校長日誌

2026年3月の記事一覧

校長日誌 週末の暖かさで桜も満開へ

3月30日(月)

 この週末の暖かさで、本校周辺のソメイヨシノの花芽も多くが開花をしました。本日も天気予報では、曇り最高気温21℃、最低気温12℃という予報が出ていました。

 このまま4月下旬の暖かさが続くようですと、入学式まではソメイヨシノの花も残らないかもしれません。入学後の最初のクラス写真に桜の花があると、彩もよいものになるのですが、今年はどうなるでしょう。

 こうして、私が校長日誌を書くのもあとわずかとなりましたので、この数年間の川越南高校の進学状況が大きく向上してきたことに触れてみたいと思います。

 以前から、何度も示してきましたが、進路指導部で「長期記憶化」「7時間睡眠」「全教科学習」という三大指針を示してくる中で、様々なものが変化してきた結果であると思います。「長期記憶化」は、一度身に付けた記憶を長期的に維持することです。そのためには、一夜漬けのようにして小テストをクリアし続けていても、その場限りですぐに記憶から消えてしまいます。中間考査や期末考査のようなもう少し、範囲の長いものではどうでしょうか。それでも、1カ月から1カ月半くらいのスパンの記憶ですから、とても長いと言えません。これでも、やはり、短期的な記憶の部類に入ると思います。

 そこで、役に立つのは、模擬試験です。定期考査に比べて、出題範囲が広くなります。そして何よりも国語や英語で出題される範囲のリード文が全く知らない未知のものが使われるということです。例えば、古典や英語などの定期考査のように、あらかじめ知っているリード文で出題されると、もともとの文章訳を知っているわけですから、何となく答えもわかってきます。しかし、全く知らない文章で出題されると、自分の身に付けている知識から、文章自体を解釈する必要が出てきます。当然正しい知識がないと、正確な解釈ができません。つまり、これまで授業で学習してきた内容をしっかり理解をして身に付けていないと、そこから、応用することもできなくなってしまいます。模擬試験の機会に自分自身がどれだけの知識を理解して、自分自身の学力として身に付けているかが問われているのです。

 本校では、模擬試験を実施して返却後に、模試のフィードバックが行われます。そして、次回の模試の目標点数や目標偏差値を自分で決めていきます。当然今回、目標通りの結果を出すことができた人は、自分の努力が結果に結びついているのですから、今のやり方を踏襲していけば次回も同じような結果が得られるかもしれません。しかし、今回、十分な結果が得られなかった人は、原因を追究して、次回までに改善していかなくてはなりません。そこで、どうするのかで大きな差がついてくるのだと思います。一人ひとりが自分自身を見つめ直して、何かを掴んでいかなくてはならないのだと思います。

 今から、20年位前に「堀川の奇跡」と言われた京都市立堀川高校の教育研究大会を見学することができました。その時、事前に自分の高校の教頭先生から堀川高校の教頭先生にお願いをしてもらい、特別に堀川高校の進路指導の取組について、進路指導主事の先生に説明していただく機会を得ることができました。しかし、直前に他校の先生方にもそのことが発覚してしまい、大勢の先生方の前で説明していただく研修会のようになってしまったことを今でも思い出します。ただその中で、堀川高校では、年4回の定期考査がない月に1回ずつ、年間8回の模擬試験を行っていて、その結果を分析し、各教科では経年変化を基に、今年の生徒は何が得意で何が苦手なのかを分析して、そのことを普段の授業にフィードバックしているということにも、驚かせられました。でも、そうやって、客観的な外部基準を基にした学力を基準にしていくことで、自分たちが教えている生徒たちの学力がどのくらいのものなのかがわかり、今後の授業の改善に繋げられるというのです。そのとき、受けた衝撃は管理職に成った今でも忘れられません。同時に、私は化学の教員だったので、1・2年生の模擬試験は、基本的に英数国の三教科が基準なので、うらやましいと思っていました。理科・地歴公民は3年生にならないの模擬試験の対象にすらなっていなかったからです。だからこそ、進学校で担任をしていた時は、1・2年生のうちに英数国の土台となる学力をつけるように言っていたことも思い出しました。

