2017年3月の記事一覧
後期終業式 校長講話
H29.3.24(金)
後期終業式校長あいさつ
Ⅰ 卒業生からきみたちへの進路関係のメッセージ~2月初め配付~で多かったアドバイスを改めて紹介します。先輩からの貴重なアドバイスです。
1卒業生から新2年生に伝えたいこと
①定期考査はしっかりやって評定平均を0.1でもあげておいた方がよいです。 33人
②早めに受験勉強に取り掛かるようにしてください。16
②-2,スタートに早すぎるはないと思う。今から頑張っておけば後あと絶対に
助かります。→準備はcannot~too・・・
③勉強を習慣にして、毎日コツコツと勉強してください。13
→(手をあげさせる)習慣は怖い、すごい、の話
④授業をしっかり受けて内容をしっかり頭に入れること。13
→(受験)勉強は、授業に始まり、授業に終わる。
⑤英単語を早く覚えるようにしてください。小テストの単語も少しずつ覚え
ておくと、とてもよいです。10
⑤-2,授業で出てきた英単語はできるだけ覚えておくと良いと思います。4
⑤-3,英単語と基本的な文法はやっておいてください。2
⑥早めにやりたい事や進みたい分野を決めておくこと。11
⑥-2,行きたい学校を早めに決めて、その学校についてできるだけ研究しよう。
4
⑥-3,理系/文系のコース決定はしっかり決めること。後悔しないように。ま
た、自分の可能性を狭めないようにしてください。6
⑦できるだけ多くの大学に行ってみて下さい。3年生になってからでは遅い
し、忙しくなってしまい焦ってなかなか行動できません。2年生からたく
さんの学校を見て校風を自分の目でたしかめておくことはとても良いと思
います。
⑧社会科は2年生からの定期テストで前半の範囲をしっかり固めておくと3
年生になって大きくリードすることができました。
1卒業生から新3年生に伝えたいこと
①なるべく早く受験勉強をはじめましょう。早めに行動をとりましょう。早
めに志望校を決めて受験に向けた勉強を始めておいた方がよい。定期テス
トもがんばっておく。36
①-2, 今(2月)から勉強に取り組みましょう。夏休みからでは間に合わな
い。6
①-3,3年生になる前の春休み時点で受験勉強を意識していない人はやばい
と思った方がいいです。クラス全体でいい雰囲気を作ってください
①-4,もう受験だという気持ちに切り替えた方がよい。部活を引退してからで
大丈夫という気持ちでは自分が後々つらくなる。
②英単語、古文単語を夏までにしっかりやる。長文は一日一つは絶対に解い
て問題慣れをする。11
③ ④毎日コツコツと勉強をしていつまでに何をやるのかを明確にしておく。 5
⑤指定校や公募等の推薦入試で合格をねらう人は、英語の検定や資格はなる
べく早めに取った方がよいです。なぜなら、受験の回数が多いほど点数が
上がるからです。英検、TOEICなどをやっておくこと。3
⑥センター試験まであと1年ないのだよ、急いで勉強始めましょう。
⑦ここまで、勉強してこなかった人も決して焦らないでください。時間がす
べてではなく、結果が重要なのです。結果を残すために今から勉強をはじ
めましょう。たとえ30分でも効率よく行えば1時間、それ以上と同等にな
ります。→遠距離、部活動等忙しい人
⑧とりあえず、英単語集を読んでおくだけでも後々絶対に楽。英語を入試で
多く使う人は、学校の通年の補講の上級英語がよいです。今、すごく感謝
しています。
⑨学校の補講を受けるのがよいと思います。また、進路相談や勉強でわから
ないこと、推薦についてなどは積極的に先生に聞くのが良いと思います。
⑩進路の手引きに載っている先輩からのアドバイスの言葉はとても参考にな
るし、支えとなるので大切にして何度も見てください。
⑪とても忙しくなりますが、自分のリズムをさつくって焦らずにがんばって
ください。
⑫受験は団体戦です。怪我や病気をしないように健康管理に気をつけてしっ
かり勉強してください。→クラス、学校のむ団体戦。家族の団体戦。
Ⅱ 春休みから始めて卒業まで、家の手伝いをしましょう。
