校長日誌

校長日誌

校長日誌 8月の全校集会

8月24日(木)

 2学期制である本校は今日から授業が始まりました。

 初めに全校集会をリモートで行い、その後、1・2年生は課題テストを行い、3年生は英語テストを行った後、2時間授業を行います。

 全校集会はリモートで行い、校長講話の後に、生徒指導部講話、進路指導部講話を行いました。生徒指導部講話では、生徒指導主任の上田先生から、自転車の安全運転についてと藤華祭に向けての生活態度等について話してもらいました。進路指導部講話では、進路指導主事の越後先生から、主に7月の模擬試験の分析とこれからどのようなことに気を付けて勉強すべきかを話してもらいました。

 校長講話の概要は以下のとおりです。 

 おはようございます。校長の石川です。昨日で夏季休業が終わりました。32日間の夏季休業を有効に活用できましたか。 

 夏季休業の前日の全校集会で、部活動や夏季進学補習などに積極的に参加して、規則正しい生活を心がけてください。いつも通りの時間に起床して、規則正しく食事をとり、やるべきことをやって、規則正しい時間に就寝してください。と言いましたがそうすることができましたか。

 また、9月2日・3日は、いよいよ「藤華祭」です。夏季休業に入る前にも言いましたが、6月に文化祭を実施した県立高校2校が文化祭後に学校閉鎖という措置をとることになりました。これは、不特定多数の来校者に対して、無防備な接触を繰り返したために、誰かが新型コロナウイルスに感染し、更に、次々と感染者を増やしていったためではないでしょうか。本校として、これらの学校と同じ轍を踏まないように、皆で知恵を出し合って、思い出に残るような「藤華祭」を作り上げていきましょう。

 そして、もう一つお話をしておきます。

 今アメリカ大リーグで、「二刀流」というベーブルース以来の記録を塗り替え、大活躍をしている大谷翔平選手についてです。

 大谷選手は、今年も甲子園に出場していた岩手県にある私立の花巻東高校の出身です。大谷選手は、現在、メジャーリーグのブルージェイズで活躍する菊池雄星投手にあこがれて進学したそうです。

 大谷選手は高校時代にプロでも珍しい球速160キロを投げ、ドラフト1位で北海道日本ハムファイターズに入団しました。プロ6年目の2018年からはメジャーリーグに挑戦し、投手として9勝、打者としてメジャー4年目で46本塁打の活躍でMVPを受賞しました。さらに今年のシーズン終了後には、FAの資格を得て5億ドル(700億円)以上の契約になるとも言われています。

 ここで、皆さんに見てもらいたいものがあります。それは、大谷選手が高校1年生の時に書いた「目標達成シート」です。大谷選手は、このシートを高校3年間で16枚も書いたそうです。

 目標達成シートは9×9のマスで構成されており、「これは叶えたい!」という強い目標を中央に書き、周囲のマスに細分化した目標を書いています。

 当時、大谷選手が中央に書いたのは「8球団からのドラフト1位指名」でした。

 目標達成シートは「マンダラチャート」とも呼ばれており、アイデアを整理したりイメージを膨らませたり、思考を深めたり、さまざまな場面や用途に活用できます。 

 では、実際に高校1年の大谷選手はどのように作ったのかを見ると「8球団からのドラフト1位指名」を達成するために必要な要素を8つ書き出しました。

 それが、「体づくり」「人間性」「メンタル」「コントロール」「キレ」「スピード160キロ」「変化球」「運」の8つです。

 そこから、この8つの項目を満たすために必要な要素をさらに8つずつ記入しました。 

 たとえば、「運」を満たすためには何をすればいいか。当時の大谷選手は、「あいさつ」「ゴミ拾い」「部屋そうじ」「道具を大切に使う」「審判さんへの態度」「プラス思考」「応援される人間になる」「本を読む」の8つをあげています。高校1年生で、肉体的そして精神的な成長以外にも「運」の大切さまであげています。

 「ゴミ拾い」というのは、テレビ中継でグラウンドに落ちている小さなごみをさっと拾って、ポケットに入れる様子が時々映し出されていました。こうしたことを、今も実践しているということです。

