校長日誌
校長日誌 藤華祭1日目
9月7日(土)
第47回藤華祭は、8時45分から体育館で「開会セレモニー」を実施しました。
オープニングアウトとしての3年生の音楽選択者と吹奏楽部によるコラボレーション、校長あいさつ、実行委員長あいさつ、エンディングアウトとして書道部による書道パフォーマンスを行いました。
その後、全生徒が発表準備と校内清掃を行い、10時30分から予定どおり一般公開を始めました。
今年度は昨年度に比べて開催が1週間遅くなり、さらに、近隣の県立川越高校と川越女子高校と開催日が重なった関係もあってか、来校者数も昨年度よりも、少ないようです。特に、昨年度は教室棟の1階から3階の廊下が人でごった返してしまい、歩くことも困難な状況でしたが、今年度はスムーズに移動ができ、各教室の催し物が見やすくて良かった感があります。
一般公開は15時までとなっていますので、来場された皆様はお気をつけてお帰りください。ありがとうございました。
川南生は、各HRでの点呼終了後、体育館で希望者は中夜祭に参加することができます。
また、藤華祭の様子については、生徒会のページで詳しく報告する予定になっています。
校長日誌 本日から藤華祭(文化祭)を開催します
9月7日(土)
本日明日の2日間で、「第48回 藤華祭」を開催します。
一般公開は、9月7日(土)10:30~15:00
9月8日(日) 9:30~15:00
となっていますので、公共交通機関でお越しください。
校長日誌 二十四節気の「白露」です
9月7日(土)
本日は二十四節気の「白露(はくろ)」です。期間でいうと今年は9月7日(土)から9月21日(土)までとなります。
白露とは、夜中に大気が冷え、草花や木に朝露が宿りはじめる頃を意味しています。降りた露は光り、白い粒のように見えます。日中の暑さも和らぎはじめ、だんだんと秋の気配が深まっていく頃になります。
校長日誌 藤華祭前日準備
9月6日(金)
明日に迫った藤華祭に向けて、本日は終日準備になっています。昨日の午後体育館の増設ステージも完成し、午前中からリハーサルも始まります。また、文化祭用の門も設置しますので、この後、正門からのお車での来校はできなくなりますので、校地裏側の通用門をご利用ください。近くに行くと警備担当の教員がいますので、指示を仰いでください。
昨日、大学入試関係のことを記載しましたので、少し関連したことに触れてみたいと思います。
昨年度の大学入試において、全国の私立大学の53.3%が定員割れをしました。これは、1989年の調査開始以来、初めての5割超えということです。特に地方の中小の私立大学が厳しいということです。18歳人口は1991年の207万人をピークに、急激に減少していて、2022年度は113万人でピーク時の半分程度です。出生数はさらに減少して、2022年度はコロナ禍の影響もあり77万人となり、1899年の統計開始以来、初めての80万人以下です。
これに対して、4年制大学の入学定員は増加の一途をたどっています。1966年は19万5千人でしたが、18歳人口がピークを迎えた1992年には47万3千人まで拡大し、さらに入学定員は増加して2018年には61万7千人まで達しています。
この人口減少と定員増加の効果で、大学進学率は1992年には3割台だったものが、2022年には6割台に達しています。これは、80年代までに見られた「受験戦争」を緩和して「ゆとり教育」を推進した結果、大学進学希望者が実際に大学に進学できるようになりました。しかし、大学卒業者が急激に増える中で、大卒者の働き口が急激に増えることがなく、就職氷河期世代問題が現れる結果となったというわけです。
また、大学入学者を集めるために、一般受験と公募制推薦入試、さらに私立大学の指定校推薦だけに頼るのではなく、あらたにAO入試(アドミッションズ・オフィス入試)が実施されるようになりました。