朝、雨戸をあける。新聞を持って来る。ゴミだしをする。食事のかたづけ、 皿洗い、洗った食器の片づけ。お風呂の残り湯で洗濯機を回す。洗濯物を干
す(室内)。かわいた洗濯物をとりこみ、最低自分の分はしまう。お風呂掃
除とお風呂をたくこと。雨戸をしめること。週末のトイレそうじ。
→家の状況で、みなさんができることがたくさんあるはず。
後期終業式・表彰
校長講話では、卒業生からの新2、3年生へ伝えたいことをテーマにしたメッセージを交えながら、受験勉強などについてお話がありました。
情報セキュリティー講演会
本日、情報セキュリティー講演会を行いました。
KDDIスマホ・ケータイ安全教室の講師の方より、写真掲載などの情報発信トラブルや、スマホ依存症などについてお話いただきました。
SNSの使用方法やスマホとの関わり方を見直す、良い機会となりました。
ダンス部 卒業公演
公演内容は、現役生から卒業生へのパフォーマンス、OG・OB Number、文化祭の再演でした。
卒業生の最後の舞台、大いに盛り上がりました。
入学許可候補者説明会
入学のしおり校長挨拶
校長 飯田 敦
本校は昭和50年に開校され、今年で創立43年目を迎えます。伝統ある川越の地に「文武両道」を掲げ、新しき時代を担う人間性豊かな人材の育成をめざす男女共学の普通科高校としてすでに定評があり、さらにそれを伸ばしている学校です。
昨今、社会環境や生活様式は著しく変化し続けています。学校も不易と流行を踏まえながら、世界基準のグローバルな視野に立ち幅広い教養と行動力を持って活躍できる人材の育成が求められています。本校では、バランスのとれた実力を涵養するため、「感謝の心を持ち勉学と部活動を両立させ、学校生活に意欲的に取り組む生徒の育成」を目指し取り組んでまいります。
具体的には、進路実現に向けて授業を第一としながら、補講等を含めた教科指導を着実に行い、確かな学力を身につけさせます。また豊かな人間性を育てるため、学校行事や部活動そしてオーストラリア姉妹校等との国際交流事業、進路選択に資するための高大連携事業等、体験的な活動を大切にします。さらに、全国で唯2校の文科省の教育課程研究指定校(情報)の1校に指定されており、県から生徒用のタブレット端末をいただいてそれを活用した授業をしております。
高校では、身に着けるべき知識の量は飛躍的に増え、自ら学ぶ姿勢と判断力が中学時代以上に求められます。高い志と具体的な目標をもって、川越南高校での生活に臨み、努力を継続してください。志の高さに比例して、より高い実力が備わっていくものです。また、学校生活に粘り強く積極的にチャレンジした人ほど、成長が著しくより豊かな実りを得ているのも事実です。幸い、本校の生徒には、知的好奇心豊かに互いに切磋琢磨する気風があります。
より円滑に高校生活をスタートするため、入学前の期間を上手に使い準備を進めてください。学習方法等については、入学後丁寧に紹介しますが、予め、指定された教材や教科書に触れておくことは、必須の事柄です。各教科から出された課題には必ず取り組み、3月中に終了することを目指してください。入学前の宿題への取り組みが余裕をつくり、高校生活への円滑な接続につながります。あわせて、川越南高校で3年間頑張ろうという前向きな気持ちが育っていくものと確信します。
このしおりは、入学手続き、入学前の準備、入学後の学習や学校生活に欠かせない心得などをまとめたものです。保護者の方とお子様で読み合わせのうえ、準備を整えていただき、川越南高校での生活が順調にスタートできますことを願っております。尚、ご不明の点につきましては、なんなりと担当までお問い合わせいただければ幸いです。
入学許可候補者説明会
4月に入学予定の皆さんと、保護者の方にお集まりいただきました。
学習や登校などの入学準備について、説明がありました。
卒業生との懇談会
37~40期の卒業生をお招きし、分野別(経済や教育、工学など)に分かれて、大学や専門学校での生活の様子や、受験勉強の方法についてお話しいただきました。
生徒は、貴重なお話に熱心に耳を傾けていました。卒業生の皆さん、ありがとうございました。
進路行事
