校長日誌

2025年8月の記事一覧

校長日誌 週明けから新学期です

8月29日(金)

 今年の夏季休業も平日は今日が最後となりました。8月17日から続いていた猛暑日も昨日で途絶え、連続11日で止まりました。しかし、本日再び最高気温35℃を超え、猛暑日となりました。さらに明日は、熊谷などで最高気温40℃の予測が出ています。来週も、木曜日くらいまでは猛暑日の予想となっていますので、一人ひとりが体調管理に気を付けていきましょう。

 また、本日気象庁から、2017年8月に発生した黒潮大蛇行が7年9か月継続し、2025年4月に終息しましたという発表がありました。以前から、紀伊半島の南側で黒潮が大きく南に振れて、その部分に暖かい海水がたまり、日本列島の異常な高温に関係するのではないかという考えもありましたが、今年の暑さには関係していないことがわかりました。ここ数年、春と秋の期間が短すぎて、日本特有の四季が感じられない異常な状況が続いています。地球温暖化を世界中の国がさらに意識をして、取り組んでいかなくてはならないのではないでしょうか。

 新学期は、1日が始業式、2日はスタディサポート(3年生は授業)、3日は課題テスト(3年生は授業)と除草、4日と5日は終日藤華祭の準備です。そして、6日と7日は藤華祭となっています。計画的に過ごしていきましょう。

校長日誌 昨日の雷雨を経て

8月28日(木)

 昨日夕方、寒冷前線の通過に際して、激しい雷雨に見舞われました。近隣の坂戸市では、電信柱がおれ、一部地域で停電が発生したと聞いています。私も帰宅途中で、停電のため、信号機が消えていたところもありました。その後は、強風と豪雨に見舞われ、何とか自宅方向へ向かうことができ、自宅につくころには雨も上がり、雲の間から夕陽が見えるようでした。

 その影響のためか、今日の最低気温は25℃程度、最高気温も33℃程度で、久しぶりに猛暑日にならないようです。

 しかし、週末には再び猛暑日となり、来週の半ばあたりまで、猛暑が続くようです。

 今日も、午前中校内の文化祭の準備の様子などを見に行くと、書道部はオープニングセレモニーで行うパフォーマンスの準備を行なっており、美術部は室内に展示するオブジェの創作を行っていました。

校長日誌 藤華祭に向けて

8月27日(水)

 校舎と下足室の間の通路で、生徒会の有志が藤華祭の入場門の準備を始めています。

 本校の藤華祭(文化祭)での門は、隣の県立川越高校や県立浦和高校のようなとてつもないもではありませんが、昨年度から、倉庫にあった鉄パイプをクランプでつないでラチェットで骨組みをくみ上げて、最後にそこに装飾用のパネルを取り付けるものになっています。装飾用のパネルもその年の担当者がアイデアを出し合って準備をしている手作りですので、藤華祭当日をお待ちください。

校長日誌 収まらない猛暑

8月25日(月)

 今年度の夏季休業も残り1週間となりました。しかし、一時収まったかに見えた猛暑が続き、昨日鳩山町では最高気温39.4℃(15:40)を記録しています。埼玉県の気象台のある熊谷市の8月の最高気温を見てみると、昨日までの24日間で最高気温が35℃を超える「猛暑日」になったのは、15日間でした。8月17日から昨日まで8日間連続の「猛暑日」になっています。最高気温が30℃に満たなかった「夏日」は2日間のみです。ちなみにこの2日は、いずれも雨でした。

 暑さ指数(WBGT)を確認するために、今年度新たに4台のWBGT計を購入して、体育館やグラウンドで活用するための目安にしています。また、本校にはプールはありませんが、全国的に水温が高くなりすぎてしまい、プールも使用できない状況が続いていると聞きます。