しかし、アメリカで行われていたAO入試とは根本的に制度が違うため、導入当初は各大学が受験生に課題を出して一次選抜、さらに、通過者に新しい課題を課して二次選抜などと行っていましたが、徐々に現在のようなやり方に変わってしまいました。その結果、入試の際の面接では、「とても、意欲にあふれた素晴らしい生徒に思えた」という受験生たちが、約半年後に大学に入学してくるころには「こんな生徒だったかな」というような、ギャップを感じることが多くあるということを聞いたことがあります。それには、原因があって、アメリカでは大学進学希望者に対して、大学を受験する際の学力を測る共通テストであるSATやACTという年間7回実施しているテストを受験して、その結果として得られたスコアを提出して、総合的な人間評価で合否が決まっていくといものなのです。
日本でも、平成20年頃、中央教育審議会の答申を受けて、「高大接続テスト(仮称)」というものを検討した時代がありましたが、結局、実現はしませんでした。私も、高校教育指導課の指導主事をしていたころ、埼玉県教育委員会教育長がこの会議のメンバーであったため、毎回文部科学省まで行き、傍聴して記録を取っていました。様々な議論の展開を見ることができました。どのような形で受験生の持つ能力を評価して、公平公正に評価をしていかなくてはならないのかが、大きな課題であるということがよく分かったという貴重な経験をさせてもらったという記憶があります。
今年度の入試から新学習指導要領に則った新しい入試になります、一人一人が総合的に学力を身に着けて、自分の一番行きたい大学の学部・学科にチャレンジして欲しいと思っています。
校長日誌 藤華祭に向けて
9月5日(木)
9月7日(土)・8日(日)の藤華祭に向けて、本日と明日の2日間は終日準備となります。
本日の午後くらいから、正門付近に門を設置する準備が始まる予定です。お車で来校する方は、通行ができませんので、校地裏側の通用門を利用してください。
また、3年生はこの時期から「総合型選抜(旧AO入試)」への出願も始まっています。自分自身の行きたい大学等学部学科に向けて頑張って欲しいと思います。
本校の進路における最近の傾向は、「総合型選抜」や私立大学への「学校推薦型選抜(指定校制)」への出願は5年位前と比較すると大きく減少しています。その分、国公立大学への「学校推薦型選抜(公募制)」や「一般選抜」への割合が増えています。
特に、この数年間は進路指導部から「全教科学習」「長期記憶化」「7時間睡眠」といった方針のもと、先日もお話しした「スタディサポート」や「外部模擬試験」などの分析結果もとに、学校全体で進路指導に取り組んでいます。そうした中で、生徒も自身が本当に進学した大学・学部・学科を目指すようになり、「一般選抜」への出願が増えているのだとも思います。
3階進路室前に掲示されています
以前、私が別の学校にいた際の学校説明会で、中学生の保護者の方から「指定校は何校ありますか」などの質問を受けたことがありました。でも、実際に有名大学からくる指定校は、学部・学科が指定されていて、さらに、学校ごとに求められる評定平均値なども違ってきます。生徒自身が本当に進学したいと思っている学部・学科であれば、チャレンジしてもいいと思うのですが、そうでないなら、どうかなと思います。余談ですが、指定校推薦で入学した場合は、卒業まで成績などが追跡され、それらがよくなかったり、やめてしまったりすると、母校の指定校がなくなることもあります。
私たちが高校生の頃(大昔になってしまいますが)は、AO入試などはありませんし、推薦入試自体がそれほど多くなかったということもあり、文系の生徒で「〇〇〇流し」などと言って、その大学の数多くの学部を手当たり次第に受けていた人がいたこともありました。
いずれにせよ、どのような選抜方法を利用したとしても、生徒自身が自分の将来の夢に向けて、本当に行きたい大学等の学部学科を目指して、チャレンジをして栄冠を勝ち取ってくれればと思っています。
校長日誌 全校で除草を行いました
9月4日(水)
本日、課題テスト等が終了後、全校生徒で毎年恒例となっている除草を行いました。
8月下旬から連続した台風7号、断続的に降った雨の影響もあり、校地内の雑草がかなり伸びていました。
しかし、1000人以上の生徒が協力して除草作業にあたってくれましたので、ずいぶんきれいになりました。
ありがとうございました。
