校長日誌

2026年2月の記事一覧

校長日誌 定期考査Ⅴ 5日目

2月25日(水)

 本日は定期考査Ⅴ(学年末考査)5日目となりました。1年生は①英コミⅠ、2年生は①数学Ⅱとなり、その後、明日の学力検査に向けて大掃除を行いました。本日は、12時完全下校となりますので、速やかに下校して、各自で時間を有意義に活用してもらいたいと思います。

 在校生は、明日から入学者選抜の関係で臨時休業になります。その時間をどのように活用するのかを考えてほしいと思います。本校では、2年生が終了するこの時期までに英語技能検定2級(高卒レベル)を目指しています。そして、2級に合格した生徒は、準1級や1級を目指していきます。現在の3年生は、以前も紹介しましたが、1級1名、準1級14名が合格しました。昨年度の卒業生は準1級15名が合格しました。1昨年度は準1級10名が合格しています。

 こういう時間を、どのように有効活用していくかで、大きな差が生れると思います。特に2年生は、現在ベネッセコーポレーションのGELPを活用しています。是非、こういう時間を自由に活用できるときに、集中活用などをして欲しいと思います。

 また、明日は埼玉県公立高等学校入学者選抜に係る学力検査となります。本校を受検する皆さんは、時間に余裕をもってお越しください。体育館で受付等を行いますので、受検票等を忘れずにお持ちください。

 明日の学力検査から採点日までの期間は高校入試に集中することになりますので、しばらくこの校長日誌をお休みにします。 

校長日誌 定期考査Ⅴ 4日目

2月24日(月)

 本日は、朝から雲が広がり最高気温16℃、最低気温10℃の予報が出ています。考査Ⅴ(学年末考査)4日目となります。1年生は①数学Ⅰ、②地理総合となっています。2年生は①英コミⅡ、②生物基礎、③保健となっています。

 関東地方では、昨日「春一番」が吹きました。場所によっては、非常に強い風のため、被害が出てところもあると聞きます。「春一番」は、冬から春への移行期に、初めて吹く暖かい南よりの強い風で一般的には風速8m/s以上の風になります。気象庁の定義では、2月4日ごろの立春から3月21日ごろの春分までの間に、広い範囲で初めて吹く暖かく(やや)強い南風のことを言います。この際、急速に発達する低気圧の影響で、竜巻などの突風を伴うこともあり、注意が必要です。

 昨日のニュースで、23日朝、北海道芦別市でバス停の待合所が倒れていることが分かり、原因は23日未明に今年一番の強い風が吹いた影響とみられますという内容でした。倒れた待合所はトタン製とみられ、倒れないよう地面に固定されていて、高さと幅はいずれも2メートルほどで、6人ぐらいが座れるベンチを覆っていたそうです。芦別市では、23日午前2時30分ごろに最大瞬間風速17.2メートルの今年一番の強い風が吹いていましたということです。ニュース映像では、柱と地面の接合部が錆びていて腐食が進んでいたものと考えられますが、やはり自然の力は脅威です。

 

校長日誌 定期考査Ⅴ 3日目

2月20日(金)

 本日は、朝から雲が広がり最高気温11℃、最低気温-1℃の予報が出ています。考査Ⅴ(学年末考査)3日目となります。1年生は①論理表現Ⅰ、②歴史総合、③言語文化となっています。2年生は①論理国語、②論理表現Ⅱとなっています。また、3年生が登校日となっていて、①学年集会、②LHRとなっています。先ほど、体育館での学年集会の様子を覗いてくると、ちょうど卒業式に向けての歌唱指導を行っているところでした。

 また、本日の読売新聞と朝日新聞の朝刊の一面にiPS細胞関連の記事が載っていました。読売新聞では一面に「iPS医療実用化了承 世界初2製品 条件付き 厚生労働省」、三面に「iPS医療 普及試金石」という記事があり、厚生労働省薬事審議会の専門家会議は19日、iPS細胞から作った心臓病とパーキンソン病の再生医療製品2製品について、条件・期限付きで製造販売を了承したというものです。製造販売が了承されたのは、大阪大発新興企業クオリプスが開発した心筋細胞シート「リハート」と、製薬大手・住友ファーマが開発したパーキンソン病治療用の神経細胞「アムシェプリ」です。2製品は近日中に厚労相が正式に承認する予定ということです。

