概念みたいなものにとらわれがちなんですが、実は安全志向に入ってしまういわゆるそういうきっかけになってしまうケースがあると思います。

 ぜひ粘り強く取り組んでいくことが、これからの生徒の将来についての分岐点になるということです。

 受験は団体戦です。皆で前を見て進みましょう。

 

 

 

 

校長日誌 寒暖の差に注意を

10月9日(水)

 秋雨前線の影響で湿った空気と冷たい空気が関東地方にも入っています。その影響で、昨日は時間とともに気温が下がり、さいたま市で15時に18.7℃を記録しています。本日も最高気温18℃の予想が出されていて、11月の気候だそうです。

 明日以降は天気も回復して、徐々に気温も上がり、週末以降は最高気温25℃以上の夏日予想が出ています。この気温の急激な変化に順応できるように気を付けてください。本校は現在、夏服から冬服への移行期間になっていますが、寒い日には冬服を暑い日には夏服をと使い分けることも大切です。各自で、天気予報等を確認して、寒暖への対策をとるようにお願いします。

校長日誌 二十四節気の「寒露」です

10月8日(火)

 本日は、二十四節気の「寒露(かんろ)」です。期間でいうと今年は10月8日(火)から10月22日(火)までとなります。

 寒露とは、草花に降りる冷たい露のことをいい、夜が長くなり、露がつめたく感じられるころです。朝晩の冷え込みはきつくなりますが、空気が澄んだ秋晴れの過ごしやすい日が多くなります。この時期、山野では紅葉が始まり、秋の草花も見頃となる頃です。

 この時期には、「天高く馬肥ゆる秋」という言葉があります。気候がよくなり、秋の味覚が出揃う季節だけに食欲も全開になる頃です。この「天高く馬肥ゆる秋」には、もともと中国で「秋になると馬が十分に育って騎馬民族が攻めてくるから要注意」という意味があったということです。

 古代中国では大小の国々が乱立していて、それらの国が、北方騎馬民族の侵入を防ぐために、「長城」と呼ばれる長い防御壁を作っていました。 紀元前221年になると、秦の始皇帝が中国全土を統一を果たします。 その後、始皇帝は諸国が築いた長城を一つにまとめて整備し、それらが、現在の「万里の長城」の基礎となりました。現在の形になったのは14世紀の明の時代といわれています。

 

校長日誌 今年最後の真夏日でしょうか

10月7日(月)

 本日、アメダスが設置されている近隣のさいたま市で12:58に30.7℃を記録しました。

 記録的な猛暑が続いた今年の夏ですが、ようやく秋の気配が感じられる様になってきたかと思っていましたが、また、真夏日となってしまいました。

 しかし、明日からは最高気温が20℃台前半となら平年並みの日が続く様ですが、天気も雨模様になりそうです。

 受験生の3年生はもちろんですが、健康管理には気をつけてください。

校長日誌 「志学」の卒業記念碑

10月4日(金)

 先日の「創立50周年記念式典」の中で歴代校長のあいさつでお話をされた第13代校長の関根先生が紹介した「志学」の卒業記念碑を皆さんは見たでしょうか。正門から入ってきて、ロータリーに係る左手前にある赤っぽい石碑です。

 石碑の裏側を見ると「論語‐為政」の一説である「子曰吾十有五而志于学」の文が刻まれています。

 「子曰く、吾十有五にして学に志す」と読み、その意味は、孔子が自身の生涯を語ったことばで、「私は、十五歳のときに学問で立身しようと志した」というような直訳になり、「立派な人物は、十五歳くらいで人生の目標を定める」ということを表しています。

 皆さんが、高校へ入学してくる「15歳」という年齢は、とても大切な時期なのだということを感じて欲しいと考え、第21回の卒業生たちの卒業記念品として残されたものだと思います。

 高校生として過ごすこの時期だからこそ、日々の学習を大切にして、自分自身の目標に向けて、自分自身を高めていって欲しいなと思います。

 余談ですが「論語‐為政」の続きも含めて、子いわく「15歳の時、学問で立身しようと志し、30歳で学問の基礎が培われて自立し、40歳の時に、心の迷いがなくなった…」と解釈していて、 この一説から、15歳のことを「志学(しがく)」、30歳のことを「而立(じりつ)」、40歳のことを「不惑(ふわく)」と呼ばれるようになりました。

 

校長日誌 創立50周年記念式典 第2部について

10月3日(木)

 昨日、ウェスタ川越の大ホールを会場に「創立50周年記念式典」を開催しましたが、第1部終了後に第2部として、本校の部活動とゲスト出演でMOS(4人組の管楽器ガールズグループ)の演奏がありました。最後に、MOSと吹奏楽部・ダンス部によるコラボレーション企画を行いました。

 吹奏楽部の演奏は、 式典のための行進曲「栄光をたたえて」(内藤 純一 作曲)

           ネバーランドの冒険物語(清水 大輔 作曲)