校長日誌 大学入学共通テスト受験案内
9月4日(水)
本日は午前中、1・2年生は課題テスト、3年生は英語課題テストと授業を行った後、全校生徒で校地内の除草を行い、午後は文化祭の準備となります。
また、昨日、進路指導部の先生から今年度の大学入学共通テストの受験案内を受け取りました。今年度の出願期間は、9月25日(水)から10月7日(月)で現役生は学校でまとめて出願処理をすることになっています。受験料は、2科目以下が1万2千円で、3科目以上が1万8千円です。出願前に各自で振り込みをする必要があります。今後、説明会を実施する予定ですので、詳しくはその際に確認することになります。
今年度の共通テストからは新学習指導要領に沿った出題となります。そのため、国公立大学については教科「情報」も必修となるケースが多くなります。配点については、各大学ごとに発表され、同じ大学でも学部ごとに大きく異なるケースも見受けられます。
以前、私が高校教育指導課の指導主事をしていたころ、京都市立西京高等学校を訪問して、様々な教育活動についてうかがったことがありました。西京高校は、全身が創立百年以上の西京商業高校で、2003年に未来社会創造学科エンタープライジング科を創設して、西京高校に改称されました。特に英語教育とICT教育に特化した進学校です。当時、初代校長の関目校長先生にお会いして、いろいろな取り組みをうかがう中で、3年生全員に大学入試センター試験(当時)を6教科7科目(5教科7科目)を受験させて高校3年間の成果を実感させたいという話を伺った記憶があります。3年生全員が、国公立大学に進学するわけではないのですが、大学入試センター試験を受けるという目標があると、授業の取り組み方も変わるのではないかと思いました。
現在の西京高校の岩佐校長先生は、私がかつて浦和第一女子高校時代にSSHの担当をしていた頃、平成16年に京都市立堀川高校の教育研究大会でお会いして以来、機会があるごとに情報交換をさせていただいた記憶があります。
各高校が、育てたい生徒への理想に向けて取り組み、生徒の成長を促していかなくてはならないと思います。本校も目指す学校像の実現に向け、生徒の成長を一層促せるように取り組んでいきたいと思います。
校長日誌 スタディサポートの活用
9月3日(火)
本日、1・2年生はスタディサポートを実施しています。3年生は、月曜授業で平常授業を行っています。
スタディサポートは、多くの学校で実施していますが、本校ではここ数年間、特に生徒自身に意識をさせています。英・数・国の3教科の実施ですが、定期考査のように直前に学習した内容の確認ではなく、これまで学習してきた少し広い範囲での学力の定着度合いを見ていくものです。
そのため、これまで学習してきた内容が「長期記憶化」をしているのかどうかを見るうえでは格好のテストになっています。こうした、取り組みや外部模試などで、広い範囲での学力の定着が図れているかを見ることは、とても意味のあることなのです。学校によっては、ただやって、結果を見てそれで終わりというパターンもあるようですが、本校では得られた結果を教科でフィードバックして、各学年の強みと弱みを客観的にとらえて、普段の授業の中でどう活かしていくのかをしてきた結果が、ここ数年間の進学実績にも表れてきていると感じています。
昨日の始業式の中で、進路指導主事の越後先生が言っていた「全教科学習」「長期記憶化」「7時間睡眠」のキーワードが生徒自身の中に浸透してきている気がします。毎日の授業を大切にして、広く深い知識を身に着けて欲しいと思います。そして身に着けた知識を一定期間の間にリピートして、長期記憶化を図ってください。そのためには、十分な睡眠時間を取り、高いパフォーマンスを維持して欲しいと思います。
校長日誌 2学期始業式
9月2日(月)
週末の混乱を招いていた台風10号は、昨日正午に熱帯低気圧に変わり、中部地方を北上して日本海方面へ移動しました。しかし、暖かく湿った空気を運びこんでいるため、2日(月)にかけて関東や東海、北陸、近畿では雷を伴った激しい雨が降る所がある見込みであるという予報が出ていますので注意が必要です。