 iPS細胞は、2012年にノーベル医学生理学賞を受賞した山中伸弥・京大教授が、2006年にマウスから作製し、2007年にヒトから作製したことが発表され、2010年に京大iPS細胞研究所が設立されました。ノーベル賞受賞後の2013年には政府が10年間で約1100億円の研究支援を決定し、翌2014年には理化学研究所で加齢黄斑変性という目の病気の患者に世界初の移植手術が行われました。2018年には、京大がパーキンソン病患者の脳にiPS細胞を移植する治験を開始し、2020年には、阪大が心臓病患者に移植する治験を開始しています。また、今回の心筋細胞シート「リハート」は昨年4月から大阪・関西万博で赤い培養液の中で心臓のように拍動する「iPS心臓」としても展示されていたものです。iPS細胞は患者由来の細胞ですので、拒絶反応なども起こらず、移植手術については非常に有効なものですので、今後さらに実用化に向けて進展していくことを期待しています。

 2014年の理化学研究所で行われていた「加齢黄斑変性に対する自己iPS細胞由来網膜色素上皮シート移植」に係る研究については、私が2014年4月から1年間、和光市にある理化学研究所の広報室に教頭等長期研修で出向していたことがあり、2015年1月6日に広報誌の取材で、理化学研究所 生命機能科学研究センターに隣接している現在の神戸市立神戸アイセンター病院を訪問して、髙橋政代プロジェクトリーダーにお会いして、取材に立ち会わせていただいたことを今でも鮮明に覚えています。その際に特に驚いたのは、高橋先生は、医師としての立場、研究者としての立場、プロジェクトリーダーとしてチームを指揮する立場があり、二足どころではなく三足の草鞋を履くようなとても多忙な方であることを知り、さらに驚かせられました。

校長日誌 定期考査Ⅴ 2日目

2月19日(木)

 本日は、朝から晴天が広がり最高気温10℃、最低気温2℃の予報が出ています。

 昨日から始まった考査Ⅴ(学年末考査)2日目となります。1年生は①現代の国語、②化学基礎、③情報Ⅰとなっています。2年生は①化学基礎、②日本史探究/世界史探究、③古典探究となっています。

 本日の読売新聞に、[これからの高校]第1部 無償化の行方<3>として、「選ばれる公立へ 魅力模索『進学重点校』でも苦戦」という記事が掲載されていました。

 内容は、全国に先駆けて東京都では2024年度から、私立を含めて高校授業料を実質無償化しています。今年1月に発表された令和26年度入学の高校志望予定調査では都立全日制を第1志望としたのは65.79%となっていて、前年度から1.18ポイント減り、1976年度の調査開始以来、2年続けて過去最低を更新しているということです。

 都教育委員会から、難関国立大などへの進学に力を入れる「進学指導重点校」として指定された都立高校も例外ではない。今月13日に発表された26年度入試の最終応募倍率は国立高校(国立市)は1.31倍で前年度比0.22ポイント減、八王子東高校(八王子市)は1.22倍で0.30ポイント減だったといいます。

 一方、人気を集める都立高校もあり、進学指導重点校の立川高校(立川市)の「創造理数科」は4.15倍に上った。この学科は2022年度に誕生した新しい学科で、海外での活躍も念頭に、将来にわたって研究や技術革新ができる人材の育成を目指している。一例をあげると2年生の「理数物理」の授業では、生徒たちが電熱線に電流を流し、生み出した熱による液体の温度変化を測定して「ジュールの法則」が正しいかどうかを確かめていたり、「理数探究」の授業の中で、生徒個人の関心で研究した「太陽光植物工場」や「ガウス加速器における効率的なエネルギーの回収の方法」の成果をポスターにまとめて発表していたりして、理数系分野を軸とした教科横断的な学びを実現し、科学的思考力・判断力や創造性の育成を目指しているとのことです。

 生徒を引き付ける魅力の発信は、現在どの学校でも必要なことです。各高校での取組はそれぞれ異なっています。それをどのように、入学希望者たちに伝えるのかが大きな課題にもなっています。

