健康プチ情報
災害級の暑さに注意!
連日35度を超える猛暑日が体にダメージを与え続けています。今年は環境省と気象庁が試験的に「熱中症警戒アラート(試行)」を関東甲信地方において導入し、熱中症予防を呼び掛けています。例年と違い、新型コロナウイルス感染症の影響でマスク着用の生活が続く中での熱中症予防、さらに短い夏休みといったように十分に体を休める時間が少ない中での生活になりますので、情報を収集し、各自体調管理を万全にしましょう。
ジメジメ季節の体調不良に注意!
梅雨明け宣言はいまだ出ず、毎日ジメジメとした日が続いています。湿度が高いと体内の水分が汗や尿として外に排泄できずに、体内に溜まってしまいます。すると、食欲不振・だるさ・頭痛・不眠など、様々な症状が現れやすくなります。
これは自律神経の乱れからくる症状で、副交感神経が優位になり日中でも体がリラックスモードになってしまうため、だるさや眠気を感じてしまいます。本来のリズムに戻すには、体内時計をリセットさせる必要があります。朝、しっかり太陽の光を浴びて、活動モードへ切り替えましょう。
また、湿度が高いと体内の消化吸収と水分代謝がうまくできなくなり、消化不良をおこしやすくなります。特に冷たい飲み物や食べ物は消化不良を悪化させますので、食事にも気を付けましょう。
肌トラブルに注意!
毎日マスクをする生活が当たり前になっていますが、マスクによる肌トラブルが増えています。
マスク内の蒸れによるかゆみやニキビ、マスクの繊維や耳ゴムの刺激・摩擦によるかぶれなど、症状は様々です。これからますます暑くなりマスクを着けているのがつらい時期になりますが、「清潔」と「保湿」を心がけ、しっかりケアしていきましょう。
・マスクをつける前に保湿クリームなどをつける
・汗や汚れをこまめに拭き取る
・人が少ない場所で、マスクを外す時間を設ける
・洗顔はゴシゴシ洗わず優しく洗い、洗顔後の保湿を心掛ける
また、肌は健康のバロメータと言われるように、寝不足やストレス、食生活の乱れが肌トラブルの原因になりがちです。ウイルスに負けないためにも、バランスの良い食事や十分な睡眠で体調を整えましょう。
体温と免疫力
私たちの身体は体温と深く関係していますが、一般的に健康を維持してくれる免疫力が正常に保たれる体温は36.5℃程度といわれています。 血液の中では免疫機能を持った白血球が体の中の異物をパトロールしていますが、体温が下がると血流が悪くなり、体内に異物を発見しても素早く駆除してくれる白血球を集めにくくなり、ウイルスや細菌に負けて発病しやすくなってしまいます。
体温低下の要因に、筋肉量の減少があります。外出自粛が続いているため、毎日の運動量が激減していませんか?運動量の低下にともなって、筋肉量が減少します。筋肉は人体最大の熱産生器官ですから、筋肉が少なくなると、体温も下がり、基礎代謝も下がります。基礎代謝とはじっとしているときでも体内でエネルギーを消費していること。基礎代謝が落ちれば、エネルギーが消費されにくくなって、内臓脂肪が増加してしまうのです。
自宅で出来る筋力アップの動画など、コンテンツは皆さんの周りに無数にあります。自分に合った運動を行い、体温を低下させないようにしましょう!
マスク熱中症に注意
5月に入ってからまるで真夏のような天候、気温も一気に30度近くまで上がることもしばしばです。今はマスク着用が当たり前となりつつありますが、暑い時期のマスク着用には様々な危険が潜んでいます。
人間は、体内の熱を皮膚から放熱して体温の上昇を防いでいます。汗をかけば汗が蒸発するときの気化熱が放熱を助けます。つまり、マスクは体内に熱をこもらせる危険性がある、ということです。さらに、こもった熱はマスク内の湿度を上げるので、のどの渇きが感じにくいという危険性も追加されます。これらが続くとどうなるか、知らず知らずのうちに脱水状態、体温上昇、頭痛や吐き気…といった『熱中症』になる可能性が高くなります。
熱中症を防ぐため、
1.こまめに水分補給する
2.エアコン・扇風機を上手に使用する
3.涼しい服装にする。 外出時には日傘、帽子を着用する
4.暑いときは無理をしない
などなど、日頃から気を付けて生活しましょう。
さらに詳しい熱中症予防を学ぶにはこちらから
➡ https://www.kakuredassui.jp/usefulinformation/recommendation_declaration/recommendation_declaration01