本日は、9時からリモートで2学期始業式を行いました。校長講話、生徒指導主任講話、進路指導主事講話を行った後、夏季休業中にあった大会等の表彰を行いました。
その後、弓道部でインターハイに出場していた長島さんから個人戦4位となった報告と国民スポーツ大会で関東予選を2位で通過して10月の国民スポーツ大会佐賀大会出場が決定した報告がありました。
最後に、弓道で関東個人選手権大会出場が決まった2年生の印野君と京極さんの激励会を行いました。
校長講話の概要は以下のとおりです。
おはようございます。校長の石川です。今日から新学期が始まりました。昨年度より12日多い、44日間の夏季休業を有効に活用できましたか。
1学期終業式で、部活動や夏季進学補習などに積極的に参加して、規則正しい生活を心がけてください。いつも通りの時間に起床して、規則正しく食事をとり、やるべきことをやって、規則正しい時間に就寝してください。また、本校は「文武両道」を目標にしています。部活動や学校行事の準備をダラダラやっていても、大した効果はありません。いかに考えて、短い時間で効果的に取り組むのかが大切です。一人一人が、考えて行動しましょう。という話をしましたが、そうすることができましたか。
また、9月7日・8日は、いよいよ「藤華祭」です。昨年度は、「藤華祭」後に多くの新型コロナ感染者が出てしまい、「学校閉鎖」になってしまいました。同じ轍を踏まないように、皆で知恵を出し合って、思い出に残るような「藤華祭」を作り上げていきましょう。
そして、もう一つお話をしておきます。
7月26日から8月11日の17日間のパリオリンピックでは、日本は金20個、銀12個、銅13個の合計45個のメダルを獲得しました。金メダルの獲得数では、アメリカ、中国に続いて3番目だということです。
その金メダルを獲得した中で、女子やり投げで見事に優勝してオリンピック及び世界陸上競技選手権の陸上女子フィールド種目における日本人唯一のメダル獲得者となった北口榛花さんについてです。
北口さんは、父はアートホテル旭川で製菓料理長を務めるパティシエで、母は女子バスケットボールの強豪である実業団の共同石油(現・ENEOSサンフラワーズ)の選手でした。身長179cmという恵まれた体格もそうしたご両親から引き継いだものでしょう。
1998年北海道旭川市生まれ。3歳から水泳を始め中学校時代には全国大会に出場しています。また、小学校から始めたバドミントンでは、全国小学生バドミントン選手権大会で団体優勝を飾っています。陸上競技をスタートさせたのは高校時代で、北海道旭川東高校の陸上部顧問に勧められたことがきっかけだったそうです。やり投を始めてわずか2か月で北海道大会を制覇し、2年生の時には全国高等学校総合体育大会陸上競技大会で優勝しました。
2016年4月、日本大学スポーツ科学部競技スポーツ学科に入学しますが、日本大学時代には、コーチがいない状態が続いていました。しかし、2018年11月、フィンランドでのやり投の国際講習会の際にチェコのジュニアコーチをしていたデイビッド・セケラック・コーチの指導方法に興味を持ち、英語が不慣れながらもメールなどで交渉し、その熱意が通じ、2019年2月から1か月間、単身チェコへ渡って指導を受けました。
それ以降もセケラック・コーチから指導を受けるため、北口さんはチェコ語を勉強して、単身チェコに渡り、言葉や文化の壁を乗り越えて練習に励んできたことは北口さんの行動力を表すエピソードとしてよく知られています。
現在では、北口さんは日本語・英語・チェコ語の3カ国語を操る語学力を持っています。特に日本人には習得が難しいと言われるチェコ語は、数年後には流暢なチェコ語でメディア対応出来るほど習熟していたということです。
ケセラック・コーチに師事するようになった2019年には日本記録を2度塗り替え、2021年の東京オリンピックで決勝進出を果たすと、翌年のダイヤモンドリーグでは優勝し、さらに、世界陸上2022オレゴンでは銅メダルを獲得します。そして、2023年のダイヤモンドリーグでは67m04を投げ、再び日本記録を更新して、日本人初のダイヤモンドリーグ優勝を成し遂げ、女子やり投げで日本人初の世界陸上メダル獲得を成し遂げます。