 行政のてこ入れとして、逆風を受ける公立高への後押しも活発になってきていると言います。東京都の小池百合子知事は1月の定例記者会見で「都立高校の魅力を高めていく。そこに尽きると思っております」と力を込めた意見陳述をしている。また、都教委は昨年11月から有識者会議で議論を開始。施設や部活動の充実、時代に対応した人材育成がテーマに挙がる。2026年度中に方向性を打ち出す予定だ。担当課長は「生徒たちが通いたいと思えるような学校づくりを進めたい」と話す。国も今月、高校改革の基本方針を発表し、社会で必要な人材づくりに本腰を入れる考えを明らかにしている。

 かつて、200万人を超えた1学年当たりの人口も、やがて70万人を下回る時代が来ることがわかっています。「選ばれる学校」へと公私立問わず、 切磋琢磨せっさたくま が続いていくということです。

※東京都の「進学指導重点校」というのは、都教育委員会が指定する、大学進学実績の向上に重点を置いた都立高校のことで、2023年度からは、日比谷高校、西高校、戸山高校、青山高校、国立高校、立川高校、八王子東高校の7校が指定されています。

※「都立高校改革推進計画・新実施計画(第二次)」(平成31年2月東京都教育委員会)基づき、令和4年4月に都立高校で初めての理数科「創造理数科」が立川高校に設置されました。

 

 

 

校長日誌 定期考査Ⅴが始まりました

2月18日(水)

 本日は、朝から曇りで最高気温12℃、最低気温4℃の予報が出ています。

 本日から考査Ⅴ(学年末考査)が始まりました。1年生は①保健、②数学A、③家庭基礎となっています。2年生は①数学B、②公共、③物理基礎となっています。本校は近年2学期制から3学期制に戻しましたので、3学期の成績は基本今回の学年末考査が大きなウエイトを占めてきます。ただし、3学期のみの成績は表に出ることはなく、終業式に渡される通知表には、学年の成績が示されますので、御理解ください。

 毎日熱戦が続いているミラノ・コルティナ冬季五輪では、今朝報じられた女子パシュートで銅メダルを獲得で、日本の冬季五輪過去最高のメダル数は「19」に達しています。今日以降も、期待される競技がありますので、さらに、メダル数も増えることでしょう。また、高木美帆選手は、通算10個目となるメダルを獲得しました。本当にすごいことであると思います。こうした選手たちの姿が、多くの人に勇気を与えてくれると思います。

 また、フィギュアスケートのペアで、日本勢初の金メダルに輝いた「りくりゅう」こと三浦璃来、木原龍一組が、試合から一夜明けた17日午前、ミラノ市内で記者会見に臨んだ記事がありました。

 今大会では、優勝候補にあげられていた2人でしたが、得意のリフトでミスが出てしまいショートプログラム(SP)5位発進と出遅れてしまい、首位と6.90点差で臨んだフリースタイル(FS)でしたが、結果的には、歴代世界最高得点の158.13点をたたき出しての逆転優勝でした。

 三浦選手は「諦めずに前を向いたことで金メダルにつながった。本当に私たちから伝えたいのは、どんなことがあっても絶対諦めない気持ちを持つこと。本当に大切なことなんだなと」と振り返っています。一方の木原選手は、「僕自身の心は折れてしまっていたんです」と明かし、「コーチから『野球は九回の3アウトが取られるまで試合は終わらない。絶対諦めるな』と。すごく勇気づけられました。次の日、朝から涙が止まらない状態だったんですけど、みんなが本当に僕の心をもう一度奮い立たせてくれました。このオリンピックで、口で言うのは簡単ですが『諦めないことの大切さ』を改めて学びました。」と振り返っています。

 特に勝負の世界では、「諦めない心」ということが、とても重要ですが、それを切り替えたことのすごさが伝わってきました。「まだ終わっていない」「絶対にできる」と言い聞かせたときに、どこまで、自分の気持ちが奮い立つのか、そうしたすごさと、これまで積み上げてきた努力の成果が結果に結びついたのだと思います。奇跡は待つのではなく、起こすものなのだととよく感じました。本当にすごかったと思います。 

 また、本日と明日が埼玉県公立高等学校入学者選抜の志願先変更になっています。本校の倍率については新聞報道等でもご存じのとおり、今年度は1.21倍という前年度までに比べても、かなり低い倍率になっています。この数年間で卒業生の進学先についても、非常に向上していて、行きたい大学への進路実現が叶えられる学校へと変容しています。是非、多くの生徒に来て欲しいと思っています。