昨日は、各教室で英語のセンター問題を解きました。今日は、体育館で英語教員が問題・解答の解説をし、振り返りを行いました。
卒業証書授与式
退場時には、各クラスが工夫を凝らして、ご両親や担任の先生に感謝の気持ちを伝え、あたたかく感動的な式になりました。
お足元の悪い中、沢山の保護者の皆様にご出席いただきました。ありがとうございました。
第40回 卒業証書授与式
平成二十八年度 式 辞
ようやく木々の芽が膨らみ始め、春のおとずれが確実に感じられるようになったこの佳き日に、PTA会長様、同窓会会長様、大東市民センター所長様、学校評議員様、PTA・後援会顧問様、PTA・後援会役員の皆様をはじめ、多くの来賓の方々のご臨席と保護者の皆様の御出席を賜り、埼玉県立川越南高等学校 第四十回卒業証書授与式が挙行できますことに、学校を代表して、厚く御礼申しあげます。
ただ今、卒業証書を授与しました三百六十五名の皆さん、ご卒業おめでとうございます。この日を迎えられたことは、皆さんの三年間の努力の賜物と言えますが、日夜を問わず励ましてこられた ご家族の愛情と 周囲の支えのお蔭でもあります。是非感謝の気持ちを忘れないでください。
保護者の皆様、お子様のご卒業 心よりお祝い申し上げます。今日までの十八年間、様々なご苦労があったことと推察しますが、お子様を信じ、支え育まれてきたことに 敬意を表します。また、本校の教育活動に寄せられました 皆様の深いご理解 ご支援に対しまして、厚く御礼申し上げます。
本日の卒業式を迎え、皆さんの心の中には、ここ川南での三年間の思い出が甦っていることと思います。私個人的には 皆さんとは二年間のおつきあいでしたが、私もたくさんの思い出を皆さんからいたただきました。一人あたりわずか六、七分という短い時間ではありましたが、ここにおられる卒業生全員と 昼休みに校長室で面談をさせていただきました。
私との面談の時に 皆さんは 勉強のこと、部活動のこと、クラスのこと、進路の希望についてなど、様々に個性豊かに語ってくれました。私は ただただ何事も目標に向かって全力を尽くすように、がんばれ、と言って励ましました。
二年生の時は、沖縄の修学旅行にも一緒に行かせていただきました。海や空がきれいで日差しが強かったですね。また、何人かの方とは 入学試験や就職試験の面接練習や 半年間続けた英語の補講でも 共通の時間をシェアさせていただきました。さらには、野球部の生徒さん等がいつも元気なさわやかな挨拶をしていました。私にとっては忘れられない貴重な思い出であります。
さて、皆さんにとってこの川南での三年間は、社会に出るための人間的基盤づくりの時期でありました。学業はもとより、部活動・学校行事を通して切磋琢磨しあった仲間は、生涯を通じての貴重な宝物です。川南での経験や苦しい時の頑張りは、今後、目標に向かう時の力として働くものと信じます。そして これからは何倍もの山あり谷ありの人生が待っています。ますますの国際化、グローバル化、アイティー化への対応がもとめられます。皆さんには まだまだ勉強しなければならない事柄が多くあり、身に着けるべき能力、そして困難に耐えうる心身の充実が必要となります。これからは 自らの責任で自ら判断していく場面も多くなりますが、自分を信じて 常に可能性を追求してください。川南生には、磨けば光る素晴らしい才能がある と確信しています。卒業は次のステージへのスタートラインです。そんな新たなスタートをきる皆さんへの はなむけの言葉として 二つの言葉を贈らせていただきます。
一つ目は、平凡かもしれませんが、「継続は力なり」ということです。
人生において、皆さんが ある短い期間、素晴らしいことを行ったり、信じがたいパワーを発揮したりすること、があるかもしれません。ただ、それがその一瞬で終わってしまったとすると、長い目で見てみると、あまり大きな成果とは言えません。それよりも、たとえ目立たない、平凡なことでも、徹底して継続すると、結果的には大きな成果として現れることが 人生にはよくあります。