ケセラック・コーチとの出会いを通じて何が大きく変わったのかを北口さんに聞くと、「『休んでいいんだな』って思えるようになったのが1番変わったかなって思っています」と答えています。
北口さんは、毎日2部に分けて練習に励んでおり、「それぞれ3時間とか2時間半で終わるんですけど、この短い時間、集中していられる時間で練習して休んで、また集中できる時間だけ練習を続ける」「それまでの自分はずっと長い時間ダラダラダラダラ練習をしている感じだった」と過去を振り返る北口さんは、「そういう風に変わったのがとても大きかったと思います」と練習の充実度とその成果を実感しています。
「シーズンを終えてから1カ月とか、練習しないで旅行とかしていいという時間をくれるのですけど、そういうことも前の自分はしなかった」「頑張ったら休んで、その時間に体と心を1回リセットさせることで、次に始める練習にすごく集中できる」というように、オンオフの切り替えの大切さを実感した北口さんだが、それまでひたむきに練習に没頭してきた彼女にとって「休みを作る」ことは簡単ではないことも認めているそうです。
パリオリンピック・女子やり投げでは、8月7日の予選を1投目に通過ラインの62mを超える62m58をマークして余裕で通過し、8月10日の決勝において1投目で65m80をマークすると、ライバルが誰も北口さんの1投目を超えられず、自身の最終6投前に戴冠が決定し、金メダルを獲得しました。
試合後のインタビューでは、「いつもは6投目までのんびりしているんですけど、今日は他の選手もすごい選手ばかりなので、プレッシャーを掛けられるように1投目から行きたいと思っていた。だけど、あれだけ投げられたのなら、余力も欲しかった。夢の中では70mも投げられていたので。ちょっと悔しい部分もある」と頂点に立ったことで、北口さんは改めてトップで戦い続けることの気概を示しています。
大変な才能に恵まれている人でも、様々な苦難にチャレンジ精神をもって挑んでいます。北口さんのように、新たなコーチとの出会いを自分の努力で実現し、さらに、新たな練習法のみならず、柔軟な考え方なども吸収して、自分の成長に取り入れてしまう。とても素敵な生き方だと思います。
皆さんも、高校時代という身体能力も知的能力もまだまだ成長できる可能性の塊のような時期にあります。この時期を、どのような考え方をもって、どのように過ごしていくかで、その先が大きく変わってくるのではないでしょうか。皆さんが、自分自身にどんな将来を期待するのか、自分自身をどう変えて、どう成長させていくのか、考えてみて下さい。私たち教職員は、そのきっかけを与えることはできると思っています。皆さんの今後に期待しています。
また、終業式終了後、LHRの開始前に放送でシェイクアウト訓練を実施しました。最近、南海トラフ地震の発生が危惧される中、首都直下型地震もいつ発生するかわからない状況です。普段から、防災に対する意識を高めていきましょう。
校長日誌 台風10号の雨に注意を払いましょう
8月30日(金)
夏季休業も残すところ、この週末のみとなりました。
昨日も記載しましたが、台風10号(SHANSHAN(サンサン))の動きがとても遅くなっています。
気象庁の発表では、本日午後3時現在、中心気圧994hPaで愛媛県松山市の西約40kmにあって、15km/hで東北東へ進んでいます。台風10号は、9月1日(日)にかけて西日本を東へ進む見込みだそうです。
また、今日0時には風速25m/s以上の暴風域がなくなりました。このため、風の影響が小さくなったものの、「雨台風」としての力は十分に維持しているため大雨に警戒が必要です。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高潮に厳重に警戒し、暴風や高波に警戒してください。
8月31日(土)にかけて西日本と東日本では、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。今朝も、埼玉県内では多く場所で道路が冠水するなどして、多くの交通渋滞が生じていましたので、今後も十分に注意をしましょう。