 来年度から私立高校でも授業料の無償化が始まります。授業料はなくても他の徴収金はなくなりはせず、逆に増えているという話も聞いています。だた、本校の校舎については古さが否めませんが、昨年度のうちに大規模改修の設計も澄んでいますので、現在はその工事の着工を待っている段階に入っていますので、これから入学してくる生徒の皆さんは楽しみにして欲しいとも思っています。

校長日誌 三寒四温

2月17日(火)

 本日は、明日から定期考査Ⅴ(学年末考査)が始まるため午前授業となっています。その関係で、最終下校時間は17時となっています。また、今朝は小雨交じりで、ほんの少しですが風花も待っていました。天気予報では、隣接するさいたま市で曇り、最高気温8℃、最低気温3℃となり、昨日と比べて最高気温は7℃下がりました。体調の変化には、十分注意してください。

 「三寒四温(さんかんしおん)」という言葉があります。これは、冬の時期に寒い日が3日くらい続くと、そのあとに比較的暖かい日が4日続くという意味の言葉で、寒暖の周期を表しています。この現象は、シベリア高気圧から吹き出す寒気が約7日周期で強まったり弱まったりすることに由来するとされていて、もともとは中国東北部や朝鮮半島北部で冬の気候を表す言葉でしたが、日本では晩秋から早春にかけて使われることが多いです。ちょうど、先週あたりから来週にかけては、このような周期に合致しそうな様子です。

 ミラノ・コルティナオリンピックでは、今朝、フィギュアスケートペアのフリーが行われました。ショートプログラム(SP)5位の 三浦璃来 、 木原龍一 組(りくりゅう)は、フリーで世界歴代最高得点を更新し、金メダルを獲得しました。ペア種目でのメダル獲得は日本史上初の快挙とのことです。“五輪史上最大”の逆転劇ともいわれています。

 前日のSPでは得意のリフトでバランスを崩し、まさかの首位と6.9点差の5位発進と出遅れた“りくりゅう”でしたが、フリーは第3グループの最終滑走に登場し、演技冒頭で高さのある3回転ツイストリフトを決めると、続く3連続のジャンプシークエンス、ショートで失敗してしまったリフトもこの日は安定感抜群でした。さらに、スローの3回転ルッツ、スローの3回転ループも鮮やかに着氷し、後半も息の合った演技で会場を沸かせました。圧巻の演技で滑り切り、リンク上で涙を流しながら喜びを分かち合った2人でした。

 得点は団体でマークした自己ベスト(155.55)を上回り、フリーで世界歴代最高得点となる158.13点をマークし、合計も歴代5位となる231.24点を記録しました。“りくりゅう”が大舞台で4年ぶりに更新したことになります。観客席で見ていた坂本花織選手も迫真の演技に涙を流していました。残り4組の演技を待つ形となったが、最終グループ4組の演技が全て終わり、金メダルが確定すると会場は大歓声に沸き、三浦選手は一瞬呆然となるも、号泣する木原選手と抱き合ったシーンが感動的でした。

 “りくりゅう”は2025年の世界選手権で2大会ぶり2度目の金メダルを獲得し、同年12月のグランプリファイナルでも優勝するなどして着実に実力を発揮してきました。今大会、団体ではショート、フリー共に会心の演技で自己新をマークし、日本の2大会連続銀メダルに貢献しました。そして、個人戦でもついに悲願となる金メダルに輝いた。“りくりゅう”のメダルで、日本は今大会、冬季五輪過去最高のメダル数(北京五輪)「18」に並びました。

 

校長日誌 冬季五輪ミラノ・コルティナ大会「女子スピードスケート」高木選手

2月16日(月)

 インフルエンザが流行する中、本校では先週末から本日まで2年生1クラスが学級閉鎖になっています。明日は考査Ⅴ(学年末考査)前日ですので、午前授業となっています。本日は午前中は晴れていましたが昼頃から雲が広がり、夜間は雨になる予報も出ています。

 第25回冬季五輪ミラノ・コルティナ大会は第10日の15日、スピードスケート女子500mで高木美帆選手が37秒27で銅メダルを獲得しました。高木選手は、この種目で前回2022年北京大会の銀メダルに続くメダルで、今大会は1,000mの銅メダルに続く2個目、通算では9個目となり、夏冬通じた自らの日本女子最多記録を更新しました。