校長日誌 目標達成シート

3月27日(金)

 本日は曇りのち晴れ、最高気温18℃、最低気温8℃の予報が出ていましたが、日差しが出るとかなり温かく感じました。先日報じた学校周辺のソメイヨシノもつぼみを膨らませ、かなり花も咲いてきました。あと少しで、満開へといったところです。

 また、新学期に向けて先生方も様々な準備を始めています。私も3年間お世話になった校長室を片付けていると、令和5年度の夏休み明けの全校集会で話をしたドジャースの大谷翔平選手が花巻東高校の1年生の時に書いた「目標達成シート」(俗にいうマンダラチャート)のコピーが出てきました。実際に高校1年の大谷選手はどのように作ったのかを見ると「8球団からのドラフト1位指名」を達成することを目標にしています。そのために必要な要素を8つ書き出していて、それが、「体づくり」「人間性」「メンタル」「コントロール」「キレ」「スピード160キロ」「変化球」「運」の8つです。この8つの項目を満たすために必要な要素をさらに8つずつ記入して「目標御達成シート」を完成させていました。実際のシートは皆さんで検索してみてください。

 例えば、「運」を満たすためには何をすればいいか。当時の大谷選手は、「あいさつ」「ゴミ拾い」「部屋そうじ」「道具を大切に使う」「審判さんへの態度」「プラス思考」「応援される人間になる」「本を読む」の8つをあげています。高校1年生で、肉体的そして精神的な成長以外にも「運」の大切さまであげています。「ゴミ拾い」というのは、憶えている人も多いと思いますが、大谷選手がエンゼルスに入団した当時は一挙手一投足にも注目され、テレビ中継でグラウンドに落ちている小さなごみをさっと拾って、ポケットに入れる様子が時々映し出されていました。こうしたことを、当時から心掛けて、今も実践しているのです。

 また、当時の大谷選手が語っていたのが、目標達成シートはなるべく具体的に、少し高い目標を記入しているそうです。中央に書いた「8球団からのドラフト1位指名」という目標は、一見すると現実離れした目標とも捉えられますが、その目標を達成するために必要な要素を分解して、現実的な道のりを作っています。もちろん、一気にこれらを達成するのは厳しいですが、より具体的にして現実的な手段に落とし込むことで目標を見失わず目標に近づくことができるのです。

  当時花巻東高校の野球部で取組んでいた「目標達成シート」を紹介したのは、生徒の皆さんが川越南高校へ入学して、それぞれが3年間の高校生活を始めました。この3年間の先に持っている「目標」「目的」を明確にして、その実現に向けて、自分自身は何をするのかを考えて欲しいと思ったからです。

 こうして、皆さんに向けて、いろいろなことを発信できるのもあとわずかとなりましたが、特に高校生の皆さんにはいろいろなことを考えて、実際に行動して欲しいと思います。一人ひとりが、自分自身の可能性を信じて、限られた時間を有効に活用して欲しいと思います。今というこの瞬間を大切にしてください。

校長日誌 桜の開花を促す雨

3月26日(木)

 本日は朝から雨が降り、雨のち曇り、最高気温14℃、最低気温9℃の予報が出ています。

 昨日、学校周辺のソメイヨシノの様子をお知らせしましたが、この雨が上がると最高気温の予想が20℃前後となりますので一気にソメイヨシノの開花が進むと思います。第52期生の入学式が4月8日ですので、周辺のソメイヨシノの花が残ってくれていれば、クラス写真を撮る良い背景になるので、祈りたいと思います。

 

校長日誌 学年末休業へ

3月25日(水)