 埼玉県では、非常時対応のため、体育館に冷房等を設置する工事を始めていますが、防災拠点の学校を中心に行っているようです。本校は防災拠点ではありませんが、全校生徒1,000名を超える学校も優先して欲しいと願うばかりです。さらに、昨年度、ようやくHR棟の大規模改修の設計を実施してもらいましたが、工事の予定も未定のままです。一日も早い工事の実施を願うばかりです。

 さて、夏季休業のラスト1週間です。1・2年生は、新学期2日にスタディサポート、3日に課題テストが予定されていると思いますので、まだ、課題が残っている生徒は計画的に終わらせてください。さらに9月6・7日に予定されている藤華祭のクラス準備も、事前に登録した日程で計画的に実施することに、今年度から変わりました。皆で協力をして、短期集中で頑張りましょう。クラスの文化祭実行委員がリーダーシップを発揮するチャンスです。集まった人たちをどのように配分して、何をどんな順番でこなしてくのかを、適切に指示をしていく必要があるかと思います。頑張りましょう。

校長日誌 明日は二十四節気の「処暑」です

8月22日(金)

 明日23日(土)は二十四節気の「処暑(しょしょ)」です。期間でいうと今年は8月23日(土)から9月6日(土)までとなります。

 「処暑」は、厳しい暑さの峠を越した頃です。残暑はまだ厳しいものの、夏の太陽の勢いが徐々に鎮まり、朝晩は過ごしやすくなる時期です。ほんの少しずつではありますが、朝夕には涼しい風が吹き、心地よい虫の声が聞こえてきます。暑さが和らぎ、穀物が実り始めますが、同時に台風の季節の到来でもあります。まさに、昨日九州で台風12号が発生した旨を伝えましたが、本日は熱帯低気圧に変わってしまいました。しかし、鹿児島県の一部に線状降水帯をもたらすようなことも報じられています。

 暑さで有名な熊谷では、最高気温36℃予報ですが、最低気温は26℃となっています。一時の暑さに比べるとほんの少しですが、秋への入り口が近づいてくるのでしょうか。

 また、午後からは生徒会の有志が集まって、藤華祭で使う門の骨組みを鉄パイプでくみ上げる作業をしています。まだ、暑いので熱中症に気をつけながら頑張って欲しいと思います。ほんの気持ちだけ、塩分タブレットと麦茶のペットボトルを差し入れしておきました。

 

校長日誌 台風12号

8月21日(木)

 本日、鹿児島県の薩摩川内市の西約90kmで台風12号(LINGLING(レンレン))が発生しました。

 台風12号は午前9時現在、薩摩川内市の西約90kmにあって、ゆっくりと北東に進んでいます。中心気圧が1004hPaと比較的弱いですが、最大瞬間風速は25m/sとなっていますので、今後の動きに注意が必要です。この台風は、東寄りに進む予報が出ていますが、日本列島の南側を移動してくると、関東地方にも大きな影響が出る可能性があります。今後の情報に注意してください。

 体育館では、女子バスケットボールが市立川越高校の女子バスケットボール部と合同練習を行っています。また、その隣では、男子バスケットボール部が今年から始まった?リーグ戦として、新座柳瀬高校や川越東高校、西武文理高校等の学校と試合を行っています。

 まだ、猛暑日が続く予報が出ていますので、くれぐれも体調管理には気をつけましょう。

校長日誌 新学期に向けて

8月19日(火)

 今日は朝から管理棟南側にあるカイヅカイブキ(貝塚伊吹)等の植木の剪定をしてもらっています。本校の敷地内には、数多くの木々が植樹されていて、その管理に莫大なお金もかかっています。

 昨年度は、大東中学校との境界に多く植えてあるヒマラヤスギの上部を切って、全体の丈を詰めました。ヒマラヤスギは根を広くはらないため、大きくなりすぎて、台風などの強風のために倒木することもあるからです。

 今回、管理棟の南側には、家庭の庭木や生垣などにも使われているカイヅカイブキ(貝塚伊吹)が何年間も伸び放題で、二階にある職員室の窓に達するようになっていたものを剪定してもらっています。2学期まで2週間を切り、藤華祭まで3週間を切っていますので、校地内も少しずつですがきれいにしていきたいと思っています。