 TVのニュース報道では、3位が確定すると、高木選手はコーチの胸に勢いよく飛び込む感動的なシーンが見られました。同じ銅メダルだった1,000mでは悔しさを口にしていましたが、「500mの銅はまた違う。素直にうれしい」と、抑えきれない笑みが顔いっぱいに広がっていました。

 高木選手は、今大会1,500mでの金メダル獲得を最大目標とする中、今季の国際大会で500mを滑ったのはたった一度だけでした。レース実績で決まる滑走順は、実力者が後半に回り、高木選手は全15組中4組目でリンクに登場しました。高木選手曰く「簡単にうまくいくとは思っていなかった」。それでも、15歳から五輪に出場してきた経験値という大きな武器がある。勢いよく飛び出すと、ミスの少ない滑りで37秒27の好タイムをマークした。

 北京五輪では4個のメダルを獲得しましたが、近年は思うような滑りができず、体の使い方のほか、靴やブレードも替えるなど常に頭を悩ませてきた。ただ、500mは高木選手にとって「頭の中を空っぽにして全力で行く」という種目だということです。無心で滑った中で自己ベストに迫る記録を出せたのは、試行錯誤してきた取り組みが間違っていなかったことの証しでもあり、高木選手は「少しでもよくできる可能性を探り続けた結果の銅」と前向きに評価しました。

 高木選手は15歳で初めて五輪に出場し、「あっという間に終わってしまった」という感想も言っていましたが、現在は31歳となり、自分自身のスプリント力や持久力などが落ちてきていて、そうした葛藤と戦う毎日であったともいます。そうした中で、高木選手が得意とする1,500mへ標準を絞りながら、全力で挑む姿は素晴らしいとしか思えません。あと2種目ですが、ベストを尽くしてほしいと思います。

 今回の冬季五輪では、スノーボードハーフパイプの平野歩夢選手が4度目のオリンピックに挑戦し、骨盤の骨折という大ケガを抱えながら7位入賞しました。ケガの影響で左膝の感覚がないなどの報道もある中で、難易度の高い技にチャレンジする姿等は感動するものでした。残りの競技も、日本チームに頑張って欲しいと思います。

 

校長日誌 定期考査Ⅴ1週間前

2月12日(木)

 昨日は、午前中まで雨が降りましたが、期待されるような降水量ではなく、水不足の解消には程遠い結果となりました。今後、日本列島上空に寒気が入る見込みはあまりなようで、週末の日曜日には最高気温17℃の4月中旬の気候が予想されています。

 また、2月18日(水)から始まる定期考査Ⅴ(学年末考査)の1週間前になりました。原則部活動も公式戦前等でなければ活動はしませんので、勉強に集中をしてください。本校の定期考査Ⅴ(学年末考査)は、2月25日(水)には終わってしまいますので、3学期に入ってからここまでのとても短い範囲での考査ですので、ポイントを絞ってしっかり確認をしてください。

 TVや新聞で連日報道されている第25回冬季五輪ミラノ・コルティナ大会で、スキージャンプ混合で日本チームが銅メダルを獲得しました。記憶にある人も多いと思いますが、前回北京大会では、今回も出場した高階沙羅選手がスーツに規定違反で1回目のジャンプが失格となり、日本チームは4位となってしまいました。悪夢のような出来事だった。

 このことに試合直後に触れられると、高階選手は「あの時、一緒に飛んだ(伊藤)有希さん、(佐藤)幸椰さんと取ることができなかったメダルを取らせていただいた。自分の取ったメダルではない」と落ち着いた調子で話したと報じられました。4年間の苦悩の時が、これでひと段落したのではないでしょうか。

校長日誌 恵みの雨

2月10日(火)

 本日は熊谷気象台によるとアメダスの設置されているさいたま市は晴れ、最高気温10℃、最低気温-4℃の予想が出ていますが、明日は雨になる予報が出ています。1月2日以来の降雪が昨日ありましたが、雨量としてはほんのわずかなものでした。もう少し、しっかりと雨が降ってくれないと先日も書かせていただきましたが、利根川水系の9つのダム・貯水池の2月10日0時現在の貯水率は40%となっています。1月29日の際には45%でしたので、さらに、5%減少しています明後日以降は最高気温も12から14℃程度となり、3月から4月の気候になるようです。杉等の花粉も心配です、明日はしっかり雨が降り、恵みの雨となってくれればと願うばかりです。