 昨日、3学期終業式を終え、本日から3月31日までは学年末休業となります。朝から雲が広がり、最高気温14℃、最低気温9℃、午後からは雨の予報も出ています。

 埼玉県では気象台のある熊谷市で3月23日に桜の開花宣言が出されました。本校は、正門前(正確には川越市の土地です)から隣の大東中学校に向かってたくさんのソメイヨシノが植えられていて、徐々にですが花が咲き始めています。

 本校は、正門から見ると大東中学校の校舎がみえていて、校門をとおって旗竿地をずっと進んで、校舎やグラウンドがみえるという構造になっています。これは、本校より20年ほど開校が先の大東中学校が完成した後、川越南高校が後から完成したため、そのような配置になっています。それでも、本校は後から第2グラウンドが増設されていますので、敷地面積としてはかなり広くなっています。

 さらに、校舎と第一グラウンドがある敷地と第2グラウンドの間には、入間川に合流する赤目川という小さな川があり、その周りと第2グラウンドにはたくさんのソメイヨシノが植えられていて、これから、満開に向かって花が咲き始めると思います。

 部活動も午前中には、体育館で男子バスケ部が坂戸西高校と、女子バスケ部が朝霞高校と星野高校と練習試合を行っていました。第1グラウンドでは野球部が八潮南高校と練習試合を行っていました。

 練習試合も公式戦に向けての調整です。練習の中で取組んできたことが、実践に近いゲーム形式の中で、どこまでの精度で使えるのかを試す場であると思います。私も30年以上前に練習試合をするときには、常に現在のベストメンバーが一枚欠けたときや二枚欠けたときを考えて、練習試合に臨んでいました。また、それぞれのゲームの結果ではなく、練習で取組んできたことが、課題としてどこまでできているのかということを常に考えてやっていた気がします。それでも、公式戦になれば、選手は緊張しますので、それぞれのプレイの確率は当然下がってくると思います。そうした中で、どこまで準備ができるのかが、普段の練習であり、練習試合なのだと思います。そして、選手はどうしても自分中心の主観的な感覚で判断しますので、監督が客観的かつ冷静にどう判断していくのかが大事だっとと思い、チーム作りをしていたなと思いだしている限りです。

校長日誌 3学期終業式

3月24日(火)

 本日は晴れのち曇り、最高気温18℃、最低気温9℃の予報が出ています。

 1・2年生は、1限に教室・下足移動を行いました。2限は、体育館に集合して、3学期終業式を行いました。

 終業式は、校歌斉唱を行った後、校長講話、生徒指導主任講話、進路指導主事講話を行いました。終業式終了後は、表彰を行い、高英研主催のスピーチコンテスト、ギター部、女子卓球部、書道部、美術部、弓道部の生徒が順番にステージに上がって、表彰を行いました。

 

  校長講話の概要は以下のとおりです。

 おはようございます。校長の石川です。3月11日に49期生の3年生が卒業して、1・2年生のみの期間となり、体育館いっぱいいた生徒が、2/3の約700名となって、少し寂しい気もします。皆さんにとって、この1年はどんな年だったでしょうか。

 49期生の卒業証書授与式の式辞の中でも話しましたが、高校時代が皆さんの夢の土台作りの前期だとすれば、大学時代は、夢の土台作りの後期です。土台は広ければ広いほど、その上に高く、独創的な建物を築くことができます。皆さんの将来を考えると、この基礎となる土台作りが大切になります。

  ここで、一つお話をします。

 皆さんは「守破離(しゅはり)」という言葉を知っていますか。昨年度中に一度話したことがあるので、2年生は知っていると思います。

 「守破離」というのは、「剣道や茶道などで、修行における段階や修行の過程を示したもの」と言われます。「守」は「師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける基本の段階」と言われ、「破」は「他の師や他の流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させるなど自分で考え工夫する自立の段階」と言われます。最後の「離」は「一つの流派から離れ、独自の新しいもの・世界を生み出し確立させる創造の段階」であると言われていて、守破離と段階を踏んでいくことによって、基本から応用、そして、発展させて、新たに創造するように成長していくことを表します。