校長日誌 猛暑再び

8月18日(月)

 サマーリフレッシュウイークも終わり、残り2週間となりました。1・2年生で夏休みの課題が終わっていない人は、計画的に終わらせてください。また、今年度はこの時期から、藤華祭のクラス準備が期間限定で始まります。今年度からクラスごとに、準備する日を決めて計画的に取り組むことになりました。多くの人が集まって、効率的に文化祭の準備をするようにしてください。

 また、暑さの方もお盆休みのころは少し収まっていたようですが、昨日からまた猛暑が戻ってきました。昨日は、鳩山町で37.9℃(15:53)を記録しています。さいたま市は36.9℃(15:30)を記録しています。今日は、熊谷市で39℃、さいたま市で38℃の最高気温の予報が出ています。まさに、体温越えです。もし、運動する場合などは、自分自身の発汗量に注意をしてください。発汗していれば、体温調整ができているサインです。そして、のどの渇きを感じる前に、適度な水分補給を心掛けてください。この原因は、以前も示しましたが、太平洋高気圧の上にチベット高気圧が侵入するダブル高気圧の状態となり、暑い空気の逃げ場がなくなってしまうためです。そのために、夜になっても気温が下がらず、連日の猛暑となっています。今週いっぱいくらいはこのような状況が続きそうですから、登下校の際にも日傘を利用するなどして、暑さ対策を心掛けてください。

校長日誌 全国理科教育大会3日目

8月9日(土)

 8月7日から始まった全国理科教育大会も最終日になりました。本日は、物理3・化学5・生物・地学の4分野10会場に分かれての研究発表が行われました。埼玉県からも、先生方が参加して日頃の研究内容を発表していました。

 前半の発表では、化学分野で発表した埼玉県の先生方の研究発表を聞かせてもらいました。

 後半の発表では、「自己調整学習を促すためのポートフォリオの実践」と「銅の電解精錬を利用したギブスエネルギー変化およびエントロピーの測定」などを中心に聞かせてもらいました。

 多くの先生方が日頃から工夫している研究実践を聞くことで、様々な取り組みの苦労や各校での課題などをどのように解決に向けて取り組んでいるなどが伝わってきて、参考になりました。

 来週はサマーリフレッシュ期間となり学校は閉庁日となります。この校長日誌もしばらくお休みとなります。

校長日誌 令和7年度全国理科教育大会2日目

8月8日(金)

 昨日から参加している令和7年度全国理科教育大会・第96回日本理化学協会総会兼令和7年度岩手県高等学校理科研究大会のため、アイーナ(いわて県民情報センター)のアイーナホールで開会式を行いました。始めに、日本理化学協会会長の上村礼子様、岩手大会運営委員長の千葉勝幸様から挨拶をいただき、ついで、来賓祝辞として文部科学大臣 阿部俊子様からの祝辞を教科調査官の真井克子様が代読し、岩手教育委員会教育長 佐藤一男から祝辞をいただきました。

 その後、10:15から教育功労者表彰を行い、31名の方が表彰を受けました。副賞は南部鉄器の文鎮だそうです。

 11:35から、記念講演として国立天文台水沢VLBI観測所 所長・教授の本間希樹氏に「岩手発ブラックホール行き 銀河鉄道の旅」と題して講演をしていただきました。

 何故この水沢に国立天文台を作ったのか。それは、39°08′という緯度線上で、天文台を6か所立てようというプロジェクトが、明治時代当時の非常に大きな国際的プロジェクトとして始まりました。それが明治32年、今から126年前に始まったのがこのプロジェクトでした。水沢、イタリア、それから中央アジア、そしてアメリカに3か所と、それから中央局として、各観測所で覗いて観測して集めたデータをドイツのベルリンの方にポツダムに中央局があって、そこで解析する。そんなような仕組みでできたのがこの緯度観測所であり、こういう事業を国際緯度観測事業といっていたということです。