 大谷選手が語っていたのが、目標達成シートはなるべく具体的に、少し高い目標を記入しているそうです。中央に書いた「8球団からのドラフト1位指名」という目標は、一見すると現実離れした目標とも捉えられますが、その目標を達成するために必要な要素を分解して、現実的な道のりを作っています。もちろん、一気にこれらを達成するのは厳しいですが、より具体的にして現実的な手段に落とし込むことで目標を見失わず目標に近づくことができるのです。

 今回「目標達成シート」を紹介したのは、皆さんがこの川越南高校へ入学して、それぞれが3年間の高校生活を始めました。この3年間の先に持っている「目標」「目的」を明確にして、その実現に向けて、自分自身は何をするのかを考えて欲しいのです

 3年生は、多くの生徒が目指す大学入試が目の前に迫っています。残りの時間をどう活用するかでもいいです。あるいは、進学後の新生活でもいいのです。一人ひとりが自分の将来を改めて考えて欲しいと思っています。

 1・2年生は、残りの高校生活をどのように活用するかを是非考える一つのきっかけにしてもらえたらなと思っています。

 私からは以上です。

 

校長日誌 本日は二十四節気の「処暑」です

8月23日(水)

 本日は二十四節気の「処暑(しょしょ)」です。期間でいうと今年は8月23日(水)から9月7日(木)までとなります。

 「処暑」の「」という文字には「とめる」「とまる」などといった意味があり、この時期から次第に暑さが収まってくるとされています。そこで、「処暑」は、厳しい暑さの峠を越した頃という意味があるのです。朝夕には涼しい風が吹き、心地よい虫の声が聞こえてきます。暑さが和らぎ、穀物が実り始めますが、同時に台風の季節の到来でもあります。

 また、二十四節気は1年を24に分けていますから、秋の区分は6つになります。その6つが以下のものです。

 立秋( 8月 8日ころ)…暦の上ではこの日から秋で、これ以降は、残暑といわれる
 処暑( 8月23日ころ)…暑さが止む、おさまるという意味
 白露( 9月 8日ころ)…朝晩の寒暖差が大きくなり、野の草花に朝露が宿るころ
 秋分( 9月23日ころ)…春分とおなじく、昼と夜の長さがほぼ同じになる日
 寒露(10月 9日ころ)…秋がだんだんと深まり、野の草花に冷たい露がつくという意味
 霜降(10月24日ころ)…秋がぐっと深まり、霜が降りはじめるという意味

 本校は明日から授業が始まります。2学期制をとっていますので、始業式ではなく全校集会を行う予定です。

校長日誌 夏季休業 残り3日となりました

8月21日(月)

 残暑(?)が収まりません。台風7号が関西方面を通過して、降雨等により大きな被害を受けました。関東地方は、台風がそれたため、大きな被害は受けませんでしたが、その分、まとまった雨が降りませんでした。東京・埼玉をはじめとする関東地方の水源である利根川水系の八木沢ダムでは、貯水率36%となっていて、利根川水系の9ダム全体でも66%となっています。天気予報でも、しばらくの間はまとまった雨の予報は出ていません。

 埼玉県も昨日に続いて猛暑日の予報が出ていますので、熱中症には十分に注意していきましょう。また、本日も夏季進学補習では6講座が実施されています。文武両道の実現を目指すため、一人ひとりが時間を有効に使って頑張りましょう。

校長日誌 夏季進学補習も残り少しです

8月18日(金)

 夏季進学補習もサマーリフレッシュウイークを終えた昨日から再開され、今日も3年生向け3講座と2年生向け2講座が実施されています。

 先ほど3年生対象の数学「データの分析」をのぞいてみると、確率統計の分野について、生徒が問題に取り組んでいて、これから担当の先生からの解説が始まるところでした。

校長日誌 夏季休業 残り1週間

8月17日(木)

 8月11日(木)から8月16日(水)までサマーリフレッシュウイークということで閉庁日扱いにさせていただき、多くの皆様にご迷惑をおかけしたと思いますが、本日から通常日課に戻りました。

 本校は夏季休業が他校より少し短く8月24日(木)から平常授業に戻ります。8月24日は、全校集会課題テストを予定しています。夏休みの課題は既にほとんどの生徒は終わっていると思いますが、もし、まだ残っている生がいましたら、速やかに終わらせてください。