 例えば、この考えを川越南高校の学年に当てはめてみると次のようになります。

 1年生:「守」は、「川南生の型を身につける」と言ことになります。つまり、勉強・部活動・学校行事の場で多くのことに挑戦して、川南生の基本を身につけるということです。1年生として入学したばかりの時は、中学校の時と違って、勉強も急に難しくなったのではないでしょうか。毎週出される課題の量も、きっと最初は多すぎると思ったのではないでしょうか。でも、2年生、3年生になって基本的な力が身についた人にとっては、あれが、基本を身につける段階であったのだなと思うのではないでしょうか。

 2年生:「破」は、「自分自身に挑戦して「自立」する川南生へと成長する」という時期です。1年生で身につけた基本を土台にして、様々なことにチャレンジして、自分自身を高める経験を積み重ねる、そんな時期です。勉強に向き合い、川南での様々な活動に全力で取り組むことで、自ら考え学ぶ「自立」する姿勢を身につけることで、自分自身を一回り大きく成長させていく時期です。

 3年生:「離」は、「川南3年生として「自立」して、自らの将来を自ら切り開く」という時期になります。仲間とともに主体的に学び合う中で、自らの進路を実現するために必要な知性と志を身につけることで、卒業後の世界に向けて、一層自分自身を高めていこうとする時期ではないでしょうか。

 この中で、私が一番大切だと思うことは、fundamental(基本)だと思います。土台の基本になる基礎がしっかりしていないと、土台自体が崩れてしまいます。勉強はもちろんですが、運動もそうだと思います。

  今から25年くらい前、私が白岡高校に勤務していたころ、学校改革の一環で、部活動の強化として男子バスケットボール部でインターハイ出場経験のある先生が異動してきて、4年でインターハイに出場しました。その時の生徒たちが、1年生の夏休みに神奈川県に合同合宿に行ってきたので、どうだったと聞いたところ、「練習が半端ないです。フットワークでさえ、足の裏が熱くてたまらなかったし、これが本当の練習なのだと思いました。」と言っていたことが、印象に残っています。バスケットボールの動きの基本であるフットワークを徹底して、身に付けることで、あれだけ、基本に忠実な動きができるのだということが、よくわかりました。これは、どんな競技についても言えるのではないでしょうか。

 また、その先生に普段の練習が、トレーニングを除くとほぼ2時間で終わるので、「人数も多いのに少し練習時間が短くないのですか」と質問したことがありました。すると「ばか。お前は練習の強度ということを考えていないのか。俺の練習は、常に試合を意識して、同等の強度とスピードでやるから、2時間が限界なんだ。これ以上伸ばして、怪我をされたら困るし、長いからといって、手を抜かれたら、練習の意味がなくなるんだよ。それに、部活ばかりやって勉強ができなくてもだめなんだよ。」と言われ、自分の練習に対する甘さに気づかされました。ここにいる生徒の皆さんも、普段の練習の中で、練習の強度ということを意識してみてはどうでしょうか。

  4月8日になると新入生の52期生358名が入学してきます。2年生は最上級生へ、1年生も先輩です。それぞれが周囲の模範となれるような上級生になってください。そして、自分自身の夢や目標の実現に向けて、限られた時間を有効に活用してください。時間は誰にでも平等で、1日は24時間です。この時間をどのように有効活用して、自己研鑽に向けるのか。それを決められるのは、自分だけです。感受性豊かで、いろいろなものを吸収することができるこの時代をどう生きるのか、是非もう一度考えて、実行してみてください。

 自分自身の可能性を高められるかどうか、その答えは皆さんの胸の中にあります。あとは、それに気づいて、どのように取り組むかだけです。皆さんの成長を期待しています。私からは以上です。

校長日誌 「春分」を過ぎて

3月23日(月)

