校長日誌

校長日誌 2・3年生中間考査Ⅲが始まりました

10月16日(水)

 本日から、2・3年生の中間考査Ⅲ(2学期中間考査)が始まりました。1年生は科目数の関係で明日から始まります。計画的に準備をして、日ごろの成果を発揮してください。

 私は、さいたま新都心駅の近くにあるホテルブリランテ武蔵野を会場に本日から明日まで開催される「令和6年度 関東地区代表高等学校長研究協議会・埼玉大会」に参加しました。

 開会行事を実施した後、研究協議を行いました。

 ①「特別教育課程」の制度を活用した外国人生徒支援~地域・大学・NPO団体との連携による日本語指導・キャリア教育を通して~

 ②探究で学校をつくる~大間々高校と伊勢崎高校、二校の実践から~

 ③コロナ禍(令和4年度等)と比較して見えてきた業務改善~働き方改革につながることはあったか~

 ④「DXによる効果的・効率的な管理運営の実現」~業務縮減とライフ・ワーク・バランスの実現を通して~

 その後、元浦和高校校長で、現在、武蔵高等学校中学校校長杉山剛士先生による講演会「教育の理想とよりよい学校づくりを問い続けて」を聞いてまいりました。

 杉山先生は、個人的に20年前になりますが、浦和第一女子高校教頭時代に県内初のSSHの立ち上げで、私がSSH推進委員長なるものをやっているときに大変お世話になって先生です。また、高校教育指導課の最後の1年間は高校教育指導課長と指導主事の関係で大変お世話になった方です。講演の中でもたいへん懐かしいような内容を聞くことができ、たいへん懐かしくもあり、とても参考になりました。「ピンチがチャンス」という言葉などは、今でも、心にかかる言葉として、肝に銘じています。

 昔話になりますが、平成16年度に浦和第一女子高校で文部科学省からSSHの指定を受けたのは、埼玉県では初めてのことでした。そのため、県の高校教育指導課にも、誰一人、事業のことについて知っている人はいない状況で、私が必至で情報を集めて、杉山先生に相談すると、いつも笑顔で、「大丈夫、やってみよう」と言われ、協力的な理科の先生たちと知恵を出し合って、取り組んでいったことを懐かしく思い出します。それでも、SSH活動にかかわった生徒が少しずつ変わり、成長していく姿が見られたことがなによりでした。当時は、職員の中には勝手なことをやりやがってなどという感情を持つ方も少なからずいたような気がしますが、杉山教頭先生自身も矢面に立ってくださり、時には遠方の先進校視察へも同行していただいたことを思い出しました。杉山先生と御一緒させていただいた浦和一女での2年間と、浦和一女での最初のSSHの3年間(SSHが始まった3期目までは、3年間指定でした。4期目から5年指定に変更されました)での経験が、全国を飛び回った経験も含めて、自分にとってなくてはならない経験値になったと思っています。ありがとうございました。