校長日誌 3学期始業式
1月8日(木)
本日は、リモートで3学期始業式を行いました。始業式では、校長講話、生徒指導主任講話、進路指導主事講話を行いました。生徒指導主任からは、特に道路交通法改正で4月から適用される自転車についての交通違反に係る反則金制度についての説明がありました。進路指導主事からは、各学年ごとの進路分析について詳しい説明がありました。
その後、表彰式では、実用英語検定準1級合格者12名と1級合格者1名の表彰を行いました。そして、1級合格者の3年生の小宮山君には、全校生徒に向かって英語でスピーチをしてもらいました。その後も表彰は続き、高英研主催の第60回英作文コンテスト、ギター部、放送部、テニス部の表彰を行いました。最後に、2学期終業式で学級閉鎖のために表彰できなかった球技大会3クラスの表彰を行いました。
次に、弓道部の関東大会及び全国大会の報告会を生徒会の生徒の運営で行いました。
11月21日(金)22日(土)に群馬県前橋市で開催された第2回関東高等学校弓道選抜大会では、女子個人戦に出場した2年生の野口さんが見事、準優勝を遂げました。
12月23日(火)から25日(木)に静岡県藤枝市で開催された第44回全国高等学校弓道選抜大会では、女子個人と女子団体で出場しましたが、惜しくも予選敗退となってしまいました。
しかし、こうやって普段の練習の成果をもって、関東大会や全国大会などの上位大会に出場できたことが素晴らしい成果です。今回関東大会で準優勝した野口さんは、これまでの鍛錬の成果が実を結んだものであると思います。また、団体戦は、出場した全員がコンスタントに結果を出さないと団体としての成果に結びつきません。さらに、これから自分たちをしっかりと期待あげてもらい、3年生での大会に向かって欲しいと思います。
校長講話の概要は以下のとおりです。
あけましておめでとうございます。校長の石川です。
今年の「干支」は「丙午」になります。「丙午」という年は、「丙」は火の陽の性質、「午」も火の性質を持つため、非常にエネルギッシュでパワフルなエネルギーを持つとされ、こうした情熱的・行動的な意味合いから、今年は「活気ある年」「経済が好転する年」とされるといいます。一方で、十二支の「午(うま)」は「尻下がり」とされ、過去の午年(特に1990年、2002年)の株価の日経平均が大きく下落したことから、景気が悪化するという見方もあるといいます。一人ひとりがこの1年を有意義な年にしていけるように取り組んでいきましょう。
一つ話をしておきます。正月のテレビで第102回箱根駅伝を見た人も多いと思います。今年は、青山学院大学が、9回目、そして2度目の3連覇(2025~2023、2018~2015は4連覇、2015が初制覇)となる総合優勝を圧倒的な速さで飾りました。特に、前半1区16位と出遅れましたが、2区11位、3区8位、4区5位と順位を上げ、5区の黒田朝日選手が区間新記録の力走で4人を抜き、トップと3分24秒差を逆転しました。復路は最後まで1位の座を渡さずに完全優勝を成し遂げたのです。知っている人もいると思いますが、箱根駅伝は、関東学生陸上競技連盟が主催しているので、関東の大学しか出場することができないのです。
青山学院大学の原晋監督のことを知っていますか?原監督は、2004年に青山学院の監督に就任し、ここ12年間で箱根駅伝9回の総合優勝と2度目の3連覇をしています。原監督ご自身は、広島県の世羅高校出身で、全国高校駅伝において準優勝を飾っています。その後、中京大学に進学し、中国電力陸上部1期生として、5年間の選手生活を送っています。引退後は、中国電力関係の会社でサラリーマンをしていたといいます。
青山学院の監督に就任して、これまでの指導者の多くが、KKD(経験・勘・度胸)に頼った判断をしていたのに対して、科学、エビデンスに基づいた考え方で指導をしていったといいます。
少し前になりますが2019年前半、原監督が学んだことは「伝えたいことは、根気強く言い続けるしかない」ということだそうです。特に柱としている3要素を強調したといます。
「組織づくりの基本3原則を忘れないように」 「成長するための5ステップを疎かにしない」
「覚悟を決めて競技に取り組んで欲しい」
の三つです。
組織づくりのための基本3原則というのは、
①目標理念が根付いていること ②傍観者主義にならない ③他者責任にしない
ということです。
全員が当事者意識を持って、目的意識を共有することが大前提です。そして、傍観者を気どったり、他人のせいにして逃げたりしない。つまり、当事者意識をしっかりと持つ。組織として、この3原則がきちんと機能していれば、好循環が生まれ、チームは自然と成長していきます。
また、成長するための5ステップとは次の5つのことです。
①知ること ②理解すること ③行動すること ④定着させること ⑤相手に教える・伝えること
シンプルなことだからこそ、徹底することが必要ですし、こうした基本事項を疎かにすると、知らず知らずのうちに成長の機会を逃してしまうのです。このことは、生徒の皆さんにも関係することだと思います。自分たちの日々の勉強に置き換えてみてください。
青山学院の陸上競技部の選手は、全員が町田寮で共同生活をして、約6km離れた相模原キャンパスで練習をしているそうです。コロナ禍の時代でも、寮生活を続け、県外合宿なども実施したということです。そのためには、守るべきことを徹底し、選手の疑問にも応え、皆が納得した上で取り組んできたといいます。
青山学院の陸上競技部では、選手が意見を出し合い、監督の指示を待つのではなく、こうしたいという方針を決めて、監督の助言を得て、取り組んでいるといいます。
また、原監督は選手に、将来を考え、「デュアルキャリア」を意識させるようにしているといいます。陸上と自分の人生の「両輪」を充実させて欲しい。実業団で陸上がうまくいかなくなってからの準備では遅い。学生の時から基礎を固めておけば、十分に備えることができるという考えから、常日頃から選手にしっかりとした考えをもたせるようにしているということです。
プロ野球やJリーグの選手が脚光を浴びていますが、そうなれるのは、毎年卒業する大学生や高校生のほんの一部です。大きな怪我をすれば、一瞬でその地位や名誉を失ってしまうのです。そうならないようにするための考えだと思います。
冬休みも終わり、3年生にとって来週末は「大学入学共通テスト」です。これまでやってきたことを振り返り、自分の中で長期記憶化してきた知識の成果を発揮してください。そして、そのあとに続く、私大や国公立大の二次試験に向けて、蓄えてきた力を出し切ってください。学問に王道はないと言います。自分がやってきた努力を信じて、自分のNEXT STAGEに挑戦してください。
また、インフルエンザの流行が止まりません。今年はA型の変異株も登場しました。年明けからA型とB型の両方が流行しているそうです。そのため、人によっては3回インフルエンザに感染する可能性があります。3年生は受験ですから十分気を付けてください。1・2年生も大会などがある部活動があると聞いています。学級閉鎖になると、感染していなくても大会参加はできません。学校全体で感染予防を徹底するしかないのです。私からは以上です。
頑張っている3年生に向けて、元旦に湯島天神に初詣に行った際に、合格祈願のお守りに学校名を入れたものを授かってきましたので、学年主任の佐藤先生に渡しておきました。