 先週金曜日の3月20日が今年の春分の日です。つまり、二十四節気の「春分(しゅんぶん)」にあたります。期間でいうと今年は3月20日(金)から4月4日(土)までとなっています。

 「春分日」とは天文学の言葉で、太陽が春分点を通過する瞬間を含む日を指します。

 太陽の通り道を黄道、地球の赤道を天まで延ばしたものを天の赤道といいます。黄道と天の赤道は2点で交わり、その2点を春分点秋分点といいます。そして、太陽が春分点の上を通過する瞬間を春分といい、春分点の上を通過する瞬間を含む日を春分日というのです。

 また、1年は365日ですが、地球が太陽の周りを1周するのに約365.2422日かかります。このわずかなずれが積み重なっていくことで、「春分の日」の日にちがずれていくのです。ただし、このずれはうるう年によって定期的に解消されます。

 先週、東京で桜の開花宣言がありました。これから、時々、雨が降る日もはさみながら、春に向かって一気に陽気も変わっていくと思います。

 本日は、1限はリモート形式で「情報セキュリティ講演会」を実施しました。県教育委員会で作成した情報セキュリティに関する動画を全クラスで見て、確認をしました。2限は、1年生はLHR、2年生は学年集会を行いました。3限は大掃除を行いました。

 また、14時30分から新3年生進路保護者会を2学年の各教室を会場に実施しました。説明は進路指導主事の櫻先生と学年進路の高塚先生の説明で進行しました。この春卒業した49期生の大学入試結果や特別選抜結果、模擬試験の成績推移の学年比較についての説明をしました。

 保護者の皆様にお願いしたいこととして、次の5つのことをお願いしました。

 ①安易に妥協させない  ②学校にしっかり通わせる  ③模試の全員受験に御協力を

 ④進路決定の流れを把握する  ⑤費用の把握と準備を

 その後、各進路の決定までの流れについて、一般就職、公務員、専門学校、大学・短大・専門職大学について、時期的なものから順に説明をしていきました。明日は、3学期終業式です。新3年生にとっては3年生0学期の終業式なのです。今こうして、のんびりするのではなく、今できること、やらなくてはならないことを見つけて、取り組んで欲しいと思います。

 人は自分の生まれる家を選ぶことはできません。また、生まれ持った能力を選ぶことはできません。でも、誰でも1日当たりの時間は同じ長さ24時間になります。その時間をどう活用するのかは、一人ひとりの才覚にかかってきます。勉強に費やせる時間は、人それぞれになると思います。その時間を有効に使えたかで、皆さんの高校卒業時の満足度は大きく変わるのではないでしょうか。今何をすべきなのか、考えて行動に移してほしいと思います。

校長日誌 入学許可候補者説明会

3月19日(木)

 本日は朝から上空には雲が広がり、天気予報では曇り、最高気温21℃、最低気温10℃となっています。

 1年生は、学年集会とLHR、2年生は総合的な探究の時間で取組んできたクラスの代表による探究活動発表会をリモートで行いました。SDGsと修学旅行で訪問した沖縄のことについて調べ、また、沖縄でも民泊の家庭などから聞き取ってことなどを含めて、各グループで特徴のある発表を行っていました。会場の関係で、リモートで行っているため、聞き手と直接アイコンタクトなどもできないことが残念ですが、どの発表者も落ち着いた様子で説明できていたと思います。

 また、午後は本校体育館で先日合格発表になった入学許可候補者の皆さんと保護者の皆さんにお越しいただき、入学許可候補者説明会を実施します。開会前に教科書販売で来年度使用する教科書を購入していただきました。次に体育館で提出書類の回収を行い、13時30分から説明会が始まります。次に来校してもらのは、4月8日の入学式になりますので、漏れがないように確認をお願いします。

 説明会終了後は、部活動見学会と得点開示を行っていますので、有効に活用して欲しいと思います。

校長日誌 小論文対策講座と模擬試験振り返り

3月18日(水)

