校長日誌

校長日誌 心肺蘇生法

11月26日(火)

 現在、先生方の授業を見させてもらっています。以前も触れましたが、校長になってから2学期のこの時期に授業を見せてもらうというのは初めての経験です。

 本日の5限に2年生の「保健」の時間に「心肺蘇生法」について、実習形式で行っていた授業を見させてもらいました。4人1組を作り、AEDのトレーナーキットを使って実際に胸骨圧迫やAEDの装着など、一人ずつ全員がやってみるという形式でした。

 心肺蘇生法は、(1)反応(意識)の確認、(2)呼吸の確認、(3)胸骨圧迫、(4)気道確保(頭部後屈あご先挙上法)、(5)人工呼吸(呼気吹き込み法)、(6)胸骨圧迫と人工呼吸といった工程を行いますが、今回の授業の中では、(1)から(4)を一連の流れとして行いました。

 私たち教員は、毎年、近隣の消防署から講師の方をお招きして、講習会を行っていますが、生徒にとっては授業の中で行っています。トレーナキットの胸の部分に両手を組んであて、カチッという音がするまで、早く強く押し込む動作を1分間で120回程度行う作業を繰り返し行います。役割分担でAEDを探しに行った人が戻るとAEDを空けたときの指示を全体で共有しながら、服を抜出せて、パットを付けて、そして、電気ショックまでの一連の流れを理解することを行いました。

 実際に街中で見ず知らずの人が倒れているのを発見して、こうした処置をできるかは、疑問ですが、普段から備えておかなければできるはずはないですので、一人一人が普段から意識を高めていきましょう。