 また、本日15時過ぎになり「令和8年度埼玉県公立高等学校入学者選抜に関する情報」が埼玉県のHPで公開されました。本校の志願倍率は1.21倍(昨年度1.48倍)と近年見たことのない倍率となりました。事前には私立高校の授業料無償化が公立高校の倍率にも影響があるのではとも言われていましたが、選択問題実施校での倍率低下は本校のみが際立っていますので、この結果を真摯に受け止めて、今後の教育活動に還元したいと思います。

校長日誌 理科教育研究発表会(高等学校の部)

2月9日(月)

 土曜日2月7日の夜から雪が降り始め、昨日2月8日の昼頃止みました。1月2日以来の降雪となり、とても寒い週末でした。今朝も6時頃自宅を車で出て、途中吉見町や川島町の田んぼの中の道路を走行してくるのですが、周囲が雪原のような状態で、車外気温計は-7℃を表示していました。国道254号線に出て川越市内に入ったころには、-3℃になりましたが、それでも肌寒く、学校について敷地内を見て回りましたが、グラウンドの周辺と近隣の畑に雪があるだけで、大きな被害もなく一安心でした。

 また、2月7日(土)は埼玉大学を会場に理科教育研究発表会を開催しました。午前中はポスターセッションを行い、午後はパワーポイント等を使っての口頭発表を行いました。ポスターセッションでは、物理分野20件、化学分野28件、生物(動物)分野30件、生物(植物)分野10件、地学分野27件の計115件の発表がありました。口頭発表では、物理分野13件、化学分野13件、生物(動物)分野10件、生物(植物)分野2件、地学分野6件の計44件の発表がありました。全体で400名以上の高校生が参加して、高等学校の教員、埼玉大学からの各分野の指導者の先生方、そして、埼玉大学の大学院生が参加して、研究発表する高校生の説明を聞いて、多くの質問などを投げかけていました。

 私は、高等学校理化研究会の会長をさせていただいていますので、開会式に挨拶をさせていただきました。

 また、閉会式では参加生徒への表彰と来年度埼玉県代表として秋田県で開催される第50回全国高等学校総合文化祭へ出展する5組の高校生への表彰も行いました。

 私の開会式でのあいさつの概要は以下のとおりです。

 皆さん、おはようございます。只今ご紹介にあずかりました埼玉県高等学校理化研究会の会長をしております埼玉県立川越南高等学校校長の石川です。

 本日は「埼玉県高等学校理科教育研究発表会」に参加いただき、ありがとうございます。始めに今年度も会場をお貸しいただきました埼玉大学の皆様に感謝するとともに、お忙しい中、参加いただきました坂井学長様、そして、各分野で指導講評をしていただける先生方、そしてTAとして参加していただける埼玉大学の大学院生の皆様に改めて感謝いたしたいと思います。

 会場にいる大勢の高校生の皆さんの表情から、今日の発表に向けた期待と緊張、そして科学へのまっすぐな好奇心が伝わってきます。まず、この日のために探究を続けてきた皆さん、そして支えてこられた先生方や関係者の皆さまに、心より敬意を表します。

 さて、世界中の科学者の努力が結実した2025年のノーベル賞が発表され、日本からは、大阪大学特任教授の坂口志文氏がノーベル生理学・医学賞を、京都大学特別教授の北川進氏がノーベル化学賞をそれぞれ受賞しました。日本人研究者の同年ダブル受賞は2015年以来10年ぶりです。坂口志文氏は、免疫応答を抑制する仕組みの発見、特に制御性T細胞の発見と機能解明が評価されました。北川進氏は、気体を自由に出し入れできる金属有機構造体(MOF)の開発が評価されました。

 北川先生は、金属イオンと有機分子を組み合わせ、ナノレベルの微細な孔を自在に設計できる新しい材料を世界に先駆けて開発しました 。このMOFは、気体の吸着・貯蔵・分離、さらには環境問題の解決にもつながる応用が期待され、今では世界中で10万種類以上が研究される巨大分野へと成長しています。