 地球上の様々な原子は鉄までは星の中の核融合によって出来ることがわかっていて、鉄よりも原子番号の大きなもの例えば金などは中性子星が合体するときにでき、中心にはブラックホールも形成される。言い換えると、金などの原子はブラックホールが誕生する際の「燃えかす」のようなものだというのです。

 ブラックホールは、強い重力のため、光さえ脱出できない暗黒の天体であり、入ったものすべてを飲み込む(出てこれなくなる)というものです。巨大ブラックホールの周りでは、周囲の物質を飲み込むと、重力エネルギーが解放されるためその周囲が明るくなることがわかっていて、それが写真にも写るのだと言います。ただし、単独の望遠鏡で撮影できるのだはなく、世界の望遠鏡と連携して地球規模の電波望遠鏡を合成することによって、映し出すことができるというのです。

 2019年4月、国際プロジェクトEHT(イベント・ホライズン・テレスコープ)が、楕円銀河M87の中心にある巨大ブラックホールの影を捉えた写真を公表し、2022年5月には、私たちの住む天の川銀河の巨大ブラックホールの写真も発表されました。

 今後、Black Hole Explorer(BHEX)計画というものが計画されているということです。望遠鏡の解像度を上げるために、地球上の望遠鏡だけではなく、人工衛星をあげて、さらに大きな望遠鏡にするという計画がアメリカを中心に衛星計画が進行していて、NASAでの開発・打ち上げを目指していて、日本の計画についても検討中ということでした。

 講演の最後に、本間先生から「理科離れをどうする?」という私見が示されました。そのためには、理数系科学への「共感」度合いを増やすことが重要である。(共感できない=他人事、共感できる=我が事)

 また、考え方の課題として、結果(確定した表面的事実)を説明するのは効率が良いと結果(実験、歴史、苦労話など)を説明すると共感しやすいのだけれども、時間的制約から結果が優先されやすくなっていることも、共感されない理由なのかもしれない。

 生徒側の捉え方の課題としては、特に基礎科学が、「自分に関係あるの?役に立つの?」という捉え方をされている。しかし、いろいろな事象(結果)は実は裏(経過)で関連しているということです。科学の発展も「一見何の役に立つかわからない研究」の積み重ねで役立っているのです。例えば、スマートフォンの起源でもある電磁気学の歴史からもわかるというのです。人口電波の生成に成功したハインリッヒ・ヘルツはそれが何に役立つのかと聞かれた際に「多分、何の役にも立たない」と答えたそうです。また、電磁誘導を発見したマイケル・ファラデーがそれが何に役立つのかと聞かれた際には「生まれたばかりの赤ん坊が将来何の役に立つのかいったい誰がわかるでしょう?」と答えたそうです。何の役に立つのかわからなかった研究から電磁気学が生まれ、スマートフォンが誕生したのです。基礎研究の大切さがそこにあるのだと思います。

 午後は7つの分科会に分かれての研究協議が行われました。私は、第7分科会「教育DXにおける理科教育について」に参加しました。この分科会では、最初に3人の先生から意見提示がありました。

 1「教育データを利用した『自己調整学習能力』の醸成」

 2「画像生成AIを活用した興味関心の高め方と誤概念についての指導方法の提案~カードゲームの作成~」

 3「ChatGPTと実験について議論する」

 その後、「教育DX,とりわけ生成AIの活用を通じて、理科養育における「個別最適な学び」と「協働的な学び」をどのように組み合わせていくことで、生徒の「探究心を育む学び」を実現できるか」というテーマで、個人作業をした後で、グループワークを行い、9つの項目をダイヤモンド・ランキングという手法で優先順位をつけて、グループごとに発表を行いました。生成AIをどう活用することで、生徒の学力伸長に繋げられるのかや、教員の負担軽減にどう繋げるのかなど色々な課題があり、参加した先生方がどのような考えを持っているかなど、いろいろなことが伝わってきました。