           Spirited Away(久石 譲 木村 弓 作曲)

の3曲を披露してくれました。

 次に、放送部が「川南ヒストリー」と題して、50年の歩みを映像にまとめたものが放映されました。

 その次は、ダンス部がオリジナルのダンスを披露してくれました。

 最後に、ゲストとして登場したMOSが迫力のパフォーマンスを見せてくれました。

 MOSは、管楽器の魅力を世界に発信する4人組の管楽器ガールズグループで、ネオ吹奏楽を提唱し、金管楽器とダンスを融合させた「bladan」というパフォーマンスで、日本の吹奏楽の素晴らしさを世界へ届ける活動を行っています。また、驚かされたことに、このMOSの振り付けをしている安里さんという方が、本校の卒業生で、約20年前にダンス部を作った方でした。

 

  MOSの単独での演奏の後には、MOSと吹奏楽部、ダンス部によるコラボレーションによって、

   イル・ヴェント・ドーロ(菅野 祐悟 作曲 山田 雅彦 編曲)

   MICHI~Wasshoi (W.Monster 作曲 山田 雅彦 編曲)

の2曲が披露され、会場を大いに盛り上げてくれました。

 

校長日誌 創立50周年記念式典を行いました

10月2日(水)

 本日午後1時からウェスタ川越の大ホールを会場に「創立50周年記念式典」を開催しました。

 式典では、第一部として、国歌斉唱、校長式辞、実行委員長挨拶、教育委員会の言葉と続き、次に来賓祝辞をいただきました。来賓祝辞は、地元の川越市教育委員会の新保教育長様が出席してくださり、川越市長様の祝辞を代読していただき、次に埼玉県校長協会副会長の川越女子高校校長から祝辞をいただきました。最後に歴代校長を代表して第13代校長の関根先生に祝辞をいただきました。

 来賓紹介及び祝電披露の後、保護者代表の言葉として山口PTA会長にご挨拶いただき、次に生徒代表の言葉を小林生徒会長に話してもらいました。最後は、生徒千名以上による校歌斉唱でした。これは、会場の構造もあり、とてもよかったです。

 会場の収容人数が約1,700名であったため、保護者の皆さんの臨席はできずにもう訳ありませんでした。式典の様子はお子様を通して聞いていただければと思います。

 校長式辞の概要は以下のとおりです。

 記録的な猛暑が続いた夏が終わり、ようやく秋の気配が感じられるようになって来た今日この日、

埼玉県より、教育局県立学校部 田中 洋安 様、川越市より、川越市教育委員会教育長 新保 正俊 様

並びに多くの御来賓の皆様の御臨席を賜り、埼玉県立川越南高等学校創立五十周年記念式典を、全校生徒とともに、かくも盛大に挙行できますことは、私ども教職員にとりましても、この上ない喜びとするところであります。

  今から五十年前の昭和五十年四月、本校の校章のデザインに使われている「藤の花」の由来にもなっている川越市藤倉の地に川越市内初の共学の全日制普通科高等学校として、埼玉県立川越南高等学校は創設されました。

 その後、今日まで半世紀にわたり、地元川越市を中心とする地域の方々の熱い期待と多大なる御支援を仰ぎながら、その期待に応える卒業生一万七千九百二十八名を世に輩出し、それぞれが各界で活躍されています。不易である『文武両道』の精神をしっかりと引き継ぎながら、予想困難で変化の激しい時代にも臆することなく挑戦できる『文武両道を実現し、新しい時代に活躍する自立した社会人を育成する学校』が、現在の本校の目指す学校像であり、日々、生徒の成長を促すべく、教育活動の充実に取り組んでおります。これまでの長い間、厚い御支援を賜りました地域の皆様はじめ御関係の皆様に、深く感謝申し上げます。

 この十年間を振り返ると、新型コロナウイルス感染症の流行による影響が特に大きかったと感じます。政府が発した「緊急事態宣言」を受け、二か月間の臨時休校や分散登校が続き、多くの部活動の大会や学校行事も中止となりました。その後も、感染症対策を取りながら、多くの制限を設けて学校生活が行われることとなりました。

 令和五年五月に新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置づけが変更されたことを受けて、感染対策を取りながらではありますが、多くの行事が再開されることとなりました。オーストラリアのキャブラ・ドミニカン・カレッジとの「姉妹校」提携に基づく交換ホームステイ研修の三年ぶりの本格実施や、四年ぶりの入場制限のない一般公開での「藤華祭」の実施、さらには、沖縄修学旅行などを徐々にではありますが平常化に向けて再開することができました。半世紀に及ぶ伝統を絶やすことなく次代に引き継ぐことができることがいかに有難いかを、私たちは生徒・教職員ともに学びました。さらに、ICTの活用によるオンライン授業の活用など、時代の流れの中で困難を乗り越える経験から多くの学びを得ましたことは、きっと今後の川越南高校に勇気と示唆を与えてくれるものと信じます。