 しかし、北川先生の道のりは決して順風満帆ではありませんでした。若い頃、先生が注目したのは「ありふれた銅の性質」でした。そこから、常識では「存在しない」と考えられていた新しい化合物の可能性を見いだし、半世紀にわたる挑戦の末にMOFの開発へとつながったのです 。当時の学説に反する研究は批判も多く、実験は失敗の連続。しかし先生は、自然が示すわずかな“違和感”を見逃さず、仮説と検証を積み重ね続けました。

 北川先生が大切にしてきた言葉に、「運・鈍・根(うん・どん・こん)」があります。

  “運”──偶然の兆しをつかむ力

  “鈍”──常識や批判に流されない粘り強さ

  “根”──あきらめずに続ける根気

この三つが、世界を変える発見を生むと先生は語っています。さらに、北川先生は、教え子が教授になる際、信楽焼のフクロウに「運鈍根」を記して渡すそうです

 さらに、北川先生は若い世代に向けて「チャンスは祈るものではなく、周りの人と協働しながら作り上げていくもの」と語っています。科学は一人で完結するものではなく、仲間や指導者、環境との相互作用の中で育まれるというメッセージです。

 今日ここにいる皆さんも、探究活動の中で、思い通りにいかない実験や、予想外の結果に悩んだ経験があると思います。しかし、それこそが科学の本質です。北川先生の研究も、失敗の積み重ねの中から生まれました。失敗は、挑戦している証であり、次の発見への入口です。

 また、北川先生がMOFの研究を始めた当時、その材料が将来どれほど社会に役立つかは誰にも分かりませんでした。しかし先生は、自分が「面白い」と感じた現象を追い続けました。その好奇心こそが、世界を変える研究へとつながったのです。皆さんも、どうか自分の興味を大切にしてください。「役に立つかどうか」よりも、「知りたい」「面白い」という気持ちが、皆さんを未来の発見へと導きます。

 こうして、皆さんの前で話をするのも最後だともいますので、自分の経験も少しだけ、話させてもらいます。皆さんは米国のNASAが2011年まで運用していたスペースシャトルのことは知らないかもしれませんね。

 まだ、私が高校で化学を教えていたころ、平成15年(2003年)に現在のJAXAですが、当時はNASDAと言っていました。そこで、高校生に対してスペースシャトル内で約14日間の低重力下において、STS-107タンパク質結晶成長実験として「蒸気拡散法による微小重力実験最適化条件の検証」という実験テーマが示されて、全国の高校生が応募参加をしました。当時、浦和第一女子高校で、化学部の顧問3人と生徒13人で参加して、最初に全国で6校に選ばれて、スペースシャトルの中で検証する実験条件を2つ提出しました。そして、スペースシャトル「コロンビア号」内の実験モジュールで操作をしてもらい、地球へ帰還後の結果を検証したうえで、最終順位が決まるというものでした。しかし、「コロンビア号」が地球に帰還するために、大気圏に再突入した2003年2月1日午後11時頃、コロンビア号が爆発四散してしまうという大事故が発生してしまいました。そのために、最終順位は出されず、再度、全国の高校に「タンパク質結晶成長実験」についての募集があり、数か月かけて応募をして、全国で1位になったということがありました。

 この時、研究にかかった期間も長かったですが、それぞれの結果を提出する締切の2~3週間前のデータの取りまとめや結果の考察がとても大変であったという記憶があります。都合、3回そうした取り組みを行い、時間がいくらあっても足りないと感じたことがありました。しかし、中心になって取り組んでいた10人の生徒が決してあきらめることなく取り組んでいましたので、そうした結果が得られたのではないかなと思っています。

 本日の発表会では、皆さんが自らの問いに向き合い、試行錯誤しながら得た成果が披露されます。発表する人も、聞く人も、互いの研究から刺激を受け、新しい視点を得る機会になるはずです。科学は対話と協働の中で発展します。ぜひ積極的に質問し、議論し、学び合ってください。

 最後に、皆さんに一つだけ伝えたいことがあります。それは、「挑戦を楽しんでほしい」ということです。北川先生も、研究人生を振り返りながら「挑戦を楽しめ」と語っています 。挑戦の先に、皆さん自身の未来が広がっています。本日の発表会が、皆さんの探究心をさらに深め、科学の面白さを実感する一日となることを願っています。どうぞ最後まで楽しんでください。本日は、よろしくお願いします。