 本日は朝から厚い雲が上空を覆い曇り、最高気温16℃、最低気温9℃の予報が出されています。

 1・2年生は、学年ごとにリモートで小論文対策講座についての講義を受けました。その後、先日実施したベネッセの模擬試験について、1年生は学年の進路の先生から、2年生はベネッセコーポレーションの方から、振り返りについてリモートで説明がありました。先日も触れましたが、知識の「長期記憶化」については、一夜漬けの短期間学習では身につくものではありません。ある一定のスパンで繰り返し、繰り返し学習をしていくことで定着していくものです。ですから、目先の勉強だけではなく、先を考えた勉強をしていくことが有効であると思いますので、各自で工夫をして取り組んでみてください。

 また、昨日読売新聞の記事から、大学の評価を活用して高校生などが大学選びに参考にできるような制度を作っていることに触れました。私が20年くらい前に最後に担任をした時のことを思い出して、どのような指導をしたのかに触れたいと思います。

 南部地区のある女子高校でしたが、比較的現役志向は高かったと思います。当時、理系のクラスを担任していて、まだ、薬剤師の資格が取れる薬学部は4年生でした。そのため、クラス内で4,5名は私立薬学部の指定校推薦を活用していたと思います。その際に、私立大学の指定校推薦というのはこの学校の卒業生がどのくらい進学しているのか等で決まり、卒業までの4年間は成績なども追跡されていることも説明しました。国公立大学の公募制推薦は、出願条件がクリアできていれば、1回チャンスが増えるくらいの気持ちで、チャレンジをしてもいいと思う。

 また、国公立大学と私立大学の大きな違いは、例えば4年生になった際に配属される研究室で教員1名に対して生徒が何名くらいになるのかということも話しました。国公立大学が教員1名に対して3,4名程度なのにの対して、私立大学は十数名というのが一般的といわれていること。国公立大学の一般受験では、センター試験と二次試験の合計で合否が決まるし、その際の一次と二次の配点比も大きな影響がある。さらに、二次試験で活用する科目に対しては、二次対策を中心で勉強をして、センター試験のみの科目については、センター対策をメインにするべきである。

 そうした中で私は「要は、自分が何をしたくて、何を学びたくて大学学部学科を選んで、一番行きたい大学があなたに取って一番いい大学なのではないかと思う。中途半端に妥協して、行きたくもない大学に行ったら、一生後悔すると思う」などということを言っていた記憶があります。

 その結果、自分の担任していたクラスでは、国公立大学を希望する生徒がかなりの割合を締め、今でいう所のGMARCHやT理科大などが合格しているにもかかわらず、一浪した生徒が19人いたことは今になっても忘れることができませんでした。その後は、ほぼ全員が一浪で第一志望の大学へ進学してくれましたので良かったと思っています。

 そうやって進学した大学であるならば、自分自身の満足度も高く、入学しただけで燃え尽きてしまうことなく、充実した大学生活を送れるからです。さらに、理系分野で研究職を目指すのであれば、大学院進学は必須ですので、そこで、ステップアップを図ればいいからです。

 

校長日誌 教科書販売・写真撮影等

3月17日(火)

 本日は晴れのち曇り、最高気温16℃、最低気温7℃、朝から風もなく穏やかな日になっています。

 1・2年生は、来年度用の教科書販売と個人写真撮影を行いました。新年度に向けての準備が始まっています。生徒の皆さんもこの時間を有効活用するように工夫をしてみてください。

 3月15日の読売新聞の朝刊に「大学学部ごとに質を「三つ星」から4段階で評価へ…入学後の成長を重視、「要改善」なら助成金減額などペナルティーも」という見出しの記事が掲載されていました。これは、文部科学省が導入を目指している、国公私立大学の学部ごとに教育の質を評価する制度の概要案であるそうです。入学後の学生の成長や卒業後の評判などに基づき、最高ランクの「三つ星」から「要改善」までの4段階で評価結果を示すもので、少子化が急速に進む中、受験生が入試偏差値ではなく、教育内容で大学を比較できる環境づくりを急ぐためのものだというのです。