 本校のこれまでを築き、教育を充実させてこられた先人の皆様の御尽力と、常にあたたかい御支援をいただいた御関係の皆様の御志に思いをいたすと、あらためて深い感謝と敬意の念を、強く心に刻む次第でございます。

 また、入学者選抜における「選択問題」を採択したことで、チャレンジ精神を持った多くの生徒が入学し、進路指導の在り方・考え方も変えてきた中で、特にこの数年間で進路実績も飛躍的に向上しており、文武両道を実践しながら、生徒自身が目指す進路実現を果たせる学校へと変わってきていることがわかります。

 受験期を迎える多くの生徒が活用する進路指導室と進路資料室との間の壁には、現在の本校の進路指導部の方針である「全教科学習」「長期記憶化」「七時間睡眠」という言葉が大きく張り出されています。近年の進路実績の向上は、この考え方が多くの生徒、そして、教職員に浸透してきた成果であると思います。

 部活動においては、関東大会への出場を果たしてきた陸上競技部や吹奏楽部、全国大会へ出場を果たしてきた弓道部、放送部、美術部、そして、書道部など多くの生徒が、優秀な指導者のもと自らの才能を開花させて多くの成果を上げています。

 生徒諸君は、多くの方々に見守られ発展してきたこの伝統ある川越南高校を、誇りに思い、日々の高校生活を楽しみながらも自らを鍛え、成長していってほしいと思います。そして、皆さんの先輩たちがそうであったように、自らの将来の夢の実現に向けて、新しいステージへと羽ばたいていってほしいと願っています。

 結びに、開校以来御厚情を賜りましたPTA・後援会、同窓会、地域の皆様や関係機関を始めとする多くの皆様、そして、五十年の歴史と伝統を築き上げていただいた歴代職員・関係者をはじめ学校内外の関係者の皆様方へ厚くお礼と感謝を申し上げます。

  今後とも末永く、御関係の皆様の御指導・御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

      令和六年十月二日 埼玉県立川越南高等学校 校長 石川 良夫

校長日誌 7限が終わって

10月1日(火)

 本校は火曜日と水曜日が7限授業になっていますので、7限が16時20分に終わり、クラスでSHRを終えてから清掃があります。清掃が終わると16時35分位になってしまいます。

 また、明日は創立50周年記念式典をウエスタ川越で実施するため、生徒の皆さんは2時間授業を行った後、昼食をとりつつ移動となります。そんな前日でも、2階の自習室ではいつものように3年生が勉強しています。3階に上がってみると物理の進学補習を行っていました。

 どんな時でも、平常心でやるべきことをやる。それが、大切なことですね。頑張れ、受験生!今が一番伸びる時期です。

 

校長日誌 日本料理体験実習

9月30日(月)

 本日3年生の選択授業「フードデザイン」で、武蔵野調理師専門学校から講師の方々をお招きして、出前授業「日本料理体験実習」として、天麩羅と赤出汁に挑戦しました。

 はじめに、講師の先生方から天麩羅の下準備から、揚げ方までを講義と実践で教えていただきました。

 その後で、各班ごとに調理台に移動して、調理を始めますが、講師の先生方が巡回をしてくださり、個別にいろいろなことを教えてくださいました。

 完成した後は、全員でおいしくいただきました。

 講師の先生方が作成した大根と人参の飾り包丁による作品もありましたので、掲載しておきます。

 また、詳しい内容は教科の先生が、HPに掲載してくれますので、そちらをご覧ください。

校長日誌 ダブル台風が発生しています

9月30日(月)

 創立50周年記念式典10月2日(水)に予定される中、日本列島の南側に台風17号(JEBI(チェービー))台風18号(KRATHON(クラトーン))が発生しています。

 非常に勢力の強い台風18号は、現在、フィリピンと台湾の中間付近にあって、ゆっくり西北西に進んでいますが、今後向きを変えて、台湾、そして、沖縄方面へ向かう予想が出ています。

 台風17号は、現在、父島の南南西約220kmにあって、15km/hで北へ進んでいて、予報円のもっとも西側を通過すると、10月1日の午後千葉県の沿岸を通過することになります。

 いずれの台風も、10月2日には大きな影響はないようで一安心していますが、ここのところ、日本国内でも豪雨の影響で災害が生じていますので、台風18号の動向が気になるところです。地球温暖化の影響もあってか、日本列島周辺の海水温度も高く、日本列島に接近してくる台風が勢力を増しながら移動してくるケースがとても多いように感じます。

 最近では、秋田県や石川県で台風の接近に伴い、線状降水帯が発生するなどして、豪雨に見舞われ、大きな災害に繋がっているケースが見られます。私たちのいる川越市の近くには入間川があり、いつ大きな災害につながる豪雨が降るかわかりません。行政が様々な対策を講じていますが、自然の驚異にどこまで抗えるかはわかりません。皆で、災害に対する準備をしていきましょう。