わかりやすい一つの例として 昨日表彰をさせていただいた 七十八名の皆勤賞、四十三名の精勤賞をあげましょう。ちなみに皆勤の人の数は昨年度を十四名も上回っています。三年間、雨の日も風の日も休まず、無遅刻、無早退を続けるというのは、大変な努力と精進と精神力の強さの賜物です。表彰された方はずいぶん自信がついたと思いますし、この自信が次のステージへのチャレンジを生み出すことと思います。これこそ「継続は力なり」の典型です。
また、私がよく全校集会等で皆さんに話している、英語の勉強法もまたしかりです。例えば、毎日二時間ずつ十日間勉強したのと、一日十時間の猛勉強を二日だけやって、あとの八日間全く勉強しないのでは、同じ合計二十時間の勉強でも、その成果には、大きな差がつきます。前者の方が圧倒的に成果が大きいことは明白です。特に語学の習得には「継続は力なり」が効果抜群です。やはり何事もこつこつと地道に継続しないと成果が出にくいのです。
二つ目のはなむけの言葉は、「個性を大切にしよう。
Be unique! 個性的であれ。」ということです。これには大きく二つの意味があります。一つは、「相手の、または他の人の個性を尊重しよう。」であり、もう一つは、「自分の個性を大切にして伸ばそう。」であります。
「相手の、または他の人の個性を尊重しよう。」は、いじめ問題の解決から、国際化、グローバル社会での対応まで、幅広く応用がききます。人間 百万人いれば百万人の個性が存在します。肌の色、髪の毛の色、瞳の色、などの外見的な特徴から、文化、風習、性格、考え方、全部違っていて当たり前です。日本にいると、みんな似ているように思えますが、このような国は世界でもまれでして、それでも一人一人は違っています。違っていてよいのです。違いを受け入れ、絶対に排除しない、ことがこれからの社会で生き抜いていく上で 必要となる よりよい社会人としての態度だと思います。
とかく、国際人とか、グローバル人材とか申しますが、語学が少しできるかどうかではなく、広く相手を受け入れる度量があるかどうか、相手の個性を受け入れられるか否かが、真にグローバル人材といえるかどうかのバロメーターであると思います。
また、皆さん一人一人が持っている個性を是非大事にして、守り育ててください。大人の社会では、一人一人の個性を、よい意味で、その人の「持ち味」などと呼んで、表現します。「彼は切れ味には少々かけるけど、粘り強く、何事も最後まであきらずにやりきるところが持ち味だね。」とか、「いつも明るく、笑顔を絶やさない人当たりのよいところが彼女の持ち味だね。」などと言って、持ち味を尊重します。人と人とのつながりの中で、思う存分に皆さんの持ち味を発揮してください。これからの社会では、全てに平均点という人よりも、何か特徴が、 持ち味が ある人の方が尊重されるケースが増えてくると思います。さらに、自分が集団のリーダーになった時には、メンバーそれぞれの持ち味を いかに発揮させるか、に心をくだくようにすると、いろいろなことがうまく回りだすと思います。
「持ち味」と言えば。皆さん方の先輩には、川南で鍛えた陸上長距離の走りと小さい時からやっていたスイミングでの泳力を持ち味にして、リオデジャネイロのオリンピックの近代五種に出場し、見事、日本人過去最高位の十三位になった朝長なつみさんがいらっしゃいます。
今年度二回本校に来ていただいて御講演をいただきましたので、生徒はもとより保護者の方も生徒からお話しを聞いていることと思います。朝長さんは、さらに進化を続けており、先日二月末にロサンゼルスで行われたワールドカップでは四位に入賞しております。是非来る東京オリンピックに向けて、川南の同窓生皆で応援を続けていきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
むすびに、川越南高等学校は、地域の期待に応え安全・安心な環境を確保しつつ、生徒一人一人の、心身の健全な成長のため、教職員一丸となり教育活動に邁進してまいります。ご臨席のすべての皆様に、今後とも変わらぬ暖かいご指導・ご鞭撻をお願い申し上げ、卒業式の式辞といたします。
平成二十九年 三月十四日
埼玉県立川越南高等学校長 飯田 敦