校長日誌

校長日誌 埼玉県高等学校理化研究会、生物研究会及び自然科学連盟合同三役幹事会

12月4日(水)

 本日は午後から県立川越高校を会場に開催された「第2回埼玉県高等学校理化研究会、生物研究会及び自然科学連盟合同三役幹事会」に参加してきました。

 今回の合同三役幹事会では、今年度の科学展について、交流会について、令和6年度埼玉県理科教育研究発表会について、令和7年度の県外行事予定についてなどの議題について話し合ってきました。

 会議の冒頭での私からのあいさつの概要は、以下の通りです。

 皆さん、こんにちは。多くの学校が学期末で考査などもあり、お忙しい中お集まりいただきありがとうございます。今年度および来年度に向けての様々な関連議題がありますので、忌憚のない意見をお出しいただいていただければと思います。

 11月16日(土)東洋大学朝霞キャンパスを会場に第14回科学の甲子園埼玉県予選が行われ、本日の会場校である県立川越高校Aチームが優勝をして、埼玉県の代表として本選に出場することになりました。おめでとうございます。

 覚えている方がいるかもしれませんが、第1回大会で優勝したのは県立浦和高校でした。私も指導主事として3日間同行していましたので、よく覚えています。当時、浦和高校は6人の生徒が代表で登録されていましたが、1名が直前でインフルエンザに罹患して、5名で参加しました。当時の大会では、事前の課題として、クリップモーターカーを作成する課題が出されていて、大会本部から送られた材料をもとに事前準備をしていきましたが、浦和高校では担当者が欠席した生徒のみで、行きの新幹線の中でネット検索をしながら、準備をしていたという状況でした。

 ただ、そのお題で驚いたのは、1位になった愛知県の岡崎高校や2位になった滋賀県の膳所高校では、竹ひごにハンマーでたたいて薄く伸ばした銅線を張り付けて電極にして、3極モーターや2極モーターを作ってしまうというものでした。とてもパワフルで、コースを一気に走り抜けていったのを覚えています。

 与えられた材料をもとに、どんなアイデアで、どんなものを作り出すのか、そんな発想があったのかといった目から鱗のような体験をしたことを今でも覚えています。高校生の秘めた力とそこに関わる先生方の指導力等が発揮された一例かと思いますが、今年度の読売学生科学賞や来年度高等学校総合文化祭に出場される方々の活躍を応援したいと思います。