 新制度では、大学入学後の教育による学生の成長を重視する。大学があらかじめ学部ごとに設定した、学生が卒業までに身につけておくべき資質や能力に基づき、授業の成績など学修状況や、成長実感や教育への満足度に関する学生調査結果、就職率などの指標を用いて第三者機関が評価付けを行うとしています。さらに、教育成果の度合いに応じて、3~1の星を付与する。法令で定められている最低限度の水準にも達していなければ「要改善」とする。高評価を得た大学には国からの助成金を増やす一方、「要改善」評価の大学には減額などのペナルティーを科すことも検討するとも言っています。いずれにしても、生徒が大学の学部・学科を選ぶ際の有効な基準になればと思います。

 高等学校でも、例えば年間2回程度、生徒が受けている授業科目に対して授業評価を行っているところもあります。私も南部地区にある進学校の女子校に赴任した時、年2回の授業評価がありました。その学校では、クラスごとの授業評価と自分が担当している科目全体の平均値も示されていました。自分自身の授業は生徒からどの様な評価を受けるのかを真摯に受け止め、1回目の評価で課題があれば、自分なりの工夫を取り入れた結果、2回目の授業評価がどう変わるのだろうかを考えながら、授業を組み立てていった記憶があります。

 また、毎年、進路指導部から教科に配られる旺文社の入試問題正解が発売されると、すぐに書店に行き、個人でも1冊購入して、全ての「やや難」という評価のついている問題を解き、補習に向けて、プリントの問題の入れ替えなどを行っていたことも今では懐かしく思います。

 

 

 

校長日誌 卒業生による進路懇談会と探究活動発表会

3月16日(月)

 本日、1年生は①進路懇談会、②③総合的な探究活動発表会、2年生は①②進路懇談会、③LHRとなっています。

 先週、卒業証書授与式を終えた卒業生50名以上が来校しました。

 1年生は、1限の時間を使って、リモートで卒業生から進路決定に向けて、2年生に進級する時期にどんなことを考えて、どんなことを行っていたのかや、そのことについての自分なりの感想などを語ってもらいました。

 2年生は、2・3年生の教室を活用して、学部学科別に分かれて、各自の興味のある分野について、卒業生の体験談を聞くことができました。2年生の3学期は「3年生の0学期」とも言われていて、進路決定に向けての準備を始める時期であるとも言われています。卒業したばかりで、進路決定向けて取組んできた記憶が鮮明に残っている卒業生の実体験を聞くことで、今後の各自の進路決定に生かして欲しいと思います。

 また、1年生は2限以降は体育館へ移動して、これまで「総合的な探究の時間」に取組んできた探究活動について、各クラスの代表の発表を行いました。1年生は、地域に関するSDGsに関する課題などについて、テーマを決めて、各グループでその地域の課題を取り上げて、その解決に向けての方策などを発表しました。

 ちょうど、私が見学に行った際には7組の代表グループが、飯能市の「西川材」についての発表をしていました。

 「西川材」というのは、江戸時代の頃、盛んに江戸の街で用材として使われ、当時は川を筏にして、水運で木材を輸送していました。この地域に「西川」という地名は無いが、「江戸からみて西の川から運ばれてくる木材」という意味から、「西川材」と呼ばれ、その材が生産される地方を、「西川地方(西川林業地)」と呼ぶようになったといわれているということでした。発表者からは「西川材」の知名度の調査などを他の生徒から直接アンケートを取って、その結果についての考察や、発表時にはクイズを出して「新国立競技場」の屋根材にも使用されていることを発表していました。こうした地域の特産品をどのように多くの人に周知をして、さらに使ってもらうのかを考えさせられる発表でした。