 また、台風7号が日本列島を通過して数日となりますが、いまだに南方向から湿った空気が流入してくるため、ここしばらくは雷雨など不安定な天候が予想されています。さらに、これから1週間以上は再び猛暑日の予報が出されていますので、くれぐれも熱中症には注意してください。今朝も隣接するさいたま市で8時19分に30.1℃を記録しています。

校長日誌 台風7号の余波に注意

8月15日(火)

 現在、台風7号(LAN(ラン))は、午前5時前に和歌山県潮岬付近に上陸し、近畿地方を北上して大阪方面へと進路をとっています。2018年の台風21号の時のような被害が出なければと願うばかりです。

 台風は低気圧と同じように反時計回りに空気が流れ込んでいきます。そのため、台風の東側に当たる関東地方にも湿った南風が吹き込んできています。そのため、昨日の午後から、急に雨が降ったり止んだりという非常に不安定な天候になっています。

 また、今後数日間は、上流で振った雨の影響で河川の流量が増すことが考えられますので、くれぐれも河川等に近づかないようにしてください。

 上の写真は左が第1グラウンド、右が第2グラウンドの様子です。ほぼ、水浸しの状態です。

校長日誌 第2通用門の改修が始まりました

8月10日(木)

 去る5月12日に門扉を支える支柱が根元から折れてしまった第2通用門の改修工事が始まりました。

 新しくなる第2通用門は、隣にある第1通用門と同じようなしっかりしたものになります。生徒の安心安全を第一に考え、外部からの不審者の侵入などを防ぐために、今後は閉庁時等にはしっかり閉めていくようにします。

 

校長日誌 ダブル台風の影響

8月9日(水)

 先週から沖縄付近を迷走していた台風6号(KHANUN(カーヌン))は、現在、鹿児島県の枕崎市の西南西約120kmにあって、時速10kmで北北西へ進んでいます。今後は九州の西の海上を北上して、朝鮮半島の方向へ進む見込みということです。関東地方からは遠い位置に駆る台風ですが、この台風の影響で、日本列島に南側から湿った空気が入ってくるため、不安定な天候になっています。

 また、台風7号(LAN(ラン))は、現在、小笠原近海にあって、ゆっくりと西へ進んでいます。この台風は、10日(木)から12日(土)頃にかけて暴風域を伴いながら北上し、小笠原諸島に接近する見込みです。さらに、その後進路を北西に変えて、14日(月)頃関東地方や東海地方に接近してくる見込みです。

 11時30分頃の本校上空の雲の様子です。この後、強い雨が一時降りました。

 

校長日誌 二十四節気「立秋」

8月8日(火)

 本日は二十四節気の「立秋」です。期間でいうと今年は今日から8月22日までとなります。

 「立秋」は秋の始まりを意味しています。夏の暑さが極まり、秋に向け季節が移り変わり始める日という意味でもあります。つまり、暦のうえでは「立秋」が夏の暑さのピークであるとされ、立秋の翌日からの暑さは「残暑」と呼ばれます。
 しかし、暦上では秋の始まりといっても、実際にはまだまだ暑さの厳しい日は続きます。現在の日本列島付近には台風6号と7号が接近していて、とても暑く不安定な天候が続いています。

 こうした中で、部活動を行う生徒は十分に熱中症に注意をしてください。先日、生徒に水筒の中身を聞くと「麦茶」という生徒が多かったという記憶があります。しかし、「麦茶」はミネラルも含んでいて身体に良いのですが、熱中症になるとスポーツドリンクや経口補水液でなくては、十分に水分補給がなされません。こうしたことも、注意して活動するようにしてください。

 

校長日誌 部活動見学に多くの中学生が来校しています

8月7日(月)

 迷走する台風6号の影響で、関東地方も不安定な天候になっていますが、朝から多くの中学生と保護者の皆さんが来校しています。本日は11の部活動が見学を設定しています。

 体育館に行ってみると、女子バレーボール部で多くの中学生が体験入部をしている姿が見受けられました。一人でも多くの皆さんが将来の川南生となり、戻ってくることを期待しています。

 3階の美術室では見学に来ている中学生と保護者の方に、油絵の手法などを先生が説明していました。

 また、夏季進学補習も今日は11講座が予定されています。夏季進学補習は、サマーリフレッシュウイーク(8/11~8/16)の間は実施しませんが、8/17~8/23の間は多くの講座が予定されています。

 なお、本校は8/24(木)から授業が始まり、初日は全校集会と課題テストが予定されています。