校長日誌 二十四節気の「寒露」です
10月8日(火)
本日は、二十四節気の「寒露(かんろ)」です。期間でいうと今年は10月8日(火)から10月22日(火)までとなります。
寒露とは、草花に降りる冷たい露のことをいい、夜が長くなり、露がつめたく感じられるころです。朝晩の冷え込みはきつくなりますが、空気が澄んだ秋晴れの過ごしやすい日が多くなります。この時期、山野では紅葉が始まり、秋の草花も見頃となる頃です。
この時期には、「天高く馬肥ゆる秋」という言葉があります。気候がよくなり、秋の味覚が出揃う季節だけに食欲も全開になる頃です。この「天高く馬肥ゆる秋」には、もともと中国で「秋になると馬が十分に育って騎馬民族が攻めてくるから要注意」という意味があったということです。
古代中国では大小の国々が乱立していて、それらの国が、北方騎馬民族の侵入を防ぐために、「長城」と呼ばれる長い防御壁を作っていました。 紀元前221年になると、秦の始皇帝が中国全土を統一を果たします。 その後、始皇帝は諸国が築いた長城を一つにまとめて整備し、それらが、現在の「万里の長城」の基礎となりました。現在の形になったのは14世紀の明の時代といわれています。